文字
背景
行間
今日の給食
2月7日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、玉子焼き、しらすサラダ、いかと里芋の旨煮、です。
今日の玉子焼きは、給食室の皆さんが、低温でじっくりと手間暇をかけて焼いてくださったそうです。そのお陰で、まるでプリンのような食感です。給食の玉子焼きで味わったことのない味と食感です。
低温でじっくり焼くということの良さについて調べてみると、均一に熱が入るので玉子のきめが細かくなりふんわりとする、水分が飛び過ぎないのでしっとりとジューシーな味わいになる、焦げにくくなるのでムラなくきれいな色になる、調味料が玉子になじんでまろやかな味わいになる、などです。
ここまでやっていただける本校の給食室の皆さんには頭が下がりますし、曽谷小の子どもたちは本当に幸せだなぁと感じます。
2月6日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、コロコロケチャップ和え、卵とわかめのスープ、花みかん、です。
今日はケチャップ和えなので、トマトケチャップについて調べてみました。
トマトケチャップはさすがに日本発祥ではありません。予想通り、発祥はアメリカであり、ハインツやデルモンテといった日本でも馴染みのある企業が作り始めたようです(しかしながら中国の魚醤が元になっているとの記述もありました。真偽のほどは)。
日本ではカゴメが初めて製造したとのことです。これも予想通りでしょうか。
そういえばケチャップといえば、思い出される発言があります。それは10年以上前の、サッカーワールドカップの最終予選でのことです。当時の日本のエース・本田圭佑選手の発言です。
「ゴールはケチャップのようなものだ」
この言葉だけで意味は分かりますか?
実はこの発言には続きがあります。今もそうですが、日本サッカーは得点力不足、決定力不足と言われることがありますが、この時もなかなかゴールが奪えないことについて記者から問われての発言だったのです。
「(ゴールは)出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」
なるほど。本田選手らしい表現でした。
ケチャップからサッカーに話が飛んでしまいました。
今日のコロコロケチャップ和えは、お肉は豚レバーが使われていて栄養があり、またケチャップ多めで、酢豚のすっぱさが苦手な子もどんどん食べられることでしょう。
2月5日(水)の給食
献立は、カレーうどん、牛乳、海藻きんぴらサラダ、さつま芋蒸しパン、です。
カレーうどんは老若男女問わず人気のメニューです。
しかし、インド生まれのカレーとうどんはどのようにしてコラボレーションをしたのでしょうか。
調べてみると、諸説ありですね。主に東京説と名古屋説でした。
東京と名古屋のカレーうどんは、スープや麺、肉の種類など、ずいぶん趣が異なるようですね。
名古屋は、カレーうどん専門店がチェーン店として千葉県にも出店しています。
起源に諸説あるようですが、カレーうどんは、醤油と鰹節からとった和風の出汁とカレーを合わせた和洋折衷料理であり、日本独自の料理であることは間違いありません。
子どもたちにも大人気のメニューです。
2月4日(火)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、ガパオライス、野菜チップ、フォー、です。
今日は、いわば東南アジアゆかりのメニューですかね。
ガパオライスはタイの代表的な家庭料理で、タイの国民食といっても過言ではないメニューです。
フォーはベトナムの代表的なスープをベースにした麺料理で、日本の人にも大人気のメニューです。
また、野菜チップにはかぼちゃが入っていますが、かぼちゃはカンボジアから伝わったから「かぼちゃ」という説が有名ですね(やや強引でしょうか)。
東南アジアは日本にとって貿易や投資が盛んな地域であり、昨今多くの日本企業も進出しています。
歴史的・文化的なつながりも深いので、今日のメニューのように食を通じて東南アジアを身近に感じる機会もとてもいいものです。
2月3日(月)の給食
ご飯、牛乳、鰯の蒲焼き、ごま酢和え、打豆汁、です。
「鬼は外!、福は内!」
今日は、節分献立です。節分は「季節を分ける」という意味があり、暦上の春である「立春」の直前の日が節分に指定されます。
今年は、昨日2月2日が節分でした。皆さんはお家で豆まきをしましたか?
