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2025年3月の記事一覧
3月17日(月)の給食
献立は、セルフオムライス、ジョア、ABCスープ、手作りチョコプリン、です。
今日で今年度の給食は終了です。給食を通じて、新しい発見や学び、思い出は作れましたか?
1つでも作れていたら、とってもうれしいです!
3月14日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ヤンニョムチキン、チョレギサラダ、トック、です。
今日は韓国の料理が揃っています。そこで今回は、「ヤンニョムチキン」に注目してみます。
ヤンニョムチキンとは、ご存じの方が多いと思いますが、鶏肉に衣をつけて揚げ、甘辛いタレを絡めた韓国料理です。韓国では国民食とのこと。ファストフード店よりもヤンニョムチキン店が多いほどだそうです。
日本でもとても人気がありますね。日本での人気の火付け役は、韓国の人気ドラマに登場したことで話題になったことからです。濃い味付けがご飯にぴったりです。
ちなみに、韓国には国民食・ヤンニョムチキンのほかに、しょうゆ味のカンジャンチキンや、フライドチキンにハニーマスタードソースやチリソースで食べることも多いなど、チキンを使った料理の味付けはバリエーションがあるようです。
今日も、高たんぱく低脂質で、ビタミン、鉄分、コラーゲンなど栄養のあるチキンをしっかり食べて、元気に過ごしてもらいたいです。
3月13日(木)の給食
献立は、しらすわかめご飯、牛乳、さばの香味焼き、ごぼうサラダ、けんちん汁、です。
今日は、けんちん汁に使われている「さば節」に注目してみます。かつお節というのはあまりに有名であり、実はさば節というものは知りませんでした。
いつもながら少し調べてみますと、かつお節と同様の発酵食品であり、もちろんかつおの代わりにさばを使用しています。
それではかつお節とさば節では、どのような違いがあるのでしょうか?
原料が違うのはもちろん、そのため風味や味わいも異なっているようです。
さば節は、かつお節に比べて香りが強くないですが、脂質の多いさばを使用していることから、コクの強い、濃い味の出汁がとれるようです(そしてかつお節よりコスパがよい)。
よって、一般的に濃い味を求める料理に適しているようです。けんちん汁は神奈川県は鎌倉の建長寺で生まれた話は以前書きましたが、一般的に関東は味が濃いものとすると、今日のようにけんちん汁には、さば節が合うということになりそうです。
さば節で今日も少し賢くなったのと、料理によって取る出汁も変えてくださっている給食室の配慮には改めて頭が下がります。
今日も、さば節でとっただしで作るけんちん汁をしっかり食べて、しっかり元気に過ごしてもらいたいです。
3月12日(水)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ドライカレー、ひじきのマリネ、フルーツポンチです。
今日は「ドライカレー」に注目します。
ご存じのようにドライカレーとは、汁気のないカレー全般をいいます。挽き肉と野菜を炒めてカレー粉で味付けしたカレーや、カレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーに含まれるようです。
それではいつものように、ドライカレーはどこの国の発祥なのでしょうか?
調べてみると、20世紀初頭に日本郵船の欧州航路船「三島丸」の船舶料理士が考案したという、日本生まれのメニューです。
ドライカレーは、インドのキーマカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたもののようで、長旅から食欲不振になったお客さんのために考案されたとあります(キーマカレーとドライカレーの線引きも難しいようですが)。
ドライカレーも日本の料理とは、いつもながら我が国の食文化はすごいですね。
しっかり食べて元気に過ごしてほしいです。
3月11日(火)の給食
献立は、おかかおにぎり、牛乳、豚汁、乾パン、ヨーグルト、です。
今日は、2011年3月11日に発生した東日本大震災にちなんだ、防災給食です。
災害時には、普段とは異なる状況で、食べたことがないものや、初めて食べるものしかない、ということが起こり得ます。
実際の災害時には、まったく違う種類の非常食が提供される可能性もありますが、前もって雰囲気を経験しておくことはとても大切です。
みんなで防災の備えについて確認してみましょう。
3月10日(月)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、フィッシュサラダ、野菜スープ、です。
メニューのフィッシュサラダは、「ます」を揚げた身が入っており、とてもおいしいです。
ところで、「さけ・ます漁」、なんてよく聞きますが、「さけ」と「ます」の違いって何なのでしょうか?
調べてみました。
すると、どちらもサケ科だそうで、「はっきりとした違いはない」という記述が多かったです。
もちろん海を旅するのが「さけ」、川にいるのが「ます」、といったざっくりした概念もあるようですが、サクラマスは川に留まるものと海に行くものもいますし…。
ところで、サクラマスが出ましたので、思い出した話を紹介しようと思います。
これは、一昨年とある野球大会の開会式に、その連盟の長を務める元プロ野球選手の広沢氏(ヤクルト・巨人・阪神で活躍)が来てお話ししていた内容です。
ヤマメとサクラマスという魚がいるのは皆さん耳にしたことがあると思います。しかし驚くことに、この2つは大きさも見た目も全く違うのに、実は同じ魚なのだそうです。
生後1年ぐらいして縄張り争いになって、勝者のヤマメは川に留まり、敗者のヤマメは海に下ります。
しかし海は厳しい環境ですから、そこで過ごしたヤマメは、大きく成長し、やがてサクラマスと呼ばれるようになります。川に留まったヤマメは10~30㎝、サクラマスは40~60㎝となり、産卵のため川へ戻ってきた今では、争いも全く勝負になりません。
このことから、「負けたことが終わりではない」「どの道でも努力すれば大きく成長する」のだから、たとえ失敗しても諦めず、「一生懸命努力することが大事」、ということの例えとしてお話をされていました。
とても面白く、いいお話だと思いました。フィッシュサラダから大きく話が逸れましたが、「ます」からお話を思い出しましたので、何らかのお役に立てば嬉しいです。
給食をしっかり食べて、体も心も「大きく成長する」曽谷っ子であってほしいと願うばかりです。
3月7日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、ひじきの春巻、豆苗の中華和え、ニラ玉スープ、です。
今日は豆苗の中華和えの「豆苗」を取り上げることにします。
豆苗とは、いったい何なのでしょうか?
