今日の給食

今日の給食

5月1日(木)の給食

献立は、抹茶きなこ揚げパン、牛乳、焼き肉サラダ、ポテトスープ、こなつ、です。

今日は「抹茶きなこ揚げパン」です。

揚げパンは全国の学校給食で人気のメニューですし、前回きなこ揚げパンの際、大人にも人気であることを書きました。もはや国民的人気メニューですね。

先日きなこ揚げパンが提供された際、1年生は「食べてみたかったんだぁ!」「おいしい!」という声が。幼稚園や保育園では提供されなかった園も多いようでしたので。1年生の子どもたちはすっかり揚げパンのファンになっていました。

 そして今日、新たに「抹茶きなこ揚げパン」が曽谷小に登場です。

昨年度の人気メニュー投票で第一位を獲得したのは、「ココア揚げパン」でした。これで4種類になるのでしょうか。プレーンの「揚げパン」、「きなこ揚げパン」、「ココア揚げパン」、そして「抹茶きなこ揚げパン」です。

なぜ「抹茶」か?

水上先生に聞くと、今日が88夜。立春から数えて88日目の日に当たります。「茶摘み」の歌の歌詞にあるように、新茶として特に縁起の良い日とされているようです。

子どもたちに人気だから、単に新しい味を提供したのではありません。このように季節感も意識して給食は提供されているのですね。とても大事なことだと思います。

以下、子どもたちに出されたクイズの放送原稿です。

「ここで食育クイズ!八十八夜は、何をする日でしょうか?

 ①お茶摘みをする日  ②魚を釣る日  ③米を育てる日

正解は、①お茶摘みをする日です。」

学校給食は、こういった食を通じた文化の伝達という意味での「食育」にも通じているのが意義深いです。

 

4月30日(水)の給食

献立は、たけのこご飯、牛乳、イナダのおろしソース掛け、かきたま汁、です。

今日は「たけのこ」に注目してみます。

たけのこの旬は3月~5月、まさに今が旬ですね。しかしながら、たけのこもたった10日経つといわゆる「竹」になってしまい、食べられなくなるそうです。そのため、たけのこ取りの名人は、頭が地上に出る前に、地面のひび割れ、膨らみを見ただけで下にたけのこがあるのがわかり、より柔らかくておいしいたけのこを掘り出すことができます。

さて、前から思っていたのですが、竹って木なのでしょうか?それても草なのでしょうか?みなさんはどう思いますか?

調べてみますと、答えは「どちらでもない」ということです。

「有節植物」という種類で、イネ科の植物になるようです。茎の太さが変わらないという草の特徴がありながら、何年も生きる多年生植物であるという木の特徴を併せ持ちます。

しかしながら節があったり、中が空洞であったりという、木・草どちらにも属さない特徴があるのが竹です。

たけのこは、成長の早さやまっすぐに伸びるその様子から、子どもの成長と元気さと健やかさの象徴でもあります。

栄養たっぷりのたけのこご飯を食べて、元気に、まっすぐに、健やかに成長してほしいと願うばかりです。

 

4月28日(月)の給食

 献立は、麦ご飯、牛乳、四川麻婆丼、ナムル、きよみオレンジ、です。

  今日は「四川(しせん)」に注目してみます。四川はご存じのとおり地名であり、中国の西南部に四川省という省があります。高学年になると「三国志」が好きな歴史好きの子がいますが、「三国志」の主人公・劉備が活躍した場所が、今の四川省ですね。 

また四川といえば、中華料理四大料理の1つ、とても辛い料理が有名な四川料理ですね(他、北京料理・広東料理・上海料理)。また、私の世代では、四川といえば「料理の鉄人」という大人気番組があって、その「中華の鉄人」が四川料理の陳建一シェフでした(わかる世代にはわかるお話です)。麻婆豆腐はそんな四川料理の代表格です。

