今日の給食

今日の給食

10月22日(水)の給食

献立は、きなこ揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、キャベツのサラダ、です。

今日は、給食人気メニューランキング第3位のきなこ揚げパン(第1位はココア揚げパン。トップ3のうち2つは揚げパン)ですが、揚げパンはこれまでも何度も取り上げているので、今回「ポークビーンズ」に注目してみることにします。

ポークビーンズはご存じのように、豚肉と豆をトマト味で煮込んだ料理です。それではいつものように。

ポークビーンズの発祥はどこの国でしょうか?

いかにもスペインぽいと思いましたが、違いました。

答えは、アメリカであり、かの国を代表する家庭料理だそうです。

それでは、やはり給食の人気メニューであり、見た目が似ている「チリコンカン」との違いはどこでしょうか?

それは、味付けと使われるスパイスの違いです。

ポークビーンズはトマトベースの甘めの味付け。チリコンカンはチリなどのスパイスが聞いたスパイシーな味が特徴です。

ちなみに、ポークビーンズはアメリカ先住民(ネイティブアメリカン)の料理とスペイン人(メキシコを植民地化)の料理の融合だそうです。スペインぽいと思ったのは、あながち間違いではありませんでした

豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1が豊富であることですし、おいしいポークビーンズをしっかり食べて、涼しさを通り越して寒くもなってきたこの時期を「元気」に過ごしてほしいです。

10月21日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、里芋のまんまるコロッケ、和風サラダ、大根のそぼろ汁、りんご、です。

里芋は、秋から冬が旬の食べ物です。里芋のまんまるコロッケは、12kgの里芋を調理員さんが茹でて、潰して、炒めたお肉と玉ねぎ、おからや調味料と合わせて丸めて、衣をつけて、油でこんがり揚げて作ってくださいました。おいしく旬の食べ物をいただきましょう!

10月20日(月)の給食

献立は、ご飯、牛乳、和風ミートローフ、ツナと切り干し大根のサラダ、秋野菜の煮物、です。

今日は毎日提供されている「ミートローフ」に注目します。

ミートローフというものはだいたい知っているつもりですが、ではどういう料理かと聞かれると…。調べてみました。

名前は、英語で肉のミートと、かたまりを意味するローフであって、ひき肉を成形して焼き上げたものだそうです。

それならば、ハンバーグとの違いは?

その違いは焼き方で、ミートローフはオーブンで、ハンバーグはフライパンで焼くのが一般的だとのこと。

ミートローフの歴史について調べると、古代ローマ時代にまで遡るようです。現代のミートローフは、19世紀後半にドイツ系移民がアメリカに持ち込んだことが起源とされているようです(これはハンバーグとも同じです)。

特に1930年代の世界大恐慌時代には、物資不足の中でひき肉による“かさ増し”ができるミートローフは庶民の心強い味方となり、アメリカで定番の家庭料理として人気を博したようです。

また1つ賢くなりました。

今日の和風ミートローフは、具材にひじきや大豆、豆乳といった和風の食材が使われていて、とてもおいしいです。

10月17日(金)の給食

献立は、じゃこガーリックライス、牛乳、スパニッシュオムレツ、ABCスープ、オレンジゼリー、です。

今日は「スパニッシュオムレツ」に注目してみます。

スパニッシュオムレツは、昨年の読書週間の時に、「こまったさんのオムレツ」のお話給食としても出てきました。

「スパニッシュオムレツ」という名前ですが、オムレツは大体わかるのですが、「スパニッシュ」とはスペイン風ぐらいしかわかりません。どういったものを指すのでしょうか?

これは調べてみると、主にじゃがいも・ベーコン・チーズが入っているものを指すそうです。

スパニッシュオムレツは、一般的なオムレツのように半月型に折りたたむのではなく、フライパンの丸い形をそのまま生かして焼き上げるのが最大の特徴です。これは「黄金色に輝く太陽の丸い形」に例えられているそうです(給食では長方形にカットしています)。

また、スパニッシュオムレツはトルティージャとも呼ばれていて、現地では朝食から夕食まで、さらにはピクニックのお弁当としても愛されている万能な卵料理として親しまれています。

今日の献立も、たっぷりとじゃがいも・ベーコン・チーズが入っていておいしいです。

10月16日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、サクサクつくね、ポテトサラダ、なめこと大根の味噌汁、です。

今日は「ポテトサラダ」に注目してみます。

サラダといえば、皆さんはどんなサラダがお好きでしょうか?

「サラダに関する調査」(マイボイスコム)によると、全国の男女に聞いた好きなサラダの1位は、今日提供されているポテトサラダとのことです。老若男女問わず大人気のようですね(本校の給食には昨日提供された「焼肉サラダ」という子どもたちに人気サラダもありますが)。

それではポテトサラダの発祥の国はどこでしょうか?

