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3月10日(月)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、フィッシュサラダ、野菜スープ、です。
メニューのフィッシュサラダは、「ます」を揚げた身が入っており、とてもおいしいです。
ところで、「さけ・ます漁」、なんてよく聞きますが、「さけ」と「ます」の違いって何なのでしょうか?
調べてみました。
すると、どちらもサケ科だそうで、「はっきりとした違いはない」という記述が多かったです。
もちろん海を旅するのが「さけ」、川にいるのが「ます」、といったざっくりした概念もあるようですが、サクラマスは川に留まるものと海に行くものもいますし…。
ところで、サクラマスが出ましたので、思い出した話を紹介しようと思います。
これは、一昨年とある野球大会の開会式に、その連盟の長を務める元プロ野球選手の広沢氏(ヤクルト・巨人・阪神で活躍)が来てお話ししていた内容です。
ヤマメとサクラマスという魚がいるのは皆さん耳にしたことがあると思います。しかし驚くことに、この2つは大きさも見た目も全く違うのに、実は同じ魚なのだそうです。
生後1年ぐらいして縄張り争いになって、勝者のヤマメは川に留まり、敗者のヤマメは海に下ります。
しかし海は厳しい環境ですから、そこで過ごしたヤマメは、大きく成長し、やがてサクラマスと呼ばれるようになります。川に留まったヤマメは10~30㎝、サクラマスは40~60㎝となり、産卵のため川へ戻ってきた今では、争いも全く勝負になりません。
このことから、「負けたことが終わりではない」「どの道でも努力すれば大きく成長する」のだから、たとえ失敗しても諦めず、「一生懸命努力することが大事」、ということの例えとしてお話をされていました。
とても面白く、いいお話だと思いました。フィッシュサラダから大きく話が逸れましたが、「ます」からお話を思い出しましたので、何らかのお役に立てば嬉しいです。
給食をしっかり食べて、体も心も「大きく成長する」曽谷っ子であってほしいと願うばかりです。