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今日の給食
5月27日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鰹の薬味ソースかけ、磯香和え、いなか汁、です。
今日はメニュー「いなか汁」に注目します。
いなか汁は皆さんご存じでしょうか?私はよくわからなかったので調べてみました。
いなか汁の発祥や定義というものは明確に特定されておらず、各地域に同様の味噌汁があるようです。いなか汁には、「のっぺい汁」、「けんちん汁」などよく聞く汁も含まれています。
ちなみに「いなか」とつく表現の料理を、いなか汁、いなかそばを筆頭に、様々ないなか料理として見かけますが、一般的に材料が地元のものであったり、手づくりでシンプルに調理されたり、昔ながらの料理法で調理されたりするような、素朴で懐かしい味わいの料理を指すようです。地域によってバリエーションがあり、その地域に根付いた食文化を反映した味わいを楽しむことができます。
今日の給食では、油揚げのほか、豆腐、じゃがいも、こんにゃく、大根、人参、ごぼう、長ネギが使われていて、とても栄養があります。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月23日(金)の給食
献立は、勝つ!カレー、牛乳、キャベツのサラダ、紅白ゼリー、です。
さぁ、いよいよ運動会が明日に迫ってきました!運動会に向けて一生懸命練習してきた皆さんを後押しすべく、給食室では、勝利の「勝つ」と、とんかつの「カツ」をかけて「勝つ!カレー」と、「紅白ゼリー」を作りました。
みなさんの全力が出せるよう、応援しています。(水上先生・給食室のみなさんより)
給食室の皆さんが、運動会応援献立として、ゲン担ぎの「勝つ!カレー」と、「紅白ゼリー」(写真ではわかりにくいですが、イチゴゼリーとミルクゼリーの2層になっています)を作ってくださいました。嬉しい心配りですね。
「カツ」が「勝つ」のようなゲン担ぎは、他に少し考えただけでも、梨→(「無し」に通じるので「有り」に変えて)ありの実(梨で有名な市川市にはアスレチックの「ありのみコース」があります!)、お刺身→お造り、するめ→あたりめ、フグ→ふく、などがすぐに思いつきます。そんな言語文化の一端も学校給食を通じて知ることができるのは良いですね。
また、「紅白」は運動会の紅白もそうですし、チーム内での練習試合も紅白戦といいますし、年末の国民的歌番組「紅白歌合戦」もあります。日本のいろいろなところに使われています。
紅白の起源は、源氏と平氏の源平合戦だそうです。源氏が白旗、平氏が赤旗を掲げたことから、対抗する2つの色として用いられるようになったと考えられています。また、紅は生命力、白は清らかさを表し、祝い事などで紅白幕としても使われていますね。
たくさん食べて、明日は元気いっぱい走って、踊って、心に残る運動会にしてほしいです。
5月22日(木)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、五目うま煮、お麩のラスク、です。
今日はメニュー「お麩のラスク」に注目します。
食べてみるとこれが甘くてとてもおいしい!しかも、お麩ならヘルシーなイメージがあります。
ところで、「麩」というものは、これまでわかっているようでわかっていなかったと思います。麩は何からできていて、どのように作るのでしょうか?少し調べてみました。
麩の主原料は、小麦粉から抽出したグルテン。グルテン?(「グルテンフリー」とは最近よく聞きますが。)
グルテンとは、小麦粉に水を加えて練ることで生成されるものだそうです。
そして麩の作り方としては、焼き麩と生麩があります。焼き麩はその名の通り、焼いたもので、煮物や汁物が浸み込みやすいのが特徴です。
生麩はグルテンにもち粉を混ぜて蒸したりゆでたりしたもので、もちもちとした食感が特徴です。
発祥は中国で、室町地代には日本に伝えられ、当時は宮中や寺院で食される高級食材でしたが、江戸時代には一般家庭にも登場するようになったといいます。
お麩はたんぱく質が豊富で、その他カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも豊富。そして消化しやすく、低脂肪なのも特徴です。
ラスクとなってデザートなのに栄養も満点、しっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月21日(水)の給食
献立は、ポテトドッグ、牛乳、ABCスープ、ヨーグルト、です。
今日は「ABCスープ」を取り上げます。
皆さんはABCスープをご存じでしょうか?
