今日の給食

今日の給食

4月9日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ミルメーク、豚すきどんの具、すまし汁、スイートポテト、です。

今日から令和7年度の給食がスタートしました(1年生は14日から)。

手をよく洗い、盛り付け表をよく見て、丁寧な給食準備、片付け、食事のマナーを心がけましょう。

さて今日は「ミルメーク」に注目してみます。お読みの皆さんは「ミルメーク」をご存じでしょうか?ミルクでメーク(作る)からミルメークだそうです。

牛乳にミルメークの粉末(のちに液体も開発)を入れると味が変わるという「牛乳の素」です。

今や様々な味があるようですが、今日はコーヒー味の液体で提供されています。

昭和30年代までは学校給食では脱脂粉乳が提供されていたのはよく知られるところですが、それが牛乳になった際、栄養価の高かった脱脂粉乳からの変更は、摂取栄養価が落ちると全国の栄養士から懸念の声が上がったそうです。

また、牛乳嫌いの子が牛乳を残すことが問題になっていたようですが、ミルメークは栄養のある牛乳を残すことが少なくなるよう開発されたとのことです。

ここにもまた子どもたちを大切にする思いに溢れている話に触れることができました。

私の少し上の世代の方々から、学校給食でミルメークが出た時の嬉しさ、ぜいたくさという話を聞いていました。私の地域、世代ではミルメークが提供されることはありませんでした。

しかし随分と大人になってミルメークを飲むことができました。確かにおいしい!話に聞いていたおいしさと、ぜいたくさを噛みしめています。

今年度もたくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。

3月17日(月)の給食

献立は、セルフオムライス、ジョア、ABCスープ、手作りチョコプリン、です。

今日で今年度の給食は終了です。給食を通じて、新しい発見や学び、思い出は作れましたか?

1つでも作れていたら、とってもうれしいです!

3月14日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ヤンニョムチキン、チョレギサラダ、トック、です。

今日は韓国の料理が揃っています。そこで今回は、「ヤンニョムチキン」に注目してみます。

ヤンニョムチキンとは、ご存じの方が多いと思いますが、鶏肉に衣をつけて揚げ、甘辛いタレを絡めた韓国料理です。韓国では国民食とのこと。ファストフード店よりもヤンニョムチキン店が多いほどだそうです。

日本でもとても人気がありますね。日本での人気の火付け役は、韓国の人気ドラマに登場したことで話題になったことからです。濃い味付けがご飯にぴったりです。

ちなみに、韓国には国民食・ヤンニョムチキンのほかに、しょうゆ味のカンジャンチキンや、フライドチキンにハニーマスタードソースやチリソースで食べることも多いなど、チキンを使った料理の味付けはバリエーションがあるようです。

今日も、高たんぱく低脂質で、ビタミン、鉄分、コラーゲンなど栄養のあるチキンをしっかり食べて、元気に過ごしてもらいたいです。

3月13日(木)の給食

献立は、しらすわかめご飯、牛乳、さばの香味焼き、ごぼうサラダ、けんちん汁、です。

今日は、けんちん汁に使われている「さば節」に注目してみます。かつお節というのはあまりに有名であり、実はさば節というものは知りませんでした。

いつもながら少し調べてみますと、かつお節と同様の発酵食品であり、もちろんかつおの代わりにさばを使用しています。

それではかつお節とさば節では、どのような違いがあるのでしょうか?

原料が違うのはもちろん、そのため風味や味わいも異なっているようです。

さば節は、かつお節に比べて香りが強くないですが、脂質の多いさばを使用していることから、コクの強い、濃い味の出汁がとれるようです(そしてかつお節よりコスパがよい)。

よって、一般的に濃い味を求める料理に適しているようです。けんちん汁は神奈川県は鎌倉の建長寺で生まれた話は以前書きましたが、一般的に関東は味が濃いものとすると、今日のようにけんちん汁には、さば節が合うということになりそうです。

さば節で今日も少し賢くなったのと、料理によって取る出汁も変えてくださっている給食室の配慮には改めて頭が下がります。

今日も、さば節でとっただしで作るけんちん汁をしっかり食べて、しっかり元気に過ごしてもらいたいです。

3月12日(水)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ドライカレー、ひじきのマリネ、フルーツポンチです。

今日は「ドライカレー」に注目します。

ご存じのようにドライカレーとは、汁気のないカレー全般をいいます。挽き肉と野菜を炒めてカレー粉で味付けしたカレーや、カレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーに含まれるようです。

それではいつものように、ドライカレーはどこの国の発祥なのでしょうか?

調べてみると、20世紀初頭に日本郵船の欧州航路船「三島丸」の船舶料理士が考案したという、日本生まれのメニューです。

ドライカレーは、インドのキーマカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたもののようで、長旅から食欲不振になったお客さんのために考案されたとあります(キーマカレーとドライカレーの線引きも難しいようですが)。

ドライカレーも日本の料理とは、いつもながら我が国の食文化はすごいですね。

しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。