豆の苗と書きますから、何らかの豆の若菜であることは想像できるのですが。もやしは主に大豆ですよね。明らかに形が違うので、大豆ではない豆なのでしょう。カイワレは大根の若菜ですし。
調べてみると、なんと「エンドウ豆」とのこと。知りませんでした。
豆苗は種床がついた状態で売っていて、水につけておけば切り取って使っても、1~2回は再度採取することができますよね。
栄養は、ビタミンA・B・C、葉酸、鉄分、食物繊維、βカロテン…など、とても豊富な栄養があります。
もともとの値段も安く、再度採取でき、栄養は満点、いろいろな料理に使うことができる、まさにコスパ抜群食品でしょう。
今日は中華和えとして、ハム、にんじん、もやしなどとともに、おいしく提供されています。
栄養満点「豆苗」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。
3月6日(木)の給食
献立は、三色そぼろご飯、牛乳、じゃこサラダ、根菜汁、りんごゼリー、です。
今日は三色そぼろの「そぼろ」を取り上げます。
そぼろとは、魚肉を細かくほぐしたものや、溶き卵を汁気がなくなるまで炒った食品を言うようです。
「そぼろ」とは面白い響きのように感じました。
語源を調べてみると、細かくほぐしたものを朧(おぼろ)といいますが、それよりも粗いので、粗(そ)朧(おぼろ)で「そぼろ」というのが有力のようです。
ちなみに朧とは、タイやヒラメ、エビをすりつぶして味をつけてから火にかけていったものが代表例のようです。そのほか朧とつく食べ物として、おぼろ昆布、おぼろ豆腐、おぼろ饅頭などがあります。
おぼろほど細かくない「そぼろ」。細かすぎないことが食感にも大きく影響している気がします。
色どりもきれいな「三色そぼろご飯」を食べて、しっかり元気に過ごしてほしいです。
3月5日(水)の給食
献立は、麦ごはん、牛乳、ビビンパ丼の具、わかめスープ、チーズハットグ、です。
今日はビビンパ丼、わかめスープ、チーズハットグと、韓国料理で統一されますね。その中でも今回は「ハットグ」に注目します。
ハットグは韓国のメニューであることは多くの方がご存じのとおりです。韓国の屋台で親しまれていて、ソーセージの代わりにチーズが入っている、いわば韓国式アメリカンドッグです。そのため、英語の「ホットドッグ」を韓国語で発音したものが「ハットグ」だということです。
今でも韓国で流行の食べ物が日本へ入ってくる傾向は続いていますが、コロナ禍前に新大久保やアメ横に行った際、多くの若者が食べていたのを記憶しています。中のチーズがとてもよく伸びて、それがいわゆる「映える」のだとのことで人気でした。
今日の給食では、チーズが生地に練りこんであるタイプのハットグです。これも実においしい。
韓国は「日本から最も近い外国」でもありますし、今日は韓国発祥の料理に親しみながら、しっかり食べてほしいと思います。
3月4日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、スタミナ納豆、擬製豆腐、豚肉とごぼうの旨煮、です。
今日は「スタミナ納豆」です。
これをみなさんご存じでしょうか?
朝校門で立っていて、子どもたちが「今日の給食、スタミナ納豆だよ!」と教えてくれるほど、大人気のメニューとなっています。
給食では、ひきわりの納豆に、鶏肉、小松菜を入れ、スタミナとあるのでお分かりの通り、にんにく、しょうが、ごま油、砂糖、かつお節で味付けがされています。
では、発祥はどこでしょうか?納豆を使っているので日本は間違いなさそうですが、日本のどの地域なのでしょう?少し調べてみました。
答えは、鳥取県倉吉市でした。某番組では、「鳥取県のソールフード」とも紹介されているようで、ご当地ではタバスコを入れたり、ご飯だけでなく冷ややっこやチャーハンに入れたり、いろいろな方法で食べられています。
30年ほど前、鳥取県倉吉市の栄養士の先生が、納豆が苦手な子でも食べられるようにと考案されました。つまり、スタミナ納豆は学校給食発祥のメニューということになります。
いつもながら学校給食は本当にすごいですね!
これまでも学校給食発祥のメニューを紹介してきました。学校給食は、子どもたちの成長や健康、食育のためだけでなく、日本の食文化を支えているといっても過言ではないでしょう。
もし、納豆が苦手な方がいらっしゃったら、スタミナ納豆を試してみる価値はありそうです。もちろん、納豆好きな方でも、違った魅力を発見できるきっかけになるかもしれません。
栄養たっぷりの納豆をしっかり食べて、子どもたちには元気に過ごしてほしいです。
3月3日(月)の給食
献立は、五目ちらし寿司、牛乳、白身魚の西京焼き、磯香和え、桃ゼリー、です。
今日、3月3日はひな祭りです。
ひな祭りは、毎年3月3日に女の子の幸せと、健やかな成長を願ってお祝いをする日です。桃の花が咲く時期なので「桃の節句」とも呼ばれます。
桃の節句にちなんで、今日は桃のゼリーがデザートです。
皆さんが元気いっぱい、幸せに過ごせますように。