今日の給食

2025年11月の記事一覧

11月13日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、蓮根バーグ梨ソースかけ、磯和え、沢煮椀、です。

【給食室より】

今日は千産千消献立です。

地域で生産された農林水産物を地域で消費しようとする取組を「地産地消」といいます。

千葉県では「地」を千葉県の「千」と銘打って様々な取組を行っています。

今日の献立は、牛乳、豚肉、小松菜、大根など、地元でとれたものをたくさん使用してあります。

市川小、国分小、国府台小、曽谷小、中国分小、百合台小、稲越小、須和田の丘支援学校小学部、第一中、東国分中がおそろいの献立です!

お家で兄弟と話してみてくださいね!

 

11月12日(水)の給食

献立は、味噌ラーメン、牛乳、ナムル、いがぐり揚げ、です。

【給食室より】

秋の訪れを感じる料理の1つのいがぐり揚げ。

ここで食育クイズ!

トゲトゲとしたいがぐりのような見た目からこの名前がついた「いがぐり揚げ」、このトゲトゲはいったい何でできているでしょう?

正解は、そうめんです。

小さく折ったそうめんを周りにまぶしてトゲトゲのいがぐりを表現しています。→給食レシピ「いがぐり揚げ」

 

さて、今日は曽谷っ子の「人気給食ランキング」第5位の「味噌ラーメン」の登場です。味噌ラーメンについては、5月に書いているので、今日はもっと広く「ラーメン」に注目してみます。

アメリカの「ウェブスター辞書」では、ラーメンは「日本からの外来語」とあるそうです。日本では、ラーメンは中国発祥であることはよく知られているところであり、「中華そば」などとも呼ばれていながら、国際的には「ラーメンは日本食」と認識されているようです。

最近報道等で、とても多いインバウンドの方々へのインタビューでも「日本でラーメンを食べるのが楽しみ」と言っている方が多いのをにします。

ちなみに、そんな日本食と認識されているラーメンを日本で初めて食べたといわれている人物は誰だかご存じでしょうか?

答えは、「水戸黄門」でおなじみ水戸光圀と言われています。

そこで日本ラーメン協会では、水戸光圀の誕生日である7月11日を「ラーメンの日」としています。水戸光圀の誕生日であるだけでなく、「7」がレンゲ、「11」が箸の形に似ていることも掲げています。言われてみれば、レンゲと箸に見えてくるから不思議なものです。

さらに、石破前首相は、「ラーメン文化振興議連」(議連とは議員連盟の略ですので、国会議員の中でラーメンが好きな方で集まった組織)の会長を務めているそうです。

中国から伝わった「拉麺」から、日本食としての「ラーメン」、そして世界の「Ramen」へと変貌を遂げたラーメンを食べて、日本の食文化の豊かさにも思いを馳せてほしいです。

11月11日(火)の給食

献立は、さんまご飯、牛乳、磯香和え、のっぺい汁、です。

【給食室より】

さんまは、秋の味覚を代表する魚ですね。

今日の主食のさんまご飯は、下味をつけ、片栗粉をまぶして、からりと揚げたさんまを甘い醤油ダレと絡めた後、ご飯に混ぜ込んだ料理です。

旬の魚をおいしくいただきましょう。

「さんま」は、漢字で書くと、秋にとれる刀の魚で「秋刀魚」と書くよ!

 

11月10日(月)の給食

献立は、キムチご飯、牛乳、鶏のから揚げ、中華スープ、です。

今日は「キムチご飯」です。子どもたちに人気のメニューです。

私が子どもの頃はキムチ自体がメジャーではなく、その頃はキムチが給食に出て、子どもたちの人気メニューになるなど考えたこともありませんでした。

とある漬物会社さんのHPで調べてみると、日本にキムチが一般に浸透し始めるのは、1970年代になってスーパーマーケットなどで販売されるようになっったそうです。当時はブームには至らなかったようですが。

その後、1988年のソウルオリンピック、2002年の日韓サッカーワールドカップ開催により、韓国がより身近になったことで一気に過熱したようです。

加えて、この頃から「韓流ブーム」なるものが流行し、現在のKポップはじめコスメ、スイーツなども含め韓国カルチャーの大人気につながっているようですね。

「最も距離の近い外国」でありながら、本格的に人気になったのは21世紀からの流れと言えそうです。

「辛味」も「おいしさ」の1つとして感じるようになる学童期に入門編として、辛すぎない、おいしいキムチご飯は本当にちょうどよいと思います。

様々なおいしさを味わえる、“豊かな”食生活で「元気」に過ごしてもらいたいです。

11月7日(金)の給食

献立は、麦ご飯、牛乳、ビビンバ丼の具、わかめスープ、チーズハットグ、です。

チーズハットグとは、アメリカンドッグのソーセージの代わりにチーズを入れた、韓国の定番おやつです。給食室では、調理員さんが丁寧にチーズを生地に包んで、油で揚げて、約350個のチーズハットグを作ってくださいました。よく噛んでおいしくいただきましょう!

