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今日の給食
12月18日(木)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、フライドチキン、星のサラダ、セレクトクリスマスケーキ、です。
【給食室より】
今年、最後の給食はクリスマス献立です。
チキンや星やケーキなど、みんなに喜んでもらえるようなメニューを組み合わせました。
クリスマスのご馳走や年越しそばやお正月のお節など、行事やおいしいものが盛りだくさんの冬休みです。食べすぎや生活習慣に気を付けて過ごしましょう!
それでは、皆さん、メリークリスマス!
そして、良いお年を!
年明けの給食も楽しみにしていてくださいね!
12月17日(水)の給食
献立は、ほうとう、牛乳、柚子香和え、かぼちゃドーナツ、お魚アーモンド、です。
【給食室より】
冬至は、1年でいちばん昼が短く、夜が長い日です。
冬至を過ぎると、毎日少しずつ昼が長くなります。
今年の冬至は、12月22日です。
冬至には、かぼちゃを食べます。冬至にカボチャを食べると、長生きをするといわれます。
また、冬至の日には、柚子のお風呂に入ります。お風呂に入って、体をきれいにして、いい1年を迎えるという意味があります。
少し早いですが、今日は冬至献立です。
給食室で柚子香和えとかぼちゃドーナツを作りました。
冬至の「カボチャ」、「柚子」について気になったので少し調べてみました。
冬至にカボチャを食べるのはいくつかの理由がありそうです。上に「長生き」とありますが、いくつかはそれとも関係します。
①栄養豊富で風邪予防となる。
②保存がきくので、昔は冬に食べられる野菜としてとても貴重だった。
③ん(運:うん)がつく言葉は縁起が良いので縁起を担ぐため。→かぼちゃは「南瓜(なんきん)」とも呼ばれるので「ん」が2つもつくから縁起が良い。ちなみに、「冬の七草」もあるそうで、①なんきん②れんこん③ぎんなん④にんじん⑤きんかん⑥かんてん⑦うどん、で「ん」のオンパレードです(いろいろな「冬の七草」があるようです)。
④冬至は昼が最も短いので「生まれ変わりの日」で「新しい力をもらう日」だから、①~③のカボチャを食べて過ごす。
冬至の柚子は主に「柚子湯」にするご家庭が多いのではないでしょうか。これは、上に「体をきれいにして、いい1年を迎える」ことと関係します。
①香りの強いものは邪気を払うと信じられていたので、柚子の香りは縁起が良い。
②柚子の成分が血行促進で体を温め、風邪を防ぐ。
③柚子の香りはリラックス効果を生む。
④冬至(とうじ)と湯治(とうじ)の語呂合わせ。
冬至は世界中で古くから大切にされてきた日です。子どもたちをグローバル人材として育てていくためにも、まずは日本の冬至についてよく知っていることが必要です。いい機会ですから、お家の方からも、冬至(今年は12/22)についてお話をしていただければ幸いです。
12月16日(火)の給食
献立は、セルフオムライス、牛乳、野菜スープ、ヨーグルト、です。
オムライスも日本生まれの料理であると、これまでも何度か取り上げてきましたので、今日は「ヨーグルト」に注目してみます。
ご存じのとおり、ヨーグルトは、牛乳などの乳を乳酸菌や酵母で発酵させた発酵乳です。「牛乳など」とは、他にヤギ乳、羊乳、水牛乳が使われたヨーグルトがあるそうです(チーズと同様ですね)。食べたことがないのでとても興味があります。
ヨーグルトの発祥は意外に古く、紀元前数千年前にはすでに登場していました。中央アジアや東ヨーロッパで、遊牧民が乳を保存するために容器に入れ持ち運んでいた際に、偶然乳酸菌が繁殖してできたのが始まりと言われています。
それでは問題です。「ヨーグルト」という言葉はどこの言葉でしょうか?
