今日の給食

今日の給食

12月10日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、ちくわのチーズ揚げ、おかか和え、ピリ辛豚汁、です。

今日は「おかか和え」がメニューとして出ています。鰹節や、鰹節を醤油で味付けしたものを「おかか」といいますが、おにぎりやたこ焼き、お好み焼きをはじめ、いろいろな料理に使われています(厳密には、鰹節を削ったものをさらに細かくしたものを「おかか」と言うようですが)。

しかし、なぜ「おかか」というのでしょうね?カツオでもなく、鰹節でもなく。

ふと疑問に思ったので調べてみました。

時は室町時代。初めて鰹節が製造された時代に遡ります(カツオは室町時代にも普通に獲れていたんですね。それも驚きです。大型魚ですし、遠洋まで出て行って獲っているイメージがあるものですから。また約600年も前に、「世界一硬い食べ物」である鰹節を作る技術があったとは…)。

当時、鰹節を「かか」と呼んでいて、宮仕えの女性たちが丁寧に「お」をつけたことから、「おかか」で広まったようです。

呼び方一つみても歴史の深さを感じることがあるのですね。

12月9日(月)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、葱塩豚丼の具、マーボー春雨、さつまいものごま団子、です。

ごま団子と言えば、中華料理の点心で有名で、日本でもたいへん人気がありますね(日本の名産地は岩手県であり、外側に白ゴマがまぶしてあるごま団子ではなく、中にトロリとした黒ごまの餡が入っている「ごま擦り団子」が有名だそうです)。

中国では「芝麻球」と書いて、「チーマーチュウ」や「チーマーカオ」と呼ぶそうです。「芝麻」がごまを表すそうで、「球」は日本語とほぼ同じですから、かわいらしい名前です。

さて、ごま団子は、中身があんこやごま餡がよく使われています。しかし、今日の給食のごま団子は、さつまいも餡でした。とてもおいしいです。

さつまいもは千葉の名産でもありますから、”千産千消”の観点からもとてもいいですね。

 

12月6日(金)の給食

献立は、ひじきご飯、牛乳、カリカリ大豆サラダ、鰯のつみれ汁、花みかん、です。

初登場!

今日の副菜は「カリカリ大豆のサラダ」です。

揚げた大豆にカレー粉をまぶしてあり、カリカリとした食感とスパイシーな香りを楽しめるサラダです。

給食当番さんは大豆と野菜をしっかりと混ぜ合わせて配膳をお願いします!

1口30回よくかんで食べましょう。

12月5日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、スペシャル納豆和え、千草焼、ぶり大根、です。

ところで、なぜ「ぶり大根」なのでしょうか?鮭(さけ)大根や、鰊(にしん)大根でもいいのではないでしょうか。

ぶり大根が有名なのは富山ですが、冬はぶり漁が盛んだったのと、冬が旬の大根を合わせたのが全国に波及したようです。近年になるまでは冷凍や輸送の技術が今ほどなく、地産地消が当たり前であり、ぶりと大根を合わせるのは難しくないことだったのかもしれません。しかし、おいしくなければここまで全国的に広がりませんので、初めに作った人はすごいということになりますよね。

ちなみに、上に書いた「鮭大根」は実際にありました。

北海道の名産です。アニメ「鬼滅の刃」の人気キャラクター・冨岡義勇の好きな料理が鮭大根とのことです。

今日のぶり大根はぶりがたくさん、大根しみしみでとてもおいしいです。

12月4日(水)の給食

献立は、ほうとう、牛乳、彩野菜のごま和え、オレンジおからドーナツ、です。

さて、ほうとうは日本では山梨県が有名ですね。起源は中国のようですが。

昔、山梨県の山間部では米作りが難しいので、代わりに蚕を飼って絹糸を取ることで暮らしていたようです。桑の収穫の後は麦を栽培し、収穫した麦を麺にして季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのが「ほうとう」です。

太い麺が特徴的ですね。

名前の由来も諸説ありますが、山梨県といえば、武田信玄ですね。武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられた説があります。

また、ほうとうは農林水産省選定「農山漁村の料理百選」にもなっています。

今日はオレンジおからドーナツもとってもおいしかったです!(給食室はとても大変だったと思います。ありがとうございます。)