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今日の給食
2月17日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、キャベツメンチカツ、じゃこサラダ、さつま芋入り豚汁、です。
今日は、献立のサラダに入っている「ちりめんじゃこ」です。
突然ですが、「しらす」と「ちりめんじゃこ」の違いは何でしょうか?
予想通りだと思いますが、一番の違いは製法の違いからくる「水分量」です。しらすは塩ゆでした状態で水分量は8割以上。一方のちりめんじゃこは、干した状態のものを指すので水分量が5割以下です。
そのため、ちりめんじゃこを使用したメニューは歯ごたえが出ますね。
さて、しらすでもちりめんじゃこでもよいのですが、カタクチイワシ以外の生物が入っているのに気づいたことがありますか?例えば、タコやエビです。子どもの頃、探して、入っていると何か得した気分になって嬉しかったのを覚えています。
大人になってから、同じようなことをしている人がいるのを知りました。またそれが人気になっていることも。
カタクチイワシ以外の生物のことを「チリメンモンスター」と呼び、略して「チリモン」だそうです。「チリメンモンスターをさがせ!」(偕成社)という子ども向けの本のシリーズも出ています。
私も図書館で借りて読みました。
タコやエビだけでなく、タイ・アジ・サバ・イカ・カワハギなんてものもよくあるそうです。驚いたのは、フグ・タチウオ・タツノオトシゴ・カニもあるそうです。
これらのレアキャラに出会えたら、きっと嬉しくなると思います(噂ではチリモン採取専用に作られたじゃこがあるらしいです)。
おいしくいただくだけでなく、こんな楽しみも加わると、食べることがもっと好きになるかもしれませんね。
2月14日(金)の給食
献立は、ココア揚げパン、牛乳、焼肉サラダ、じゃがいものスープ、いちごゼリー、です。
今日は、6年生が考えた「ハッピーバレンタイン」献立です。
バレンタインの日に、6年1組さんからみんなへ、曽谷っ子が大好きなココア揚げパンのプレゼントです。
みんなが元気に過ごせるよう、栄養はもちろん、季節、食材の値段など、たくさんのことを考えて献立を考えてくれました!
6年1組さんありがとうございます!
2月13日(木)の給食
献立は、ひじきご飯、牛乳、鮭のチャンチャン焼き、さつま芋のミルク煮、です。
鮭のチャンチャン焼きは、鮭と旬の野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けした料理です。北海道の石狩地方の漁師町が発祥と言われているそうです。今では全国区になっていますよね。
漁師が船上でドラム缶の鉄板で焼いて食べたのが始まりですが、チャンチャン焼きという珍しい名前の発祥は諸説ありです。
ちゃっちゃと作れるから、お父ちゃんが作るから、焼く時にヘラがチャンチャンという音を立てるから、などです。
石狩鍋やジンギスカンとともに「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省)」にも選ばれている料理をしっかりと味わってほしいです。
2月12日(水)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、じゃがいものハニーサラダ、りんご、です。
ハヤシライスもじゃがいもも、このコーナーでは書いたことがあります。そこで、今日はりんごを選びたいと思います。
りんごは漢字で「林檎」と書きます。意味は「鳥が好んで集まる木」という意味だそうです。人間も好きですが、鳥たちも好きなのでしょう。
りんごといえば、いろいろな場面で象徴にもなっていますね。
アダムとイブが食べた禁断の果実の「旧約聖書」(りんごかどうか怪しいですが)や、魔力を秘めたりんごを姫が食べて倒れる「白雪姫」、弓矢の名手が頭上のりんごを射抜く「ウィリアム・テル」など数多くのお話、また「アップル社」のロゴマークもりんごです。
アップル社のスティーブ・ジョブズは、自分の会社になぜ「りんご」を使ったのでしょうか?