日本でも「ブルガリアヨーグルト」は有名ですから、ブルガリアと答えたいところですが、違いました。
答えは、トルコです。トルコ語で攪拌を意味する「ヨーウルトゥ」が語源のようです。
ヨーグルトの普及に大きかったのは、ご存じブルガリアです。20世紀に入ってから、ブルガリアの長寿者が日常的に食べていることが注目され、全世界に広がったようです。
ちなみに、昨今の人気は「ギリシャヨーグルト」のようです。一般的なヨーグルトを発酵させた後、水切りをした濃厚でクリーミーに濃縮したヨーグルトですね。各地の有名店で行列ができています。
言うまでもなく、ヨーグルトは豊富な栄養や消化吸収、整腸作用まで期待できます。乳酸菌が免疫力を高めて、風邪予防の効果があることがわかっていますので、ヨーグルトを食べて、曽谷っ子には「元気」に過ごしてもらいたいです。
12月15日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ほっけフライ、三色おひたし、かきたま汁、です。
ほっけは、主に北海道で水揚げされる魚で、冬から春にかけて旬をむかえる、ふわっと柔らかい身が特徴の白身魚です。
鮮度が落ちるのが早いため、開いて干物などにするのが一般的ですが、今回は給食室でフライに調理しました。よく噛んで食べましょう!
12月12日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の葱味噌焼き、ごま和え、治部煮、花みかん、です。
【給食室より】
「だしで味わう和食」第6弾!
今日は、北陸地方、石川県から「治部煮」です。
北陸地方では、かつお節と昆布を使ってだしを取ります。だしは、昆布の加工品も多く、やや甘めの味付けが特徴です。
治部煮は、石川県を代表する煮物で、鴨肉や季節の野菜を煮込んだものです。鴨肉には小麦粉がまぶされているため、とろみのあるのが特徴です。
給食では鴨肉の代わりに、鶏肉を使っています。
みんなで、「だし」を通じてもっと和食について理解を深めましょう!
12月11日(木)の給食
献立は、昆布ご飯、牛乳、ちくわの二色揚げ、肉じゃが、りんご、です。
肉じゃがは何度も取り上げていますので、今日は二色揚げに使用されている「ちくわ」に注目してみます。
「ちくわ」の歴史は古く、かの「日本書紀」にも出てくるのだとか。少なくとも奈良時代や平安時代には食べられていたようです。
「ちくわ」は漢字で書くと「竹輪」です。これは、すり潰した魚肉を串に塗り付けて焼いたため、中に空洞がある姿が竹の切り口に似ているところから名付けられたようです。
もともと「ちくわ」は、植物の蒲の穂(がまのほ)に似ていたので「かまぼこ」と呼ばれていました。
しかし、我々のよく知っている、板にすり身を乗せる「板かまぼこ」が登場したことで、区別が必要となり、「ちくわ」になったようです。
ちなみに、「ちくわ」に似た食品に、おでんにも使用される「ちくわぶ」があります。ご存じのとおり、材料も製法も全く異なる食品ですが、形が似ているので同じ「竹輪」がつき、「ぶ」は「お麩」から取られたので、「竹輪状の麩」ということでしょう。
栄養はたんぱく質、魚介類特有の豊富なカルシウム、鉄や亜鉛といったミネラルなどが含まれています。2つの違う味を楽しみながら、栄養もしっかり摂れそうです。
12月10日(水)の給食
献立は、ちゃんぽん、牛乳、ウインナー春巻、中華サラダ、です。
今日は「ちゃんぽん」に注目してみます。
「ちゃんぽん」は、まず名前が目を引きます。
名前の由来は諸説あるようです。まず長崎弁で「様々な物を混ぜること」から来ているというもの。長崎だけでなく、多種類のお酒を飲むことも、ちゃんぽんと言ったりしますね。
そのほか、中国の鉦(かね)のチャンと鼓(つづみ)のポンを合わせて「ちゃんぽん」、ポルトガル語のチャンポン(混ぜるの意味)、中国語のシャンポン(簡単なご飯の意味)がなまったもの、などなど。
それでは、「ちゃんぽん」が生まれた国は?
