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今日の給食
5月27日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鰹の薬味ソースかけ、磯香和え、いなか汁、です。
今日はメニュー「いなか汁」に注目します。
いなか汁は皆さんご存じでしょうか?私はよくわからなかったので調べてみました。
いなか汁の発祥や定義というものは明確に特定されておらず、各地域に同様の味噌汁があるようです。いなか汁には、「のっぺい汁」、「けんちん汁」などよく聞く汁も含まれています。
ちなみに「いなか」とつく表現の料理を、いなか汁、いなかそばを筆頭に、様々ないなか料理として見かけますが、一般的に材料が地元のものであったり、手づくりでシンプルに調理されたり、昔ながらの料理法で調理されたりするような、素朴で懐かしい味わいの料理を指すようです。地域によってバリエーションがあり、その地域に根付いた食文化を反映した味わいを楽しむことができます。
今日の給食では、油揚げのほか、豆腐、じゃがいも、こんにゃく、大根、人参、ごぼう、長ネギが使われていて、とても栄養があります。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月23日(金)の給食
献立は、勝つ!カレー、牛乳、キャベツのサラダ、紅白ゼリー、です。
さぁ、いよいよ運動会が明日に迫ってきました!運動会に向けて一生懸命練習してきた皆さんを後押しすべく、給食室では、勝利の「勝つ」と、とんかつの「カツ」をかけて「勝つ!カレー」と、「紅白ゼリー」を作りました。
みなさんの全力が出せるよう、応援しています。(水上先生・給食室のみなさんより)
給食室の皆さんが、運動会応援献立として、ゲン担ぎの「勝つ!カレー」と、「紅白ゼリー」(写真ではわかりにくいですが、イチゴゼリーとミルクゼリーの2層になっています)を作ってくださいました。嬉しい心配りですね。
「カツ」が「勝つ」のようなゲン担ぎは、他に少し考えただけでも、梨→(「無し」に通じるので「有り」に変えて)ありの実(梨で有名な市川市にはアスレチックの「ありのみコース」があります!)、お刺身→お造り、するめ→あたりめ、フグ→ふく、などがすぐに思いつきます。そんな言語文化の一端も学校給食を通じて知ることができるのは良いですね。
また、「紅白」は運動会の紅白もそうですし、チーム内での練習試合も紅白戦といいますし、年末の国民的歌番組「紅白歌合戦」もあります。日本のいろいろなところに使われています。
紅白の起源は、源氏と平氏の源平合戦だそうです。源氏が白旗、平氏が赤旗を掲げたことから、対抗する2つの色として用いられるようになったと考えられています。また、紅は生命力、白は清らかさを表し、祝い事などで紅白幕としても使われていますね。
たくさん食べて、明日は元気いっぱい走って、踊って、心に残る運動会にしてほしいです。
5月22日(木)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、五目うま煮、お麩のラスク、です。
今日はメニュー「お麩のラスク」に注目します。
食べてみるとこれが甘くてとてもおいしい!しかも、お麩ならヘルシーなイメージがあります。
ところで、「麩」というものは、これまでわかっているようでわかっていなかったと思います。麩は何からできていて、どのように作るのでしょうか?少し調べてみました。
麩の主原料は、小麦粉から抽出したグルテン。グルテン?(「グルテンフリー」とは最近よく聞きますが。)
グルテンとは、小麦粉に水を加えて練ることで生成されるものだそうです。
そして麩の作り方としては、焼き麩と生麩があります。焼き麩はその名の通り、焼いたもので、煮物や汁物が浸み込みやすいのが特徴です。
生麩はグルテンにもち粉を混ぜて蒸したりゆでたりしたもので、もちもちとした食感が特徴です。
発祥は中国で、室町地代には日本に伝えられ、当時は宮中や寺院で食される高級食材でしたが、江戸時代には一般家庭にも登場するようになったといいます。
お麩はたんぱく質が豊富で、その他カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも豊富。そして消化しやすく、低脂肪なのも特徴です。
ラスクとなってデザートなのに栄養も満点、しっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月21日(水)の給食
献立は、ポテトドッグ、牛乳、ABCスープ、ヨーグルト、です。
今日は「ABCスープ」を取り上げます。
皆さんはABCスープをご存じでしょうか?
ABCスープとは、アルファベットの形をした小さなマカロニが入ったスープで、主に学校給食で提供されています。曽谷小の子どもたちにも大人気のメニューです。
発祥は学校給食で間違いなさそうですが、群馬県桐生市説と神奈川県藤沢市説があるようです。昭和50年代ということなので、「昭和100年」の令和7年現在、約50年の歴史があるということになります。
ある食品メーカーがアルファベット型のマカロニを給食で使えないかと提案し、スープに入れたところ、子どもたちに大人気となり、全国的にも広がったそうです。
魅力としては、アルファベットに親しんだり、自分の名前を探す楽しさがあったりします。
私は給食以外で見たことはないのですが、アルファベット型のマカロニは、わりと色々なメーカーから発売されていることを知りました。ご家庭でも作れますね(ひらがな型やカタカナ型、漢字型は見つけられませんでした。あったら面白いかもしれません)。
マカロニ以外にも野菜やベーコンも一緒に入っているので、たくさん食べて「元気」過ごしてほしいです。
5月20日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、キャベツメンチカツ、和風サラダ、沢煮椀、です。
今日は「メンチカツ」を取り上げます。
メンチカツの発祥国はどこでしょうか?
