今日の給食

今日の給食

4月18日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、チキンハンバーグ玉ねぎソース、くきわかめのサラダ、じゃがいもの味噌汁です。

今日はメニュー「ハンバーグ」に注目します。

ハンバーグは昔から子どもたちに人気のメニューですね。

子ども1,200人に聞いた「小学生が好きな食べ物ランキング」(2024年 学研教育総合研究所)によると、ハンバーグは6位です。

6位というのも、焼き肉(7位)より上なのです。立派な上位だと思います。

因みにここまで言ったら、さらに上位が気になると思います。5位はカレーライス、4位はフライドチキン・唐揚げ、3位はポテトフライ、2位はラーメン、1位はお寿司でした。

しかしながら、私のような昭和世代からすると、2024年現在の小学生にとって、ハンバーグが6位というのは少し意外でした。

昭和・平成時代の小学生のアンケート(20代~60代の1,000人に聞いたアンケート「自身が小学生だった頃に好きだったメニューは何ですか」〈2023年 ぐるなび調べ〉)では、ハンバーグが堂々の1位。続いて2位カレーライス、3位鶏のから揚げです。5位のお寿司より上なのです。

ハンバーグの人気は、肉の旨味とふんわりとした食感、ソースとの相性の良さなど、味のバリエーションが多いことも人気であるようです。

ちなみに、私は1年生から「今日の給食なあに?」とよく聞かれるのですが、「今日はハンバーグだよ」と言うと、聞いた子たちは全員「やったー!」という反応。令和の時代もハンバーグは人気です。

今日の給食は、玉ねぎソースとともに提供されています。とても相性がよく、ハンバーグの良さが出ています。

4月17日(木)の給食

献立は、ビビンパ丼、牛乳、トック、野菜チップ、です。

今日は、「野菜チップ」をみていきます。

曽谷小学校では、昨年度に好きな給食アンケートを実施しました。そこで

人気ランキング6位だったのが野菜チップです(今年度もアンケートをやると思います。野菜チップは何位になるのでしょうか)。

具材は、人参、レンコン、カボチャ、さつまいもです。

パリパリと食感も良く、塩味が素材本来の旨味を引き出していておいしいです。

子どもには野菜嫌いが多いにもかかわらず、また根菜のみのメニューにもかかわらず、子どもたちに人気なのが分かります。基本的に野菜しか使っていないのに人気6位とは。

からだのバランスを整える野菜をしっかり摂れる野菜チップで「元気」に過ごしてほしいです。

4月16日(水)の給食

献立は、きなこ揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、ツナサラダ、ヨーグルト、です。 

今日は、「揚げパン」をみていきます。

私の住んでいる地域で、揚げパンのキッチンカーを時折見かけます。給食を食べなくなった大人の人を中心に大人気のようです。給食以外であまり見かけないメニューだということも手伝って、郷愁を誘うのでしょう。

さて、こんなみんな大好き、大人気の揚げパンですが、大人気商品にありがちな「諸説あり」ではなく、発祥の時と場所と人物名がはっきりしています。時は昭和27年、大田区立嶺町小学校で、発案者は調理師の篠原常吉さんだということです。

時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者に給食のパンを届けていたようです。

でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、揚げてみようか…」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功した。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだ。そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。

ちなみに給食を作ってくださっている本校の栄養教諭・水上先生は、子ども時代に最も好きだったメニューは揚げパン、給食を作る立場になって最も好きなメニューも揚げパンなのだそうです。

いろいろな思いにあふれた揚げパンです。

4月15日(火)の給食

献立は、コーンピラフ、牛乳、ほうれん草のチーズオムレツ、ミネストローネ、です。

 

今日は「ミネストローネ」をみていきたいと思います。それでは、いきなりですがクイズです。

Q.献立にあるミネストローネとはどんなスープをいうのでしょうか?

1.赤い色のスープ  

2.具だくさんのスープ  

3.夏に作るスープ

 さあ、どれでしょう?

正解は、2の「具だくさんのスープ」です。

イタリアではミネストローネが古くから食べられていました。

コロンブスによって、南アメリカ大陸原産であるトマトがヨーロッパに持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。

そうなると、歴史で覚えた「意欲に(1492年)燃えるコロンブス」が約500年前ですから、その時点ではすでにイタリアでは食べられていたという、たいへん歴史のあるスープということになります。

しかし我々にとっては、トマトのスープ、または赤いスープというイメージが強いですが。

具だくさんのスープですから栄養満点、たくさん食べて年度はじめの4月を乗り切ってもらいたいですね

4月14日(月)の給食

献立は、麦ごはん、牛乳、ポークカレー、グリーンサラダ、いちごゼリー、です。

今日は「ポークカレー」に注目してみます。

カレーライスはもはや国民食といっても過言ではない、大人から子供まで大人気のメニューです。今日は1年生の最初の給食ですから、みんな大好き、給食の準備も簡単、わりと早く食べられるなど、今日カレーが選ばれるのは納得ですね。

突然ですが、皆さんはどんなカレーがお好みでしょうか?

男女1,000人に行ったアンケート調査(oggi 2022年実施)によると、「最も好きなカレー」は、第1位がビーフカレー(30.4%)、第2位は本日提供されているポークカレー(21.6%)、第3位がチキンカレー(16.3%)であり、そのあとはバターチキンカレー、グリーンカレー、キーマカレーと続いています。

ビーフとポークが突出している印象ですね。

以前、肉じゃがを書いた際に、どちらかというと西日本は牛肉文化、東日本は豚肉文化という話を書きましたが、千葉県で統計を取ったら、もしかしたらポークが1位になるかもしれませんね。

それぐらい馴染みのあるカレーだと思います。

ポークカレーの良さは、ビーフと比べて値段がリーズナブルであり、チキンに比べてジューシーです。また豚肉は肉の脂の甘味が、スパイスの辛さとマッチするということが挙げられますね。

「カレーは飲み物」なんて言っている人気リポーターがいたり、「カレーは飲み物」という店名の人気カレー専門チェーン店があったりますが、カレーはしっかりよく噛んで味わってほしいです。