さらに、四川は四川料理だけでなく、大規模なパンダの保護センターがあることでも有名です。昨年の6月、日本の上野動物園でも大人気だった「香香(シャンシャン)」が7歳になったというニュースがありました。

熱烈なシャンシャンのファンは、四川の保護センターへシャンシャンの成長した姿を見に行っているのだとか。中国に返還された現在も食欲旺盛で、大好きなリンゴや竹をよく食べ、元気に暮らしているということでした。

曽谷小の子どもたちも、よく食べ、「元気」に過ごしてほしいと願っています。

4月25日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、手作りエコふりかけ、鯖の文化干し、三色おひたし、大根の味噌汁、です。

今日はメニュー「鯖の文化干し」に注目します。

ところで「文化干し」とは何でしょうか。

不勉強でわからないため、少し調べてみました。

「文化干し」とは、魚を塩水につけてから冷風乾燥させた干物だそうです。日干しとは違って、焼いても身が縮まずにジューシーな食感が楽しめるのが特徴です。

それでは、なぜ「文化」なのか?

昔は干物を木箱や新聞紙に包んで販売したそうですが、東京都江東区の業者がセロファンに包んで販売を始めたようです。その見た目が美しく画期的だったことから、「文化的だ」という意味のもとに「文化干し」という呼び方になったとのことです。

「干し」にもいろいろあります。少し調べただけも、天日干し、煮干し、塩干し、丸干し、開き干し、みりん干し…。それに加えて身の開き方も様々あり、組み合わせたら、とてもたくさんの種類にがあることになります。

改めて日本の食文化の奥深さ、豊かさを知ることになりました。

今日は、タンパク質、ビタミンB・D、DHA、EPA…などたくさんの栄養がある鯖を食べて「元気」に過ごしてほしいです。 

4月24日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、酢豚、中華風コーンスープ、パインゼリー、です。

 

今日はメニュー「酢豚」に注目します。

酢豚は中華料理で人気であることからもわかる通り、正真正銘の中華料理です。

ただし、日本の酢豚と中国の酢豚は大きく異なる点があるそうです。

それは、日本ではカラフルな野菜を多く入れたものが一般的ですが、本場中国では「水っぽくなる」ことから野菜は入れないのだそうです。

ちなみに酢豚といえば、よく話題になるのが、「酢豚に入っているパイナップルはアリかナシか?」ですよね。

パイナップルを入れるのは、考案された当時は高級だったパイナップルをいれて高級感を出すためというのが初めだったようですが、どうやらパイナップルの酵素が肉を柔らかくするという効果があることがわかり、より一般化したようですね。

皆さんのどちら派でしょうか?

それはさておき、今日の酢豚は野菜もたっぷりでとってもおいしいです。パイナップルは入っていません。念のため。

しかし奇しくもデザートのゼリーがパインゼリーでした!

4月23日(水)の給食

献立は、セサミトースト、牛乳、春のシチュー、イタリアンサラダ、です。

 

今日はメニュー「セサミトースト」に注目します。

セサミトーストはご存じのとおり、食パンにごま、砂糖、マーガリンを混ぜたものを塗り、焼いたトーストですね。ごまの風味と甘さが特徴で、子どもたちにも大人気のメニューです。

それでは、セサミトーストはどこの国が発祥でしょうか?

少し調べてみますと、詳しいことはわからないのですが、どうやら日本が発祥のようです。

トーストというと洋食ですから、外国が発祥のイメージがありますが、どうやら違うようなのです。

小倉トーストも日本の愛知県が発祥。

アーモンドトーストも日本の兵庫県が発祥。

どうやらトーストについても、我が国の食文化はすばらしいと言うことができそうです。

今年度も、世界に誇る学校給食のすばらしさや、日本の食文化の豊かさをこのコーナーで書いていければと思います。

子どもたちには、たくさん食べて「元気」に過ごすだけでなく、食育の一環として歴史や食文化についてもいろいろ知ってほしいと思っています。

4月22日(火)の給食

献立は、キムたくご飯、牛乳、ジャンボ揚げ餃子、中華スープ、晩柑、です。

皆さんは「キムたくご飯」をご存じでしょうか?