そう、日本です!いつもながら日本の食文化には驚かされます。
調べてみると、諸説あります。しかしながら日本生まれであることは間違いはないようです。
では、なぜ「メンチ」なのか?メンチという言葉はおそらくないですよね。
調べてみると、ひき肉を英語で言うとminced meat(ミンストミート)であり、これがミンスとなり、メンチに転じた説。また西日本ではひき肉をミンチ肉といいますが、それがメンチに転じたという説。
どちらもありそうですね。
ちなみにメンチカツを使って町おこしをしているところもあります。
例えば「茅ケ崎メンチ」や「亀有メンチ」があります。千葉県にも「館山メンチ」があるようです。是非食べてみたいですね。
今日はキャベツを使ってヘルシーでありながら、お肉のおいしさを十分に味わえるキャベツメンチカツとなっています。
運動会に向けてしっかりと食べて、「元気」に運動会を迎えてほしいです。
5月19日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、あぶたま丼、大豆のカリカリ揚げ、甘夏、です。
今日は「あぶたま丼」を取り上げます。
あぶたま丼の名前の由来は、油揚げの「あぶ」と、卵の「たま」からきています。
これは、親子丼の鶏肉が油揚げに替わったメニューとなります。
京都府が発祥で、「衣笠丼」とも呼ばれています(関西地方では「きつね丼」と呼ぶこともあるようですが)。
理由は、このメニューを盛りつけた形が京都の金閣寺のそばにある衣笠山という山に似ているからだそうです(平安時代の天皇が「真夏に雪景色を見たい」と所望し、山に白絹を掛けたという故事にちなみ、油揚げと卵とじを乗せた姿が、その衣笠山に似ていることから)。
出汁を吸った油揚げの風味がやさしく、口当たりも良い丼物で、京都府民にも愛されているご当地食です。
曽谷小学校のあぶたま丼には、油揚げと卵の他に、玉ねぎ、人参、みつばが入っていておいしいです。
5月16日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、ごま酢和え、けんちん汁、です。
今日は「鯖」に注目してみます。
漢字で「鯖」は魚へんに青と書いて「鯖」(旧字体では月を円と書いた)。漁の際、上から見ると青色がきれいなところからこの漢字となったようです。
栄養面では、鯖は鉄分を多くとれる魚です。日本人の食生活では、鉄分は不足しがちとよく言われますので貴重です。
また、鯖はたいへん腐りやすいので味噌煮などにして食べたというのも食文化、昔の人の知恵ですね。
ちなみに、スタジオジブリ「風立ちぬ」で、主人公が食堂にて、今日の給食でも提供された鯖の味噌煮を食べる場面が出てきますね。
鯖の骨を見て、「曲線が美しい」と表現しているのが印象的です(今日の給食では、骨はほとんど見当たりませんでしたが)。
主人公の二郎は戦闘機の開発を担当していて、強度と軽量化を兼ね備えた骨組みをどうしても作る必要があり、その生きた見本が、鯖の骨だったというわけです。
子どもたちには、日本人が不足しやすい鉄分豊富な鯖をしっかり食べて、「元気」に過ごしてほしいです。
5月15日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、筍ハンバーグ、コーンサラダ、わかめの味噌汁、お茶めな大豆、です。
今日は「お茶めな大豆」に注目します。
これを読んでいる皆さんは「お茶めな大豆」をご存じでしょうか?
「お茶めな大豆?」「何だこれは?」と思われた方が多いのではないかと思います。私もそうでしたので調べてみました。
これは、カリッと香ばしい国産大豆を、鹿児島県産の抹茶ときび糖でコーティングした豆菓子の商品名となります。
抹茶ときび糖のほろ苦さと甘さが特徴で、人気があるようです。抹茶を使っているのでネーミングが、「お茶」めなのですね。
給食ではよく出るそうですが、私は見るのは初めてでした。給食でよく出るのであれば、一般の方は手に入りにくいのかと思いましたが、インターネットサイトでも販売されているようでした。
口コミには「『給食で出ておいしかったから探して買ってほしい』と言われて購入した」、「給食で出るお茶めな大豆が食べたいと言うので探した」など、知るきっかけは、やはり学校給食の人が多いようです。
食べてみると、確かにおいしい!
お菓子なのに栄養も満点、しっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月14日(水)の給食
献立は、焼うどん、牛乳、ひじきとツナの炒め物、バナナケーキ、です。
今日は「焼きうどん」に注目してみます。
焼きうどんは焼きそばよりも歴史が新しいと考え、調べてみました。すると、発祥は福岡県北九州市小倉とのこと、発祥のお店までわかっています。
時は戦後直後の食糧難の時代。
焼きそばを作ろうにもそば玉が手に入らず、どうしようかと悩んでいると、目に前に干しうどんがあった。うどんを焼くということはあまりなかったが、「同じ麺類だから試しにそばの代わりにとりあえず使ってみるか」と、うどんを焼いて提供した。
すると「美味しい」と瞬く間に評判となり、メニュー化をすることになった。
と、概要はこんな感じのようです。
発明というものには、かなりの割合で偶然の賜物ということがありますね。この焼きうどんも、絶対においしいという確信のもとに作ったのではなく、必要に迫られて試しに作ったという偶然から生まれています。
焼きうどんを食べて元気いっぱいの曽谷っ子であることを願います。
5月13日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯵フライ、元気野菜の炒め物、生揚げの味噌汁、です。
今日は「鯵フライ」を取り上げます。
鯵を使った「鯵フライ」はよく耳にします。
しかしサバやイワシも身近なはずですが、サバフライやイワシフライを耳にしないのはなぜでしょうかね?
フライにするには、フライが合う魚というものがあるのではないかと考え、少し調べてみました。
フライに合う魚には4つの特徴があるようです。
・身がしっかりしていて崩れにくい
・クセの少ない味わい
・ほどよい脂ノリ
・骨が少なくした処理しやすい
とのこと。
なるほど、まさに鯵はフライに合うような気がします。
しかしながら、たいへん不勉強でした。
上に書いた「サバフライ」や「イワシフライ」は普通にありましたし、「ほっけフライ」や「鯛フライ」もあるそうです。食文化は奥深いと感じずにはいられません。
今日もサックリと揚がっていて、おいしい鯵フライです。
5月12日(月)の給食
献立は、切り干し豚キムチ丼、牛乳、オレンジゼリー、です。
今日は切り干し豚キムチ丼の「豚キムチ」を取り上げます。
皆さんも不思議に思った方はいるのではないでしょうか?
なぜ牛キムチでないのか?、なぜ鶏キムチでないのか?