ABCスープとは、アルファベットの形をした小さなマカロニが入ったスープで、主に学校給食で提供されています。曽谷小の子どもたちにも大人気のメニューです。
発祥は学校給食で間違いなさそうですが、群馬県桐生市説と神奈川県藤沢市説があるようです。昭和50年代ということなので、「昭和100年」の令和7年現在、約50年の歴史があるということになります。
ある食品メーカーがアルファベット型のマカロニを給食で使えないかと提案し、スープに入れたところ、子どもたちに大人気となり、全国的にも広がったそうです。
魅力としては、アルファベットに親しんだり、自分の名前を探す楽しさがあったりします。
私は給食以外で見たことはないのですが、アルファベット型のマカロニは、わりと色々なメーカーから発売されていることを知りました。ご家庭でも作れますね(ひらがな型やカタカナ型、漢字型は見つけられませんでした。あったら面白いかもしれません)。
マカロニ以外にも野菜やベーコンも一緒に入っているので、たくさん食べて「元気」過ごしてほしいです。
5月20日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、キャベツメンチカツ、和風サラダ、沢煮椀、です。
今日は「メンチカツ」を取り上げます。
メンチカツの発祥国はどこでしょうか?
そう、日本です!いつもながら日本の食文化には驚かされます。
調べてみると、諸説あります。しかしながら日本生まれであることは間違いはないようです。
では、なぜ「メンチ」なのか?メンチという言葉はおそらくないですよね。
調べてみると、ひき肉を英語で言うとminced meat(ミンストミート)であり、これがミンスとなり、メンチに転じた説。また西日本ではひき肉をミンチ肉といいますが、それがメンチに転じたという説。
どちらもありそうですね。
ちなみにメンチカツを使って町おこしをしているところもあります。
例えば「茅ケ崎メンチ」や「亀有メンチ」があります。千葉県にも「館山メンチ」があるようです。是非食べてみたいですね。
今日はキャベツを使ってヘルシーでありながら、お肉のおいしさを十分に味わえるキャベツメンチカツとなっています。
運動会に向けてしっかりと食べて、「元気」に運動会を迎えてほしいです。
5月19日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、あぶたま丼、大豆のカリカリ揚げ、甘夏、です。
今日は「あぶたま丼」を取り上げます。
あぶたま丼の名前の由来は、油揚げの「あぶ」と、卵の「たま」からきています。
これは、親子丼の鶏肉が油揚げに替わったメニューとなります。
京都府が発祥で、「衣笠丼」とも呼ばれています(関西地方では「きつね丼」と呼ぶこともあるようですが)。
理由は、このメニューを盛りつけた形が京都の金閣寺のそばにある衣笠山という山に似ているからだそうです(平安時代の天皇が「真夏に雪景色を見たい」と所望し、山に白絹を掛けたという故事にちなみ、油揚げと卵とじを乗せた姿が、その衣笠山に似ていることから)。
出汁を吸った油揚げの風味がやさしく、口当たりも良い丼物で、京都府民にも愛されているご当地食です。
曽谷小学校のあぶたま丼には、油揚げと卵の他に、玉ねぎ、人参、みつばが入っていておいしいです。
5月16日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、ごま酢和え、けんちん汁、です。
今日は「鯖」に注目してみます。
漢字で「鯖」は魚へんに青と書いて「鯖」(旧字体では月を円と書いた)。漁の際、上から見ると青色がきれいなところからこの漢字となったようです。
栄養面では、鯖は鉄分を多くとれる魚です。日本人の食生活では、鉄分は不足しがちとよく言われますので貴重です。
また、鯖はたいへん腐りやすいので味噌煮などにして食べたというのも食文化、昔の人の知恵ですね。
ちなみに、スタジオジブリ「風立ちぬ」で、主人公が食堂にて、今日の給食でも提供された鯖の味噌煮を食べる場面が出てきますね。
鯖の骨を見て、「曲線が美しい」と表現しているのが印象的です(今日の給食では、骨はほとんど見当たりませんでしたが)。
主人公の二郎は戦闘機の開発を担当していて、強度と軽量化を兼ね備えた骨組みをどうしても作る必要があり、その生きた見本が、鯖の骨だったというわけです。
子どもたちには、日本人が不足しやすい鉄分豊富な鯖をしっかり食べて、「元気」に過ごしてほしいです。
5月15日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、筍ハンバーグ、コーンサラダ、わかめの味噌汁、お茶めな大豆、です。
今日は「お茶めな大豆」に注目します。
これを読んでいる皆さんは「お茶めな大豆」をご存じでしょうか?