11月6日(木)の給食

献立は、ご飯、牛乳、鱈の西京焼き、柚香和え、ピリ辛肉じゃが、柿、です。

これは何度も書いたことがあるのですが、まだご存じない方もいらっしゃるかと思いますので。

今日は「肉じゃが」です。この料理もほぼ国民食といっても過言でないほどでしょう。

肉じゃがは日本発祥の料理なのですが、肉じゃがの発祥は日本のどこであるかご存じでしょうか?

諸説あるようですが、有力な2つの市があります。それは広島県の呉市と、京都府の舞鶴市です。共通点は軍港があった場所ということです。

それは、肉じゃがの発祥について、日露戦争でも有名な東郷平八郎(東京・原宿に東郷神社があります)が、イギリス留学中に食べたビーフシチューが忘れられず、何とか日本の食材で食べたいと調理員にお願いしたのが始まりと言われているからです。

赤ワインの代わりに醤油を使うなど調理員が試行錯誤を重ねて生まれたのが肉じゃがということです。そのため、上記の2市が海軍ゆかりの市ということでアピールしながら連携も図っているようです。

肉じゃがはイギリスのビーフシチューへのリスペクトから生まれたこと、日本発祥であること、東郷平八郎が関わっていることなど、とても身近な肉じゃがに壮大なスケールの大きさを感じるのは私だけではないでしょう。

そんな肉じゃがを食べて「元気」に過ごしてほしいです。

11月5日(水)の給食

献立は、タコライス、牛乳、野菜スープ、バナナ、です。

【給食室より】

タコライスは、メキシコ料理のタコスをアレンジした沖縄発祥の料理です。

タコスの具材である、タコミート、キャベツ、トマト、チーズなどをご飯の上にのせて食べるのが特徴です。

 

タコライスは誕生したのが1984年ということなので、わりと新しいと感じましたが、お読みの皆さんはいかがでしょうか?

円高ドル安の影響で米兵の経済状況が悪化していた時期に、安くてボリュームがあり、素早く提供できるメニューとして考案されたようです。

いまや様々なタコライス店が生まれ、刺激を与え合いつつしのぎを削っています。

ちなみに、沖縄料理は、本州とは異なる、独自性のある食文化でよく知られています。特徴は、「多様性がある食文化」ですね。

それというのも、地理的な関係上、中国や東南アジアとの交易が盛んだったためその影響が、戦後の沖縄統治によってアメリカの影響が料理にも反映されています。

今日の給食は、同じ日本でありながら、独自性をもった沖縄の食文化を知るよいきっかけになると思います。

11月4日(火)の給食

献立は、ココア揚げパン、牛乳、チリコンカン、ツナサラダ、です。

揚げパンについては、これまで最多で取り上げてきましたが、今日は昨年度曽谷小人気給食ランキング1位で、今年度の人気ランキングでも1位、曽谷小での不動の人気を誇る「ココア揚げパン」です。それにトップ3のうち2つが揚げパン。揚げパンを取り上げないわけにはいかないと思います。

みんな大好き、大人気の揚げパンは昭和20年代後半、東京都大田区で調理師をしていた篠原さんという方によって開発されました。

時は戦後からまだ日が浅く、食も厳しかった時代。当時パンは貴重な栄養源で、学校の欠席者にも給食のパンを届けていたようです。

でもパンは時間がたつとパサパサ、カチカチになってしまう。そこで何とかしようと篠原さんは仲間と知恵を絞り「よし、とりあえず揚げてみようか」と。揚げた後、さらに砂糖をまぶすことで、おいしくなるだけでなく、パン表面の乾燥をさらに防ぐことに成功しました。

「出席をした子はもちろん、欠席した子にもおいしいパンを届けたい!」という熱く優しい思いは、確実に子どもたちの心と胃袋を掴みました。

そして70年以上の時を経た令和の時代の、場所も離れた曽谷小の子どもたちにもしっかり伝わっている。そんなことを考えながら食べると、いつもと味わいは変わってくるものでしょうか。

ちなみに給食を作ってくださっている本校の栄養教諭・水上先生は、子ども時代に最も好きだったメニューは揚げパン、給食を作る立場になって最も好きなメニューも揚げパンなのだそうです。

いろいろな思いにあふれている揚げパン。人気メニューなのは、思いが曽谷っ子に伝わっている結果なのかもしれません。