子どもたちに大人気のキムタクご飯もキムチとたくあんに、肉は豚肉でしたよね。
調べてみると、2つの面から「豚キムチ」はいいようです。それは栄養学的な面と、味の面です。
まず栄養学的には、豚肉はたんぱく質やビタミンB群が、キムチはビタミンCや食物繊維が豊富です。これらを一緒に取ることで栄養素の相乗効果が期待できるそうです。
一方、味の面では、まず豚の脂は甘いとのこと。そこにキムチの酸味と辛みがあって、豚の甘味が加わることで味の相乗効果、つまりおいしいということになるのだそうです。
ちなみに豚肉とキムチが合う訳を調べていましたら、「おいしいものはおいしい。つまらないこと考えるな」というご意見も見つけました。確かにごもっともではあります。
文句なくおいしい組み合わせの豚キムチをしっかり食べて、「元気」を作り上げてほしいです。
5月9日(金)の給食
献立は、ご飯、スペシャル納豆和え、牛乳、唐草焼き、生揚げの肉味噌煮、です。
今日は「唐草焼き」に注目します。
皆さんは唐草焼きをご存じだったでしょうか。私は不勉強で恥ずかしながら知りませんでした(昨年は11月に提供されたのですが、その日は不在でした)。
この「唐草焼き」は、具にだくさんの野菜が入っており、焼きあがった様子が唐草模様に見えることから名前がついたとされています。
料理名に模様の名前をつけるあたり、昔の人はとても風流だったのだと感じます。
ちなみにアニメ「鬼滅の刃」の影響で、子どもたちでも和柄を目にしたり、耳にしたりする機会が増えているかもしれません。市松模様、麻の葉模様、火焔模様、鱗文様などなど。
こんなふうに、食材だけでなく、名前の付け方にも注目してみると面白いのかもしれませんね。これも立派な食育だと思います。
しっかり食べる指導だけでなく、食育の面でも子どもたちを伸ばしていきたいと思います。
→ 「給食レシピ」に子どもたちに大人気「キムタクご飯」と「鶏肉のコーンフレーク揚げ」が追加されました。
5月8日(木)の給食
献立は、グリンピースご飯、牛乳、ししゃものパリパリ揚げ、ピリ辛肉じゃが、甘夏、です。
今日の主食は、グリンピースご飯です。
2年生の皆さんが、グリンピースについて勉強しながら、曽谷っ子全員分のグリンピースのさやむきをしてくれました。
2年生の皆さんありがとうございます。
2年生の皆さんに感謝の気持ちを持って、旬のおいしいグリンピースをたくさんいただきましょう。
5月7日(水)の給食
献立は、ハヤシライス、牛乳、海藻サラダ、アセロラゼリー、です。
今日は「ハヤシライス」を取り上げます。
ハヤシライスついては、諸説あるようですが、丸善の創業者である「早矢仕(はやし)さん」が考案したという説があります。日本橋の丸善には上の階にカフェがあり、”元祖ハヤシライス”が食べられます。
そのほか上野精養軒のシェフの「林さん」が作ったとか、横浜で医師をしていた「早矢仕さん」が作ったとか、「林さん」というお客が毎日注文していたからという「人名」に関するものや、ハッシュドビーフがなまったものとか、いろいろあるようです。
しかし間違いないのは、ハヤシライスが日本発祥ということ。
このコーナーを書くようになって、ますます日本の料理の奥深さを知ることになり、誇らしい気分になります。
さて、ハッシュドビーフが出たところで、ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは何でしょうか?
答えは、「明確な違いはない」です。
どちらも薄切りの肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだメニューですが、一般的には、ハッシュドビーフはデミグラスが強く、ビーフシチューに近い味わい。一方のハヤシライスはトマトが強い味わい。
今日も子どもたちには、我が国発祥のメニューを味わってほしいです。
5月2日(金)の給食
献立は、五目ちらし、牛乳、鶏肉のコーンフレーク揚げ、すまし汁、柏餅、です。
今日は、こどもの日献立です。こどもの日は、「端午の節句」とも呼ばれています。
こどもの日といえば、柏餅ですね。柏は、新しい葉っぱが出るまで、古い葉っぱが落ちないことから、家系が絶えないよう縁起をかついで、使用されています。
日本で昔から食べられている縁起の良いお菓子を、よくかんでいただきましょう。
ちなみに柏餅の中身は、こし餡、つぶ餡はよく知られるところですが、みそ餡、もろこし餡、抹茶入り、また道明寺タイプなど、地域によってもいろいろ異なるようです。
さらに、千葉県には柏市がありますが、これは柏の木や柏餅とは関係なく、手賀沼の港として栄え、「河岸場(かしば)」であったものが、転訛したものという説が有力のようです。
5月1日(木)の給食
献立は、抹茶きなこ揚げパン、牛乳、焼き肉サラダ、ポテトスープ、こなつ、です。
今日は「抹茶きなこ揚げパン」です。
揚げパンは全国の学校給食で人気のメニューですし、前回きなこ揚げパンの際、大人にも人気であることを書きました。もはや国民的人気メニューですね。
先日きなこ揚げパンが提供された際、1年生は「食べてみたかったんだぁ!」「おいしい!」という声が。幼稚園や保育園では提供されなかった園も多いようでしたので。1年生の子どもたちはすっかり揚げパンのファンになっていました。
そして今日、新たに「抹茶きなこ揚げパン」が曽谷小に登場です。
昨年度の人気メニュー投票で第一位を獲得したのは、「ココア揚げパン」でした。これで4種類になるのでしょうか。プレーンの「揚げパン」、「きなこ揚げパン」、「ココア揚げパン」、そして「抹茶きなこ揚げパン」です。
なぜ「抹茶」か?
水上先生に聞くと、今日が88夜。立春から数えて88日目の日に当たります。「茶摘み」の歌の歌詞にあるように、新茶として特に縁起の良い日とされているようです。
子どもたちに人気だから、単に新しい味を提供したのではありません。このように季節感も意識して給食は提供されているのですね。とても大事なことだと思います。
以下、子どもたちに出されたクイズの放送原稿です。
「ここで食育クイズ!八十八夜は、何をする日でしょうか?
①お茶摘みをする日 ②魚を釣る日 ③米を育てる日
正解は、①お茶摘みをする日です。」
学校給食は、こういった食を通じた文化の伝達という意味での「食育」にも通じているのが意義深いです。
4月30日(水)の給食
献立は、たけのこご飯、牛乳、イナダのおろしソース掛け、かきたま汁、です。
今日は「たけのこ」に注目してみます。
たけのこの旬は3月~5月、まさに今が旬ですね。しかしながら、たけのこもたった10日経つといわゆる「竹」になってしまい、食べられなくなるそうです。そのため、たけのこ取りの名人は、頭が地上に出る前に、地面のひび割れ、膨らみを見ただけで下にたけのこがあるのがわかり、より柔らかくておいしいたけのこを掘り出すことができます。
さて、前から思っていたのですが、竹って木なのでしょうか?それても草なのでしょうか?みなさんはどう思いますか?
調べてみますと、答えは「どちらでもない」ということです。
「有節植物」という種類で、イネ科の植物になるようです。茎の太さが変わらないという草の特徴がありながら、何年も生きる多年生植物であるという木の特徴を併せ持ちます。
しかしながら節があったり、中が空洞であったりという、木・草どちらにも属さない特徴があるのが竹です。
たけのこは、成長の早さやまっすぐに伸びるその様子から、子どもの成長と元気さと健やかさの象徴でもあります。
栄養たっぷりのたけのこご飯を食べて、元気に、まっすぐに、健やかに成長してほしいと願うばかりです。
4月28日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、四川麻婆丼、ナムル、きよみオレンジ、です。
今日は「四川(しせん)」に注目してみます。四川はご存じのとおり地名であり、中国の西南部に四川省という省があります。高学年になると「三国志」が好きな歴史好きの子がいますが、「三国志」の主人公・劉備が活躍した場所が、今の四川省ですね。
また四川といえば、中華料理四大料理の1つ、とても辛い料理が有名な四川料理ですね(他、北京料理・広東料理・上海料理)。また、私の世代では、四川といえば「料理の鉄人」という大人気番組があって、その「中華の鉄人」が四川料理の陳建一シェフでした(わかる世代にはわかるお話です)。麻婆豆腐はそんな四川料理の代表格です。
さらに、四川は四川料理だけでなく、大規模なパンダの保護センターがあることでも有名です。昨年の6月、日本の上野動物園でも大人気だった「香香(シャンシャン)」が7歳になったというニュースがありました。
熱烈なシャンシャンのファンは、四川の保護センターへシャンシャンの成長した姿を見に行っているのだとか。中国に返還された現在も食欲旺盛で、大好きなリンゴや竹をよく食べ、元気に暮らしているということでした。
曽谷小の子どもたちも、よく食べ、「元気」に過ごしてほしいと願っています。
4月25日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、手作りエコふりかけ、鯖の文化干し、三色おひたし、大根の味噌汁、です。
今日はメニュー「鯖の文化干し」に注目します。
ところで「文化干し」とは何でしょうか。
不勉強でわからないため、少し調べてみました。
「文化干し」とは、魚を塩水につけてから冷風乾燥させた干物だそうです。日干しとは違って、焼いても身が縮まずにジューシーな食感が楽しめるのが特徴です。
それでは、なぜ「文化」なのか?