調べてみると、りんご園に滞在していた時期があることや、果物食主義者であったこと(りんごしか食べない期間があった)、当時働いていたゲーム会社・ATARIよりもアルファベット順が早いAPPLEに(ATARIよりも「先に行く」という願いを込めて)など、りんごに深い思い入れがあったことは間違いなさそうです。
いろいろ魅力がありますが、ことわざに「一日一個のりんごは医者を遠ざける」というものがあるほど、何より栄養が豊富です。
りんごの旬は10月~2月とのことですので、旬のりんごを食べて、元気に過ごしてもらいたいです。
2月10日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、五目豆腐丼の具、バンサンスー、フルーツ杏仁、です。
今日は五目豆腐丼です。私はこの「五目豆腐」というメニューは知りませんでした。
五目とは言うまでもなく5種類の具材が入っているということではありませんね。五目ずし、五目あんかけ、五目ご飯、五目やきそば…など挙げていけばきりがありません。
今日の給食でも、豚肉・豆腐・シイタケ・タケノコ・人参・長ネギ・チンゲン菜・白菜と、たくさん具材が入っています。様々な材料を、味や彩り、栄養のバランスを考えて取り合わせたものを五目というのですね。
さて五目豆腐の発祥などはわかりませんでしたが、名古屋市教育委員会が出している小学校給食レシピに少し説明が出ていました。
五目豆腐は「マーボー豆腐の和風版として考えられ」たとあります。
中国発祥の発酵調味料である豆板醤を使うことなく、また辛さもなくすことで、このような形となったものと思われます(学校給食では豆板醤を使っていないと思いますが)。そのほか、お肉がひき肉ではなく、豚肉が使われいます。
麻婆豆腐も人気ですが、五目豆腐もとてもおいしいです。
2月7日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、玉子焼き、しらすサラダ、いかと里芋の旨煮、です。
今日の玉子焼きは、給食室の皆さんが、低温でじっくりと手間暇をかけて焼いてくださったそうです。そのお陰で、まるでプリンのような食感です。給食の玉子焼きで味わったことのない味と食感です。
低温でじっくり焼くということの良さについて調べてみると、均一に熱が入るので玉子のきめが細かくなりふんわりとする、水分が飛び過ぎないのでしっとりとジューシーな味わいになる、焦げにくくなるのでムラなくきれいな色になる、調味料が玉子になじんでまろやかな味わいになる、などです。
ここまでやっていただける本校の給食室の皆さんには頭が下がりますし、曽谷小の子どもたちは本当に幸せだなぁと感じます。
2月6日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、コロコロケチャップ和え、卵とわかめのスープ、花みかん、です。
今日はケチャップ和えなので、トマトケチャップについて調べてみました。
トマトケチャップはさすがに日本発祥ではありません。予想通り、発祥はアメリカであり、ハインツやデルモンテといった日本でも馴染みのある企業が作り始めたようです(しかしながら中国の魚醤が元になっているとの記述もありました。真偽のほどは)。
日本ではカゴメが初めて製造したとのことです。これも予想通りでしょうか。
そういえばケチャップといえば、思い出される発言があります。それは10年以上前の、サッカーワールドカップの最終予選でのことです。当時の日本のエース・本田圭佑選手の発言です。
「ゴールはケチャップのようなものだ」
この言葉だけで意味は分かりますか?
実はこの発言には続きがあります。今もそうですが、日本サッカーは得点力不足、決定力不足と言われることがありますが、この時もなかなかゴールが奪えないことについて記者から問われての発言だったのです。
「(ゴールは)出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」
なるほど。本田選手らしい表現でした。
ケチャップからサッカーに話が飛んでしまいました。
今日のコロコロケチャップ和えは、お肉は豚レバーが使われていて栄養があり、またケチャップ多めで、酢豚のすっぱさが苦手な子もどんどん食べられることでしょう。
2月5日(水)の給食
献立は、カレーうどん、牛乳、海藻きんぴらサラダ、さつま芋蒸しパン、です。
カレーうどんは老若男女問わず人気のメニューです。
しかし、インド生まれのカレーとうどんはどのようにしてコラボレーションをしたのでしょうか。
調べてみると、諸説ありですね。主に東京説と名古屋説でした。
東京と名古屋のカレーうどんは、スープや麺、肉の種類など、ずいぶん趣が異なるようですね。
名古屋は、カレーうどん専門店がチェーン店として千葉県にも出店しています。
起源に諸説あるようですが、カレーうどんは、醤油と鰹節からとった和風の出汁とカレーを合わせた和洋折衷料理であり、日本独自の料理であることは間違いありません。
子どもたちにも大人気のメニューです。
2月4日(火)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ガパオライス、野菜チップ、フォー、です。
今日は、いわば東南アジアゆかりのメニューですかね。
ガパオライスはタイの代表的な家庭料理で、タイの国民食といっても過言ではないメニューです。
フォーはベトナムの代表的なスープをベースにした麺料理で、日本の人にも大人気のメニューです。
また、野菜チップにはかぼちゃが入っていますが、かぼちゃはカンボジアから伝わったから「かぼちゃ」という説が有名ですね(やや強引でしょうか)。
東南アジアは日本にとって貿易や投資が盛んな地域であり、昨今多くの日本企業も進出しています。
歴史的・文化的なつながりも深いので、今日のメニューのように食を通じて東南アジアを身近に感じる機会もとてもいいものです。
2月3日(月)の給食
ご飯、牛乳、鰯の蒲焼き、ごま酢和え、打豆汁、です。
「鬼は外!、福は内!」
今日は、節分献立です。節分は「季節を分ける」という意味があり、暦上の春である「立春」の直前の日が節分に指定されます。
今年は、昨日2月2日が節分でした。皆さんはお家で豆まきをしましたか?
豆まきは、邪気を祓い、新しい季節を迎える準備として行われます。
「鬼は外、福は内」という掛け声には、災厄を追い払うと同時に福を招き入れる願いが込められています。
1月31日(金)の給食
献立は、茶飯、牛乳、一口おでん、辛子和え、キャラメルポテト、です。
今日は陽が当たっていて風がないので暖かいはずですが、本当に寒い日ですね。こんな日は温かいおでんと茶飯の組み合わせが食べたくなるものです。
しかし、なぜおでんと茶飯はいいコンビなのでしょうか?少し調べてみました。
江戸時代にはすでに、おでんと茶飯のセットが食べられてたようです(そこに熱燗も付いてセットだったようですが)。江戸時代からの定番なのですね。
どうやら、おでんが甘い味付けなので、さっぱりした茶飯がよく合っていたという理由のようです。
今日のおでんは一口おでんなので、具が小さく、子どもたちも食べやすいです。
また、おでんにはよく辛子をつけますが、今日の副菜は辛子和えです。
さらに、おでんにさつまいもを入れる食べ方もあるようですので、今日のデザートのキャラメルポテトも含めて、メニューに統一感がありますね。
おでんの関東と関西の違いについても興味深いですが、それはまた別の機会で。
1月30日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の利休焼き、海藻サラダ、生揚げの肉味噌煮、です。
今日は「まごわやさしい」献立です。
「まごわやさしい」は、日本で昔から食べられてきた、そして食べていきたい食品である「まめ・ごま・わかめ(海藻)・やさい・さかな・しいたけ(きのこ類)・いも」の頭文字を並べた言葉です。
献立の中にすべて入っています!