4月11日(金)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、千草焼き、生揚げの肉味噌煮、清見オレンジ、です。

今日は「清見オレンジ」に注目してみます。

清見オレンジは、いわゆる「みかん」と呼ばれるものと、オレンジを掛け合わせて生まれたものです。

実はこの清見オレンジは「奇跡的」な品種だといわれているそうです。それというのも、柑橘類の品種改良はほとんどが母親のクローン的な品種になるところ、清見オレンジは双方の遺伝子を持ったことが奇跡的と言われています。

そのため、清見オレンジを親にして掛け合わせると、双方の遺伝子を受けついだ品種ができるというのです。よく聞く、デコポン、せとか、はるみなど、よく耳にする品種も、清見オレンジの子どもや子孫に当たるそうです。

みかんの家系図のような図を見ましたが、その中心にあり、たくさんのみかんの親になっているのが、この清見オレンジです。

さらに開発に費やした時間は30年!これらの話を聞くと、清見オレンジを見る目が変わります。

みかんは食感の「トロトロとシャキシャキ」、味の「甘味と酸味」の4象限で表せるようなのですが、清見オレンジは高いトロトロ感と甘味を示しています(「柑橘の大トロ」とも言われる子どもの「せとか」はさらに高いトロトロ感と甘味です)。

これから柑橘を食べる際に、品種にも少し注目してみたいと思っています。

4月10日(木)の給食

献立は、ペンネのミートソース、牛乳、マセドアンサラダ、カステラです。

今日は「マセドアンサラダ」に注目します。

あまり耳にすることは多くないのではないかと思います(昨年も4月のこの時期に提供されてはいますが)。 

マセドアンサラダは、フランス発祥の彩り豊かなサラダのことだそうです。ご当地では伝統的なサラダとして、昔から食べられてきたようです。

サイコロ切り・角切りで野菜の種類もたくさん使われており、チーズもたっぷりです。

よくポテトサラダとの違いが取り上げられるようです。ポテトサラダとマセドアンサラダの違いは何でしょうか?

答えは、一番大きな違いとしてじゃがいもの使い方だそうです。

ポテトサラダはじゃがいもをマッシュしますが、マセドアンサラダはマッシュせず、角切りで提供します。そのほかドレッシングも微妙に違うのだとか。

あまり耳にしなかったり、自分の家庭ではあまり出てこなかったりするメニューに触れることができるのも、学校給食の良いところですね。

栄養もたっぷりなマセドアンサラダ、たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。

 

4月9日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ミルメーク、豚すきどんの具、すまし汁、スイートポテト、です。

今日から令和7年度の給食がスタートしました(1年生は14日から)。

手をよく洗い、盛り付け表をよく見て、丁寧な給食準備、片付け、食事のマナーを心がけましょう。

さて今日は「ミルメーク」に注目してみます。お読みの皆さんは「ミルメーク」をご存じでしょうか?ミルクでメーク(作る)からミルメークだそうです。

牛乳にミルメークの粉末(のちに液体も開発)を入れると味が変わるという「牛乳の素」です。

今や様々な味があるようですが、今日はコーヒー味の液体で提供されています。

昭和30年代までは学校給食では脱脂粉乳が提供されていたのはよく知られるところですが、それが牛乳になった際、栄養価の高かった脱脂粉乳からの変更は、摂取栄養価が落ちると全国の栄養士から懸念の声が上がったそうです。

また、牛乳嫌いの子が牛乳を残すことが問題になっていたようですが、ミルメークは栄養のある牛乳を残すことが少なくなるよう開発されたとのことです。

ここにもまた子どもたちを大切にする思いに溢れている話に触れることができました。

私の少し上の世代の方々から、学校給食でミルメークが出た時の嬉しさ、ぜいたくさという話を聞いていました。私の地域、世代ではミルメークが提供されることはありませんでした。

しかし随分と大人になってミルメークを飲むことができました。確かにおいしい!話に聞いていたおいしさと、ぜいたくさを噛みしめています。

今年度もたくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。

3月17日(月)の給食

献立は、セルフオムライス、ジョア、ABCスープ、手作りチョコプリン、です。

今日で今年度の給食は終了です。給食を通じて、新しい発見や学び、思い出は作れましたか?

1つでも作れていたら、とってもうれしいです!

3月14日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ヤンニョムチキン、チョレギサラダ、トック、です。

今日は韓国の料理が揃っています。そこで今回は、「ヤンニョムチキン」に注目してみます。

ヤンニョムチキンとは、ご存じの方が多いと思いますが、鶏肉に衣をつけて揚げ、甘辛いタレを絡めた韓国料理です。韓国では国民食とのこと。ファストフード店よりもヤンニョムチキン店が多いほどだそうです。

日本でもとても人気がありますね。日本での人気の火付け役は、韓国の人気ドラマに登場したことで話題になったことからです。濃い味付けがご飯にぴったりです。

ちなみに、韓国には国民食・ヤンニョムチキンのほかに、しょうゆ味のカンジャンチキンや、フライドチキンにハニーマスタードソースやチリソースで食べることも多いなど、チキンを使った料理の味付けはバリエーションがあるようです。

今日も、高たんぱく低脂質で、ビタミン、鉄分、コラーゲンなど栄養のあるチキンをしっかり食べて、元気に過ごしてもらいたいです。

3月13日(木)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、さばの香味焼き、ごぼうサラダ、けんちん汁、です。

今日は、けんちん汁に使われている「さば節」に注目してみます。かつお節というのはあまりに有名であり、実はさば節というものは知りませんでした。

いつもながら少し調べてみますと、かつお節と同様の発酵食品であり、もちろんかつおの代わりにさばを使用しています。

それではかつお節とさば節では、どのような違いがあるのでしょうか?