昔は干物を木箱や新聞紙に包んで販売したそうですが、東京都江東区の業者がセロファンに包んで販売を始めたようです。その見た目が美しく画期的だったことから、「文化的だ」という意味のもとに「文化干し」という呼び方になったとのことです。
「干し」にもいろいろあります。少し調べただけも、天日干し、煮干し、塩干し、丸干し、開き干し、みりん干し…。それに加えて身の開き方も様々あり、組み合わせたら、とてもたくさんの種類にがあることになります。
改めて日本の食文化の奥深さ、豊かさを知ることになりました。
今日は、タンパク質、ビタミンB・D、DHA、EPA…などたくさんの栄養がある鯖を食べて「元気」に過ごしてほしいです。
4月24日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、酢豚、中華風コーンスープ、パインゼリー、です。
今日はメニュー「酢豚」に注目します。
酢豚は中華料理で人気であることからもわかる通り、正真正銘の中華料理です。
ただし、日本の酢豚と中国の酢豚は大きく異なる点があるそうです。
それは、日本ではカラフルな野菜を多く入れたものが一般的ですが、本場中国では「水っぽくなる」ことから野菜は入れないのだそうです。
ちなみに酢豚といえば、よく話題になるのが、「酢豚に入っているパイナップルはアリかナシか?」ですよね。
パイナップルを入れるのは、考案された当時は高級だったパイナップルをいれて高級感を出すためというのが初めだったようですが、どうやらパイナップルの酵素が肉を柔らかくするという効果があることがわかり、より一般化したようですね。
皆さんのどちら派でしょうか?
それはさておき、今日の酢豚は野菜もたっぷりでとってもおいしいです。パイナップルは入っていません。念のため。
しかし奇しくもデザートのゼリーがパインゼリーでした!
4月23日(水)の給食
献立は、セサミトースト、牛乳、春のシチュー、イタリアンサラダ、です。
今日はメニュー「セサミトースト」に注目します。
セサミトーストはご存じのとおり、食パンにごま、砂糖、マーガリンを混ぜたものを塗り、焼いたトーストですね。ごまの風味と甘さが特徴で、子どもたちにも大人気のメニューです。
それでは、セサミトーストはどこの国が発祥でしょうか?
少し調べてみますと、詳しいことはわからないのですが、どうやら日本が発祥のようです。
トーストというと洋食ですから、外国が発祥のイメージがありますが、どうやら違うようなのです。
小倉トーストも日本の愛知県が発祥。
アーモンドトーストも日本の兵庫県が発祥。
どうやらトーストについても、我が国の食文化はすばらしいと言うことができそうです。
今年度も、世界に誇る学校給食のすばらしさや、日本の食文化の豊かさをこのコーナーで書いていければと思います。
子どもたちには、たくさん食べて「元気」に過ごすだけでなく、食育の一環として歴史や食文化についてもいろいろ知ってほしいと思っています。
4月22日(火)の給食
献立は、キムたくご飯、牛乳、ジャンボ揚げ餃子、中華スープ、晩柑、です。
皆さんは「キムたくご飯」をご存じでしょうか?
子どもたちに大人気のメニューなのですが、「キムチ」と「たくあん」で、キムタクです。人気俳優の木村拓哉さんの愛称・キムタクともかけて、ネーミングにかなりのインパクトがありますね。
発祥は長野県塩尻市。しかも栄養士の方が発案した、学校給食発祥のメニューです。地元の名産である漬物ですが、若い世代は漬物離れが見られました。そこで漬物を子どもたちにおいしく食べてもらいたいとの思いから、キムたくご飯は生まれたそうです。
ちなみに、某世界的なコンビニエンスストアチェーンでは、長野県と山梨県の店舗600店以上で、昨年「キムタクおにぎり」が発売され人気を博したようです。
キムタクご飯は発案が2002年だといいますから、時代も場所も超えて、千葉県の市川市でも給食で大人気だというのは、とてもロマンを感じます。
キムタクご飯を食べながらそんな思いにも触れてもらいたいと思っています。
4月21日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、春キャベツのホイコーロー丼の具、ワンタンスープ、手作り杏仁豆腐です。
今日は「春キャベツ」に注目します。
皆さんは「春キャベツ」と聞いて不思議に思ったことはありませんか?キャベツって1年中食べられる食材ですし。
調べてみると、キャベツというのは、大きく分けて3つ、春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツと分けられているんだそうです。その中でも、春キャベツは、秋に種をまいて、春から初夏にかけて収穫されるキャベツとのことです。
春キャベツは葉の巻きが緩いため、ふんわりとしていて、丸みのある形をしています。葉が柔らかく、みずみずしい味わいが春キャベツの特徴らしいです。
なるほど、収穫の時期によって春、夏、冬とあるのですね。
しかしながら、学生時代に、小麦は春小麦と冬小麦とあって、種をまくのが春なのが春小麦、冬にまくのが冬小麦でした。
キャベツは刈り取る時期、小麦は種をまく時期を季節として表す…。
あまり難しいことは考えず、春キャベツはみずみずしくておいしいですから、この時期にしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
4月18日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、チキンハンバーグ玉ねぎソース、くきわかめのサラダ、じゃがいもの味噌汁です。
今日はメニュー「ハンバーグ」に注目します。
ハンバーグは昔から子どもたちに人気のメニューですね。
子ども1,200人に聞いた「小学生が好きな食べ物ランキング」(2024年 学研教育総合研究所)によると、ハンバーグは6位です。
6位というのも、焼き肉(7位)より上なのです。立派な上位だと思います。
因みにここまで言ったら、さらに上位が気になると思います。5位はカレーライス、4位はフライドチキン・唐揚げ、3位はポテトフライ、2位はラーメン、1位はお寿司でした。
しかしながら、私のような昭和世代からすると、2024年現在の小学生にとって、ハンバーグが6位というのは少し意外でした。
昭和・平成時代の小学生のアンケート(20代~60代の1,000人に聞いたアンケート「自身が小学生だった頃に好きだったメニューは何ですか」〈2023年 ぐるなび調べ〉)では、ハンバーグが堂々の1位。続いて2位カレーライス、3位鶏のから揚げです。5位のお寿司より上なのです。
ハンバーグの人気は、肉の旨味とふんわりとした食感、ソースとの相性の良さなど、味のバリエーションが多いことも人気であるようです。
ちなみに、私は1年生から「今日の給食なあに?」とよく聞かれるのですが、「今日はハンバーグだよ」と言うと、聞いた子たちは全員「やったー!」という反応。令和の時代もハンバーグは人気です。
今日の給食は、玉ねぎソースとともに提供されています。とても相性がよく、ハンバーグの良さが出ています。
4月17日(木)の給食
献立は、ビビンパ丼、牛乳、トック、野菜チップ、です。