探してみてくださいね!
1月29日(水)の給食
献立は、シュガー揚げパン、牛乳、キャベツのサラダ、ひよこ豆のカレースープ、りんご、です。
今日は揚げパンです。10月1日のこのコーナーでも揚げパンを取り上げました。その時、発案者は戦後の大田区立小学校の調理師の方だと書きました。
パンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまうので、知恵を絞り、揚げた後、砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功したそうです。
「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだという、学校給食発祥のメニューでした。
曽谷小学校給食ランキング堂々の第1位は、ココア揚げパンです。
今日のシュガー揚げパンも、また違った味わいで大人気です。
1月28日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、行徳海苔の佃煮、さんが焼き、梅おかか和え、いなか汁、です。
市川市の行徳でとれた行徳海苔を使って給食室で佃煮を作りました。
地元でとれた食材をおいしくいただきましょう。
1月27日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯨の竜田揚げ、ごま和え、五目うま煮、です。
今日は「昔の給食」として「鯨」を使った給食です。
昭和20年~40年代の食糧難だったころ、豚肉や鶏肉がたくさん出まわっていなかったので、鯨肉は栄養価の高い安価な食材として庶民の食生活を支え、昭和45年前後(1970年代)まで学校給食でも子どもたちの健康を育む重要なメニューとして提供されてきました。
【参考】1952年(昭和27年)の給食
コッペパン、ミルク(脱脂粉乳)、鯨の竜田揚げ、千切りキャベツ、ジャム
1月24日(金)の給食
献立は、おにぎり、牛乳、鮭の塩焼き、三色おひたし、さつま汁、です。
今日から全国学校給食週間です。
全国学校給食週間とは、学校給食の意義や役割について、みんなで理解と関心を深めるための習慣です。
今日は、日本で初めて出された給食(明治22年の献立 おにぎり、塩さけ、菜の漬物)をイメージした献立です。
どうして給食は始まったのかな?
昔と今の給食の違いって何だろう?
給食の役割について、みんなで考えてみましょう!
1月23日(木)の給食
献立は、じゃこガーリックライス、牛乳、スパニッシュオムレツ、グリーンサラダ、ABCスープ、です。
スパニッシュオムレツは、11月の読書週間の時に、「こまったさんのオムレツ」のお話給食第4弾としても出てきました。
オムレツは大体わかりますが、「スパニッシュ」とは?
これは調べてみると、「スペイン風」という意味であり、主にじゃがいも・ベーコン・チーズが入っているものを指すそうです。
今日の献立も、たっぷりとじゃがいも・ベーコン・チーズが入っていておいしいですよ。
寒い季節も、たくさん食べて乗り切ってほしいですね。
1月22日(水)の給食
献立は、あんかけ焼きそば、牛乳、もやしのナムル、マーラーカオ、です。
今日の献立では、「マーラーカオ」ですが皆さんご存じだったでしょうか。私は残念ながら初耳の料理でした。
調べてみると、日本に伝わったのは鎖国時代のことですが、起源はマレーシアから中国へ伝わった説と、中国の広東地方で作られたという説があるそうです。
そのため、「中華風蒸しカステラ」や「マレーシア風カステラ」とも呼ばれています。カステラというだけあって、一般的な蒸しパンよりもしっとりとしていて、甘さも感じられます。
中国では点心としても愛されていて、香港の飲茶などでも提供されているそうです。全く知りませんでした。
いつもながら、学校給食では、おいしく栄養が摂れるだけでなく、世界の料理にも触れられるのがとてもいいですね。
1月21日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、たらの西京焼き、大豆の磯煮、じゃがいもの含め煮、です。
今日の主菜は、「たらの西京焼き」です。西京焼きとは、西京味噌と呼ばれる京都産の白味噌に魚や肉の切り身を漬けこんで焼いた伝統料理のことです。海から離れた京都でも美味しい魚を食べられるよう、保存性を高める方法として味噌に漬け込むこの「西京漬け」が編み出されたと言われています。
現在では「西京味噌」のことを、白味噌の総称として呼ぶこともあるようです。
1月20日(月)の給食
献立は、キンパ風混ぜご飯、牛乳、ひじき春巻き、ニラ玉スープ、花みかん、です。
恥ずかしながら、私は「キンパ」という料理を知りませんでした。
調べてみると、韓国の料理であり、日本の海苔巻きに似たもののようです。
海苔巻きと大きく違うのは、使っているのが酢飯ではなく、ごま油と塩で味付けされたご飯を使っている点です。
今日は、混ぜご飯という形で提供されていますが、ごま油の香ばしさは十分味わえます。
とてもおいしい料理です!