豆まきは、邪気を祓い、新しい季節を迎える準備として行われます。
「鬼は外、福は内」という掛け声には、災厄を追い払うと同時に福を招き入れる願いが込められています。
1月31日(金)の給食
献立は、茶飯、牛乳、一口おでん、辛子和え、キャラメルポテト、です。
今日は陽が当たっていて風がないので暖かいはずですが、本当に寒い日ですね。こんな日は温かいおでんと茶飯の組み合わせが食べたくなるものです。
しかし、なぜおでんと茶飯はいいコンビなのでしょうか?少し調べてみました。
江戸時代にはすでに、おでんと茶飯のセットが食べられてたようです(そこに熱燗も付いてセットだったようですが)。江戸時代からの定番なのですね。
どうやら、おでんが甘い味付けなので、さっぱりした茶飯がよく合っていたという理由のようです。
今日のおでんは一口おでんなので、具が小さく、子どもたちも食べやすいです。
また、おでんにはよく辛子をつけますが、今日の副菜は辛子和えです。
さらに、おでんにさつまいもを入れる食べ方もあるようですので、今日のデザートのキャラメルポテトも含めて、メニューに統一感がありますね。
おでんの関東と関西の違いについても興味深いですが、それはまた別の機会で。
1月30日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯖の利休焼き、海藻サラダ、生揚げの肉味噌煮、です。
今日は「まごわやさしい」献立です。
「まごわやさしい」は、日本で昔から食べられてきた、そして食べていきたい食品である「まめ・ごま・わかめ(海藻)・やさい・さかな・しいたけ(きのこ類)・いも」の頭文字を並べた言葉です。
献立の中にすべて入っています!
探してみてくださいね!
1月29日(水)の給食
献立は、シュガー揚げパン、牛乳、キャベツのサラダ、ひよこ豆のカレースープ、りんご、です。
今日は揚げパンです。10月1日のこのコーナーでも揚げパンを取り上げました。その時、発案者は戦後の大田区立小学校の調理師の方だと書きました。
パンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまうので、知恵を絞り、揚げた後、砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功したそうです。
「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだという、学校給食発祥のメニューでした。
曽谷小学校給食ランキング堂々の第1位は、ココア揚げパンです。
今日のシュガー揚げパンも、また違った味わいで大人気です。
1月28日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、行徳海苔の佃煮、さんが焼き、梅おかか和え、いなか汁、です。
市川市の行徳でとれた行徳海苔を使って給食室で佃煮を作りました。
地元でとれた食材をおいしくいただきましょう。
1月27日(月)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鯨の竜田揚げ、ごま和え、五目うま煮、です。
今日は「昔の給食」として「鯨」を使った給食です。
昭和20年~40年代の食糧難だったころ、豚肉や鶏肉がたくさん出まわっていなかったので、鯨肉は栄養価の高い安価な食材として庶民の食生活を支え、昭和45年前後(1970年代)まで学校給食でも子どもたちの健康を育む重要なメニューとして提供されてきました。
【参考】1952年(昭和27年)の給食
コッペパン、ミルク(脱脂粉乳)、鯨の竜田揚げ、千切りキャベツ、ジャム
1月24日(金)の給食
献立は、おにぎり、牛乳、鮭の塩焼き、三色おひたし、さつま汁、です。
今日から全国学校給食週間です。
全国学校給食週間とは、学校給食の意義や役割について、みんなで理解と関心を深めるための習慣です。
今日は、日本で初めて出された給食(明治22年の献立 おにぎり、塩さけ、菜の漬物)をイメージした献立です。
どうして給食は始まったのかな?
昔と今の給食の違いって何だろう?
給食の役割について、みんなで考えてみましょう!
