今日の給食

2025年9月の記事一覧

9月4日(木)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、切り干し豚キムチ丼の具、フルーツ白玉、です。

これまで豚やキムチは取り上げてきています。

そこで今日は、取り上げたことのない、フルーツ白玉に使われている「白玉」に注目してみたいと思います。

「白玉」とは、そもそも白い宝石を表し、真珠の古い呼び方でもあるようです。

白い宝石、真珠。日本にはこのように食べ物を別のもので例える呼び名は少なくないかもしれませんね。素敵なことだと思います。

食べ物としての白玉の発祥はどうやら日本ではなく、中国から伝わったと考えられています。いつ頃伝わったかは定かではないですが、江戸時代にはかなり普及していたことがわかっています。

さて、素朴な疑問なのですが、餅と白玉と団子。似ているような気がするのですが、これらの違いって何なのでしょう?

調べてみますと、餅はご存じのように、もち米を蒸してから杵でついたものです。

白玉も餅同様、もち米です。ただ、もち米を粉にしたものを白玉粉といい、それを水で練って茹でたものが白玉です。

団子も白玉粉同様に、団子粉という粉を練ってから茹でるので製法が似ています。ただ、団子粉はもち米にうるち米が混ぜてあるところが、もち米のみの白玉粉と違っています。

この3つの中で白玉の特徴は、何といっても見た目と食感がなめらかであること。真珠になぞらえたのもわかります。

白玉は白玉団子、おしるこ、ぜんざい、あんみつ…と様々なメニューに使われるほど使い勝手の良い、懐の深い材料です。

今日もフルーツ白玉で提供されています。子どもたちには真珠のようななめらかな見た目と食感を味わってほしいと思います。