本日、曽谷小の人気メニューのレシピを紹介する「給食メニュー」のコーナーに、新たなメニュー(いがぐり揚げ、さつま芋のごま団子、ひよこ豆のサラダ、アーモンドトースト、コーンサラダ、フルーツ杏仁、フルーツ白玉)が加わりました。
是非お確かめください。 →「給食メニュー」
1月17日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、唐草焼き、五色和え、ピリ辛肉じゃが、りんご、です。
10月29日にこのコーナーで、肉じゃがは東郷平八郎さんが、イギリス留学中に食べたビーフシチューが忘れられず、何とか日本の食材で食べたいと調理員にお願いしたのが始まりだ、と書きました。
赤ワインの代わりに醤油を使うなど調理員が試行錯誤を重ねて生まれたのが肉じゃがということです。
そこで今回は、肉じゃがは牛肉か豚肉か、という話です。みなさんはどっち派でしょうか?
大まかには西日本が牛肉、東日本が豚肉と、東西の食文化が異なることに関係しているようです。
冬の気圧配置を「西高東低」といいますが、肉の食文化の違いを「西牛東豚」とも言うとのこと。
肉じゃがに豚を使うと甘みがあり、牛を使うとコクがあると言われていますが。
私は代々東京で生まれ育ちましたので、肉じゃがは豚肉だという認識です。今日の給食も、千葉県は関東だからか、豚肉が使われています。
以前、神戸の友人とその話になったとき、豚肉の肉じゃがというものが存在することが信じられず、大変驚いたそうです。
では肉じゃがの牛肉と豚肉の境目は日本のどの辺りか?
よく言われるのは、岐阜県や三重県の辺りということですが、真偽のほどは?(それを研究している方がいて、その方の作成した地図上では東と西、豚と牛が結構はっきりと分かれていました。例外は豚文化の宮崎・鹿児島・沖縄です。)
しかし、肉じゃが自体がおいしいですし、甘みもコクも、どちらの肉を使ってもおいしいのは間違いのないことです。
今日の肉じゃがはピリ辛肉じゃがで、豚の甘みをよく生かしたメニューでおいしいです(辛みと甘みの調和は、このコーナーで以前、豚キムチについて書きました)。
1月16日(木)の給食
献立は、アーモンドトースト、牛乳、鮭のクリームシチュー、ハムサラダ、です。
10月下旬のこのコーナーで「クリームシチュー」が日本が発祥であり、しかも学校給食が発祥だという記事を書きました。
今日は、「アーモンドトースト」を取り上げます。
では問題です。
Q.「アーモンドトースト」はどこの国発祥のメニューでしょうか?
アーモンドの名産地としては、アメリカやスペイン、イタリアが挙げられますが…。
A.答えは、日本です。
それでは日本のどこで生まれたか?
これも発祥がはっきりとしていて、兵庫県の姫路市。そこにある喫茶店で生まれたようです。ご存じの方は多いのかもしれませんが、姫路市は「モーニング文化」で有名だそうです。
今や姫路市民のソールフードとも言われ、日本テレビ系「秘密のケンミンshow」でも取り上げられたことがあります。
本当に驚きです。当然のことのように欧米発祥かと思っていましたが。このコーナーを書くようになって、我が国の食文化の豊かさにはいつも驚かされると同時に、誇らしい気持ちにさせてくれます。
皆さんともこの驚きを共有したいです。
1月15日(水)の給食
献立は、小豆ご飯、牛乳、鶏のから揚げ、礒香和え、けの汁、です。
今日は、小正月です。
1月1日を中心とした「正月」に対し、1月15日を「小正月」といいます。
大昔の日本では、1年で初めての満月の日を「正月」にしていました。これが「小正月」の期限です。
小正月には、米と小豆を炊いた小豆粥を食べる習慣が広く見られます。
小豆には古来より魔除けの力があると信じられてきました。無病息災を願う晴れの日のごちそうとされています。
給食室では小豆ご飯を作りました。
1月14日(火)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、えびと豆腐のチリソース、春雨サラダ、花みかん、です。
エビチリは老若男女問わず人気メニューです。
さて、エビチリはどこの料理でしょうか?
そう中華料理、ではなく、日本で誕生した料理です!
陳建民さん(1990年代の人気番組「料理の鉄人」の中華の鉄人・陳建一さんのお父様で「日本における四川料理の父」と呼ばれています。現在はお孫さんに当たる陳建太郎の代ですね)が日本にお店を出す際、四川料理の代名詞でもある豆板醤の辛さが、日本人には強すぎると感じていました。
そこでケチャップを加えることで辛さをマイルドにし、日本人向けにアレンジをしたことでエビチリが誕生しました。
エビチリまで日本生まれの料理なのですね。驚きです。
今日は、エビチリに豆腐が入っており、見た目は少し麻婆豆腐のようです。どちらも人気メニューですので、おいしくないわけがありません。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
1月10日(金)の給食
献立は、昆布ご飯、牛乳、松風焼き、柚子香和え、白玉入りフルーツ蜜豆、です。
明日1月11日は「鏡開き」です。
鏡開きとは、お正月の間に飾っていた鏡餅を神棚や床の間から下げ、無病息災を祈願して食べる行事のことです。
実際には、大きな鏡餅を割り分けて食べますが、「割る」は壊すことに通じる忌み言葉であるため、一般的には縁起を担いで「鏡開き」と呼びます。
1月9日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、いなだの香味焼き、切干大根の海苔胡麻サラダ、白菜の味噌汁、です。
初登場!今日の副菜は切干大根の海苔胡麻サラダです。大根を細切りにして乾燥させたものを切干大根といいます。大根を乾燥させると、甘みが増し、うま味と栄養が凝縮します。普通の大根と比べると、切干大根には、カルシウムが20倍以上、食物繊維が15倍以上含まれています。よく噛んで食べて、おいしく栄養をいただきましょう!
