今日の給食

今日の給食

7月8日(火)の給食

献立は、キャロットピラフ、牛乳、鰺のカレーパン粉焼き、グリーンサラダ、です。

 

今日はメニューにキャロットピラフがあるので、「ピラフ」に注目してみます。

突然ですが、「ピラフ」は何語だと思われますか?

響きから英語ではなさそうだとは思いましたが、何語かは見当もつきません。調べてみると、正解はフランス語だそうです。

ピラフのルーツはトルコ料理の「ピラウ」からきています。確かに発音はピラフに似ていますね。ルーツはほかにも、インドの「プラーカ」という料理も起源と考えられているようです。

それでは、ピラフとチャーハン(炒飯)は似ていますが、その違いは何でしょうか?(ピラフとチャーハンと言えば、私のような初期「ドラゴンボール」世代は、「ピラフ」という登場キャラクターを思い出します。「ピラフ」は確か胸に「炒飯」と漢字で書かれた服を着ていました。)

ピラフは生米から作ってスープで炊き上げ、チャーハンは炊きあがったお米から作るところが違うようです。

それならば、パエリアも生米から作りますが、ピラフとパエリアの違いは…?

などと考えていくとキリがないですね。食文化の奥深さを思い知らされます。

トルコやインドを発祥とした料理で、フランス語のピラフ。世界に思いを馳せながら、しっかり食べてもらいたいと思います。

7月7日(月)の給食

献立は、いなりご飯、牛乳、星形ハンバーグ、そうめん汁、七夕ゼリー、です。

 食育クイズ!今日は何の日でしょう?

①    ラッキー7の日

②    ココナッツの日

③    七夕

正解は、③の七夕です。七夕は中国から伝わった織姫と彦星の物語と日本の豊作を祈る風習などが合わさっているのだそうです。

 

さて、今日はもう1つ、「そうめん」に注目します。

今日はクイズにもあったように七夕です。これまで、七夕にそうめんを食べることが多かったですが、気にすることがなく食べていたように思います。

そもそも、なぜ七夕にそうめんを食べるのでしょうか?

調べてみると、いくつか理由があるようです。

まずは、天の川に見立てているということ。そうめんの白く細長い形状を、天の川に見たてて食べるというものです。粋ですね。

次に織姫にあやかっていること。織姫は織物や裁縫を司る女神とされているので、そうめんを意図に見立てて、芸事や裁縫の上達を願います。

また、そうめんで健康を願うという側面もあります。そうめんの原料である小麦は「毒を消す」という言い伝えがあり、健康を願っていたそうです。七夕の頃は暑いので食欲も落ちやすいですが、そうめんはツルツルの食感で食べやすいです。やはりしっかりとした意味があったのですね。

様々な上達や、健康を願いつつ、今日の七夕給食を食べてほしいと思います。

7月4日(金)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、白身魚の味噌だれ唐揚げ、むらくもスープ、ひとくちリンゴゼリー、です。

今日はメニュー「白身魚」に注目します。

白身魚とは、その名の通り、魚の身の色が白色、または淡い色のものを指します。主に、タラ、タイ、ヒラメ、スズキなどが代表的でしょうか。

その白身魚ですが、今日は「シイラ」が使われています。

シイラはご存じでしょうか?私は釣りをしないので、釣ったことはないですが、海釣りが好きな人には憧れの大型高級魚であることは、よく耳にしています。

もしかしたらハワイ好きな方には、「シイラ」よりもハワイでの呼び方「マヒマヒ」の方が馴染みがあるのかもしれません。

白身魚は一般的に、高たんぱく質で低脂肪、低カロリーであり、筋肉の維持や成長に役立つたんぱく質が豊富に含まれているうえに、ビタミンB・D群、コラーゲン、タウリンなど、健康維持にの役立つ栄養素も豊富だと言われているそうです。

今日は唐揚げにして揚げることで、白身魚本来の淡白な旨味に、濃い味噌だれの風味がマッチしてとてもおいしいです。

栄養満点、白身魚を食べて、「元気」に過ごしてほしいです。

7月3日(木)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ガパオライスの具、もずくスープ、ゆでとうもろこし、です。

今日の献立のとうもろこしは、3年生が曽谷っ子全員の分を一生懸命むいてくれました。その数なんと100本!

3年生の皆さんありがとうございました!