「お茶めな大豆?」「何だこれは?」と思われた方が多いのではないかと思います。私もそうでしたので調べてみました。
これは、カリッと香ばしい国産大豆を、鹿児島県産の抹茶ときび糖でコーティングした豆菓子の商品名となります。
抹茶ときび糖のほろ苦さと甘さが特徴で、人気があるようです。抹茶を使っているのでネーミングが、「お茶」めなのですね。
給食ではよく出るそうですが、私は見るのは初めてでした。給食でよく出るのであれば、一般の方は手に入りにくいのかと思いましたが、インターネットサイトでも販売されているようでした。
口コミには「『給食で出ておいしかったから探して買ってほしい』と言われて購入した」、「給食で出るお茶めな大豆が食べたいと言うので探した」など、知るきっかけは、やはり学校給食の人が多いようです。
食べてみると、確かにおいしい!
お菓子なのに栄養も満点、しっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
5月14日(水)の給食
献立は、焼うどん、牛乳、ひじきとツナの炒め物、バナナケーキ、です。
今日は「焼きうどん」に注目してみます。
焼きうどんは焼きそばよりも歴史が新しいと考え、調べてみました。すると、発祥は福岡県北九州市小倉とのこと、発祥のお店までわかっています。
時は戦後直後の食糧難の時代。
焼きそばを作ろうにもそば玉が手に入らず、どうしようかと悩んでいると、目に前に干しうどんがあった。うどんを焼くということはあまりなかったが、「同じ麺類だから試しにそばの代わりにとりあえず使ってみるか」と、うどんを焼いて提供した。
すると「美味しい」と瞬く間に評判となり、メニュー化をすることになった。
と、概要はこんな感じのようです。
発明というものには、かなりの割合で偶然の賜物ということがありますね。この焼きうどんも、絶対においしいという確信のもとに作ったのではなく、必要に迫られて試しに作ったという偶然から生まれています。
焼きうどんを食べて元気いっぱいの曽谷っ子であることを願います。
5月13日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯵フライ、元気野菜の炒め物、生揚げの味噌汁、です。
今日は「鯵フライ」を取り上げます。
鯵を使った「鯵フライ」はよく耳にします。
しかしサバやイワシも身近なはずですが、サバフライやイワシフライを耳にしないのはなぜでしょうかね?
フライにするには、フライが合う魚というものがあるのではないかと考え、少し調べてみました。
フライに合う魚には4つの特徴があるようです。
・身がしっかりしていて崩れにくい
・クセの少ない味わい
・ほどよい脂ノリ
・骨が少なくした処理しやすい
とのこと。
なるほど、まさに鯵はフライに合うような気がします。
しかしながら、たいへん不勉強でした。
上に書いた「サバフライ」や「イワシフライ」は普通にありましたし、「ほっけフライ」や「鯛フライ」もあるそうです。食文化は奥深いと感じずにはいられません。
今日もサックリと揚がっていて、おいしい鯵フライです。