今日の給食

2025年4月の記事一覧

4月21日(月)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、春キャベツのホイコーロー丼の具、ワンタンスープ、手作り杏仁豆腐です。 

  今日は「春キャベツ」に注目します。

皆さんは「春キャベツ」と聞いて不思議に思ったことはありませんか?キャベツって1年中食べられる食材ですし。

調べてみると、キャベツというのは、大きく分けて3つ、春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツと分けられているんだそうです。その中でも、春キャベツは、秋に種をまいて、春から初夏にかけて収穫されるキャベツとのことです。

春キャベツは葉の巻きが緩いため、ふんわりとしていて、丸みのある形をしています。葉が柔らかく、みずみずしい味わいが春キャベツの特徴らしいです。

なるほど、収穫の時期によって春、夏、冬とあるのですね。

しかしながら、学生時代に、小麦は春小麦と冬小麦とあって、種をまくのが春なのが春小麦、冬にまくのが冬小麦でした。

キャベツは刈り取る時期、小麦は種をまく時期を季節として表す…。

あまり難しいことは考えず、春キャベツはみずみずしくておいしいですから、この時期にしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。

4月18日(金)の給食

献立は、ご飯、牛乳、チキンハンバーグ玉ねぎソース、くきわかめのサラダ、じゃがいもの味噌汁です。

今日はメニュー「ハンバーグ」に注目します。

ハンバーグは昔から子どもたちに人気のメニューですね。

子ども1,200人に聞いた「小学生が好きな食べ物ランキング」(2024年 学研教育総合研究所)によると、ハンバーグは6位です。

6位というのも、焼き肉(7位)より上なのです。立派な上位だと思います。

因みにここまで言ったら、さらに上位が気になると思います。5位はカレーライス、4位はフライドチキン・唐揚げ、3位はポテトフライ、2位はラーメン、1位はお寿司でした。

しかしながら、私のような昭和世代からすると、2024年現在の小学生にとって、ハンバーグが6位というのは少し意外でした。

昭和・平成時代の小学生のアンケート(20代~60代の1,000人に聞いたアンケート「自身が小学生だった頃に好きだったメニューは何ですか」〈2023年 ぐるなび調べ〉)では、ハンバーグが堂々の1位。続いて2位カレーライス、3位鶏のから揚げです。5位のお寿司より上なのです。

ハンバーグの人気は、肉の旨味とふんわりとした食感、ソースとの相性の良さなど、味のバリエーションが多いことも人気であるようです。

ちなみに、私は1年生から「今日の給食なあに?」とよく聞かれるのですが、「今日はハンバーグだよ」と言うと、聞いた子たちは全員「やったー!」という反応。令和の時代もハンバーグは人気です。

今日の給食は、玉ねぎソースとともに提供されています。とても相性がよく、ハンバーグの良さが出ています。

4月17日(木)の給食

献立は、ビビンパ丼、牛乳、トック、野菜チップ、です。

今日は、「野菜チップ」をみていきます。

曽谷小学校では、昨年度に好きな給食アンケートを実施しました。そこで

人気ランキング6位だったのが野菜チップです(今年度もアンケートをやると思います。野菜チップは何位になるのでしょうか)。

具材は、人参、レンコン、カボチャ、さつまいもです。

パリパリと食感も良く、塩味が素材本来の旨味を引き出していておいしいです。

子どもには野菜嫌いが多いにもかかわらず、また根菜のみのメニューにもかかわらず、子どもたちに人気なのが分かります。基本的に野菜しか使っていないのに人気6位とは。

からだのバランスを整える野菜をしっかり摂れる野菜チップで「元気」に過ごしてほしいです。

4月16日(水)の給食

献立は、きなこ揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、ツナサラダ、ヨーグルト、です。 

今日は、「揚げパン」をみていきます。

私の住んでいる地域で、揚げパンのキッチンカーを時折見かけます。給食を食べなくなった大人の人を中心に大人気のようです。給食以外であまり見かけないメニューだということも手伝って、郷愁を誘うのでしょう。

さて、こんなみんな大好き、大人気の揚げパンですが、大人気商品にありがちな「諸説あり」ではなく、発祥の時と場所と人物名がはっきりしています。時は昭和27年、大田区立嶺町小学校で、発案者は調理師の篠原常吉さんだということです。

時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者に給食のパンを届けていたようです。

でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、揚げてみようか…」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功した。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴んだ。そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。

ちなみに給食を作ってくださっている本校の栄養教諭・水上先生は、子ども時代に最も好きだったメニューは揚げパン、給食を作る立場になって最も好きなメニューも揚げパンなのだそうです。

いろいろな思いにあふれた揚げパンです。

4月15日(火)の給食

献立は、コーンピラフ、牛乳、ほうれん草のチーズオムレツ、ミネストローネ、です。

 

今日は「ミネストローネ」をみていきたいと思います。それでは、いきなりですがクイズです。

Q.献立にあるミネストローネとはどんなスープをいうのでしょうか?

1.赤い色のスープ  

2.具だくさんのスープ  

3.夏に作るスープ

 さあ、どれでしょう?

正解は、2の「具だくさんのスープ」です。

イタリアではミネストローネが古くから食べられていました。

コロンブスによって、南アメリカ大陸原産であるトマトがヨーロッパに持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかったようです。

そうなると、歴史で覚えた「意欲に(1492年)燃えるコロンブス」が約500年前ですから、その時点ではすでにイタリアでは食べられていたという、たいへん歴史のあるスープということになります。

しかし我々にとっては、トマトのスープ、または赤いスープというイメージが強いですが。

具だくさんのスープですから栄養満点、たくさん食べて年度はじめの4月を乗り切ってもらいたいですね