夏が旬のおいしいとうもろこしをい、おいしくいただきましょう → 3年生の皮むきの様子

  

さて今日はもう1点、「もずく」を取り上げます。

もずくは海藻であることは今更いうまでもないですが、ネーミングが珍しいと思います。調べてみると、もずくは他の海藻に付着して生息することから「藻が付く」という意味で「もずく」という名前が付いたと言われているそうです。そう聞くと納得のネーミングですかね。

それでは、もずくの生産量1位の都道府県はどこだと思われますか?

実は沖縄県であり、なんとシェアは90%以上です。

長崎で1970年代に始まった養殖技術が、沖縄県で大成功して発展したということです。気候的なことももちろんあったのだとは思います。

もずくは夏になると枯れてしまうので、生で食べられるのは今の時期がギリギリなのかもしれません(一部冷蔵物がしばらくは流通するとのことですが)。

低カロリーでミネラルや食物繊維、また免疫力向上・抗菌・抗ウイルス・抗アレルギー等々に役立つフコダインが豊富なもずくを食べて、暑い夏も「元気」に過ごしてほしいです。

7月2日(水)の給食

献立は、コッペパン、レモンハニー、牛乳、いんげん豆のトマト煮、チーズサラダ、です。

今日は「コッペパン」に注目してみます。

コッペパンはとてもよく目にするパンです。紡錘形(円錐形)でありそこが平たいのが特徴です。

それでは、コッペパンはどこの国で生まれたのでしょうか?

答えは、日本。驚きです。

東京・下谷説と、愛知県名古屋説があるようですが、日本生まれは間違いないですね。

名前のコッペは、フランス語の「切った」を意味する「coupeクペ」がもとになっているようです(車でもセダンの後ろを切った小型車をcoupeクーペと呼びますね)。

全国的に普及したのは1950年代からであり、学校給食に採用されたことがきっかけのようです。戦後の食糧不足の時代に、安価でありながら栄養価が高く、製造工程もシンプルなので大量生産が可能だったということです。

このようにコッペパンは日本の子どもたちの成長を支えてきたということです。あるのが当たり前すぎて、そのようにコッペパンを見たことがありませんでした。とてもすごいパンに見えてきます。

懐かしい焼きそばパンや卵パン、揚げパン、フルーツを挟んだスイーツ系まで幅広いメニュー展開が可能なのも大きな魅力です。そんなこともあってか、近年では、コッペパン専門店がブームを起こしているようで、さらに多様なアレンジや味で楽しめるそうです。今日はレモン&ハニーをつけておいしくいただきました。

日本の子どもたちの成長を支えてきた、これからも支えていくであろうコッペパンを食べて、子どもたちには大きく成長してもらいたいです。

7月1日(月)の給食

献立は、たこ飯、牛乳、鯖の竜田揚げ、じゃがいもの含め煮、です。

今日は「半夏生」です。1年で日が最も長くなる夏至から数えて11日目頃を「半夏生」といいます。

半夏生の時期はちょうど田植えが終わる頃です。稲や畑の作物が「たこの足のようにしっかりと根を張って豊作になるように」と願いを込めて、神様にたこをお供えしました。これに由来して半夏生の時期にはたこを食べる習わしが生まれたといわれています。

 

それでは、たこ飯の発祥はどこでしょうか?いかにも漁師めしという感じなので、海のあるところというイメージですが。

答えは、岡山県です。岡山県倉敷市児島です。漁師が船上で獲れたたこをすぐに調理して食べたのが始まりとされています。漁師めしらしく、豪快かつ味付けは繊細という特徴を併せ持ちます。

ちなみに「たこ」には、縁起物としての意味があるそうです。たこは「多幸」の語呂合わせですから。また、たこは英語で「オクトパス」なので、「試験をパス」の語呂合わせからも、受験生のゲン担ぎとしても人気だそうです。

今年の半夏生は、まさに今日、7月1日です。水上先生はしっかり食育のことも考えてくださっているのですね。

このように、幸せを願う食材、料理として親しまれています。

半夏生にたこ飯を食べて、曽谷っ子にみんなには、「多幸」な人生を送ってほしいと願います。

6月28日(土)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、ひじきのマリネ、フルーツヨーグルト、です。

ひじきには、牛乳よりも多くのカルシウムが含まれています。カルシウムは、骨や歯を丈夫にしてくれます。しっかり食べて、丈夫な歯と骨をつくりましょう!