原料が違うのはもちろん、そのため風味や味わいも異なっているようです。

さば節は、かつお節に比べて香りが強くないですが、脂質の多いさばを使用していることから、コクの強い、濃い味の出汁がとれるようです(そしてかつお節よりコスパがよい)。

よって、一般的に濃い味を求める料理に適しているようです。けんちん汁は神奈川県は鎌倉の建長寺で生まれた話は以前書きましたが、一般的に関東は味が濃いものとすると、今日のようにけんちん汁には、さば節が合うということになりそうです。

さば節で今日も少し賢くなったのと、料理によって取る出汁も変えてくださっている給食室の配慮には改めて頭が下がります。

今日も、さば節でとっただしで作るけんちん汁をしっかり食べて、しっかり元気に過ごしてもらいたいです。

3月12日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ドライカレー、ひじきのマリネ、フルーツポンチです。

今日は「ドライカレー」に注目します。

ご存じのようにドライカレーとは、汁気のないカレー全般をいいます。挽き肉と野菜を炒めてカレー粉で味付けしたカレーや、カレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーに含まれるようです。

それではいつものように、ドライカレーはどこの国の発祥なのでしょうか?

調べてみると、20世紀初頭に日本郵船の欧州航路船「三島丸」の船舶料理士が考案したという、日本生まれのメニューです。

ドライカレーは、インドのキーマカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたもののようで、長旅から食欲不振になったお客さんのために考案されたとあります(キーマカレーとドライカレーの線引きも難しいようですが)。

ドライカレーも日本の料理とは、いつもながら我が国の食文化はすごいですね。

しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。

3月11日(火)の給食

献立は、おかかおにぎり、牛乳、豚汁、乾パン、ヨーグルト、です。

今日は、2011年3月11日に発生した東日本大震災にちなんだ、防災給食です。

災害時には、普段とは異なる状況で、食べたことがないものや、初めて食べるものしかない、ということが起こり得ます。

実際の災害時には、まったく違う種類の非常食が提供される可能性もありますが、前もって雰囲気を経験しておくことはとても大切です。

みんなで防災の備えについて確認してみましょう。

3月10日(月)の給食

献立は、キャロットピラフ、牛乳、フィッシュサラダ、野菜スープ、です。

メニューのフィッシュサラダは、「ます」を揚げた身が入っており、とてもおいしいです。

ところで、「さけ・ます漁」、なんてよく聞きますが、「さけ」と「ます」の違いって何なのでしょうか?

調べてみました。

すると、どちらもサケ科だそうで、「はっきりとした違いはない」という記述が多かったです。

もちろん海を旅するのが「さけ」、川にいるのが「ます」、といったざっくりした概念もあるようですが、サクラマスは川に留まるものと海に行くものもいますし…。

ところで、サクラマスが出ましたので、思い出した話を紹介しようと思います。

これは、一昨年とある野球大会の開会式に、その連盟の長を務める元プロ野球選手の広沢氏(ヤクルト・巨人・阪神で活躍)が来てお話ししていた内容です。

ヤマメとサクラマスという魚がいるのは皆さん耳にしたことがあると思います。しかし驚くことに、この2つは大きさも見た目も全く違うのに、実は同じ魚なのだそうです。

生後1年ぐらいして縄張り争いになって、勝者のヤマメは川に留まり、敗者のヤマメは海に下ります。

しかし海は厳しい環境ですから、そこで過ごしたヤマメは、大きく成長し、やがてサクラマスと呼ばれるようになります。川に留まったヤマメは10~30㎝、サクラマスは40~60㎝となり、産卵のため川へ戻ってきた今では、争いも全く勝負になりません。

このことから、「負けたことが終わりではない」「どの道でも努力すれば大きく成長する」のだから、たとえ失敗しても諦めず、「一生懸命努力することが大事」、ということの例えとしてお話をされていました。

とても面白く、いいお話だと思いました。フィッシュサラダから大きく話が逸れましたが、「ます」からお話を思い出しましたので、何らかのお役に立てば嬉しいです。

給食をしっかり食べて、体も心も「大きく成長する」曽谷っ子であってほしいと願うばかりです。

3月7日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ひじきの春巻、豆苗の中華和え、ニラ玉スープ、です。

今日は豆苗の中華和えの「豆苗」を取り上げることにします。

豆苗とは、いったい何なのでしょうか?

豆の苗と書きますから、何らかの豆の若菜であることは想像できるのですが。もやしは主に大豆ですよね。明らかに形が違うので、大豆ではない豆なのでしょう。カイワレは大根の若菜ですし。

調べてみると、なんと「エンドウ豆」とのこと。知りませんでした。

豆苗は種床がついた状態で売っていて、水につけておけば切り取って使っても、1~2回は再度採取することができますよね。

栄養は、ビタミンA・B・C、葉酸、鉄分、食物繊維、βカロテン…など、とても豊富な栄養があります。

もともとの値段も安く、再度採取でき、栄養は満点、いろいろな料理に使うことができる、まさにコスパ抜群食品でしょう。

今日は中華和えとして、ハム、にんじん、もやしなどとともに、おいしく提供されています。

栄養満点「豆苗」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。

3月6日(木)の給食

献立は、三色そぼろご飯、牛乳、じゃこサラダ、根菜汁、りんごゼリー、です。

今日は三色そぼろの「そぼろ」を取り上げます。

そぼろとは、魚肉を細かくほぐしたものや、溶き卵を汁気がなくなるまで炒った食品を言うようです。

「そぼろ」とは面白い響きのように感じました。

語源を調べてみると、細かくほぐしたものを朧(おぼろ)といいますが、それよりも粗いので、粗(そ)朧(おぼろ)で「そぼろ」というのが有力のようです。

ちなみに朧とは、タイやヒラメ、エビをすりつぶして味をつけてから火にかけていったものが代表例のようです。そのほか朧とつく食べ物として、おぼろ昆布、おぼろ豆腐、おぼろ饅頭などがあります。