子どもたちに大人気のメニューなのですが、「キムチ」と「たくあん」で、キムタクです。人気俳優の木村拓哉さんの愛称・キムタクともかけて、ネーミングにかなりのインパクトがありますね。

発祥は長野県塩尻市。しかも栄養士の方が発案した、学校給食発祥のメニューです。地元の名産である漬物ですが、若い世代は漬物離れが見られました。そこで漬物を子どもたちにおいしく食べてもらいたいとの思いから、キムたくご飯は生まれたそうです。

ちなみに、某世界的なコンビニエンスストアチェーンでは、長野県と山梨県の店舗600店以上で、昨年「キムタクおにぎり」が発売され人気を博したようです。

キムタクご飯は発案が2002年だといいますから、時代も場所も超えて、千葉県の市川市でも給食で大人気だというのは、とてもロマンを感じます。

キムタクご飯を食べながらそんな思いにも触れてもらいたいと思っています。

4月21日(月)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、春キャベツのホイコーロー丼の具、ワンタンスープ、手作り杏仁豆腐です。 

  今日は「春キャベツ」に注目します。

皆さんは「春キャベツ」と聞いて不思議に思ったことはありませんか?キャベツって1年中食べられる食材ですし。

調べてみると、キャベツというのは、大きく分けて3つ、春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツと分けられているんだそうです。その中でも、春キャベツは、秋に種をまいて、春から初夏にかけて収穫されるキャベツとのことです。

春キャベツは葉の巻きが緩いため、ふんわりとしていて、丸みのある形をしています。葉が柔らかく、みずみずしい味わいが春キャベツの特徴らしいです。

なるほど、収穫の時期によって春、夏、冬とあるのですね。

しかしながら、学生時代に、小麦は春小麦と冬小麦とあって、種をまくのが春なのが春小麦、冬にまくのが冬小麦でした。

キャベツは刈り取る時期、小麦は種をまく時期を季節として表す…。

あまり難しいことは考えず、春キャベツはみずみずしくておいしいですから、この時期にしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。

4月18日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、チキンハンバーグ玉ねぎソース、くきわかめのサラダ、じゃがいもの味噌汁です。

今日はメニュー「ハンバーグ」に注目します。

ハンバーグは昔から子どもたちに人気のメニューですね。

子ども1,200人に聞いた「小学生が好きな食べ物ランキング」(2024年 学研教育総合研究所)によると、ハンバーグは6位です。

6位というのも、焼き肉(7位)より上なのです。立派な上位だと思います。

因みにここまで言ったら、さらに上位が気になると思います。5位はカレーライス、4位はフライドチキン・唐揚げ、3位はポテトフライ、2位はラーメン、1位はお寿司でした。

しかしながら、私のような昭和世代からすると、2024年現在の小学生にとって、ハンバーグが6位というのは少し意外でした。

昭和・平成時代の小学生のアンケート(20代~60代の1,000人に聞いたアンケート「自身が小学生だった頃に好きだったメニューは何ですか」〈2023年 ぐるなび調べ〉)では、ハンバーグが堂々の1位。続いて2位カレーライス、3位鶏のから揚げです。5位のお寿司より上なのです。

ハンバーグの人気は、肉の旨味とふんわりとした食感、ソースとの相性の良さなど、味のバリエーションが多いことも人気であるようです。

ちなみに、私は1年生から「今日の給食なあに?」とよく聞かれるのですが、「今日はハンバーグだよ」と言うと、聞いた子たちは全員「やったー!」という反応。令和の時代もハンバーグは人気です。