6月27日(金)の給食

献立は、じゃこガーリックライス、牛乳、鶏のはちみつレモン焼き、野菜スープ、月見ゼリー、です。

今日は「ちりめんじゃこ」を取り上げます。

突然ですが、「しらす」と「ちりめんじゃこ」の違いは、製法の違いからくる「水分量」だそうです。しらすは塩ゆでした状態で水分量は8割以上。一方のちりめんじゃこは、干した状態のものを指すので水分量が5割以下です。そのため、ちりめんじゃこを使用したメニューは歯ごたえが出ますね。

さて、しらすでも、ちりめんじゃこでもよいのですが、カタクチイワシ以外の生物が入っているのに気づいたことがありますか?例えば、タコやエビです。私は子どもの頃、探して、タコやエビが入っていると何か得した気分になって嬉しかったのを覚えています。

大人になってから、同じようなことをしている人がいるのを知りました。またそれが人気になっていることも。

カタクチイワシ以外の生物のことを「チリメンモンスター」と呼び、略して「チリモン」だそうです。「チリメンモンスターをさがせ!」(偕成社)という子ども向けの本のシリーズも出ています。

私も図書館で借りて読みました。

タコやエビだけでなく、タイ・アジ・サバ・イカ・カワハギなんてものもよくあるそうです。驚いたのは、フグ・タチウオ・タツノオトシゴ・カニもあるそうです。

これらのレアキャラに出会えたら、きっと嬉しくなると思います(なんでもチリモン採取専用に作られたじゃこがあるらしいです)。

また、先日ある6年生の児童と話していたら、「夏休みの自由研究はチリモンを調べることに決めている」とのことでした。きっと調べることそのものが面白い研究になることでしょう。

おいしくいただくだけでなく、こんな楽しみも加わると、食べることがもっと好きになるかもしれませんね。

6月26日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、擬製豆腐、カツオの甘辛煮、です。

今日は「スタミナ納豆」を取り上げてみます。

みなさん「スタミナ納豆」はご存じでしょうか?

朝校門で立っていて、子どもたちが「今日の給食、スタミナ納豆だよ!」と教えてくれるほど、大人気のメニューとなっています。

給食では、ひきわりの納豆に、鶏肉、小松菜を入れ、スタミナとあるのでお分かりの通り、にんにく、しょうが、ごま油、砂糖、かつお節で味付けがされています。

では、発祥はどこでしょうか?納豆を使っているので日本は間違いなさそうですが、日本のどの地域なのでしょう?少し調べてみました。

答えは、鳥取県倉吉市でした。某番組では、「鳥取県のソールフード」とも紹介されているようで、ご当地ではタバスコを入れたり、ご飯だけでなく冷ややっこやチャーハンに入れたり、いろいろな方法で食べられています。

30年ほど前、鳥取県倉吉市の栄養士の先生が、納豆が苦手な子でも食べられるようにと考案されました。つまり、スタミナ納豆は学校給食発祥のメニューということになります。

いつもながら学校給食は本当にすごいですね!

これまでも学校給食発祥のメニューを紹介してきました。学校給食は、子どもたちの成長や健康、食育のためだけでなく、日本の食文化を支えているといっても過言ではないでしょう。

もし、納豆が苦手な方がいらっしゃったら、スタミナ納豆を試してみる価値はありそうです。もちろん、納豆好きな方でも、違った魅力を発見できるきっかけになるかもしれません。

栄養たっぷりの納豆をしっかり食べて、子どもたちには「元気」に過ごしてほしいです。

6月25日(水)の給食

献立は、冷やしうどん、牛乳、夏野菜のかき揚げ、わかめコーンサラダ、です。

 

今日はメニュー「かき揚げ」に注目してみます。

かき揚げは、よく知られた料理ですが、「揚げ」はわかるのですが、「かき」とは何なのでしょうかね。

調べてみますと、バラバラになってしまう具材を鍋の中で「かき」集めながら揚げることからという説と、余っていた具材を集めて「かき」混ぜてから揚げることから、という2つが有力のようです。

ちなみに、かき揚げの日は11月4日です。これは香川の冷凍食品メーカーが定めた日ですが、理由がなかなか面白いのでご紹介します。

11月は秋が深まる時期で、温かいかきあげそばや、かきあげうどんが恋しくなる季節だから、という理由ではありません。

かき揚げは、そばやうどんのトッピングとして愛されています。今日の給食でも、冷やしうどんの上にトッピングされています。

麺の日は、細長い面のイメージから11月11日(ポッキー&プリッツの日でもあります)なのは有名らしいのですが、ここでご確認いただきたいのがカレンダー。

11月11日の上にあるのは何日でしょうか?

そう、4日。11月4日です。

麺の上にあるので、11月4日をかき揚げの日としたそうです。とても洒落ていると思いませんか?

今日はにんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、枝豆、コーンと野菜がたくさん入ったかき揚げを食べて、「元気」に過ごしてほしいです。