今日は、「野菜チップ」をみていきます。
曽谷小学校では、昨年度に好きな給食アンケートを実施しました。そこで
人気ランキング6位だったのが野菜チップです(今年度もアンケートをやると思います。野菜チップは何位になるのでしょうか)。
具材は、人参、レンコン、カボチャ、さつまいもです。
パリパリと食感も良く、塩味が素材本来の旨味を引き出していておいしいです。
子どもには野菜嫌いが多いにもかかわらず、また根菜のみのメニューにもかかわらず、子どもたちに人気なのが分かります。基本的に野菜しか使っていないのに人気6位とは。
からだのバランスを整える野菜をしっかり摂れる野菜チップで「元気」に過ごしてほしいです。
4月16日(水)の給食
献立は、きなこ揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、ツナサラダ、ヨーグルト、です。
今日は、「揚げパン」をみていきます。
私の住んでいる地域で、揚げパンのキッチンカーを時折見かけます。給食を食べなくなった大人の人を中心に大人気のようです。給食以外であまり見かけないメニューだということも手伝って、郷愁を誘うのでしょう。
さて、こんなみんな大好き、大人気の揚げパンですが、大人気商品にありがちな「諸説あり」ではなく、発祥の時と場所と人物名がはっきりしています。時は昭和27年、大田区立嶺町小学校で、発案者は調理師の篠原常吉さんだということです。
時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者に給食のパンを届けていたようです。
でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、揚げてみようか…」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功した。
「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだ。そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。
ちなみに給食を作ってくださっている本校の栄養教諭・水上先生は、子ども時代に最も好きだったメニューは揚げパン、給食を作る立場になって最も好きなメニューも揚げパンなのだそうです。
いろいろな思いにあふれた揚げパンです。
4月15日(火)の給食
献立は、コーンピラフ、牛乳、ほうれん草のチーズオムレツ、ミネストローネ、です。
今日は「ミネストローネ」をみていきたいと思います。それでは、いきなりですがクイズです。
Q.献立にあるミネストローネとはどんなスープをいうのでしょうか?
1.赤い色のスープ
2.具だくさんのスープ
3.夏に作るスープ
さあ、どれでしょう?
正解は、2の「具だくさんのスープ」です。
イタリアではミネストローネが古くから食べられていました。
コロンブスによって、南アメリカ大陸原産であるトマトがヨーロッパに持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。
そうなると、歴史で覚えた「意欲に(1492年)燃えるコロンブス」が約500年前ですから、その時点ではすでにイタリアでは食べられていたという、たいへん歴史のあるスープということになります。
しかし我々にとっては、トマトのスープ、または赤いスープというイメージが強いですが。
具だくさんのスープですから栄養満点、たくさん食べて年度はじめの4月を乗り切ってもらいたいですね
4月14日(月)の給食
献立は、麦ごはん、牛乳、ポークカレー、グリーンサラダ、いちごゼリー、です。
今日は「ポークカレー」に注目してみます。
カレーライスはもはや国民食といっても過言ではない、大人から子供まで大人気のメニューです。今日は1年生の最初の給食ですから、みんな大好き、給食の準備も簡単、わりと早く食べられるなど、今日カレーが選ばれるのは納得ですね。
突然ですが、皆さんはどんなカレーがお好みでしょうか?
男女1,000人に行ったアンケート調査(oggi 2022年実施)によると、「最も好きなカレー」は、第1位がビーフカレー(30.4%)、第2位は本日提供されているポークカレー(21.6%)、第3位がチキンカレー(16.3%)であり、そのあとはバターチキンカレー、グリーンカレー、キーマカレーと続いています。
ビーフとポークが突出している印象ですね。
以前、肉じゃがを書いた際に、どちらかというと西日本は牛肉文化、東日本は豚肉文化という話を書きましたが、千葉県で統計を取ったら、もしかしたらポークが1位になるかもしれませんね。
それぐらい馴染みのあるカレーだと思います。
ポークカレーの良さは、ビーフと比べて値段がリーズナブルであり、チキンに比べてジューシーです。また豚肉は肉の脂の甘味が、スパイスの辛さとマッチするということが挙げられますね。
「カレーは飲み物」なんて言っている人気リポーターがいたり、「カレーは飲み物」という店名の人気カレー専門チェーン店があったりますが、カレーはしっかりよく噛んで味わってほしいです。
4月11日(金)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、千草焼き、生揚げの肉味噌煮、清見オレンジ、です。
今日は「清見オレンジ」に注目してみます。
清見オレンジは、いわゆる「みかん」と呼ばれるものと、オレンジを掛け合わせて生まれたものです。
実はこの清見オレンジは「奇跡的」な品種だといわれているそうです。それというのも、柑橘類の品種改良はほとんどが母親のクローン的な品種になるところ、清見オレンジは双方の遺伝子を持ったことが奇跡的と言われています。
そのため、清見オレンジを親にして掛け合わせると、双方の遺伝子を受けついだ品種ができるというのです。よく聞く、デコポン、せとか、はるみなど、よく耳にする品種も、清見オレンジの子どもや子孫に当たるそうです。
みかんの家系図のような図を見ましたが、その中心にあり、たくさんのみかんの親になっているのが、この清見オレンジです。
さらに開発に費やした時間は30年!これらの話を聞くと、清見オレンジを見る目が変わります。
みかんは食感の「トロトロとシャキシャキ」、味の「甘味と酸味」の4象限で表せるようなのですが、清見オレンジは高いトロトロ感と甘味を示しています(「柑橘の大トロ」とも言われる子どもの「せとか」はさらに高いトロトロ感と甘味です)。
これから柑橘を食べる際に、品種にも少し注目してみたいと思っています。
4月10日(木)の給食
献立は、ペンネのミートソース、牛乳、マセドアンサラダ、カステラです。
今日は「マセドアンサラダ」に注目します。
あまり耳にすることは多くないのではないかと思います(昨年も4月のこの時期に提供されてはいますが)。
マセドアンサラダは、フランス発祥の彩り豊かなサラダのことだそうです。ご当地では伝統的なサラダとして、昔から食べられてきたようです。
サイコロ切り・角切りで野菜の種類もたくさん使われており、チーズもたっぷりです。
よくポテトサラダとの違いが取り上げられるようです。ポテトサラダとマセドアンサラダの違いは何でしょうか?