1月23日(木)の給食
献立は、じゃこガーリックライス、牛乳、スパニッシュオムレツ、グリーンサラダ、ABCスープ、です。
スパニッシュオムレツは、11月の読書週間の時に、「こまったさんのオムレツ」のお話給食第4弾としても出てきました。
オムレツは大体わかりますが、「スパニッシュ」とは?
これは調べてみると、「スペイン風」という意味であり、主にじゃがいも・ベーコン・チーズが入っているものを指すそうです。
今日の献立も、たっぷりとじゃがいも・ベーコン・チーズが入っていておいしいですよ。
寒い季節も、たくさん食べて乗り切ってほしいですね。
1月22日(水)の給食
献立は、あんかけ焼きそば、牛乳、もやしのナムル、マーラーカオ、です。
今日の献立では、「マーラーカオ」ですが皆さんご存じだったでしょうか。私は残念ながら初耳の料理でした。
調べてみると、日本に伝わったのは鎖国時代のことですが、起源はマレーシアから中国へ伝わった説と、中国の広東地方で作られたという説があるそうです。
そのため、「中華風蒸しカステラ」や「マレーシア風カステラ」とも呼ばれています。カステラというだけあって、一般的な蒸しパンよりもしっとりとしていて、甘さも感じられます。
中国では点心としても愛されていて、香港の飲茶などでも提供されているそうです。全く知りませんでした。
いつもながら、学校給食では、おいしく栄養が摂れるだけでなく、世界の料理にも触れられるのがとてもいいですね。
1月21日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、たらの西京焼き、大豆の磯煮、じゃがいもの含め煮、です。
今日の主菜は、「たらの西京焼き」です。西京焼きとは、西京味噌と呼ばれる京都産の白味噌に魚や肉の切り身を漬けこんで焼いた伝統料理のことです。海から離れた京都でも美味しい魚を食べられるよう、保存性を高める方法として味噌に漬け込むこの「西京漬け」が編み出されたと言われています。
現在では「西京味噌」のことを、白味噌の総称として呼ぶこともあるようです。
1月20日(月)の給食
献立は、キンパ風混ぜご飯、牛乳、ひじき春巻き、ニラ玉スープ、花みかん、です。
恥ずかしながら、私は「キンパ」という料理を知りませんでした。
調べてみると、韓国の料理であり、日本の海苔巻きに似たもののようです。
海苔巻きと大きく違うのは、使っているのが酢飯ではなく、ごま油と塩で味付けされたご飯を使っている点です。
今日は、混ぜご飯という形で提供されていますが、ごま油の香ばしさは十分味わえます。
とてもおいしい料理です!
本日、曽谷小の人気メニューのレシピを紹介する「給食メニュー」のコーナーに、新たなメニュー(いがぐり揚げ、さつま芋のごま団子、ひよこ豆のサラダ、アーモンドトースト、コーンサラダ、フルーツ杏仁、フルーツ白玉)が加わりました。
是非お確かめください。 →「給食メニュー」
1月17日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、唐草焼き、五色和え、ピリ辛肉じゃが、りんご、です。
10月29日にこのコーナーで、肉じゃがは東郷平八郎さんが、イギリス留学中に食べたビーフシチューが忘れられず、何とか日本の食材で食べたいと調理員にお願いしたのが始まりだ、と書きました。
赤ワインの代わりに醤油を使うなど調理員が試行錯誤を重ねて生まれたのが肉じゃがということです。
そこで今回は、肉じゃがは牛肉か豚肉か、という話です。みなさんはどっち派でしょうか?
大まかには西日本が牛肉、東日本が豚肉と、東西の食文化が異なることに関係しているようです。
冬の気圧配置を「西高東低」といいますが、肉の食文化の違いを「西牛東豚」とも言うとのこと。
肉じゃがに豚を使うと甘みがあり、牛を使うとコクがあると言われていますが。
私は代々東京で生まれ育ちましたので、肉じゃがは豚肉だという認識です。今日の給食も、千葉県は関東だからか、豚肉が使われています。
以前、神戸の友人とその話になったとき、豚肉の肉じゃがというものが存在することが信じられず、大変驚いたそうです。
では肉じゃがの牛肉と豚肉の境目は日本のどの辺りか?