おぼろほど細かくない「そぼろ」。細かすぎないことが食感にも大きく影響している気がします。

色どりもきれいな「三色そぼろご飯」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。

3月5日(水)の給食

 献立は、麦ごはん、牛乳、ビビンパ丼の具、わかめスープ、チーズハットグ、です。

 今日はビビンパ丼、わかめスープ、チーズハットグと、韓国料理で統一されますね。その中でも今回は「ハットグ」に注目します。

 ハットグは韓国のメニューであることは多くの方がご存じのとおりです。韓国の屋台で親しまれていて、ソーセージの代わりにチーズが入っている、いわば韓国式アメリカンドッグです。そのため、英語の「ホットドッグ」を韓国語で発音したものが「ハットグ」だということです。

 今でも韓国で流行の食べ物が日本へ入ってくる傾向は続いていますが、コロナ禍前に新大久保やアメ横に行った際、多くの若者が食べていたのを記憶しています。中のチーズがとてもよく伸びて、それがいわゆる「映える」のだとのことで人気でした。

 今日の給食では、チーズが生地に練りこんであるタイプのハットグです。これも実においしい。

 韓国は「日本から最も近い外国」でもありますし、今日は韓国発祥の料理に親しみながら、しっかり食べてほしいと思います。

3月4日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、擬製豆腐、豚肉とごぼうの旨煮、です。

今日は「スタミナ納豆」です。

これをみなさんご存じでしょうか?

朝校門で立っていて、子どもたちが「今日の給食、スタミナ納豆だよ!」と教えてくれるほど、大人気のメニューとなっています。

給食では、ひきわりの納豆に、鶏肉、小松菜を入れ、スタミナとあるのでお分かりの通り、にんにく、しょうが、ごま油、砂糖、かつお節で味付けがされています。

では、発祥はどこでしょうか?納豆を使っているので日本は間違いなさそうですが、日本のどの地域なのでしょう?少し調べてみました。

答えは、鳥取県倉吉市でした。某番組では、「鳥取県のソールフード」とも紹介されているようで、ご当地ではタバスコを入れたり、ご飯だけでなく冷ややっこやチャーハンに入れたり、いろいろな方法で食べられています。

30年ほど前、鳥取県倉吉市の栄養士の先生が、納豆が苦手な子でも食べられるようにと考案されました。つまり、スタミナ納豆は学校給食発祥のメニューということになります。

いつもながら学校給食は本当にすごいですね!

これまでも学校給食発祥のメニューを紹介してきました。学校給食は、子どもたちの成長や健康、食育のためだけでなく、日本の食文化を支えているといっても過言ではないでしょう。

もし、納豆が苦手な方がいらっしゃったら、スタミナ納豆を試してみる価値はありそうです。もちろん、納豆好きな方でも、違った魅力を発見できるきっかけになるかもしれません。

栄養たっぷりの納豆をしっかり食べて、子どもたちには元気に過ごしてほしいです。

3月3日(月)の給食

献立は、五目ちらし寿司、牛乳、白身魚の西京焼き、磯香和え、桃ゼリー、です。

今日、3月3日はひな祭りです。

ひな祭りは、毎年3月3日に女の子の幸せと、健やかな成長を願ってお祝いをする日です。桃の花が咲く時期なので「桃の節句」とも呼ばれます。

桃の節句にちなんで、今日は桃のゼリーがデザートです。

皆さんが元気いっぱい、幸せに過ごせますように。

2月28日(金)の給食

献立は、ハムピラフ、ししゃものバジルチーズ揚げ、チリコンカン、セレクトクレープ、です。

今日は卒業を祝う会!

給食室では、卒業を祝う会に合わせてセレクト給食を実施しました!

皆さん、リクエストの回答ありがとうございました。

チョコレートクレープ、いちごクレープ、皆さんはどちらを選びましたか?

各クラス名簿を確認して、楽しく給食を食べられるようにしましょう!

2月27日(木)

献立は、カレーピラフ、牛乳、ハニーマスタードチキン、グリーンサラダ、オレンジゼリー、です。

今日のメニューには「有機野菜」が使われています。

有機野菜の良さは、安全性と環境への配慮です。農薬や化学肥料を極力使わずに栽培されるので、農薬が残っている可能性が低く、安心して食べられます。

また、土や水が汚れることを抑えるので、自然環境の保全にも貢献するのが大きな利点です。

さらに、有機栽培により野菜本来の風味や栄養価が高まるとされています。

様々な面において、毎回有機野菜を使用することは容易ではないのですが、このような機会に有機野菜について知ることができるのも大きな良さだと思います。

食に関心を持って健康に過ごしてほしいです。

2月26日(水)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ジャンボ揚げ餃子、もやしのナムル、ごまキムチスープ、です。

今日はメニュー「もやしのナムル」にある「ナムル」に注目します。

朝鮮半島由来の食べ物であることはご存じの通りですが、いろんな植物を集めて、ごま油などの調味料で味付けした料理を指すそうです。

「もやし」はビタミンB群、C、カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。

また、栄養豊富だけでなく、コスパがものすごく良いことでも知られていますよね。一袋数十円でこの栄養の豊富さは本当に驚きです。

かさ増しなど、特にここ最近の物価高騰の折では、重宝されています。名脇役としていろいろな料理に活躍しているのが「もやし」です。

その「もやし」が主役級になるのが、ナムルですよね。栄養たっぷりなので、しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。

2月25日(火)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、カツカレー、冬野菜のマリネ、花みかん、です。

今日は6年生が考えた「寒さに勝とう!カツカレー」献立です

冬本番の寒い2月に、6年2組さんからみんなへ、寒さに勝つ!とカツ!をかけたカツカレーのプレゼントです。

みんなが元気に過ごせるよう、栄養はもちろん、季節、食材の値段など、たくさんのことを考えて献立を立ててくれました!

6年2組さんありがとうございます!