1月8日(水)の給食
献立は、七草カレー、牛乳、パリパリひじきサラダ、ヨーグルト、です。
新しい年を迎えましたね。
昨日、1月7日は「人日(じんじつ)の節句」でした。「七草の節句」とも呼ばれ、1年間の無事を祈り、七草がゆを食べます。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、ススナ、スズシロの7種の若菜の生命力をもらい、病気を防ぐ願いが込められています。
今回は七草をみんなの大好きなカレーに入れました。春の七草を食べて、今年1年健康に過ごしましょう。
12月19日(木)の給食
献立は、ガーリックライス、ジョア、ローストチキン、フレンチサラダ、フルーツタルト、です。
2024年、今年の最後の給食は「クリスマス献立」です。
デザートのフルーツタルトは、調理員さんが380人分のタルトを1つ1つ生クリームを絞り、フルーツを飾り付けてくださっていました!
冬休みは、クリスマスやお正月など、おいしいものを食べるイベントがたくさんります。
今日はそんな冬の行事食にもっと詳しくなってもらえるようなクイズを皆さんに配ります。全問正解目指して、是非解いてみてください(クイズは各クラス、手紙が入ったBOXの中です!)。
冬休みは、食べ過ぎに気をつけて、温かくして、体調に気をつけて過ごしましょう。
12月18日(水)の給食
献立は、ちゃんぽん、牛乳、ウィンナー春巻き、中華サラダ、です。
「ちゃんぽん」は、まず名前が目を引きますよね。
諸説ありますが、長崎弁で「様々な物を混ぜること」から来ているというもの。長崎だけでなく、多種類のお酒を飲むことも、ちゃんぽんと言ったりしますね。
そのほか、中国の鉦(かね)のチャンと鼓(つづみ)のポンを合わせて「ちゃんぽん」、ポルトガル語のチャンポン(混ぜるの意味)、中国語のシャンポン(簡単なご飯の意味)がなまったもの、などなど。
Q.「ちゃんぽん」が生まれた国は?
A. そう、日本の長崎です。
ちなみに、某ちゃんぽんのレストランチェーン店は、市川市にもありますね。名前の由来は、長崎で活躍した貿易商の「リンガー」さんの名前に、気軽に立ち寄れるように「小さな家」を意味する「ハット」を加えたものです。(「ハット」が帽子でないのは、某「ピザ」のチェーン店と同じですね!)
今日のチャンポンは、たくさんの具材が入っていて、まさに「ちゃんぽん」です。味もとってもおいしいです!
12月17日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、かみかみサラダ、きりがんぽ汁、です。
「きりたんぽ」は、秋田県の郷土料理であることは有名ですね。木の串にご飯を巻いて焼いたものです。
「きりたんぽ」は名前もユニークですよね。
まず形がガマの穂に似ています。ガマの穂は長さが10㎝~20㎝もありますので、きりたんぽはガマの穂より短いです。そこで、ガマの穂に似ていますが、ガマの穂より短いので、「短(い)穂」で「たんぽ」になったようです。
そして、この「たんぽ」を鍋に入れて食べる際には、切って入れるので、「たんぽ」を「切る」ので「きりたんぽ」というそうです。ユニークなネーミングだと思っていましたが、このようにみていくととても分かりやすい名前であることがわかりました。
ちなみに、諸説ありますが、発祥は秋田県の大館市とのこと。きりたんぽを町おこしでも活用しているご当地では、毎年「きりたんぽグランプリ」が行われ、どの店舗がおいしいかを競っているそうです。
各地の郷土料理に触れられるのも、学校給食の良さですね。
12月16日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、手作りシュウマイ、ナムル、中華風コーンスープ、です。
シュウマイ発祥の国は言うまでもなく中国ですね。それでは日本のシュウマイ発祥の地は?こちらもすぐに「神奈川県」とお答えになるのではないでしょうか。
横浜中華街や崎陽軒があまりにも有名ですからね。特に移動が列車中心であった頃、崎陽軒が横浜でシュウマイの駅弁を販売し始めたことで、全国的な人気が確かなものとなったようです。
ちなみに崎陽軒は「シュウマイ」ではなく、横浜名物「シウマイ」として独自開発・販売を開始しました。
これは崎陽軒の初代社長が北関東出身で「シュウ」の発音が苦手で、「シーマイ」「シーマイ」と呼んでいたそうです。それを当時の中国人スタッフに中国語の発音に似ていると褒められたことで、より「シーマイ」に近い「シウマイ」にしたそうです。「シ」を隠すと「ウマイ」になる遊び心もあったそうです。
全国で最もシュウマイを消費している都道府県は?これは神奈川県で疑問の余地はなさそうです。
では消費2位の都道府県は?
