文字
背景
行間
今日の給食
10月1日(水)の給食
献立は、きのこスパゲティ、牛乳、マセドアンサラダ、りんごのケーキ、です。
マセドアンサラダはこれまでも取り上げてきていますので、今日は「きのこスパゲティ」に注目してみます。
きのこは子どもたちにとって好き嫌いが分かれやすい食材かと思いますし、きのこが主役になるメニューもあまり多く聞きません。
しかし、きのこスパゲティは、きのこが主役であり、スパゲティの中でも人気があるメニューです。きっと、きのこがスパゲッティと合う秘密があるのではないかと思い、調べてみることにしました。
結果は「旨味・食感・香り」の3つです。
まず旨味は、きのこの持つグルタミン酸ほかの旨味がパスタの味を引き立てるとのこと。
次に食感は、きのこのシャキッとした歯ごたえが、モチモチしたパスタの食感とよく調和するそうです。
最後に香りは、きのこの香ばしい香りが、今日も使われているオリーブオイルやニンニクと相性がよいそうです。
なるほど、これだけ揃えば、きのこスパゲティが人気メニューなのもわかります。しかし、よくこの組み合わせを思いついた人(おそらくイタリアの方)がいたものだと感心しています。
相性抜群のメニュー「きのこスパゲティ」をしっかり食べて、「元気」に過ごしてほしいです。
9月30日(火)の給食
献立は、ご飯、牛乳、鰹の薬味ソースがけ、友禅和え、すまし汁、です。
鰹には、2回旬があります。1回目は、3月から6月にかけての春、2回目は、9月から11月にかけての秋です。秋に旬を迎える鰹は、戻り鰹と呼ばれています。すまし汁には、少しでも秋の訪れを感じてもらえたらと紅葉の形の蒲鉾を使用しています。旬の食材をおいしくいただきましょう。
9月29日(月)
献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、ひじきのマリネ、ヨーグルト、です。
ハヤシライスもひじきも麦ご飯もこれまで書いてきているので、今日はひじきのマリネの「マリネ」に注目してみます。なんとなくあんな調理法、というのはわかるのですが、詳しくわからないので調べてみました。
「マリネ」とは、肉、魚介類、野菜などを、酢や油、ワインなどをベースにした調味液に漬け込んだ、フランス料理の調理法です。
漬け込むことで食材が柔らかくなったり、風味をつけたり、保存性を高めたりする効果があります。
フランス、と上に書きましたが、もともとは、食材を海水に漬けて保存していたことから、「海」を意味するラテン語「mareマレ」がもとになっているそうです(英語「marineマリン」もラテン語のmareが語源になっています)。
それではひじきをマリネにする意図とは?
① 食べやすくする:ひじきは非常に栄養価が高いですが、子どもは苦手な子が少なくないので、酸味やオイルで洋風にして食べやすくする。ひじきと野菜で食感にもメリハリがつく。
② 保存性を高める:保存性が高くなるので学校給食にも向いている。
栄養価の非常に高いひじきをしっかりと食べて、「元気」に過ごしてほしいです。
9月26日(金)の給食
献立は、キンパ風まぜご飯、牛乳、トック、りんごゼリー、です。
今日は「キンパ」を取り上げます。
これをお読みの皆さんはキンパをご存じでしょうか?
私は昨年度の1月に給食で提供されるまで、恥ずかしながら「キンパ」という料理を知りませんでした(今年の5月に6年生と一緒に八幡小学校まで歩いていた時、八幡小のそばにキンパ専門店があるのを見つけました。わりと近いところに専門店があるほどなのに知りませんでした)。
キンパは調べてみると、日本の海苔巻きに似たもののようです。海苔巻きと大きく違うのは、使っているのが酢飯ではなく、ごま油と塩で味付けされたご飯を使っている点です。韓国語でキムは海苔、パプはご飯という意味で、海苔ご飯というところでしょうか。
発祥を調べてみると、韓国料理として有名なので、当然韓国が発祥であるという説と、関西地方の太巻きが韓国に伝わって独自の発展をしたのだという説があることを知りました。
今日は、混ぜご飯という形で提供されていますが、ごま油の香ばしさは十分味わえます。昼間はまだ暑いので、ごま油の香ばしさと、具だくさんのまぜご飯をしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
9月25日(木)の給食
献立は、鶏飯、牛乳、ごま和え、スイートポテト、です。
「だしで味わう和食」第三弾!
今日は九州地方、鹿児島県から「鶏飯(けいはん)」です。
九州地方では、かたくちいわしの煮干し、焼きあご、椎茸、かつお節を使って「だし」をとることが多く、強く濃い味が特徴です。
だし汁をご飯にかけて食べてください!