2月21日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、味付けのり、鯖の香味焼き、湯葉すまし、いもかりんとうです。

今日はメニュー「湯葉すまし」にある「湯葉」に注目します。

豆乳を加熱して表面にできた薄い膜を、竹串や棒ですくい上げたものですね。

大豆の旨味や栄養が凝縮された健康食材で、トロトロとした食感が人気です。湯葉は、中国が発祥で、日本には平安時代に僧侶の最澄(天台宗の祖)が仏教とともに持ち帰ったのが始まりとされているようです。

手間暇がかかる上に、職人の技術が必要となるので、高級食材であることはよく知られているところです。

6年生が修学旅行で行く日光は、湯葉の名産地としても有名ですね。

最近は海外からの訪日客(インバウンド)が多く、湯葉を食べることも多いと思います。湯葉は英語にするなら「tofu skin」や「soi milk skin」と言うそうです。豆腐や豆乳の表皮という直訳ですから、湯葉の製造過程を的確に表現していると言えるでしょうか。

湯葉は子どもには馴染みが薄いかもしれませんが、馴染みの薄いものを給食で知ることができるのも学校給食のいいところですね。栄養たっぷりなので、しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。

2月20日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、厚揚げのポークケチャップ、青のりポテト、かきたま汁、です。

今日はメニュー「青のりポテト」にある「青のり」に注目します。

青のりは磯の香りが強く、風味が豊かで口溶けも良いのが特徴です。

「青のり」と「あおさ」が同じものだという誤解があるようですが、青のりはあおさよりも旨味や芳香、食感が良いとされていますが、あおさより高価とのことです。

青のりというと、ポテト、お好み焼き、たこ焼き、ちくわの磯部揚げなどなど、いろいろな料理に使われます。今日のようにポテトに使われることも多いですね。

「ポテトチップで好きな味は?」という問いには、必ず「のり塩」が上位に入っているぐらいの定番です。

それでは、ポテトに青のりをかけるとおいしいですが、なぜでしょうか?調べてみました。

理由は、青のりの風味とポテトの甘みが調和して、香ばしさが増すからだそうです。シンプルな塩味ともマッチして、食欲をそそる組み合わせとなります。揚げることでさらに香ばしさは増すと言われています(今日は揚げていません)。

今日はこの冬一番の冷え込みです。たくさん食べて元気に過ごしてほしいです。

2月19日(水)の給食

献立は、ご飯、牛乳、米粉の鶏の唐揚げ、ひじポテサラダ、なめこと大根の味噌汁、です。

今日は、「米粉の鶏の唐揚げ」が出されていますので、「粉」を取り上げてみます。

唐揚げは我が国において、ものすごく人気のあるメニューですね。唐揚げ専門店もそこかしこに数多くあって、行列ができているのを目にします。

その唐揚げの仕上がりを左右するのが「粉の種類」ですね。基本は小麦粉・片栗粉・米粉でしょうか。

もっとも歴史が長いのが小麦粉と言われています。麦特有のおいしさを感じることができ、カリッと、そして冷めるとしっとりとした食感に変化するのも特徴です(しっとりしてしまうのがデメリットに感じる人もいるようです)。

片栗粉を使用した唐揚げは、竜田揚げとも呼ばれていますね。歯ごたえのあるザクザクとした食感となります(デメリットは油を吸いやすい点です)。

米粉はもっとも衣が薄くつくので、油を吸いにくいのが特徴です。食感はサクサクッとしたクリスピーさを感じられるのが特徴です(デメリットは高価であることのようです)。

それぞれの良さがありますね。粉一つでまた違った料理のようになるのも奥深く、面白いですね。

今日は米粉を使用しているので、味だけでなくサクッとした音で、耳でも楽しむことができます。

2月18日(火)の給食

献立は、麦ごはん、牛乳、あぶたま丼の具、僧兵汁、花みかん、です。

今日のメニューにある「僧兵汁」は知りませんでした。

肉や野菜をふんだんに盛り込んだみそ仕立ての汁ものです。

発祥は三重県と言われています。

この名は、戦国時代に織田信長に寺の僧が対抗して戦ったことが知られていますが、これを「僧兵」と呼びました。僧は肉食を禁じられていましたが、戦いに備えて力をつけるため、イノシシやシカ肉を入れて食べていたようです。

まさに今はやりの「ジビエ」だったのですね。

今日のメニューではさすがに豚肉ですが、力をつけるにはよいですね。

しっかりと栄養を摂って、冬本番の寒さに負けない力をつけてほしいです。

2月17日(月)の給食

献立は、ご飯、牛乳、キャベツメンチカツ、じゃこサラダ、さつま芋入り豚汁、です。

今日は、献立のサラダに入っている「ちりめんじゃこ」です。

突然ですが、「しらす」と「ちりめんじゃこ」の違いは何でしょうか?

予想通りだと思いますが、一番の違いは製法の違いからくる「水分量」です。しらすは塩ゆでした状態で水分量は8割以上。一方のちりめんじゃこは、干した状態のものを指すので水分量が5割以下です。

そのため、ちりめんじゃこを使用したメニューは歯ごたえが出ますね。

さて、しらすでもちりめんじゃこでもよいのですが、カタクチイワシ以外の生物が入っているのに気づいたことがありますか?例えば、タコやエビです。子どもの頃、探して、入っていると何か得した気分になって嬉しかったのを覚えています。

大人になってから、同じようなことをしている人がいるのを知りました。またそれが人気になっていることも。

カタクチイワシ以外の生物のことを「チリメンモンスター」と呼び、略して「チリモン」だそうです。「チリメンモンスターをさがせ!」(偕成社)という子ども向けの本のシリーズも出ています。

私も図書館で借りて読みました。

タコやエビだけでなく、タイ・アジ・サバ・イカ・カワハギなんてものもよくあるそうです。驚いたのは、フグ・タチウオ・タツノオトシゴ・カニもあるそうです。

これらのレアキャラに出会えたら、きっと嬉しくなると思います(噂ではチリモン採取専用に作られたじゃこがあるらしいです)。

おいしくいただくだけでなく、こんな楽しみも加わると、食べることがもっと好きになるかもしれませんね。

2月14日(金)の給食 

献立は、ココア揚げパン、牛乳、焼肉サラダ、じゃがいものスープ、いちごゼリー、です。

今日は、6年生が考えた「ハッピーバレンタイン」献立です。

バレンタインの日に、6年1組さんからみんなへ、曽谷っ子が大好きなココア揚げパンのプレゼントです。

みんなが元気に過ごせるよう、栄養はもちろん、季節、食材の値段など、たくさんのことを考えて献立を考えてくれました!

