2025年11月の記事一覧
人とのかかわりについて考える
11月28日、3年生を対象に学校支援実践講座が行われました。
学校支援実践講座とは、学校を含めた地域全体で「いじめの未然防止」を図ることを目的とした、市川市独自の取組です。
講座の受講者が学校に対する「地域支援者」として交流会に参加し、各班のファシリテーターとなって、異なる視点や考えを引き出す役割を担います。
今回は、3年生3学級に15人の支援者が入り、子どもたちと交流してくださいました。
自己紹介
経験の豊富な支援者の皆様、初対面で緊張している子どもたちに寄り添い、自己紹介だけでなく、好きな食べ物や好きな遊びなどをテーマに話を進め、子どもたちがリラックスする雰囲気を作ってくださいました。
交流会
一つ目の事例、学校でよくみられる場面について、自分たちの考えを交流させていきます。
「感想にどんなこと書いたの?」「意見聞かせて!」と、子どもたちの考えを引き出す支援者の皆様。
緊張してなかなか言えない子もいたのですが、「大丈夫だよ。言いたくなったらでいいからね。」と。
15分程度の話し合いののち、各班で出た意見を地域支援者の方がまとめて発表してくださいました。
各班で出た意見をもとに、学級全体で交流し、第一部終了。
5分休憩の時間です。
支援者の方々とかかわる子どもたちの姿も見られました。
第2部も2つ目の事例をもとに、班で交流し、全体で意見を共有しました。
最後に、支援者の皆様から
「喧嘩が多いクラスのようですが、自分たちで解決しようという気持ちが表れていて頼もしかった。これからの成長が楽しみ!」
「最初は意見が出せなかった子も、2回目にはワークシートに書いた意見を見せてくれたので、とてもうれしかった。」
「いろいろな考えが出てきたので、全部伝えられたかなと心配になりました。このまま成長してもらいたいです。」
と、ありがたいお言葉をいただきました。
子どもたちの振り返りにも
「地域の方と話ができて楽しかった。」
「また、来てもらいたい。」
「喧嘩についても、たくさんの意見を聞くことができたから、自分たちでも気をつけていきたい。」 と。
教師や親だけでなく、地域にも自分たちを見守ってくれている人がたくさんいる、困ったときには助けてくれる人がいると分かったこと。
お互いに気持ちよく過ごすためには、どうしたらよいのか、考える機会になったようです。
地域支援者の皆様、ありがとうございました。
不審者対応訓練
11月27日、市川警察生活安全課の警察官の協力を得て、不審者侵入を想定した避難訓練を行いました。
不審者侵入
異常を知らせる笛の音、不審者侵入を知らせる訓練放送
どの教室も出入り口を施錠し、机やいすでバリケードを
不審者は校舎内を
5分後、不審者が校舎外に逃走したとのことで、二次避難を
警察官の方に、訓練の講評と市内で通報のあった不審者の数、身の守り方についてお話を。
「いかのおすし」の確認も。
実演した6年生、すぐに逃げることができました!
放課後、教職員を対象に訓練を
ビデオで訓練の様子を振り返ります
不審者との距離の取り方、対応の仕方などを教えていただきました。
そして、さすまたの使い方を
不審者侵入、通報から警察官到着までの十数分間、子どもたちの命を守るのは私たちしかいないと、気持ちの引き締まる訓練でした。
繰り返し訓練をして、対応の仕方を身につけていきたいと決意した私たちでした。
虫がぁ、虫がぁ~!!
11月25日、梨作り農家の仕事について授業をしてくださっている梨農家の方が、3年生のためにとサツマイモを育ててくださいました。
そこで、サツマイモ堀りに!
よろしくお願いします。
大きいサツマイモを掘るぞぉ~!!
「キャ~、むしぃ~」
「キャー!!虫がいるから掘れない~」とあちらこちらから叫び声が・・・
確か、虫好きな3年生だったのに・・・。
サツマイモが大きかったので、なかなか掘り出せず
そのうち、「おかもとさぁ~ん、たすけてぇ~」とヘルプを
スコップを入れてもらって
ようやくサツマイモがその全貌を!
プロが育てるサツマイモは、育ち方が違いました。
こんなに!
トラックで一足先に学校に届けてもらいました。
大きなサツマイモが、ご家庭にも届いたことでしょう。
岡本さん、ありがとうございました。
クリスマスのころ、おいしくなるようです!
火事を起こさないためにできること
11月27日、3年生が社会科の学習で、市川北消防署の見学に行きました。
道中、消防設備をいっぱい見つけました。
市川北消防署に到着
見学開始
救急車の中では、命を助けるためのたくさんの機械が!
消防車といっても役割によって形や装備が全然違う!
火災現場に向かう際の装備
重たそぉ~
署内の様子も
24時間勤務の署員たちのための食堂や仮眠室も
もちろん、体を鍛えるためのジムもありました。
最後に、訓練の様子を見せていただきました。
消防署と消防団の違いや火事の原因、署の施設や設備についてなど、質問をたくさんしていた3年生。
「よく勉強しているね~。」と、署員の方に褒められていました。
最後に、「自分たちが火事を防ぐためにできることは何か。」と質問を。
「火がついているものはもちろんだが、家電製品やコンセント、モバイルバッテリーの発火が問題となっているので、気を付けてほしい。」とのこと。
「火事からくらしを守るために」できること、学習は続きます。
いつもは気にならない段差でも・・・
11月21日、4年生の福祉教育の一環として、車いす体験をしました。
教えてくださったのは、社会福祉協議会とボランティアの皆さまでした。
車いすの乗せ方から説明を。
足が不自由なので、足をしっかりとフットレストに乗せます。
次に、介助の仕方を。
実際に体験してみると・・・
マットの上は、タイヤが重くて動きずらい。
ちょっとのスロープだけど、車いすが重い。
体の大きい先生が乗った車いすは、一人じゃムリ!
車いすに乗る人を介助する難しさを実感した子どもたちでした。
次に、校庭で車いすを。
自走にもチャレンジ!
力を入れるけど、なかなか進まない・・・。
スロープは・・・
1cmくらいの段差なのに、上がれない・・・。
普段は気にもしていない場所なのに、車いすで上がることができないなんて!
前輪を持ち上げて
校庭に作ったクランクの道、方向を変えるのが大変・・・。
車いすに乗ってみて
「坂を下りるときは後ろ向きなので、怖い」
「乗っているだけでなく、押してくれる人に協力をする」
「段差があります、と声をかけてくれたので安心だった」
「ちょっとはずかしい」
「速く押されたり、回されたりしたら怖い」
「押す人に負担をかけてしまう罪悪感、感謝の気持ちも」
車いすを介助してみて
「安心させるためにも、掛け声を忘れずにする」
「力加減がむずかしい」「操作もむずかしい」
「コーンに当たりそうで冷や冷やした」
「高齢者や病気・けがをした人の介助は難しい」
「乗っている人の命を預かっている。一歩間違えたら大変なけがになる」
安全に車いすを操作する方法、危険な場所、義足体験、目や耳が不自由な世界、体が不自由な人にしてあげられること、福祉全般について知りたい!とたくさんの課題が生まれてきました。
学習は続きます。