今日の給食

2025年10月の記事一覧

10月16日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、サクサクつくね、ポテトサラダ、なめこと大根の味噌汁、です。

今日は「ポテトサラダ」に注目してみます。

サラダといえば、皆さんはどんなサラダがお好きでしょうか?

「サラダに関する調査」(マイボイスコム)によると、全国の男女に聞いた好きなサラダの1位は、今日提供されているポテトサラダとのことです。老若男女問わず大人気のようですね(本校の給食には昨日提供された「焼肉サラダ」という子どもたちに人気サラダもありますが)。

それではポテトサラダの発祥の国はどこでしょうか?

調べてみると、ドイツでも、アメリカでも、日本でもなく、意外にもロシアということでした。160年もの歴史があるようです。

日本とロシアのポテトサラダの違いは、使用する具材にもあるようですが、最も大きな違いは、「じゃがいもをマッシュするかしないか」ということです。

日本では滑らかな触感にするために、マッシュをすることが多いですが、ロシアは賽の目状で作るようです。

今日の給食では、たまご、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キュウリに、砂糖とマヨネーズ(エッグケア)が使用されていて、とてもおいしいです。

栄養たっぷりなポテトサラダをしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。

10月15日(水)の給食

献立は、 きしめん、牛乳、焼肉サラダ、鬼まんじゅう、です。

「出汁(だし)で味わう和食の日」第4弾! 今回は、東海地方より、愛知県の「きしめん」です。

東海地方で使われている出汁の材料は、あじ節、さば節、かつお節、煮干し、昆布などです。ブレンドした濃い出汁は、香りも味も強いのが特徴です。みんなでおいしい出汁を味わうことを通じて、もっと和食について理解を深めましょう!

 

 

10月14日(火)の給食

献立は、ご飯、牛乳、さんまの塩焼き、ごま和え、のっぺい汁、です。

【給食室から】

秋刀魚(さんま)は、秋の味覚を代表する魚ですね。秋刀魚は、お箸の持ち方、魚の食べ方を思い出して、骨を取り除いてきれいにおいしく食べましょう。

 

さて、今日はメニュー「さんま」に注目します。

なんでも、「秋のさんま」人気というものは別格であり、「春の初がつお」や「冬の寒ぶり」も、到底その人気には及ばないのだといいます。

4年生が国語で学習している落語の有名な作品にも「目黒のさんま」があります(子どもたちに人気の「名探偵コナン」でも先々週の回は、「目黒のさんま」をモチーフにしたお話でした)。

しかしながら、最近は不漁続きで、大衆魚であったさんまが、いつの間にか高級魚のような扱いになっているのはご存じのとおりです。

それを表す「回文」を先月、新聞で発見したのでご紹介します。

 

「品高し さんま我慢さ 仕方なし」

 

というものです。

たしかに上から読んでも下から読んでも「しなたかし さんまがまんさ しかたなし」になっています。

さんまの現状を的確に表した回文であり、考えた人はすごいなと感じます。おまけに575のリズムになっているのもいいですね。

今年はここ数年の中では豊漁というニュースもありましたが、それでも今や高級魚となった旬のさんまをしっかりと味わい、秋を感じてほしいと思います。

10月10日(金)の給食

キャロットピラフ、牛乳、えびのクリームソース、グリーンサラダ、ブルーベリーゼリー、です。

10月10日の今日は、「目の愛護day」です。

10が2つ並んでいるのを横にしてみると、人の目と眉に見えることから、10月10日を「目の愛護day」とし、目を大切にするように呼び掛けるイベントが各地で行われています。

今日のデザートは、「目の愛護day」にちなんで「ブルーベリーゼリー」です。

ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、視力低下や眼精疲労を防ぐ働きがあります。

10月9日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、海苔和え、五目うま煮です。

鯖の味噌煮については、これまでも書いてきましたので、今日は「うま煮」に注目してみます。

「うま煮」とはよく耳にします。

おいしく煮るから「うま煮」なのでしょうかね。一説には「甘煮」から「うま煮」になった、ともあります。

それでは、「うま煮」とはどのようなものを指すのでしょうか?

調べてみると、肉や野菜などを醤油・砂糖・みりんなどで甘辛く煮た料理の総称とのことです。

ちなみに、その呼び名は地方によっていろいろあり、北海道では「煮しめ」、九州北部では「がめ煮」、関西地方では「炊き合わせ」とも呼ぶそうです。

今日の給食では、鶏、生揚げ、うずらに加え、じゃがいも、にんじん、ごぼう、たけのこ、しいたけ、さやいんげん、といろいろ入った「五目」で提供されています。

たくさんの具材を「うま煮」でおいしくいただきたいと思います。

10月8日(水)の給食

献立はセサミトースト、牛乳、ポトフ、フレンチサラダ、です。

今日は「ポトフ」に注目してみます。

ポトフは今や日本でも馴染みのあるメニューとなっていますが、そもそもはどこの料理なのか調べてみました。

ポトフは、フランスの家庭料理だそうです。

日本では、野菜やウインナーを鍋に入れ、コンソメスープで煮込んで作るのが一般的ですね。

一方、本場フランスのポトフは、野菜を入れて鍋でじっくり煮込むのは同じですが、肉類は塊のままの牛肉を使ったり、テールやスネなどを使ったりすることもあり、日本のポトフよりも本格的な煮込み料理という印象です。