6年1組さんありがとうございます!

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2月13日(木)の給食

献立は、ひじきご飯、牛乳、鮭のチャンチャン焼き、さつま芋のミルク煮、です。

鮭のチャンチャン焼きは、鮭と旬の野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けした料理です。北海道の石狩地方の漁師町が発祥と言われているそうです。今では全国区になっていますよね。

漁師が船上でドラム缶の鉄板で焼いて食べたのが始まりですが、チャンチャン焼きという珍しい名前の発祥は諸説ありです。

ちゃっちゃと作れるから、お父ちゃんが作るから、焼く時にヘラがチャンチャンという音を立てるから、などです。

石狩鍋やジンギスカンとともに「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省)」にも選ばれている料理をしっかりと味わってほしいです。

2月12日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、じゃがいものハニーサラダ、りんご、です。

ハヤシライスもじゃがいもも、このコーナーでは書いたことがあります。そこで、今日はりんごを選びたいと思います。

りんごは漢字で「林檎」と書きます。意味は「鳥が好んで集まる木」という意味だそうです。人間も好きですが、鳥たちも好きなのでしょう。

りんごといえば、いろいろな場面で象徴にもなっていますね。

アダムとイブが食べた禁断の果実の「旧約聖書」(りんごかどうか怪しいですが)や、魔力を秘めたりんごを姫が食べて倒れる「白雪姫」、弓矢の名手が頭上のりんごを射抜く「ウィリアム・テル」など数多くのお話、また「アップル社」のロゴマークもりんごです。

アップル社のスティーブ・ジョブズは、自分の会社になぜ「りんご」を使ったのでしょうか?

調べてみると、りんご園に滞在していた時期があることや、果物食主義者であったこと(りんごしか食べない期間があった)、当時働いていたゲーム会社・ATARIよりもアルファベット順が早いAPPLEに(ATARIよりも「先に行く」という願いを込めて)など、りんごに深い思い入れがあったことは間違いなさそうです。

いろいろ魅力がありますが、ことわざに「一日一個のりんごは医者を遠ざける」というものがあるほど、何より栄養が豊富です。

りんごの旬は10月~2月とのことですので、旬のりんごを食べて、元気に過ごしてもらいたいです。

2月10日(月)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、五目豆腐丼の具、バンサンスー、フルーツ杏仁、です。

今日は五目豆腐丼です。私はこの「五目豆腐」というメニューは知りませんでした。

五目とは言うまでもなく5種類の具材が入っているということではありませんね。五目ずし、五目あんかけ、五目ご飯、五目やきそば…など挙げていけばきりがありません。

今日の給食でも、豚肉・豆腐・シイタケ・タケノコ・人参・長ネギ・チンゲン菜・白菜と、たくさん具材が入っています。様々な材料を、味や彩り、栄養のバランスを考えて取り合わせたものを五目というのですね。

さて五目豆腐の発祥などはわかりませんでしたが、名古屋市教育委員会が出している小学校給食レシピに少し説明が出ていました。

五目豆腐は「マーボー豆腐の和風版として考えられ」たとあります。

中国発祥の発酵調味料である豆板醤を使うことなく、また辛さもなくすことで、このような形となったものと思われます(学校給食では豆板醤を使っていないと思いますが)。そのほか、お肉がひき肉ではなく、豚肉が使われいます。

麻婆豆腐も人気ですが、五目豆腐もとてもおいしいです。

2月7日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、玉子焼き、しらすサラダ、いかと里芋の旨煮、です。

今日の玉子焼きは、給食室の皆さんが、低温でじっくりと手間暇をかけて焼いてくださったそうです。そのお陰で、まるでプリンのような食感です。給食の玉子焼きで味わったことのない味と食感です。

低温でじっくり焼くということの良さについて調べてみると、均一に熱が入るので玉子のきめが細かくなりふんわりとする、水分が飛び過ぎないのでしっとりとジューシーな味わいになる、焦げにくくなるのでムラなくきれいな色になる、調味料が玉子になじんでまろやかな味わいになる、などです。

ここまでやっていただける本校の給食室の皆さんには頭が下がりますし、曽谷小の子どもたちは本当に幸せだなぁと感じます。

2月6日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、コロコロケチャップ和え、卵とわかめのスープ、花みかん、です。

今日はケチャップ和えなので、トマトケチャップについて調べてみました。

トマトケチャップはさすがに日本発祥ではありません。予想通り、発祥はアメリカであり、ハインツやデルモンテといった日本でも馴染みのある企業が作り始めたようです(しかしながら中国の魚醤が元になっているとの記述もありました。真偽のほどは)。

日本ではカゴメが初めて製造したとのことです。これも予想通りでしょうか。

そういえばケチャップといえば、思い出される発言があります。それは10年以上前の、サッカーワールドカップの最終予選でのことです。当時の日本のエース・本田圭佑選手の発言です。

「ゴールはケチャップのようなものだ」

この言葉だけで意味は分かりますか?

