今日の給食

4月11日(金)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、千草焼き、生揚げの肉味噌煮、清見オレンジ、です。

今日は「清見オレンジ」に注目してみます。

清見オレンジは、いわゆる「みかん」と呼ばれるものと、オレンジを掛け合わせて生まれたものです。

実はこの清見オレンジは「奇跡的」な品種だといわれているそうです。それというのも、柑橘類の品種改良はほとんどが母親のクローン的な品種になるところ、清見オレンジは双方の遺伝子を持ったことが奇跡的と言われています。

そのため、清見オレンジを親にして掛け合わせると、双方の遺伝子を受けついだ品種ができるというのです。よく聞く、デコポン、せとか、はるみなど、よく耳にする品種も、清見オレンジの子どもや子孫に当たるそうです。

みかんの家系図のような図を見ましたが、その中心にあり、たくさんのみかんの親になっているのが、この清見オレンジです。

さらに開発に費やした時間は30年!これらの話を聞くと、清見オレンジを見る目が変わります。

みかんは食感の「トロトロとシャキシャキ」、味の「甘味と酸味」の4象限で表せるようなのですが、清見オレンジは高いトロトロ感と甘味を示しています(「柑橘の大トロ」とも言われる子どもの「せとか」はさらに高いトロトロ感と甘味です)。

これから柑橘を食べる際に、品種にも少し注目してみたいと思っています。