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2025年9月の記事一覧
9月29日(月)
献立は、麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、ひじきのマリネ、ヨーグルト、です。
ハヤシライスもひじきも麦ご飯もこれまで書いてきているので、今日はひじきのマリネの「マリネ」に注目してみます。なんとなくあんな調理法、というのはわかるのですが、詳しくわからないので調べてみました。
「マリネ」とは、肉、魚介類、野菜などを、酢や油、ワインなどをベースにした調味液に漬け込んだ、フランス料理の調理法です。
漬け込むことで食材が柔らかくなったり、風味をつけたり、保存性を高めたりする効果があります。
フランス、と上に書きましたが、もともとは、食材を海水に漬けて保存していたことから、「海」を意味するラテン語「mareマレ」がもとになっているそうです(英語「marineマリン」もラテン語のmareが語源になっています)。
それではひじきをマリネにする意図とは?
① 食べやすくする:ひじきは非常に栄養価が高いですが、子どもは苦手な子が少なくないので、酸味やオイルで洋風にして食べやすくする。ひじきと野菜で食感にもメリハリがつく。
② 保存性を高める:保存性が高くなるので学校給食にも向いている。
栄養価の非常に高いひじきをしっかりと食べて、「元気」に過ごしてほしいです。
9月26日(金)の給食
献立は、キンパ風まぜご飯、牛乳、トック、りんごゼリー、です。
今日は「キンパ」を取り上げます。
これをお読みの皆さんはキンパをご存じでしょうか?
私は昨年度の1月に給食で提供されるまで、恥ずかしながら「キンパ」という料理を知りませんでした(今年の5月に6年生と一緒に八幡小学校まで歩いていた時、八幡小のそばにキンパ専門店があるのを見つけました。わりと近いところに専門店があるほどなのに知りませんでした)。
キンパは調べてみると、日本の海苔巻きに似たもののようです。海苔巻きと大きく違うのは、使っているのが酢飯ではなく、ごま油と塩で味付けされたご飯を使っている点です。韓国語でキムは海苔、パプはご飯という意味で、海苔ご飯というところでしょうか。
発祥を調べてみると、韓国料理として有名なので、当然韓国が発祥であるという説と、関西地方の太巻きが韓国に伝わって独自の発展をしたのだという説があることを知りました。
今日は、混ぜご飯という形で提供されていますが、ごま油の香ばしさは十分味わえます。昼間はまだ暑いので、ごま油の香ばしさと、具だくさんのまぜご飯をしっかり食べて「元気」に過ごしてほしいです。
9月25日(木)の給食
献立は、鶏飯、牛乳、ごま和え、スイートポテト、です。
「だしで味わう和食」第三弾!
今日は九州地方、鹿児島県から「鶏飯(けいはん)」です。
九州地方では、かたくちいわしの煮干し、焼きあご、椎茸、かつお節を使って「だし」をとることが多く、強く濃い味が特徴です。
だし汁をご飯にかけて食べてください!
9月24日(水)の給食
献立は、レモンシュガートースト、牛乳、チリコンカン、ツナサラダ、です。
今日は「ツナ」を取り上げます。
まず「ツナ」とは、スズキ目サバ科マグロ属に分類される魚の総称だそうです。具体的には、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、カツオなどが当たります。
ですから、生魚の状態もツナ、ツナ缶のような加工食品もツナ、ということになりますが、日本でツナといったら、主に加工食品を指しますね。
ツナ缶はマグロのイメージがありますが、上で書いたようにカツオも使われています。
それでは、「ツナ」と「シーチキン」の違いは?
ご存じの方も多いようですが、「シーチキン」は「はごろもフーズ」の登録商標であり、どちらも同じ「ツナ」ということになります。そのためシーチキンにはRマークがついているのですね。
栄養が豊富であることは有名で、水煮缶ならカロリー抑え目、油漬缶ならDHA・EPAを効率的に摂取でき、野菜などと食べることで栄養バランスが良くなります。
今日はキャベツ、にんじん、きゅうり、玉ねぎと一緒に提供されており、栄養バランスはすばらしいです。しっかり栄養を摂って、「元気」に過ごしてほしいです。
9月22日(月)
献立は、麦ご飯、牛乳、生揚げと野菜のピリ辛丼の具、むらくもスープ、市川の梨です。
【給食室から】
今日のデザートは市川市で採れた梨です。市川市は千葉県を代表する梨の産地なのを皆さん知っていますか?曽谷小学校では、3年生になると梨畑の見学があります。地元、市川で育った梨をおいしくいただきましょう。
さて、今日は「むらくもスープ」を取り上げます。
むらくもスープは、漢字を当てると「叢雲スープ」になるでしょうか。叢雲とは、群がり集まった雲であり、ひつじ雲とも呼ばれています。
溶き卵がスープの中に広がって、それが空にたなびく叢雲のように見えることからついた名前だそうです。とても素敵なネーミングですね。
溶き卵を入れたスープには、かきたま汁というものもあります。それではむらくもスープとかきたま汁の違いは何でしょうか?
