今日の給食

今日の給食

10月2日(水)の給食

献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、飛竜頭のあんかけ、さつま芋入り豚汁、です。

10月2日は、語呂合わせで「豆腐の日」と言われています。主菜の「飛竜頭のあんかけ」の「ひりゅうず」は、関西の呼び名で、飛ぶ竜の頭と書きます。

飛竜頭は関東では、「がんもどき」と呼ばれています。がんもどきは、豆腐をつぶして、刻んだ野菜と混ぜて油で揚げた料理です。

豆腐の日に、豆腐を使った料理を食べて、豆腐への理解を深めましょう。

10月1日(火)の給食

献立は、ココア揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、キャベツのサラダ、です。

今日は、曽谷小学校給食ランキング堂々の第1位・ココア揚げパンが満を持して登場です!

私の住んでいる地域で、揚げパンのキッチンカーを時折見かけます。給食を食べなくなった大人の人を中心に大人気のようです。給食以外であまり見かけないメニューだということも手伝って、郷愁を誘うのでしょう。

さて、こんなみんな大好き、大人気の揚げパンですが、大人気商品にありがちな「諸説あり」ではなく、発祥の時と場所と人物名がはっきりしています。時は昭和27年、大田区立嶺町小学校で、発案者は調理師の篠原常吉さんだということです。

時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者に給食のパンを届けていたようです。でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、揚げてみようか…」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功した。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだ。そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。

そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。

9月30日(月)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鮭の味噌マヨネーズ焼き、小松菜とキャベツのごま和え、豆腐とわかめの味噌汁、りんご、です。

今日の献立にある「小松菜」は、市川市のすぐお隣・江戸川区の小松川付近で品種改良され栽培されたため、この名前になっているのは、多くの方がご存じかと思います。

先週の金曜日、さつま芋の件で暴れん坊将軍こと徳川吉宗について触れましたが、調べてみると小松菜にも徳川吉宗の名前が出てきました。

吉宗が小松川へ鷹狩りに来た。食事をする際に小松川の香取神社が選ばれ、餅のすまし汁に地の青菜を添えたところ、吉宗がたいそう気に入り、神社のあった地名から小松菜と命名したという(諸説あり)。

ご存じのとおり小松菜は驚くほど栄養価の高い食材です。また、発祥がすぐそばですし、千葉県の生産量も高い、馴染みの深い食材です。

たくさん食べて元気に過ごしてもらいたいです。

9月27日(金)の給食

献立は、ひじきご飯、牛乳、松風焼き、三食おひたし、さつま芋のミルク煮です。

今日は旬を迎える、さつま芋について少し。さつま芋は救荒作物、つまり食糧難の時期に人々の命を救った食材です。これはさつま芋だけでなく、ジャガイモも同様です。

私は「サツマイモと日本人」(伊藤章治・著)という本を読みました。そこには小学校の歴史でやった「青木昆陽(あおきこんよう)」の名前が出てきました。時代劇でも有名な「大岡越前」が青木の著書を読んで、これまた時代劇で有名な「暴れん坊将軍」こと名君の徳川吉宗に上申したことで、青木にさつま芋の栽培が命じられたそうです。そして実験として育てた場所が、千葉県(今の幕張と九十九里町)でした。

そんなこともあってか、現在でも千葉県ではさつま芋づくりが盛んで、全国3位の生産量を誇ります。千葉県にとてもゆかりのある食物だったのですね。

まだまだお伝えしたい情報がありますが、本日は千葉県とのつながりにとどめます。また機会を改めてお伝えできれば。

9月26日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、里芋のまんまるコロッケ、のり和え、大根のそぼろ汁、りんご、です。

私は里芋でもコロッケが作れることを知りませんでした。里芋特有の食感で、じゃがいもとはまた違ったおいしさがあります。

またジャガイモの代わりに里芋を使うことでカロリーを抑えたり、ぬめりの水溶性食物繊維が胃腸の働きを活発したり、血圧を下げたりする効果もあるようです。

これから里芋の旬を迎えますので、曽谷小の子どもたちには里芋を食べて元気に過ごしてほしいです。