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2025年4月の記事一覧
4月28日(月)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、四川麻婆丼、ナムル、きよみオレンジ、です。
今日は「四川(しせん)」に注目してみます。四川はご存じのとおり地名であり、中国の西南部に四川省という省があります。高学年になると「三国志」が好きな歴史好きの子がいますが、「三国志」の主人公・劉備が活躍した場所が、今の四川省ですね。
また四川といえば、中華料理四大料理の1つ、とても辛い料理が有名な四川料理ですね(他、北京料理・広東料理・上海料理)。また、私の世代では、四川といえば「料理の鉄人」という大人気番組があって、その「中華の鉄人」が四川料理の陳建一シェフでした(わかる世代にはわかるお話です)。麻婆豆腐はそんな四川料理の代表格です。
さらに、四川は四川料理だけでなく、大規模なパンダの保護センターがあることでも有名です。昨年の6月、日本の上野動物園でも大人気だった「香香(シャンシャン)」が7歳になったというニュースがありました。
熱烈なシャンシャンのファンは、四川の保護センターへシャンシャンの成長した姿を見に行っているのだとか。中国に返還された現在も食欲旺盛で、大好きなリンゴや竹をよく食べ、元気に暮らしているということでした。
曽谷小の子どもたちも、よく食べ、「元気」に過ごしてほしいと願っています。
4月25日(金)の給食
献立は、ご飯、牛乳、手作りエコふりかけ、鯖の文化干し、三色おひたし、大根の味噌汁、です。
今日はメニュー「鯖の文化干し」に注目します。
ところで「文化干し」とは何でしょうか。
不勉強でわからないため、少し調べてみました。
「文化干し」とは、魚を塩水につけてから冷風乾燥させた干物だそうです。日干しとは違って、焼いても身が縮まずにジューシーな食感が楽しめるのが特徴です。
それでは、なぜ「文化」なのか?
昔は干物を木箱や新聞紙に包んで販売したそうですが、東京都江東区の業者がセロファンに包んで販売を始めたようです。その見た目が美しく画期的だったことから、「文化的だ」という意味のもとに「文化干し」という呼び方になったとのことです。
「干し」にもいろいろあります。少し調べただけも、天日干し、煮干し、塩干し、丸干し、開き干し、みりん干し…。それに加えて身の開き方も様々あり、組み合わせたら、とてもたくさんの種類にがあることになります。
改めて日本の食文化の奥深さ、豊かさを知ることになりました。
今日は、タンパク質、ビタミンB・D、DHA、EPA…などたくさんの栄養がある鯖を食べて「元気」に過ごしてほしいです。
4月24日(木)の給食
献立は、ご飯、牛乳、酢豚、中華風コーンスープ、パインゼリー、です。
今日はメニュー「酢豚」に注目します。
酢豚は中華料理で人気であることからもわかる通り、正真正銘の中華料理です。
ただし、日本の酢豚と中国の酢豚は大きく異なる点があるそうです。
それは、日本ではカラフルな野菜を多く入れたものが一般的ですが、本場中国では「水っぽくなる」ことから野菜は入れないのだそうです。
ちなみに酢豚といえば、よく話題になるのが、「酢豚に入っているパイナップルはアリかナシか?」ですよね。
パイナップルを入れるのは、考案された当時は高級だったパイナップルをいれて高級感を出すためというのが初めだったようですが、どうやらパイナップルの酵素が肉を柔らかくするという効果があることがわかり、より一般化したようですね。
皆さんのどちら派でしょうか?
それはさておき、今日の酢豚は野菜もたっぷりでとってもおいしいです。パイナップルは入っていません。念のため。
しかし奇しくもデザートのゼリーがパインゼリーでした!
4月23日(水)の給食
献立は、セサミトースト、牛乳、春のシチュー、イタリアンサラダ、です。
今日はメニュー「セサミトースト」に注目します。
セサミトーストはご存じのとおり、食パンにごま、砂糖、マーガリンを混ぜたものを塗り、焼いたトーストですね。ごまの風味と甘さが特徴で、子どもたちにも大人気のメニューです。
それでは、セサミトーストはどこの国が発祥でしょうか?
少し調べてみますと、詳しいことはわからないのですが、どうやら日本が発祥のようです。
トーストというと洋食ですから、外国が発祥のイメージがありますが、どうやら違うようなのです。
小倉トーストも日本の愛知県が発祥。
アーモンドトーストも日本の兵庫県が発祥。
どうやらトーストについても、我が国の食文化はすばらしいと言うことができそうです。
今年度も、世界に誇る学校給食のすばらしさや、日本の食文化の豊かさをこのコーナーで書いていければと思います。
子どもたちには、たくさん食べて「元気」に過ごすだけでなく、食育の一環として歴史や食文化についてもいろいろ知ってほしいと思っています。
4月22日(火)の給食
献立は、キムたくご飯、牛乳、ジャンボ揚げ餃子、中華スープ、晩柑、です。
皆さんは「キムたくご飯」をご存じでしょうか?
子どもたちに大人気のメニューなのですが、「キムチ」と「たくあん」で、キムタクです。人気俳優の木村拓哉さんの愛称・キムタクともかけて、ネーミングにかなりのインパクトがありますね。
発祥は長野県塩尻市。しかも栄養士の方が発案した、学校給食発祥のメニューです。地元の名産である漬物ですが、若い世代は漬物離れが見られました。そこで漬物を子どもたちにおいしく食べてもらいたいとの思いから、キムたくご飯は生まれたそうです。
ちなみに、某世界的なコンビニエンスストアチェーンでは、長野県と山梨県の店舗600店以上で、昨年「キムタクおにぎり」が発売され人気を博したようです。
キムタクご飯は発案が2002年だといいますから、時代も場所も超えて、千葉県の市川市でも給食で大人気だというのは、とてもロマンを感じます。
キムタクご飯を食べながらそんな思いにも触れてもらいたいと思っています。