調べてみると、ドイツでも、アメリカでも、日本でもなく、意外にもロシアということでした。160年もの歴史があるようです。

日本とロシアのポテトサラダの違いは、使用する具材にもあるようですが、最も大きな違いは、「じゃがいもをマッシュするかしないか」ということです。

日本では滑らかな触感にするために、マッシュをすることが多いですが、ロシアは賽の目状で作るようです。

今日の給食では、たまご、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キュウリに、砂糖とマヨネーズ(エッグケア)が使用されていて、とてもおいしいです。

栄養たっぷりなポテトサラダをしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。

10月15日(水)の給食

献立は、 きしめん、牛乳、焼肉サラダ、鬼まんじゅう、です。

「出汁(だし)で味わう和食の日」第4弾! 今回は、東海地方より、愛知県の「きしめん」です。

東海地方で使われている出汁の材料は、あじ節、さば節、かつお節、煮干し、昆布などです。ブレンドした濃い出汁は、香りも味も強いのが特徴です。みんなでおいしい出汁を味わうことを通じて、もっと和食について理解を深めましょう!

 

 

10月14日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、さんまの塩焼き、ごま和え、のっぺい汁、です。

【給食室から】

秋刀魚(さんま)は、秋の味覚を代表する魚ですね。秋刀魚は、お箸の持ち方、魚の食べ方を思い出して、骨を取り除いてきれいにおいしく食べましょう。

 

さて、今日はメニュー「さんま」に注目します。

なんでも、「秋のさんま」人気というものは別格であり、「春の初がつお」や「冬の寒ぶり」も、到底その人気には及ばないのだといいます。

4年生が国語で学習している落語の有名な作品にも「目黒のさんま」があります(子どもたちに人気の「名探偵コナン」でも先々週の回は、「目黒のさんま」をモチーフにしたお話でした)。

しかしながら、最近は不漁続きで、大衆魚であったさんまが、いつの間にか高級魚のような扱いになっているのはご存じのとおりです。

それを表す「回文」を先月、新聞で発見したのでご紹介します。

 

「品高し さんま我慢さ 仕方なし」

 

というものです。

たしかに上から読んでも下から読んでも「しなたかし さんまがまんさ しかたなし」になっています。

さんまの現状を的確に表した回文であり、考えた人はすごいなと感じます。おまけに575のリズムになっているのもいいですね。

今年はここ数年の中では豊漁というニュースもありましたが、それでも今や高級魚となった旬のさんまをしっかりと味わい、秋を感じてほしいと思います。

10月10日(金)の給食

キャロットピラフ、牛乳、えびのクリームソース、グリーンサラダ、ブルーベリーゼリー、です。

10月10日の今日は、「目の愛護day」です。

10が2つ並んでいるのを横にしてみると、人の目と眉に見えることから、10月10日を「目の愛護day」とし、目を大切にするように呼び掛けるイベントが各地で行われています。

今日のデザートは、「目の愛護day」にちなんで「ブルーベリーゼリー」です。

ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、視力低下や眼精疲労を防ぐ働きがあります。

10月9日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、海苔和え、五目うま煮です。

鯖の味噌煮については、これまでも書いてきましたので、今日は「うま煮」に注目してみます。

「うま煮」とはよく耳にします。

おいしく煮るから「うま煮」なのでしょうかね。一説には「甘煮」から「うま煮」になった、ともあります。

それでは、「うま煮」とはどのようなものを指すのでしょうか?

調べてみると、肉や野菜などを醤油・砂糖・みりんなどで甘辛く煮た料理の総称とのことです。

ちなみに、その呼び名は地方によっていろいろあり、北海道では「煮しめ」、九州北部では「がめ煮」、関西地方では「炊き合わせ」とも呼ぶそうです。

今日の給食では、鶏、生揚げ、うずらに加え、じゃがいも、にんじん、ごぼう、たけのこ、しいたけ、さやいんげん、といろいろ入った「五目」で提供されています。

たくさんの具材を「うま煮」でおいしくいただきたいと思います。

10月8日(水)の給食

献立はセサミトースト、牛乳、ポトフ、フレンチサラダ、です。

今日は「ポトフ」に注目してみます。

ポトフは今や日本でも馴染みのあるメニューとなっていますが、そもそもはどこの料理なのか調べてみました。

ポトフは、フランスの家庭料理だそうです。

日本では、野菜やウインナーを鍋に入れ、コンソメスープで煮込んで作るのが一般的ですね。

一方、本場フランスのポトフは、野菜を入れて鍋でじっくり煮込むのは同じですが、肉類は塊のままの牛肉を使ったり、テールやスネなどを使ったりすることもあり、日本のポトフよりも本格的な煮込み料理という印象です。

フランスといっても広いですから、海に面した地方では魚介類を使い、南部地方ではハーブが豊富に使われ、北部のアルザス地方はドイツにも近く、ソーセージが多く使われています。ドイツに近いアルザス地方のポトフが、日本に伝わり、一般的になったのかもしれません。

栄養豊富で健康効果の高いポトフは、これから涼しくなっていく季節にもぴったりですね。