実はこの発言には続きがあります。今もそうですが、日本サッカーは得点力不足、決定力不足と言われることがありますが、この時もなかなかゴールが奪えないことについて記者から問われての発言だったのです。

「(ゴールは)出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」

なるほど。本田選手らしい表現でした。

ケチャップからサッカーに話が飛んでしまいました。

今日のコロコロケチャップ和えは、お肉は豚レバーが使われていて栄養があり、またケチャップ多めで、酢豚のすっぱさが苦手な子もどんどん食べられることでしょう。

2月5日(水)の給食

献立は、カレーうどん、牛乳、海藻きんぴらサラダ、さつま芋蒸しパン、です。

カレーうどんは老若男女問わず人気のメニューです。

しかし、インド生まれのカレーとうどんはどのようにしてコラボレーションをしたのでしょうか。

調べてみると、諸説ありですね。主に東京説と名古屋説でした。

東京と名古屋のカレーうどんは、スープや麺、肉の種類など、ずいぶん趣が異なるようですね。

名古屋は、カレーうどん専門店がチェーン店として千葉県にも出店しています。

起源に諸説あるようですが、カレーうどんは、醤油と鰹節からとった和風の出汁とカレーを合わせた和洋折衷料理であり、日本独自の料理であることは間違いありません。

子どもたちにも大人気のメニューです。

2月4日(火)の給食 

献立は、麦ご飯、牛乳、ガパオライス、野菜チップ、フォー、です。

今日は、いわば東南アジアゆかりのメニューですかね。

ガパオライスはタイの代表的な家庭料理で、タイの国民食といっても過言ではないメニューです。

フォーはベトナムの代表的なスープをベースにした麺料理で、日本の人にも大人気のメニューです。

また、野菜チップにはかぼちゃが入っていますが、かぼちゃはカンボジアから伝わったから「かぼちゃ」という説が有名ですね(やや強引でしょうか)。

東南アジアは日本にとって貿易や投資が盛んな地域であり、昨今多くの日本企業も進出しています。

歴史的・文化的なつながりも深いので、今日のメニューのように食を通じて東南アジアを身近に感じる機会もとてもいいものです。

2月3日(月)の給食 

ご飯、牛乳、鰯の蒲焼き、ごま酢和え、打豆汁、です。

「鬼は外!、福は内!」

今日は、節分献立です。節分は「季節を分ける」という意味があり、暦上の春である「立春」の直前の日が節分に指定されます。

今年は、昨日2月2日が節分でした。皆さんはお家で豆まきをしましたか?

豆まきは、邪気を祓い、新しい季節を迎える準備として行われます。

「鬼は外、福は内」という掛け声には、災厄を追い払うと同時に福を招き入れる願いが込められています。

1月31日(金)の給食

献立は、茶飯、牛乳、一口おでん、辛子和え、キャラメルポテト、です。

今日は陽が当たっていて風がないので暖かいはずですが、本当に寒い日ですね。こんな日は温かいおでんと茶飯の組み合わせが食べたくなるものです。

しかし、なぜおでんと茶飯はいいコンビなのでしょうか?少し調べてみました。

江戸時代にはすでに、おでんと茶飯のセットが食べられてたようです(そこに熱燗も付いてセットだったようですが)。江戸時代からの定番なのですね。

どうやら、おでんが甘い味付けなので、さっぱりした茶飯がよく合っていたという理由のようです。

今日のおでんは一口おでんなので、具が小さく、子どもたちも食べやすいです。

また、おでんにはよく辛子をつけますが、今日の副菜は辛子和えです。

さらに、おでんにさつまいもを入れる食べ方もあるようですので、今日のデザートのキャラメルポテトも含めて、メニューに統一感がありますね。

おでんの関東と関西の違いについても興味深いですが、それはまた別の機会で。

1月30日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鯖の利休焼き、海藻サラダ、生揚げの肉味噌煮、です。

今日は「まごわやさしい」献立です。

「まごわやさしい」は、日本で昔から食べられてきた、そして食べていきたい食品である「まめ・ごま・わかめ(海藻)・やさい・さかな・しいたけ(きのこ類)・いも」の頭文字を並べた言葉です。

献立の中にすべて入っています!

探してみてくださいね!

1月29日(水)の給食

献立は、シュガー揚げパン、牛乳、キャベツのサラダ、ひよこ豆のカレースープ、りんご、です。

今日は揚げパンです。10月1日のこのコーナーでも揚げパンを取り上げました。その時、発案者は戦後の大田区立小学校の調理師の方だと書きました。

パンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまうので、知恵を絞り、揚げた後、砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功したそうです。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだという、学校給食発祥のメニューでした。

曽谷小学校給食ランキング堂々の第1位は、ココア揚げパンです。

今日のシュガー揚げパンも、また違った味わいで大人気です。

 

1月28日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、行徳海苔の佃煮、さんが焼き、梅おかか和え、いなか汁、です。

市川市の行徳でとれた行徳海苔を使って給食室で佃煮を作りました。

地元でとれた食材をおいしくいただきましょう。

1月27日(月)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鯨の竜田揚げ、ごま和え、五目うま煮、です。

今日は「昔の給食」として「鯨」を使った給食です。

昭和20年~40年代の食糧難だったころ、豚肉や鶏肉がたくさん出まわっていなかったので、鯨肉は栄養価の高い安価な食材として庶民の食生活を支え、昭和45年前後(1970年代)まで学校給食でも子どもたちの健康を育む重要なメニューとして提供されてきました。

 【参考】1952年(昭和27年)の給食

コッペパン、ミルク(脱脂粉乳)、鯨の竜田揚げ、千切りキャベツ、ジャム

1月24日(金)の給食

献立は、おにぎり、牛乳、鮭の塩焼き、三色おひたし、さつま汁、です。

今日から全国学校給食週間です。

全国学校給食週間とは、学校給食の意義や役割について、みんなで理解と関心を深めるための習慣です。

今日は、日本で初めて出された給食(明治22年の献立 おにぎり、塩さけ、菜の漬物)をイメージした献立です。

どうして給食は始まったのかな?

昔と今の給食の違いって何だろう?

給食の役割について、みんなで考えてみましょう!

1月23日(木)の給食

献立は、じゃこガーリックライス、牛乳、スパニッシュオムレツ、グリーンサラダ、ABCスープ、です。

スパニッシュオムレツは、11月の読書週間の時に、「こまったさんのオムレツ」のお話給食第4弾としても出てきました。

オムレツは大体わかりますが、「スパニッシュ」とは?

