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校長室から

557 シェア(25.1.29)

 ある日の外食。野菜カレーもおいしそうだしピザも魅力的!悩んだ末、「二人でシェアしよう」と提案しました。買って帰ったチョコレートケーキと和栗のモンブランのどちらも食べたい。やっぱり仲良く半分こ。

 この「シェア」という概念は、様々な場面で一般的になっています。ルームシェアやカーシェアなど、空間や移動手段のシェアのほか、レンタルサービスはモノのシェアですし、クラウドファンディングはお金のシェアといえそうです。家事・育児・介護代行も、それぞれが持つスキルを共有する意味ではシェアの一つとなるわけです。

 6年生が社会科で取り組んだ、願いを実現させるための政党(?)が、先週校長室にプレゼンにやってきました。麦茶を入れたウォータージャグを設置する《麦茶党》、校内に観葉植物を置いてグリーンを増やす《Mr.Green 6》、水栓の自動化と温度調節を可能にしたい《水党(すいどう)》の3グループどこも、願いや思いが明確で、メリット・デメリットを挙げ、必要予算を自分たちで算出する姿勢に感心してしまいました。子供たちの真剣な訴えがとても新鮮で、嬉しいを通り越して誇らしく思えたのです。だから私も真剣に受け止めて質問や意見をしました。そんな言葉や表情を普段目にしないためか、ちょっとたじろぐ様子もありましたが、私にとっての素敵な時間はあっという間に過ぎていったのです。後日各クラスにA4版2枚の手紙をしたためました。

 自分たちの考えたことが、ほかの人やほかの学校まで幸せにするという考え方も、シェアに通じるのかもしれません。教室や学校の中の小さなお互いさまの気持ちが生活を豊かにし、広くは共生へとつながっていくように思います。そのためには、相手を信頼できる関係作りが不可欠と言えそうです。

556 いちご(25.1.28)

 いちごは「イチゴ」「苺」とも表されますが、なぜ「母」なのでしょう。どうも一つの株に次々と実をつけるところから、「子を産む」株を母親に見立てたようです。なるほどと思いながらも、平仮名表記の方がつるんとした丸形をイメージさせてくれるので、私は好き。そんないちごの花言葉は、「幸福な家庭」「先見の明」「尊敬と愛情」なのだそうです。一年中露地栽培状態のウチのいちごも、年がら年中白い花を咲かせて家庭を守ってくれているということです。

 旬のピークが1~3月と言われるいちごですが、ショートケーキやいちご大福、いちご味の菓子などがショーケースや売り場を華やかに飾っている今が、まさに旬。新聞にも、いちご狩りの記事が鮮やかな写真入りで紹介されていますし、スーパーなどの店頭には、様々な種類・産地の瑞々しい品々が並んでいます。どの品種を選ぶかによって満足度が大きく違いますから慎重を期します。甘みが強くて酸味も適度にある「やよい姫」が我が家の一番推し。でもお値段も高いので、1粒を半分に切って一日1個、数日間楽しんでいます。

 ところで、森永製菓のミルクキャラメルが、魅力的なお菓子だった幼少時。オレンジに近い黄色のパッケージには、「滋養豊富」「風味絶佳」と書かれているのを知っているでしょうか。まさに大正時代からという歴史を感じる一品(逸品)です。一方、江崎グリコも創立百年を超える会社で、グリコーゲンを含んだ栄養菓子の意味から「グリコ」が誕生したといいます。そのグリコからアーモンドキャラメルが発売された時、「一粒で二度おいしい」のキャッチフレーズに心躍らせたものです。それ以前にも、「一粒300メートル」というキャッチコピーがありました。キャラメル一粒で300メートル走れるカロリーが含まれることから派生した遊びゴコロ。ポッキーやプリッツも魅力的で、ある意味草分け的な存在でした。いちごポッキーだってもうすぐ50歳を迎えるようです。

555 若々しく(25.1.27)

 テレビ番組のCMが鬱陶しいので、ドラマは専ら録画してCMをスキップして観ます。そんな私が、CM見たさにリモコン操作です。チャンネルは「8」。テレビ局への不信感から70社以上の企業がCM出稿を差し止めるという異例の事態となっています。放送では、ACジャパンの広告に差し替えられているというので、どんな様子なのか確かめようと思ったのですが、そういう時に限ってリアルタイムで見たい番組もないですし、なかなかCMにもならないのです。