答えは、一番大きな違いとしてじゃがいもの使い方だそうです。
ポテトサラダはじゃがいもをマッシュしますが、マセドアンサラダはマッシュせず、角切りで提供します。そのほかドレッシングも微妙に違うのだとか。
あまり耳にしなかったり、自分の家庭ではあまり出てこなかったりするメニューに触れることができるのも、学校給食の良いところですね。
栄養もたっぷりなマセドアンサラダ、たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
4月9日(水)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ミルメーク、豚すきどんの具、すまし汁、スイートポテト、です。
今日から令和7年度の給食がスタートしました(1年生は14日から)。
手をよく洗い、盛り付け表をよく見て、丁寧な給食準備、片付け、食事のマナーを心がけましょう。
さて今日は「ミルメーク」に注目してみます。お読みの皆さんは「ミルメーク」をご存じでしょうか?ミルクでメーク(作る)からミルメークだそうです。
牛乳にミルメークの粉末(のちに液体も開発)を入れると味が変わるという「牛乳の素」です。
今や様々な味があるようですが、今日はコーヒー味の液体で提供されています。
昭和30年代までは学校給食では脱脂粉乳が提供されていたのはよく知られるところですが、それが牛乳になった際、栄養価の高かった脱脂粉乳からの変更は、摂取栄養価が落ちると全国の栄養士から懸念の声が上がったそうです。
また、牛乳嫌いの子が牛乳を残すことが問題になっていたようですが、ミルメークは栄養のある牛乳を残すことが少なくなるよう開発されたとのことです。
ここにもまた子どもたちを大切にする思いに溢れている話に触れることができました。
私の少し上の世代の方々から、学校給食でミルメークが出た時の嬉しさ、ぜいたくさという話を聞いていました。私の地域、世代ではミルメークが提供されることはありませんでした。
しかし随分と大人になってミルメークを飲むことができました。確かにおいしい!話に聞いていたおいしさと、ぜいたくさを噛みしめています。
今年度もたくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
3月17日(月)の給食
献立は、セルフオムライス、ジョア、ABCスープ、手作りチョコプリン、です。
今日で今年度の給食は終了です。給食を通じて、新しい発見や学び、思い出は作れましたか?
1つでも作れていたら、とってもうれしいです!
3月14日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ヤンニョムチキン、チョレギサラダ、トック、です。
今日は韓国の料理が揃っています。そこで今回は、「ヤンニョムチキン」に注目してみます。
ヤンニョムチキンとは、ご存じの方が多いと思いますが、鶏肉に衣をつけて揚げ、甘辛いタレを絡めた韓国料理です。韓国では国民食とのこと。ファストフード店よりもヤンニョムチキン店が多いほどだそうです。
日本でもとても人気がありますね。日本での人気の火付け役は、韓国の人気ドラマに登場したことで話題になったことからです。濃い味付けがご飯にぴったりです。
ちなみに、韓国には国民食・ヤンニョムチキンのほかに、しょうゆ味のカンジャンチキンや、フライドチキンにハニーマスタードソースやチリソースで食べることも多いなど、チキンを使った料理の味付けはバリエーションがあるようです。
今日も、高たんぱく低脂質で、ビタミン、鉄分、コラーゲンなど栄養のあるチキンをしっかり食べて、元気に過ごしてもらいたいです。
3月13日(木)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、さばの香味焼き、ごぼうサラダ、けんちん汁、です。
今日は、けんちん汁に使われている「さば節」に注目してみます。かつお節というのはあまりに有名であり、実はさば節というものは知りませんでした。
いつもながら少し調べてみますと、かつお節と同様の発酵食品であり、もちろんかつおの代わりにさばを使用しています。
それではかつお節とさば節では、どのような違いがあるのでしょうか?
原料が違うのはもちろん、そのため風味や味わいも異なっているようです。
さば節は、かつお節に比べて香りが強くないですが、脂質の多いさばを使用していることから、コクの強い、濃い味の出汁がとれるようです(そしてかつお節よりコスパがよい)。
よって、一般的に濃い味を求める料理に適しているようです。けんちん汁は神奈川県は鎌倉の建長寺で生まれた話は以前書きましたが、一般的に関東は味が濃いものとすると、今日のようにけんちん汁には、さば節が合うということになりそうです。
さば節で今日も少し賢くなったのと、料理によって取る出汁も変えてくださっている給食室の配慮には改めて頭が下がります。
今日も、さば節でとっただしで作るけんちん汁をしっかり食べて、しっかり元気に過ごしてもらいたいです。
3月12日(水)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ドライカレー、ひじきのマリネ、フルーツポンチです。
今日は「ドライカレー」に注目します。
ご存じのようにドライカレーとは、汁気のないカレー全般をいいます。挽き肉と野菜を炒めてカレー粉で味付けしたカレーや、カレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーに含まれるようです。
それではいつものように、ドライカレーはどこの国の発祥なのでしょうか?
調べてみると、20世紀初頭に日本郵船の欧州航路船「三島丸」の船舶料理士が考案したという、日本生まれのメニューです。
ドライカレーは、インドのキーマカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたもののようで、長旅から食欲不振になったお客さんのために考案されたとあります(キーマカレーとドライカレーの線引きも難しいようですが)。
ドライカレーも日本の料理とは、いつもながら我が国の食文化はすごいですね。
しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。
3月11日(火)の給食
献立は、おかかおにぎり、牛乳、豚汁、乾パン、ヨーグルト、です。
今日は、2011年3月11日に発生した東日本大震災にちなんだ、防災給食です。
災害時には、普段とは異なる状況で、食べたことがないものや、初めて食べるものしかない、ということが起こり得ます。
実際の災害時には、まったく違う種類の非常食が提供される可能性もありますが、前もって雰囲気を経験しておくことはとても大切です。
みんなで防災の備えについて確認してみましょう。
3月10日(月)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、フィッシュサラダ、野菜スープ、です。
メニューのフィッシュサラダは、「ます」を揚げた身が入っており、とてもおいしいです。
ところで、「さけ・ます漁」、なんてよく聞きますが、「さけ」と「ます」の違いって何なのでしょうか?