なんと千葉県です!(令和4年度総務省統計局「家計調査」から)
今日のシュウマイは給食室のみなさんの手作りです。手作りの温かさの伝わるおいしいシュウマイです。
おいしいシュウマイをたくさん食べて元気になったら、全国シュウマイ消費量1位になる日も近いかもしれません。
12月13日(金)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、根菜とひき肉のカレー、ひよこ豆のサラダ、りんご、です。
今日は、麦ご飯を調べます。
大麦自体は、奈良時代には広く栽培されていたようです(意外にも新しい印象ですが)。
そして平安時代にはお米と混ぜて食べられるようになったそうで、この平安時代が麦ごはんの始まりでしょうかね。
日本では、近現代になるまでは、都市部以外では米だけのご飯は神様への捧げものという位置づけであり、祝祭時のみだったようです。
麦ご飯ですが、とても栄養があるので、徳川家康は若い頃から健康に留意し、麦ごはんにこだわったとか。また、日露戦争時は栄養障害による脚気によって亡くなる兵士が出たそうで、麦ご飯を食事に取り入れたようです。
それぐらい栄養のあるご飯なのですね。特に食物繊維は米の10倍にもなるので、便秘の改善・生活習慣病の要望改善・血糖値の上昇抑制・コレステロールの吸収抑制・満腹感・虫歯の予防などなど、大麦を混ぜるだけで大きな効果を期待できます。
味や触感が気になる子もいると思いますが、カレーですから食べられるのではないでしょうか。
“トリプルデミック”ともいわれるこの時期、しっかり栄養を取ってもらいたいです。
12月11日(水)の給食
献立は、焼きコロッケパン、牛乳、コーンサラダ、ミネストローネ、です。
今日は焼きコロッケパンが出ています。これはよくお店で見かけるような、コロッケをパンで挟んであるコロッケパンでありません。パンの表面ににコロッケの材料が塗られていて、ソースもかかっています。食べると確かにコロッケのような味がします。とても面白く、そしておいしい。
さて、コロッケは何語?
答えは、コロッケがフランスの料理「クロケット」を模倣したので「フランス語」が正解です。しかしクロケットは、我々のイメージするコロッケとは違うようです。
明治時代、クロケットを再現しようとすると、当時の日本では材料を揃えることが困難で、手に入りやすかったジャガイモを代用品として作りました。こうして我々のよく知る「ポテトコロッケ」が日本で誕生したのです。
ということは、コロッケも日本生まれ! いつもながら日本の料理文化のすごさを感じます。
そのため、「コロッケは和食か洋食?」という議論もあるそうです。結論は「日本の洋食」とのことです。
最近欠席者が増えてきましたし、しっかり給食を食べて元気に過ごしてほしいです。
12月10日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ちくわのチーズ揚げ、おかか和え、ピリ辛豚汁、です。
今日は「おかか和え」がメニューとして出ています。鰹節や、鰹節を醤油で味付けしたものを「おかか」といいますが、おにぎりやたこ焼き、お好み焼きをはじめ、いろいろな料理に使われています(厳密には、鰹節を削ったものをさらに細かくしたものを「おかか」と言うようですが)。
しかし、なぜ「おかか」というのでしょうね?カツオでもなく、鰹節でもなく。
ふと疑問に思ったので調べてみました。
時は室町時代。初めて鰹節が製造された時代に遡ります(カツオは室町時代にも普通に獲れていたんですね。それも驚きです。大型魚ですし、遠洋まで出て行って獲っているイメージがあるものですから。また約600年も前に、「世界一硬い食べ物」である鰹節を作る技術があったとは…)。
当時、鰹節を「かか」と呼んでいて、宮仕えの女性たちが丁寧に「お」をつけたことから、「おかか」で広まったようです。
呼び方一つみても歴史の深さを感じることがあるのですね。
12月9日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、葱塩豚丼の具、マーボー春雨、さつまいものごま団子、です。
ごま団子と言えば、中華料理の点心で有名で、日本でもたいへん人気がありますね(日本の名産地は岩手県であり、外側に白ゴマがまぶしてあるごま団子ではなく、中にトロリとした黒ごまの餡が入っている「ごま擦り団子」が有名だそうです)。
中国では「芝麻球」と書いて、「チーマーチュウ」や「チーマーカオ」と呼ぶそうです。「芝麻」がごまを表すそうで、「球」は日本語とほぼ同じですから、かわいらしい名前です。
さて、ごま団子は、中身があんこやごま餡がよく使われています。しかし、今日の給食のごま団子は、さつまいも餡でした。とてもおいしいです。
さつまいもは千葉の名産でもありますから、”千産千消”の観点からもとてもいいですね。
12月6日(金)の給食
献立は、ひじきご飯、牛乳、カリカリ大豆サラダ、鰯のつみれ汁、花みかん、です。
初登場!
今日の副菜は「カリカリ大豆のサラダ」です。
揚げた大豆にカレー粉をまぶしてあり、カリカリとした食感とスパイシーな香りを楽しめるサラダです。
給食当番さんは大豆と野菜をしっかりと混ぜ合わせて配膳をお願いします!