長崎という土地柄から、オランダをはじめとするヨーロッパ、または中国かといイメージですが。
答えはそう、日本の長崎です。ちゃんぽんも日本発祥でしたか。
ちなみに、某ちゃんぽんのレストランチェーン店は、市川市にもありますね。
お店の名前の由来は、長崎で活躍した貿易商の「リンガー」さんの名前に、気軽に立ち寄れるように「小さな家」を意味する「ハット」を加えたものです。(「ハット」が帽子でないのは、某「ピザ」のチェーン店と同じです)
今日のちゃんぽんは、たくさんの具材が入っていて、まさに「ちゃんぽん」です。味もとってもおいしいです。
12月9日(火)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、五目うま煮、スイートポテト、です。
今日は「スイートポテト」に注目してみます。
「スイートポテト」はご存じのとおり、さつまいもを主原料として、バターや牛乳(今日は生クリームを使っています)や砂糖を使って焼き上げたデザートですね。
それでは、「スイートポテト」の発祥はどこの国でしょうか?
いかにも、アメリカやヨーロッパと考えますが、違いました。
答えは、なんと日本です。
明治時代に東京の洋菓子店の職人さんが、庶民の食べ物だったさつまいもと、西洋の材料や技術を組み合わせて考案したそうです。
こんなおいしい料理を、我々の先人が発明したことに驚かされます。いつもそうですが、日本の食文化の豊かさを感じさせてくれます。
ちなみに、そもそも、英語でさつまいも自体を「スイートポテト」と言います。そのさつまいもを使ったデザートを、そのまま「スイートポテト」と呼ぶのも何か不思議な気はします。
そのため、デザートの方の「スイートポテト」を英語で説明する際は、「sweet potato cake」や「sweet potato tarto」と表現するのが一般的なようです。
曽谷っ子には、手間のかかる料理を給食室で用意していただけるありがたさを感じながら、しっかりと食べてほしいです。
12月8日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、いなだと大根の煮物、お麩のきなこラスク、です。
【給食室より】
食育クイズ!
今日、12/8は何の日でしょう?
①冬野菜の日 ②緑黄色野菜の日 ③有機野菜の日
正解は、③の有機野菜の日、です。
有機野菜とは、科学的に合成された肥料や農薬を使用せず、遺伝子組み換え技術を使わずに育てられた野菜のことです。
今日の献立は、人参と玉ねぎが有機野菜を使っています。
12月5日(金)の給食
献立は、ピリ辛ごぼうご飯、牛乳、生揚げの肉味噌煮、パリパリひじきサラダ、です。
今日は「生揚げの肉味噌煮」の「生揚げ」に注目してみます。
そもそも「生揚げ」とは何か?
木綿豆腐を厚く切って、油で揚げた料理で、中まで火が通っていないので「生」揚げということです。薄く切って揚げたら「油揚げ」となりますから、厚く切ることで生の部分を敢えて残したのでしょう。
発祥は室町時代とも江戸時代ともいわれ、保存性を高める目的で考え出されたようです。また、豆腐よりも歯ごたえがあるので満腹感を得られやすい特徴があります。
それでは、「厚揚げ」との違いは何でしょうか?
調べてみると、「基本的に同じもの」ということです。
違いは、関東では「生揚げ」と呼び、関西では「厚揚げ」と呼ぶそうです。
ちなみに、豆腐は中国から伝わったことはよく知られているところですが、豆腐を揚げるという調理法は日本独自の工夫です。まさに先人の知恵であり、日本の食文化の奥深さです。
栄養もたっぷりな生揚げの肉味噌煮で、感染症にも負けない強い体を作ってほしいです。