今日の給食は、玉ねぎソースとともに提供されています。とても相性がよく、ハンバーグの良さが出ています。

4月17日(木)の給食

献立は、ビビンパ丼、牛乳、トック、野菜チップ、です。

今日は、「野菜チップ」をみていきます。

曽谷小学校では、昨年度に好きな給食アンケートを実施しました。そこで

人気ランキング6位だったのが野菜チップです(今年度もアンケートをやると思います。野菜チップは何位になるのでしょうか)。

具材は、人参、レンコン、カボチャ、さつまいもです。

パリパリと食感も良く、塩味が素材本来の旨味を引き出していておいしいです。

子どもには野菜嫌いが多いにもかかわらず、また根菜のみのメニューにもかかわらず、子どもたちに人気なのが分かります。基本的に野菜しか使っていないのに人気6位とは。

からだのバランスを整える野菜をしっかり摂れる野菜チップで「元気」に過ごしてほしいです。

4月16日(水)の給食

献立は、きなこ揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、ツナサラダ、ヨーグルト、です。 

今日は、「揚げパン」をみていきます。

私の住んでいる地域で、揚げパンのキッチンカーを時折見かけます。給食を食べなくなった大人の人を中心に大人気のようです。給食以外であまり見かけないメニューだということも手伝って、郷愁を誘うのでしょう。

さて、こんなみんな大好き、大人気の揚げパンですが、大人気商品にありがちな「諸説あり」ではなく、発祥の時と場所と人物名がはっきりしています。時は昭和27年、大田区立嶺町小学校で、発案者は調理師の篠原常吉さんだということです。

時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者に給食のパンを届けていたようです。

でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、揚げてみようか…」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功した。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだ。そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。

ちなみに給食を作ってくださっている本校の栄養教諭・水上先生は、子ども時代に最も好きだったメニューは揚げパン、給食を作る立場になって最も好きなメニューも揚げパンなのだそうです。

いろいろな思いにあふれた揚げパンです。

4月15日(火)の給食

献立は、コーンピラフ、牛乳、ほうれん草のチーズオムレツ、ミネストローネ、です。

 

今日は「ミネストローネ」をみていきたいと思います。それでは、いきなりですがクイズです。

Q.献立にあるミネストローネとはどんなスープをいうのでしょうか?

1.赤い色のスープ  

2.具だくさんのスープ  

3.夏に作るスープ

 さあ、どれでしょう?

正解は、2の「具だくさんのスープ」です。

イタリアではミネストローネが古くから食べられていました。

コロンブスによって、南アメリカ大陸原産であるトマトがヨーロッパに持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。

そうなると、歴史で覚えた「意欲に(1492年)燃えるコロンブス」が約500年前ですから、その時点ではすでにイタリアでは食べられていたという、たいへん歴史のあるスープということになります。

しかし我々にとっては、トマトのスープ、または赤いスープというイメージが強いですが。

具だくさんのスープですから栄養満点、たくさん食べて年度はじめの4月を乗り切ってもらいたいですね

4月14日(月)の給食

献立は、麦ごはん、牛乳、ポークカレー、グリーンサラダ、いちごゼリー、です。

今日は「ポークカレー」に注目してみます。

カレーライスはもはや国民食といっても過言ではない、大人から子供まで大人気のメニューです。今日は1年生の最初の給食ですから、みんな大好き、給食の準備も簡単、わりと早く食べられるなど、今日カレーが選ばれるのは納得ですね。

突然ですが、皆さんはどんなカレーがお好みでしょうか?

男女1,000人に行ったアンケート調査(oggi 2022年実施)によると、「最も好きなカレー」は、第1位がビーフカレー(30.4%)、第2位は本日提供されているポークカレー(21.6%)、第3位がチキンカレー(16.3%)であり、そのあとはバターチキンカレー、グリーンカレー、キーマカレーと続いています。

ビーフとポークが突出している印象ですね。

以前、肉じゃがを書いた際に、どちらかというと西日本は牛肉文化、東日本は豚肉文化という話を書きましたが、千葉県で統計を取ったら、もしかしたらポークが1位になるかもしれませんね。