フランスといっても広いですから、海に面した地方では魚介類を使い、南部地方ではハーブが豊富に使われ、北部のアルザス地方はドイツにも近く、ソーセージが多く使われています。ドイツに近いアルザス地方のポトフが、日本に伝わり、一般的になったのかもしれません。

栄養豊富で健康効果の高いポトフは、これから涼しくなっていく季節にもぴったりですね。

10月7日(火)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、親子丼の具、野菜チップ、りんご、です。

今日は曽谷小人気メニュー4位の「野菜チップ」がありますが、これまでも取り上げてきましたので、「親子丼」に注目してみます。

「親子丼」といえば、ご存じのとおり、鶏肉と卵で親子なので「親子丼」です。よく考えられたうまい呼び方だとずっと思っていました。

しかし10年ほど前、海外出身であり、日本語や日本文化を外国の方から見て不思議に思うことを「Why Japanese people ?」という言葉とともに語るお笑い芸人さんが、

「親子丼!?  Why Japanese people ? 親子で食べるなんて可哀想過ぎるだろ!」

と言っていたことを思い出しました。

「そんなふうにも考えられるのか」と、外国の方に新たな視点を教わったことを思い出しました。

ちなみに、鶏肉と卵の代わりに、鮭とイクラを使った「海鮮親子丼」や、鴨肉を卵でとじた「いとこ丼」もあるようです。

高タンパク低カロリーで栄養満点の親子丼を食べて、「元気」に過ごしてほしいです。

10月6日(月)の給食

献立は、栗ご飯、牛乳、いなだのから揚げ、すまし汁、月見団子、です。

今日は十五夜です。

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」と呼ばれる月を見ながら、秋の実りに感謝をする日です。

月見団子はよく噛んで食べましょう。

10月3日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、白身魚のごまだれ焼き、じゃがいものきんぴら、沢煮椀、ぶどう、です。

今日は、「じゃがいものきんぴら」から「きんぴら」に注目してみます。

「きんぴら」はにんじんやごぼうで有名ですが、千切りにした野菜を甘辛く炒めた和食の調理法であり、根菜を使ったものを指します。今日のじゃがいもも根菜ですね。

「きんぴら」は名前がユニークです。なぜこの名前なのか調べてみました。

「きんぴら」は、江戸時代に人気があった浄瑠璃の主人公であり、怪力で勇敢であった「坂田金平(さかたのきんぴら)」に由来するそうです。

根菜のしっかりした食感や唐辛子の辛さ(今日は入っていません)が「強さ」を連想させることから名付けられたようです。人名だったのですね。

今日のメニューは、豚肉や小松菜も入っておいしいです。きんぴらはじゃがいももおいしいものと知りました。

じゃがいもの秋の旬は11月まで。まだまだじゃがいもを楽しめそうですね。

10月2日(木)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、四川麻婆豆腐の具、バンサンスー、杏仁豆腐、です。

今日は「杏仁豆腐」に注目してみます。

杏仁豆腐が中国発祥なのは多くの人が知るところですが、それを作り始めたのがお医者さんであることを知っている人は少ないかもしれません。

「杏仁」とはあんずの種の中心部ですが、咳止めや喘息に効果があると言われ、漢方薬として古くから利用されていました。牛乳を加えて食べやすくした薬膳デザートとして中国全土に広まったのですね。意外でした。

こんな話です。

杏仁豆腐を始めた董奉(とうほう)というお医者さんは、貧しい人たちから治療費を受け取りませんでした。その代わりに、患者さんには重病が治ると杏の木の株を植えてもらったそうです。

そしてやがて苗は林となり多くの実をつけました。実がなると「もし杏が欲しい人がいたら私に断る必要はない…」という看板を「杏」の「林」に設置しました。

こうした人々のために尽くした彼から「杏林(きょうりん)」という言葉が生まれました。「杏林」は名医や医療を表す言葉です。そういえば、杏林大学という医学系の大学もありますし、杏林製薬という製薬会社もありますから聞いたことがありますね。

ちなみに、杏仁はアーモンドの味と似ていると言われることもあるようですが、これは同じバラ科の植物だからだそうです。そのためもあり、最近では杏仁豆腐を作る際、アーモンドエッセンスやアーモンドパウダーで代用されることも多く、本物の杏仁を使った杏仁豆腐は珍しくなりつつあるようです。

「医食同源」とはよく言ったもので、特に杏仁豆腐はまさに医食同源ですね。しっかり食べて体も「元気」に過ごしてもらいたいです。