1口30回よくかんで食べましょう。
12月5日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、スペシャル納豆和え、千草焼、ぶり大根、です。
ところで、なぜ「ぶり大根」なのでしょうか?鮭(さけ)大根や、鰊(にしん)大根でもいいのではないでしょうか。
ぶり大根が有名なのは富山ですが、冬はぶり漁が盛んだったのと、冬が旬の大根を合わせたのが全国に波及したようです。近年になるまでは冷凍や輸送の技術が今ほどなく、地産地消が当たり前であり、ぶりと大根を合わせるのは難しくないことだったのかもしれません。しかし、おいしくなければここまで全国的に広がりませんので、初めに作った人はすごいということになりますよね。
ちなみに、上に書いた「鮭大根」は実際にありました。
北海道の名産です。アニメ「鬼滅の刃」の人気キャラクター・冨岡義勇の好きな料理が鮭大根とのことです。
今日のぶり大根はぶりがたくさん、大根しみしみでとてもおいしいです。
12月4日(水)の給食
献立は、ほうとう、牛乳、彩野菜のごま和え、オレンジおからドーナツ、です。
さて、ほうとうは日本では山梨県が有名ですね。起源は中国のようですが。
昔、山梨県の山間部では米作りが難しいので、代わりに蚕を飼って絹糸を取ることで暮らしていたようです。桑の収穫の後は麦を栽培し、収穫した麦を麺にして季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのが「ほうとう」です。
太い麺が特徴的ですね。
名前の由来も諸説ありますが、山梨県といえば、武田信玄ですね。武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられた説があります。
また、ほうとうは農林水産省選定「農山漁村の料理百選」にもなっています。
今日はオレンジおからドーナツもとってもおいしかったです!(給食室はとても大変だったと思います。ありがとうございます。)
12月3日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、塩昆布メンチ、しらすサラダ、じゃが芋とわかめの味噌汁、です。
今日は「メンチカツ」を取り上げます。
メンチカツの発祥国は?
そう、日本です!いつもながら日本の食文化はすごいです。
時は明治時代。調べてみると、諸説あります。しかしながら日本生まれであることは間違いはないようですね。
では、なぜ「メンチ」なのか?メンチという言葉はおそらくないですよね。
調べてみると、ひき肉を英語で言うとminced meat(ミンストミート)であり、これがミンスとなり、メンチに転じた説。また西日本ではひき肉をミンチ肉といいますが、それがメンチに転じたという説。
どちらもありそうですね。
ちなみにメンチカツを使って町おこしをしているところもあるようです。例えば「茅ケ崎メンチ」や「亀有メンチ」があります。千葉県にも「館山メンチ」があるようです。是非食べてみたい。
今日は塩昆布や豆腐を使ってヘルシーでありながら、お肉のおいしさを十分に味わえる塩昆布メンチとなっています。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
12月2日(月)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、えびのクリームソース、鶏団子と白菜のスープ、りんご、です。
突然ですが、「ピラフ」は何語だと思いますか?
英語ではなさそうだとは思っていましたが、正解はフランス語だそうです。
ルーツはトルコ料理の「ピラウ」からきています。発音はピラフに似ていますね。ルーツはほかにも、インドの「プラーカ」という料理も起源と考えられているようです。
それでは、ピラフとチャーハンの違いは?
ピラフは生米から作ってスープで炊き上げ、チャーハンは炊きあがったお米から作るところが違います。
ピラフとパエリアの違いは…などと考えていくとキリがないですね。食文化の奥深さを思い知らされます。
11月29日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、梅入り枝豆ご飯、きびなごのから揚げ、豚汁、トトロのクロスケボール、です。
今日は「映画の日」献立です。
1896年にエジソンが発明したキネトスコープ(映画の上映装置)を用いて、日本で初めて映画が11月25日~12月1日に上映されました。
その後、12月1日を「日本における映画産業発祥を記念する日」として「映画の日」が制定されました。
今回紹介する映画は、スタジオジブリ制作、1988年公開「となりのトトロ」です。
さつきちゃんが作ったお弁当と、まっくろくろすけをイメージした献立となっています。
11月28日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、酢豚、ワンタンスープ、りんご、です。
今日は酢豚を取り上げます。
酢豚は中華料理で人気であることからもわかる通り、正真正銘の中華料理です。
ただし、日本の酢豚と中国の酢豚は大きく異なる点があるそうです。
それは、日本ではカラフルな野菜を多く入れたものが一般的ですが、本場中国では「水っぽくなる」ことから野菜は入れないのだそうです。
ちなみに酢豚といえば、よく話題になるのが、「酢豚に入っているパイナップルはアリかナシか?」ですよね。
パイナップルを入れるのは、考案された当時は高級だったパイナップルをいれて高級感を出すためというのが初めだったようですが、どうやらパイナップルの酵素が肉を柔らかくするという効果があることがわかり、より一般化したようですね。
皆さんのどちら派でしょうか?
それはさておき、今日の酢豚は野菜もたっぷりでとってもおいしいです(パイナップルは入っていません。念のため)。
11月27日(水)の給食
献立は、きつねうどん、牛乳、焼肉サラダ、甘納豆入り黒糖蒸しパン、です。
今日のデザートは、初登場の甘納豆入り黒糖蒸しパンでした。初めて見る料理であることや、豆が上にのっていることから、苦手意識を持つ子もいました。食べたことのない料理は怖いと感じたり、豆などの苦手な食材が入っていると食べることに抵抗感を持つのは誰しもあることかと思います。そこで、甘納豆入り黒糖蒸しパンが初登場の新メニューであること、甘納豆という甘い豆を使っていること、とってもおいしく作れたことを伝えました。そして、希望者に1個の甘納豆入り黒糖蒸しパンを小さく1口サイズにちぎったものをシェアして食べてみてもらいました。すると、「食べてみたらおいしかった!」「豆が甘くておいしかった」と1個分を手にとってくれる子もいました。意外とおいしかった!苦手だけど調理方法や味付けによっては食べられた!というのも実はよくあることなのです。
これからも子どもたちが、色々な料理や食材との出会い、発見を楽しんでいってくれると嬉しいです。
11月26日(火)の給食
献立は、さつまいもご飯、牛乳、あんかけふっくらハンバーグ、行徳海苔和え、大根の味噌汁、花みかん、です。
今日は千産千消献立です。
地域で生産された農林水産物を、地域で消費しようとする取組を「地産地消」といいます。
千葉県では「地」を千葉県の「千」と銘打って様々な取組を行っています。
今日は、さつまいもご飯のさつまいも、あんかけふっくらハンバーグの豚肉、行徳海苔和えの行徳海苔、大根の味噌汁の大根など、地元でとれたものをたくさん使用しています。
11月25日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、切干豚キムチ丼の具、パリパリラーメンサラダ、柿、です。
今日は豚キムチを調べてみようと思います。
皆さんも不思議に思った方はいるのではないでしょうか。なぜ牛キムチでないのか?、なぜ鶏キムチでないのか?