これは調べてみると、「スペイン風」という意味であり、主にじゃがいも・ベーコン・チーズが入っているものを指すそうです。

今日の献立も、たっぷりとじゃがいも・ベーコン・チーズが入っていておいしいですよ。

寒い季節も、たくさん食べて乗り切ってほしいですね。

 

1月22日(水)の給食

献立は、あんかけ焼きそば、牛乳、もやしのナムル、マーラーカオ、です。

今日の献立では、「マーラーカオ」ですが皆さんご存じだったでしょうか。私は残念ながら初耳の料理でした。

調べてみると、日本に伝わったのは鎖国時代のことですが、起源はマレーシアから中国へ伝わった説と、中国の広東地方で作られたという説があるそうです。

そのため、「中華風蒸しカステラ」や「マレーシア風カステラ」とも呼ばれています。カステラというだけあって、一般的な蒸しパンよりもしっとりとしていて、甘さも感じられます。

中国では点心としても愛されていて、香港の飲茶などでも提供されているそうです。全く知りませんでした。

いつもながら、学校給食では、おいしく栄養が摂れるだけでなく、世界の料理にも触れられるのがとてもいいですね。

1月21日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、たらの西京焼き、大豆の磯煮、じゃがいもの含め煮、です。

今日の主菜は、「たらの西京焼き」です。西京焼きとは、西京味噌と呼ばれる京都産の白味噌に魚や肉の切り身を漬けこんで焼いた伝統料理のことです。海から離れた京都でも美味しい魚を食べられるよう、保存性を高める方法として味噌に漬け込むこの「西京漬け」が編み出されたと言われています。

現在では「西京味噌」のことを、白味噌の総称として呼ぶこともあるようです。

1月20日(月)の給食

献立は、キンパ風混ぜご飯、牛乳、ひじき春巻き、ニラ玉スープ、花みかん、です。

恥ずかしながら、私は「キンパ」という料理を知りませんでした。

調べてみると、韓国の料理であり、日本の海苔巻きに似たもののようです。

海苔巻きと大きく違うのは、使っているのが酢飯ではなく、ごま油と塩で味付けされたご飯を使っている点です。

今日は、混ぜご飯という形で提供されていますが、ごま油の香ばしさは十分味わえます。

とてもおいしい料理です!

 

本日、曽谷小の人気メニューのレシピを紹介する「給食メニュー」のコーナーに、新たなメニュー(いがぐり揚げ、さつま芋のごま団子、ひよこ豆のサラダ、アーモンドトースト、コーンサラダ、フルーツ杏仁、フルーツ白玉)が加わりました。

是非お確かめください。 →「給食メニュー」

 

1月17日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、唐草焼き、五色和え、ピリ辛肉じゃが、りんご、です。

10月29日にこのコーナーで、肉じゃがは東郷平八郎さんが、イギリス留学中に食べたビーフシチューが忘れられず、何とか日本の食材で食べたいと調理員にお願いしたのが始まりだ、と書きました。

赤ワインの代わりに醤油を使うなど調理員が試行錯誤を重ねて生まれたのが肉じゃがということです。

そこで今回は、肉じゃがは牛肉か豚肉か、という話です。みなさんはどっち派でしょうか?

大まかには西日本が牛肉、東日本が豚肉と、東西の食文化が異なることに関係しているようです。

冬の気圧配置を「西高東低」といいますが、肉の食文化の違いを「西牛東豚」とも言うとのこと。

肉じゃがに豚を使うと甘みがあり、牛を使うとコクがあると言われていますが。

私は代々東京で生まれ育ちましたので、肉じゃがは豚肉だという認識です。今日の給食も、千葉県は関東だからか、豚肉が使われています。

以前、神戸の友人とその話になったとき、豚肉の肉じゃがというものが存在することが信じられず、大変驚いたそうです。

では肉じゃがの牛肉と豚肉の境目は日本のどの辺りか?

よく言われるのは、岐阜県や三重県の辺りということですが、真偽のほどは?(それを研究している方がいて、その方の作成した地図上では東と西、豚と牛が結構はっきりと分かれていました。例外は豚文化の宮崎・鹿児島・沖縄です。)

しかし、肉じゃが自体がおいしいですし、甘みもコクも、どちらの肉を使ってもおいしいのは間違いのないことです。

今日の肉じゃがはピリ辛肉じゃがで、豚の甘みをよく生かしたメニューでおいしいです(辛みと甘みの調和は、このコーナーで以前、豚キムチについて書きました)。

 

1月16日(木)の給食

献立は、アーモンドトースト、牛乳、鮭のクリームシチュー、ハムサラダ、です。

10月下旬のこのコーナーで「クリームシチュー」が日本が発祥であり、しかも学校給食が発祥だという記事を書きました。

今日は、「アーモンドトースト」を取り上げます。

では問題です。

Q.「アーモンドトースト」はどこの国発祥のメニューでしょうか?

アーモンドの名産地としては、アメリカやスペイン、イタリアが挙げられますが…。

A.答えは、日本です。

それでは日本のどこで生まれたか?

これも発祥がはっきりとしていて、兵庫県の姫路市。そこにある喫茶店で生まれたようです。ご存じの方は多いのかもしれませんが、姫路市は「モーニング文化」で有名だそうです。

今や姫路市民のソールフードとも言われ、日本テレビ系「秘密のケンミンshow」でも取り上げられたことがあります。

本当に驚きです。当然のことのように欧米発祥かと思っていましたが。このコーナーを書くようになって、我が国の食文化の豊かさにはいつも驚かされると同時に、誇らしい気持ちにさせてくれます。

皆さんともこの驚きを共有したいです。

 

1月15日(水)の給食

献立は、小豆ご飯、牛乳、鶏のから揚げ、礒香和え、けの汁、です。

今日は、小正月です。

1月1日を中心とした「正月」に対し、1月15日を「小正月」といいます。

大昔の日本では、1年で初めての満月の日を「正月」にしていました。これが「小正月」の期限です。

小正月には、米と小豆を炊いた小豆粥を食べる習慣が広く見られます。

小豆には古来より魔除けの力があると信じられてきました。無病息災を願う晴れの日のごちそうとされています。

給食室では小豆ご飯を作りました。