調べてみました。
すると、どちらもサケ科だそうで、「はっきりとした違いはない」という記述が多かったです。
もちろん海を旅するのが「さけ」、川にいるのが「ます」、といったざっくりした概念もあるようですが、サクラマスは川に留まるものと海に行くものもいますし…。
ところで、サクラマスが出ましたので、思い出した話を紹介しようと思います。
これは、一昨年とある野球大会の開会式に、その連盟の長を務める元プロ野球選手の広沢氏(ヤクルト・巨人・阪神で活躍)が来てお話ししていた内容です。
ヤマメとサクラマスという魚がいるのは皆さん耳にしたことがあると思います。しかし驚くことに、この2つは大きさも見た目も全く違うのに、実は同じ魚なのだそうです。
生後1年ぐらいして縄張り争いになって、勝者のヤマメは川に留まり、敗者のヤマメは海に下ります。
しかし海は厳しい環境ですから、そこで過ごしたヤマメは、大きく成長し、やがてサクラマスと呼ばれるようになります。川に留まったヤマメは10~30㎝、サクラマスは40~60㎝となり、産卵のため川へ戻ってきた今では、争いも全く勝負になりません。
このことから、「負けたことが終わりではない」「どの道でも努力すれば大きく成長する」のだから、たとえ失敗しても諦めず、「一生懸命努力することが大事」、ということの例えとしてお話をされていました。
とても面白く、いいお話だと思いました。フィッシュサラダから大きく話が逸れましたが、「ます」からお話を思い出しましたので、何らかのお役に立てば嬉しいです。
給食をしっかり食べて、体も心も「大きく成長する」曽谷っ子であってほしいと願うばかりです。
3月7日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ひじきの春巻、豆苗の中華和え、ニラ玉スープ、です。
今日は豆苗の中華和えの「豆苗」を取り上げることにします。
豆苗とは、いったい何なのでしょうか?
豆の苗と書きますから、何らかの豆の若菜であることは想像できるのですが。もやしは主に大豆ですよね。明らかに形が違うので、大豆ではない豆なのでしょう。カイワレは大根の若菜ですし。
調べてみると、なんと「エンドウ豆」とのこと。知りませんでした。
豆苗は種床がついた状態で売っていて、水につけておけば切り取って使っても、1~2回は再度採取することができますよね。
栄養は、ビタミンA・B・C、葉酸、鉄分、食物繊維、βカロテン…など、とても豊富な栄養があります。
もともとの値段も安く、再度採取でき、栄養は満点、いろいろな料理に使うことができる、まさにコスパ抜群食品でしょう。
今日は中華和えとして、ハム、にんじん、もやしなどとともに、おいしく提供されています。
栄養満点「豆苗」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。
3月6日(木)の給食
献立は、三色そぼろご飯、牛乳、じゃこサラダ、根菜汁、りんごゼリー、です。
今日は三色そぼろの「そぼろ」を取り上げます。
そぼろとは、魚肉を細かくほぐしたものや、溶き卵を汁気がなくなるまで炒った食品を言うようです。
「そぼろ」とは面白い響きのように感じました。
語源を調べてみると、細かくほぐしたものを朧(おぼろ)といいますが、それよりも粗いので、粗(そ)朧(おぼろ)で「そぼろ」というのが有力のようです。
ちなみに朧とは、タイやヒラメ、エビをすりつぶして味をつけてから火にかけていったものが代表例のようです。そのほか朧とつく食べ物として、おぼろ昆布、おぼろ豆腐、おぼろ饅頭などがあります。
おぼろほど細かくない「そぼろ」。細かすぎないことが食感にも大きく影響している気がします。
色どりもきれいな「三色そぼろご飯」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。
3月5日(水)の給食
献立は、麦ごはん、牛乳、ビビンパ丼の具、わかめスープ、チーズハットグ、です。
今日はビビンパ丼、わかめスープ、チーズハットグと、韓国料理で統一されますね。その中でも今回は「ハットグ」に注目します。
ハットグは韓国のメニューであることは多くの方がご存じのとおりです。韓国の屋台で親しまれていて、ソーセージの代わりにチーズが入っている、いわば韓国式アメリカンドッグです。そのため、英語の「ホットドッグ」を韓国語で発音したものが「ハットグ」だということです。
今でも韓国で流行の食べ物が日本へ入ってくる傾向は続いていますが、コロナ禍前に新大久保やアメ横に行った際、多くの若者が食べていたのを記憶しています。中のチーズがとてもよく伸びて、それがいわゆる「映える」のだとのことで人気でした。
今日の給食では、チーズが生地に練りこんであるタイプのハットグです。これも実においしい。
韓国は「日本から最も近い外国」でもありますし、今日は韓国発祥の料理に親しみながら、しっかり食べてほしいと思います。
3月4日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、擬製豆腐、豚肉とごぼうの旨煮、です。
今日は「スタミナ納豆」です。
これをみなさんご存じでしょうか?
朝校門で立っていて、子どもたちが「今日の給食、スタミナ納豆だよ!」と教えてくれるほど、大人気のメニューとなっています。
給食では、ひきわりの納豆に、鶏肉、小松菜を入れ、スタミナとあるのでお分かりの通り、にんにく、しょうが、ごま油、砂糖、かつお節で味付けがされています。
では、発祥はどこでしょうか?納豆を使っているので日本は間違いなさそうですが、日本のどの地域なのでしょう?少し調べてみました。
答えは、鳥取県倉吉市でした。某番組では、「鳥取県のソールフード」とも紹介されているようで、ご当地ではタバスコを入れたり、ご飯だけでなく冷ややっこやチャーハンに入れたり、いろいろな方法で食べられています。
30年ほど前、鳥取県倉吉市の栄養士の先生が、納豆が苦手な子でも食べられるようにと考案されました。つまり、スタミナ納豆は学校給食発祥のメニューということになります。
いつもながら学校給食は本当にすごいですね!
これまでも学校給食発祥のメニューを紹介してきました。学校給食は、子どもたちの成長や健康、食育のためだけでなく、日本の食文化を支えているといっても過言ではないでしょう。
もし、納豆が苦手な方がいらっしゃったら、スタミナ納豆を試してみる価値はありそうです。もちろん、納豆好きな方でも、違った魅力を発見できるきっかけになるかもしれません。
栄養たっぷりの納豆をしっかり食べて、子どもたちには元気に過ごしてほしいです。
3月3日(月)の給食
献立は、五目ちらし寿司、牛乳、白身魚の西京焼き、磯香和え、桃ゼリー、です。
今日、3月3日はひな祭りです。
ひな祭りは、毎年3月3日に女の子の幸せと、健やかな成長を願ってお祝いをする日です。桃の花が咲く時期なので「桃の節句」とも呼ばれます。
桃の節句にちなんで、今日は桃のゼリーがデザートです。
皆さんが元気いっぱい、幸せに過ごせますように。
2月28日(金)の給食
献立は、ハムピラフ、ししゃものバジルチーズ揚げ、チリコンカン、セレクトクレープ、です。
今日は卒業を祝う会!