調べてみると、栄養学的な面と、味の面があるようです。
まず栄養学的には、豚肉はたんぱく質やビタミンB群が、キムチはビタミンCや食物繊維が豊富です。これらを一緒に取ることで栄養素の相乗効果が期待できるそうです。
一方、味の面では、まず豚の脂は甘いとのこと。そこにキムチの酸味と辛みがあって、豚の甘味が加わることで味の相乗効果、つまりおいしいということになるのだそうです。
ちなみに豚肉とキムチが合う訳を調べていましたら、「おいしいものはおいしい。つまらないこと考えるな」というご意見も見つけました。確かにごもっともではあります。
文句なくおいしい豚キムチ丼をたくさん食べて、「元気」になってほしいです。
11月22日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、こまったさんのオムレツ、三色おひたし、大根と豚肉の旨煮、です。
お話給食第4弾!今日の主菜は「こまったさんのオムレツ」です。おいしいオムレツを作らないと家にはかえしてもらえないオムレツ島。スパニッシュオムレツに甘いオムレツ、いろんなオムレツを作る人がいる中、こまったさんはオムレツに何を入れたか知っていますか?給食室でも、こまったさんと同じくあるものをオムレツに入れてみました!みんなでこまったさんのオムレツを食べて見ましょう!
11月21日(木)の給食
献立は、茶飯、牛乳、一口おでん、辛子和え、大学芋、です。
今日は大学芋を取り上げようと思います。素揚げしたサツマイモに糖蜜を絡めた料理で、老若男女から人気で
それでは、「大学芋はなぜ“大学”なのか?」
これについては、聞いたことがあるかもしれませんね。いつもながら諸説あるようです。
大正時代に学生街である文京区本郷で東京大学の学生に大人気だったから、大正時代に東大の赤門前に店を構える甘味屋さんが作ったから、大正時代に商品名に「大学」とつけるのが流行したから…など。
もしかしたら諸説ありとありますが、上のものは全て真実というか、1つのことを言っているのかもしれません。
時代は大正時代でよさそうです。大学とは、東京大学のことで問題なさそうですね。何か、大学芋を食べると賢くなりそうなイメージに変わりました。
そして今日は温かい状態で提供してくれました。大学芋は温かいとよりおいしく感じますよね。作る時間とか、置いておく工夫とか、大変だったと思いますが、心遣いがとても嬉しく感じました。
11月20日(水)の給食
献立は、からすのチョコパン、牛乳、グリーンサラダ、ABCスープ、です。
お話給食第3弾!
今日の主食は、「からすのパンやさん」から「からすのチョコパン」です。
からすの一家から作り方を教わって、給食室で作りました!
切り込みを入れたパンに調理員さんが1つ1つ丁寧に生クリーム、チョコレート、カラスプレーをトッピングしてくださいました。
11月19日(火)の給食
献立は、ごぼうピラフ、牛乳、ししゃもバジルチーズ揚げ、ポテトとウィンナーのチリソース煮、りんご、です。
ししゃもは頭から尻尾まで全部食べることができる小魚です。牛乳と同じく、カルシウムが豊富に含まれています。よく噛んで食べて、丈夫な骨と歯を作りましょう。
11月18日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、海藻サラダ、花みかん、です。
ハヤシライスついては、5月に給食に出された時にも書きました。
諸説あるようですが、丸善の創業者である「早矢仕(はやし)さん」が考案したという説があります。日本橋の丸善には上の階にカフェがあり、”元祖ハヤシライス”が食べられます。私は1度だけ食べたことがあります。
そのほか上野精養軒のシェフの「林さん」が作ったとか、横浜で医師をしていた「早矢仕さん」が作ったとか、「林さん」というお客が毎日注文していたからという「人名」に関するものや、ハッシュドビーフがなまったものとか、いろいろあるようです。
しかし間違いないのは、ハヤシライスが日本発祥ということ。このコーナーを書くようになって、ますます日本の料理の奥深さを知ることになり、誇らしい気分になります。
さて、ハッシュドビーフが出たところで、ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは何でしょうか?
答えは、「明確な違いはない」です。
どちらも薄切りの肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだメニューですが、一般的には、ハッシュドビーフはデミグラスが強く、ビーフシチューに近い味わい。一方のハヤシライスはトマトが強い味わい。
今日も我が国発祥のメニューを味わいましょう。