よく言われるのは、岐阜県や三重県の辺りということですが、真偽のほどは?(それを研究している方がいて、その方の作成した地図上では東と西、豚と牛が結構はっきりと分かれていました。例外は豚文化の宮崎・鹿児島・沖縄です。)
しかし、肉じゃが自体がおいしいですし、甘みもコクも、どちらの肉を使ってもおいしいのは間違いのないことです。
今日の肉じゃがはピリ辛肉じゃがで、豚の甘みをよく生かしたメニューでおいしいです(辛みと甘みの調和は、このコーナーで以前、豚キムチについて書きました)。
1月16日(木)の給食
献立は、アーモンドトースト、牛乳、鮭のクリームシチュー、ハムサラダ、です。
10月下旬のこのコーナーで「クリームシチュー」が日本が発祥であり、しかも学校給食が発祥だという記事を書きました。
今日は、「アーモンドトースト」を取り上げます。
では問題です。
Q.「アーモンドトースト」はどこの国発祥のメニューでしょうか?
アーモンドの名産地としては、アメリカやスペイン、イタリアが挙げられますが…。
A.答えは、日本です。
それでは日本のどこで生まれたか?
これも発祥がはっきりとしていて、兵庫県の姫路市。そこにある喫茶店で生まれたようです。ご存じの方は多いのかもしれませんが、姫路市は「モーニング文化」で有名だそうです。
今や姫路市民のソールフードとも言われ、日本テレビ系「秘密のケンミンshow」でも取り上げられたことがあります。
本当に驚きです。当然のことのように欧米発祥かと思っていましたが。このコーナーを書くようになって、我が国の食文化の豊かさにはいつも驚かされると同時に、誇らしい気持ちにさせてくれます。
皆さんともこの驚きを共有したいです。
1月15日(水)の給食
献立は、小豆ご飯、牛乳、鶏のから揚げ、礒香和え、けの汁、です。
今日は、小正月です。
1月1日を中心とした「正月」に対し、1月15日を「小正月」といいます。
大昔の日本では、1年で初めての満月の日を「正月」にしていました。これが「小正月」の期限です。
小正月には、米と小豆を炊いた小豆粥を食べる習慣が広く見られます。
小豆には古来より魔除けの力があると信じられてきました。無病息災を願う晴れの日のごちそうとされています。
給食室では小豆ご飯を作りました。
1月14日(火)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、えびと豆腐のチリソース、春雨サラダ、花みかん、です。
エビチリは老若男女問わず人気メニューです。
さて、エビチリはどこの料理でしょうか?
そう中華料理、ではなく、日本で誕生した料理です!
陳建民さん(1990年代の人気番組「料理の鉄人」の中華の鉄人・陳建一さんのお父様で「日本における四川料理の父」と呼ばれています。現在はお孫さんに当たる陳建太郎の代ですね)が日本にお店を出す際、四川料理の代名詞でもある豆板醤の辛さが、日本人には強すぎると感じていました。
そこでケチャップを加えることで辛さをマイルドにし、日本人向けにアレンジをしたことでエビチリが誕生しました。
エビチリまで日本生まれの料理なのですね。驚きです。
今日は、エビチリに豆腐が入っており、見た目は少し麻婆豆腐のようです。どちらも人気メニューですので、おいしくないわけがありません。
たくさん食べて「元気」に過ごしてほしいです。
1月10日(金)の給食
献立は、昆布ご飯、牛乳、松風焼き、柚子香和え、白玉入りフルーツ蜜豆、です。
明日1月11日は「鏡開き」です。
鏡開きとは、お正月の間に飾っていた鏡餅を神棚や床の間から下げ、無病息災を祈願して食べる行事のことです。
実際には、大きな鏡餅を割り分けて食べますが、「割る」は壊すことに通じる忌み言葉であるため、一般的には縁起を担いで「鏡開き」と呼びます。