給食室では、卒業を祝う会に合わせてセレクト給食を実施しました!
皆さん、リクエストの回答ありがとうございました。
チョコレートクレープ、いちごクレープ、皆さんはどちらを選びましたか?
各クラス名簿を確認して、楽しく給食を食べられるようにしましょう!
2月27日(木)
献立は、カレーピラフ、牛乳、ハニーマスタードチキン、グリーンサラダ、オレンジゼリー、です。
今日のメニューには「有機野菜」が使われています。
有機野菜の良さは、安全性と環境への配慮です。農薬や化学肥料を極力使わずに栽培されるので、農薬が残っている可能性が低く、安心して食べられます。
また、土や水が汚れることを抑えるので、自然環境の保全にも貢献するのが大きな利点です。
さらに、有機栽培により野菜本来の風味や栄養価が高まるとされています。
様々な面において、毎回有機野菜を使用することは容易ではないのですが、このような機会に有機野菜について知ることができるのも大きな良さだと思います。
食に関心を持って健康に過ごしてほしいです。
2月26日(水)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ジャンボ揚げ餃子、もやしのナムル、ごまキムチスープ、です。
今日はメニュー「もやしのナムル」にある「ナムル」に注目します。
朝鮮半島由来の食べ物であることはご存じの通りですが、いろんな植物を集めて、ごま油などの調味料で味付けした料理を指すそうです。
「もやし」はビタミンB群、C、カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
また、栄養豊富だけでなく、コスパがものすごく良いことでも知られていますよね。一袋数十円でこの栄養の豊富さは本当に驚きです。
かさ増しなど、特にここ最近の物価高騰の折では、重宝されています。名脇役としていろいろな料理に活躍しているのが「もやし」です。
その「もやし」が主役級になるのが、ナムルですよね。栄養たっぷりなので、しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。
2月25日(火)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、カツカレー、冬野菜のマリネ、花みかん、です。
今日は6年生が考えた「寒さに勝とう!カツカレー」献立です
冬本番の寒い2月に、6年2組さんからみんなへ、寒さに勝つ!とカツ!をかけたカツカレーのプレゼントです。
みんなが元気に過ごせるよう、栄養はもちろん、季節、食材の値段など、たくさんのことを考えて献立を立ててくれました!
6年2組さんありがとうございます!
2月21日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、味付けのり、鯖の香味焼き、湯葉すまし、いもかりんとうです。
今日はメニュー「湯葉すまし」にある「湯葉」に注目します。
豆乳を加熱して表面にできた薄い膜を、竹串や棒ですくい上げたものですね。
大豆の旨味や栄養が凝縮された健康食材で、トロトロとした食感が人気です。湯葉は、中国が発祥で、日本には平安時代に僧侶の最澄(天台宗の祖)が仏教とともに持ち帰ったのが始まりとされているようです。
手間暇がかかる上に、職人の技術が必要となるので、高級食材であることはよく知られているところです。
6年生が修学旅行で行く日光は、湯葉の名産地としても有名ですね。
最近は海外からの訪日客(インバウンド)が多く、湯葉を食べることも多いと思います。湯葉は英語にするなら「tofu skin」や「soi milk skin」と言うそうです。豆腐や豆乳の表皮という直訳ですから、湯葉の製造過程を的確に表現していると言えるでしょうか。
湯葉は子どもには馴染みが薄いかもしれませんが、馴染みの薄いものを給食で知ることができるのも学校給食のいいところですね。栄養たっぷりなので、しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。
2月20日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、厚揚げのポークケチャップ、青のりポテト、かきたま汁、です。
今日はメニュー「青のりポテト」にある「青のり」に注目します。
青のりは磯の香りが強く、風味が豊かで口溶けも良いのが特徴です。
「青のり」と「あおさ」が同じものだという誤解があるようですが、青のりはあおさよりも旨味や芳香、食感が良いとされていますが、あおさより高価とのことです。
青のりというと、ポテト、お好み焼き、たこ焼き、ちくわの磯部揚げなどなど、いろいろな料理に使われます。今日のようにポテトに使われることも多いですね。
「ポテトチップで好きな味は?」という問いには、必ず「のり塩」が上位に入っているぐらいの定番です。
それでは、ポテトに青のりをかけるとおいしいですが、なぜでしょうか?調べてみました。
理由は、青のりの風味とポテトの甘みが調和して、香ばしさが増すからだそうです。シンプルな塩味ともマッチして、食欲をそそる組み合わせとなります。揚げることでさらに香ばしさは増すと言われています(今日は揚げていません)。
今日はこの冬一番の冷え込みです。たくさん食べて元気に過ごしてほしいです。
2月19日(水)の給食
献立は、ご飯、牛乳、米粉の鶏の唐揚げ、ひじポテサラダ、なめこと大根の味噌汁、です。
今日は、「米粉の鶏の唐揚げ」が出されていますので、「粉」を取り上げてみます。
唐揚げは我が国において、ものすごく人気のあるメニューですね。唐揚げ専門店もそこかしこに数多くあって、行列ができているのを目にします。
その唐揚げの仕上がりを左右するのが「粉の種類」ですね。基本は小麦粉・片栗粉・米粉でしょうか。
もっとも歴史が長いのが小麦粉と言われています。麦特有のおいしさを感じることができ、カリッと、そして冷めるとしっとりとした食感に変化するのも特徴です(しっとりしてしまうのがデメリットに感じる人もいるようです)。
片栗粉を使用した唐揚げは、竜田揚げとも呼ばれていますね。歯ごたえのあるザクザクとした食感となります(デメリットは油を吸いやすい点です)。
米粉はもっとも衣が薄くつくので、油を吸いにくいのが特徴です。食感はサクサクッとしたクリスピーさを感じられるのが特徴です(デメリットは高価であることのようです)。
それぞれの良さがありますね。粉一つでまた違った料理のようになるのも奥深く、面白いですね。
今日は米粉を使用しているので、味だけでなくサクッとした音で、耳でも楽しむことができます。
2月18日(火)の給食
献立は、麦ごはん、牛乳、あぶたま丼の具、僧兵汁、花みかん、です。
今日のメニューにある「僧兵汁」は知りませんでした。
肉や野菜をふんだんに盛り込んだみそ仕立ての汁ものです。
発祥は三重県と言われています。
この名は、戦国時代に織田信長に寺の僧が対抗して戦ったことが知られていますが、これを「僧兵」と呼びました。僧は肉食を禁じられていましたが、戦いに備えて力をつけるため、イノシシやシカ肉を入れて食べていたようです。
まさに今はやりの「ジビエ」だったのですね。
今日のメニューではさすがに豚肉ですが、力をつけるにはよいですね。
しっかりと栄養を摂って、冬本番の寒さに負けない力をつけてほしいです。