それぐらい馴染みのあるカレーだと思います。

ポークカレーの良さは、ビーフと比べて値段がリーズナブルであり、チキンに比べてジューシーです。また豚肉は肉の脂の甘味が、スパイスの辛さとマッチするということが挙げられますね。

「カレーは飲み物」なんて言っている人気リポーターがいたり、「カレーは飲み物」という店名の人気カレー専門チェーン店があったりますが、カレーはしっかりよく噛んで味わってほしいです。

4月11日(金)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、千草焼き、生揚げの肉味噌煮、清見オレンジ、です。

今日は「清見オレンジ」に注目してみます。

清見オレンジは、いわゆる「みかん」と呼ばれるものと、オレンジを掛け合わせて生まれたものです。

実はこの清見オレンジは「奇跡的」な品種だといわれているそうです。それというのも、柑橘類の品種改良はほとんどが母親のクローン的な品種になるところ、清見オレンジは双方の遺伝子を持ったことが奇跡的と言われています。

そのため、清見オレンジを親にして掛け合わせると、双方の遺伝子を受けついだ品種ができるというのです。よく聞く、デコポン、せとか、はるみなど、よく耳にする品種も、清見オレンジの子どもや子孫に当たるそうです。

みかんの家系図のような図を見ましたが、その中心にあり、たくさんのみかんの親になっているのが、この清見オレンジです。

さらに開発に費やした時間は30年!これらの話を聞くと、清見オレンジを見る目が変わります。

みかんは食感の「トロトロとシャキシャキ」、味の「甘味と酸味」の4象限で表せるようなのですが、清見オレンジは高いトロトロ感と甘味を示しています(「柑橘の大トロ」とも言われる子どもの「せとか」はさらに高いトロトロ感と甘味です)。

これから柑橘を食べる際に、品種にも少し注目してみたいと思っています。

4月10日(木)の給食

献立は、ペンネのミートソース、牛乳、マセドアンサラダ、カステラです。

今日は「マセドアンサラダ」に注目します。

あまり耳にすることは多くないのではないかと思います(昨年も4月のこの時期に提供されてはいますが)。 

マセドアンサラダは、フランス発祥の彩り豊かなサラダのことだそうです。ご当地では伝統的なサラダとして、昔から食べられてきたようです。

サイコロ切り・角切りで野菜の種類もたくさん使われており、チーズもたっぷりです。

よくポテトサラダとの違いが取り上げられるようです。ポテトサラダとマセドアンサラダの違いは何でしょうか?

答えは、一番大きな違いとしてじゃがいもの使い方だそうです。

ポテトサラダはじゃがいもをマッシュしますが、マセドアンサラダはマッシュせず、角切りで提供します。そのほかドレッシングも微妙に違うのだとか。

あまり耳にしなかったり、自分の家庭ではあまり出てこなかったりするメニューに触れることができるのも、学校給食の良いところですね。

栄養もたっぷりなマセドアンサラダ、たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。

 

4月9日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ミルメーク、豚すきどんの具、すまし汁、スイートポテト、です。

今日から令和7年度の給食がスタートしました(1年生は14日から)。

手をよく洗い、盛り付け表をよく見て、丁寧な給食準備、片付け、食事のマナーを心がけましょう。

さて今日は「ミルメーク」に注目してみます。お読みの皆さんは「ミルメーク」をご存じでしょうか?ミルクでメーク(作る)からミルメークだそうです。

牛乳にミルメークの粉末(のちに液体も開発)を入れると味が変わるという「牛乳の素」です。

今や様々な味があるようですが、今日はコーヒー味の液体で提供されています。

昭和30年代までは学校給食では脱脂粉乳が提供されていたのはよく知られるところですが、それが牛乳になった際、栄養価の高かった脱脂粉乳からの変更は、摂取栄養価が落ちると全国の栄養士から懸念の声が上がったそうです。

