学校の様子
校長室だより97(インフルエンザ 令和5年11月16日(木))
本校でのインフルエンザ流行は、なんとか峠を越したようです。しかし、全国各地域でまだまだインフルエンザは流行しているので、生徒のみなさんは引き続き感染対策をしっかり行ってください。インフルエンザに感染しても再度インフルエンザに感染するので注意してください。
インフルエンザは、ウイルスの種類によって大きく三つのタイプに分けられます。A(H1N1)型とA香港型として知られるA(H3N2)型とB型です。現在、日本国内で感染者が最も多いのはA香港型です。ただ、オーストラリアやシンガポールではA(H1N1)型も流行しているので、日本でもこのタイプの感染者が目立ってきています。異なるタイプのインフルエンザウイルスが同時に感染拡大を続けているという状況です。つまり、1回、インフルエンザにかかっても、もう1回、かかる可能性があるということです。A(H1N1)型に感染すれば、このタイプへの免疫はつきますが、A香港型やB型への免疫はつきません。今は日本で流行していないB型の感染拡大が今後、起こるようになれば、3回かかることもあり得ます。
コロナ禍のとき、コロナ感染のリスクを減らすために、マスクの着用やこまめな手洗い、ソーシャルディスタンスといった感染予防策が強化されました。この3年間は、インフルエンザが大きく流行することがなかったことを考えると、感染予防の大切さがわかると思います。
4時間目、グラウンドで3年生が持久走をしていました。私は体を動かすことが好きなので、体育の時間が一番好きでした。風を切って走る生徒、歯を食いしばって走る生徒、一人一人が自分らしく走る姿はとても感動的でした。また、走っている生徒に応援を送る生徒も立派でした。持久走を通して、苦しいことから逃げずに最後まで頑張り抜く心が育まれることを願っています。