調べてみると、むらくもスープは具だくさんであり、片栗粉でとろみをつけます。かきたま汁は卵が主役で、具材は少なめ、とろみはつけることもある、という違いがあるようです。
むらくも=ひつじ雲は一年中見ることができる雲ですが、季語としては秋のようです。今日も暑いですが、暦の上では既に秋です。
季節感を感じる素敵な名前の、おいしいスープを飲んで、「元気」に過ごしてほしいです。
9月19日(金)の給食
献立は、煮込みうどん、牛乳、鰺の磯部揚げ、おろし和え、おはぎ、です。
明日、9月20日から26日は「お彼岸」です。
「お彼岸」はお墓や仏壇に手を合わせ、ご先祖様の霊を供養する期間です。
お彼岸には、おはぎをお供えする習慣があります。
さて、今日は「おはぎ」を取り上げます(6年生が本日の社会の時間で話していました)。
ご存じのとおり、同じ食べ物にもかかわらず、秋のお彼岸の時は「おはぎ」と呼び、春のお彼岸の時は「ぼたもち」と呼びますね(小豆の量が多少違う、という資料もありましたが)。
萩の花が咲く季節なので「おはぎ」、牡丹の花が咲く季節なので「ぼたもち」。季節の花になぞらえて名前を変えるとは、日本の素敵な風習だと思います。
どちらもご先祖様にお供えするわけですが、そのわけは、小豆の赤い色には邪気を払う力があるといわれているためです。お供えして疫病を避け、先祖の供養や健康を祈る意味が込められているそうです。
おはぎは、江戸時代から食べられている説や、もっと古く、平安時代や鎌倉時代からという説も。しかし、どれにしても本当に歴史がある食べ物ですね。日本の歴史や、ご先祖様を思いながら食べてもらいたいと思います。
9月18日(木)の給食
わかめご飯、牛乳、鯛の幽庵焼き、さつま芋入り豚汁、ひとくちぶどうゼリー、です。
お箸を使って、上手にお魚を食べよう献立!
今日はお箸の持ち方とお魚の食べ方の練習を兼ねた献立です。
上手に食べると中から鯛の鯛と呼ばれる綺麗な骨が出てきます。
みんなで見つけてみてくださいね!
9月17日(水)の給食
献立は、秋の香りご飯、牛乳、豚肉の梨ソース、行徳海苔和え、けんちん汁、です。
今日の豚肉の梨ソースに使っている梨は、市川市で採れた梨です。市川市は千葉県を代表する梨の産地なのを皆さん知っていますか?曽谷小学校では、3年生になると梨畑の見学があります。地元、市川で育った梨をおいしくいただきましょう。
本日、給食試食会を家庭教育学級委員会の皆さまが開催してくださいました。ありがとうございました。普段、曽谷っ子が食べている給食を皆さんが楽しんでいただけていましたら幸いです。ご家庭でぜひ給食のことについてお子さんとお話してみてください
9月16日(火)の給食
献立は、タコライス、牛乳、オニオン卵スープ、バナナ、です。
タコライスは、メキシコ料理のタコスをアレンジした沖縄発祥の料理です。タコスの具材である、タコミート、キャベツ、トマト、チーズなどをご飯の上にのせて食べるのが特徴です。
9月12日(金)の給食
献立は、麦ご飯、牛乳、あぶたま丼の具、ツナと切り干し大根のサラダ、梨ゼリー、です。
【給食室より】
今日のデザートは市川市で採れた梨を使った梨ゼリーです。市川市は千葉県を代表する梨の産地なのを皆さん知っていますか?曽谷小学校では、3年生になると梨畑の見学があります。地元、市川で育った梨をおいしくいただきましょう。
さて、今日は「切干大根」を取り上げます。
今年の1月に「切干大根の海苔胡麻サラダ」が初登場しましたが、今日は「ツナと切干大根のサラダ」です。
ご存じのように、大根を細切りにして乾燥させたものを切干大根といいます。そもそも切って干しておくことは、水分が抜けるので長期保存を可能にするために、人類の知恵として大昔から行われたことでしょう。
加えて、長期保存の目的とは別に、大根を乾燥させると、甘みが増し、うま味と栄養が凝縮することもわかりました。乾燥して軽くなっていますから、グラム当たりのうま味と栄養は高くなっています。
干す前の普通の大根と比べると、切干大根にはカルシウムが20倍以上、食物繊維が15倍以上含まれているそうですから、栄養がとても豊富です。
ちなみに関東地方では「切干大根」と呼ばれますが、関西以西では「千切大根」、京都では「軒(のき)しのぶ」とも呼ばれるそうです。
最近は新型コロナもインフルエンザも流行ってるようですので、よく噛んで食べて、栄養をつけて「元気」に過ごしてほしいです。