また、牛乳嫌いの子が牛乳を残すことが問題になっていたようですが、ミルメークは栄養のある牛乳を残すことが少なくなるよう開発されたとのことです。

ここにもまた子どもたちを大切にする思いに溢れている話に触れることができました。

私の少し上の世代の方々から、学校給食でミルメークが出た時の嬉しさ、ぜいたくさという話を聞いていました。私の地域、世代ではミルメークが提供されることはありませんでした。

しかし随分と大人になってミルメークを飲むことができました。確かにおいしい!話に聞いていたおいしさと、ぜいたくさを噛みしめています。

今年度もたくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。

3月17日(月)の給食

献立は、セルフオムライス、ジョア、ABCスープ、手作りチョコプリン、です。

今日で今年度の給食は終了です。給食を通じて、新しい発見や学び、思い出は作れましたか?

1つでも作れていたら、とってもうれしいです!

3月14日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ヤンニョムチキン、チョレギサラダ、トック、です。

今日は韓国の料理が揃っています。そこで今回は、「ヤンニョムチキン」に注目してみます。

ヤンニョムチキンとは、ご存じの方が多いと思いますが、鶏肉に衣をつけて揚げ、甘辛いタレを絡めた韓国料理です。韓国では国民食とのこと。ファストフード店よりもヤンニョムチキン店が多いほどだそうです。

日本でもとても人気がありますね。日本での人気の火付け役は、韓国の人気ドラマに登場したことで話題になったことからです。濃い味付けがご飯にぴったりです。

ちなみに、韓国には国民食・ヤンニョムチキンのほかに、しょうゆ味のカンジャンチキンや、フライドチキンにハニーマスタードソースやチリソースで食べることも多いなど、チキンを使った料理の味付けはバリエーションがあるようです。

今日も、高たんぱく低脂質で、ビタミン、鉄分、コラーゲンなど栄養のあるチキンをしっかり食べて、元気に過ごしてもらいたいです。

3月13日(木)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、さばの香味焼き、ごぼうサラダ、けんちん汁、です。

今日は、けんちん汁に使われている「さば節」に注目してみます。かつお節というのはあまりに有名であり、実はさば節というものは知りませんでした。

いつもながら少し調べてみますと、かつお節と同様の発酵食品であり、もちろんかつおの代わりにさばを使用しています。

それではかつお節とさば節では、どのような違いがあるのでしょうか?

原料が違うのはもちろん、そのため風味や味わいも異なっているようです。

さば節は、かつお節に比べて香りが強くないですが、脂質の多いさばを使用していることから、コクの強い、濃い味の出汁がとれるようです(そしてかつお節よりコスパがよい)。

よって、一般的に濃い味を求める料理に適しているようです。けんちん汁は神奈川県は鎌倉の建長寺で生まれた話は以前書きましたが、一般的に関東は味が濃いものとすると、今日のようにけんちん汁には、さば節が合うということになりそうです。

さば節で今日も少し賢くなったのと、料理によって取る出汁も変えてくださっている給食室の配慮には改めて頭が下がります。

今日も、さば節でとっただしで作るけんちん汁をしっかり食べて、しっかり元気に過ごしてもらいたいです。

3月12日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ドライカレー、ひじきのマリネ、フルーツポンチです。

今日は「ドライカレー」に注目します。

ご存じのようにドライカレーとは、汁気のないカレー全般をいいます。挽き肉と野菜を炒めてカレー粉で味付けしたカレーや、カレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーに含まれるようです。

それではいつものように、ドライカレーはどこの国の発祥なのでしょうか?

調べてみると、20世紀初頭に日本郵船の欧州航路船「三島丸」の船舶料理士が考案したという、日本生まれのメニューです。

ドライカレーは、インドのキーマカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたもののようで、長旅から食欲不振になったお客さんのために考案されたとあります(キーマカレーとドライカレーの線引きも難しいようですが)。

ドライカレーも日本の料理とは、いつもながら我が国の食文化はすごいですね。

しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。