文字
背景
行間
2024年12月の記事一覧
12月4日(水)の給食
献立は、ほうとう、牛乳、彩野菜のごま和え、オレンジおからドーナツ、です。
さて、ほうとうは日本では山梨県が有名ですね。起源は中国のようですが。
昔、山梨県の山間部では米作りが難しいので、代わりに蚕を飼って絹糸を取ることで暮らしていたようです。桑の収穫の後は麦を栽培し、収穫した麦を麺にして季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのが「ほうとう」です。
太い麺が特徴的ですね。
名前の由来も諸説ありますが、山梨県といえば、武田信玄ですね。武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられた説があります。
また、ほうとうは農林水産省選定「農山漁村の料理百選」にもなっています。
今日はオレンジおからドーナツもとってもおいしかったです!(給食室はとても大変だったと思います。ありがとうございます。)
12月3日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、塩昆布メンチ、しらすサラダ、じゃが芋とわかめの味噌汁、です。
今日は「メンチカツ」を取り上げます。
メンチカツの発祥国は?
そう、日本です!いつもながら日本の食文化はすごいです。
時は明治時代。調べてみると、諸説あります。しかしながら日本生まれであることは間違いはないようですね。
では、なぜ「メンチ」なのか?メンチという言葉はおそらくないですよね。
調べてみると、ひき肉を英語で言うとminced meat(ミンストミート)であり、これがミンスとなり、メンチに転じた説。また西日本ではひき肉をミンチ肉といいますが、それがメンチに転じたという説。
どちらもありそうですね。
ちなみにメンチカツを使って町おこしをしているところもあるようです。例えば「茅ケ崎メンチ」や「亀有メンチ」があります。千葉県にも「館山メンチ」があるようです。是非食べてみたい。
今日は塩昆布や豆腐を使ってヘルシーでありながら、お肉のおいしさを十分に味わえる塩昆布メンチとなっています。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
12月2日(月)の給食
献立は、キャロットピラフ、牛乳、えびのクリームソース、鶏団子と白菜のスープ、りんご、です。
突然ですが、「ピラフ」は何語だと思いますか?
英語ではなさそうだとは思っていましたが、正解はフランス語だそうです。
ルーツはトルコ料理の「ピラウ」からきています。発音はピラフに似ていますね。ルーツはほかにも、インドの「プラーカ」という料理も起源と考えられているようです。
それでは、ピラフとチャーハンの違いは?
ピラフは生米から作ってスープで炊き上げ、チャーハンは炊きあがったお米から作るところが違います。
ピラフとパエリアの違いは…などと考えていくとキリがないですね。食文化の奥深さを思い知らされます。