 さて、今日で通算555号。この数字は、スバル好きのスバリストが車のナンバープレートに希望する数字です。世界ラリー選手権で活躍していた頃のスバル車の車体には、黄色の文字で「555」と大きく書かれていたことに由来します。これは当時のスポンサー会社、「ブリティッシュアメリカンたばこ」という企業のたばこ銘柄の1つです。たばこ離れが進む以前ですら見たことのなかった銘柄ですが、そのパッケージの「555」だけは今もなお変わらず愛されている証といえます。

 不易、つまり激変の時代にあっても変わらないものがあると同じように、変わらなくてはいけないもの(流行)もあるはずです。だから、当たり前を疑ってかかること・柔軟な発想・前例踏襲からの脱却など、学校や学級でも大切にしていきたいと考えます。「やわらか頭」もその一つ。校長室前に掲示しているクイズに挑戦している子を時々見かけてうれしく思います。悩みに悩んで、校長室の扉をノックする子もいます。そして、わかった瞬間の表情がステキです!!私自身、鈍くなってきた頭に刺激を与える意味でも、一生懸命考えて答えを導き出してからの掲示を心がけています。「やわらかい」の中には、「わかい」がちゃんと隠れていますから、頑張ることで少しでも若さを保てることを願います。髪の密度は減るばかりですが…。

554 カラダに投資(25.1.24)

 肩こりがひどい!ふくらはぎがパンパンに張る!膝・腰・股関節が痛い!庭仕事や洗車で脚立に上るとふらつく!何年前からかなんて記憶はありませんが、気持ちと身体のバランスが崩れてきたことを実感します。「まだ若い」「きっと大丈夫」という思い込みほど怖いものはないわけで、思いがけない場面でケガをすることも出てきました。

 友だちは、リンパマッサージに夫婦で通っていると、そのよさや効果をとくとくと説明してくれます。広告の「筋膜整体」「筋膜リリース」なる文字も時々目に入り、興味をそそります。ただ、理論攻めや感覚でものを言われてもよくわかりません。百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、百考は一行に如かず!一度体験してみようとネット検索すると、あるわあるわ。大量の情報から選択は困難で、しかも料金は回数券制になっているみたいではっきりしません。どうも施術時間と料金体系から察するに、40分もやってもらうと渋沢さん2人分に近づきそうです。

 それでも、「今は自分の体に投資も必要だ」と申込みを決めた矢先、自宅ポストにチラシの投函がありました。そして、なんと妻の知り合いが患者として写っているではありませんか。さらに、施術してくれるのは、その知り合いの友だちの子だとか。これは一度試してみるしかないと思い立って予約・施術です。歪み改善のための立ち方やストレッチなども教えてもらいました。ただ、各部位をほぐしてもらいながら、「メチャクチャ硬いですね」と何度言われたことか。褒められているわけでもないのになぜか照れが…。小学校のマット運動が嫌だった記憶が蘇ってきました。

 その記憶の容量が針を振り切ってしまって、物覚えの悪さや物忘れの激しさを増した頭。ほぐしてもらうと柔らかくなって回転がよくなるかも?というわけで、明後日も揉み揉みしてもらいます!

553 大人のおもちゃ(25.1.23)

 カローラ、サニー、ファミリア、ブルーバードなどは昭和の人気車種。今もその名を残すのはカローラだけですが、父が中古で買ってきた銀色のブルーバード(510型)を乗り回した免許取りたての40数年前を思い出します。学生の私にとって、まさにわくわく感いっぱいの青い鳥だったのです。

 当時の車は、現代車のようなコンピュータ制御ではなく、至る箇所が昭和!オートロックなんてありませんから、乗り込んだり施錠したりする際は、ドアごとに鍵を開閉しなければなりません。ドアの鍵穴にキーを差し込んでロックを解除し、キーを回してエンジンスタート。いやいや、寒い日などは、まずはチョークボタン(知らないだろうなぁ)を引いてエンジンがかかりやすくするのです。サイドガラスの開閉はレバーを回す手動ですし、換気用の三角窓までありました。サイドブレーキがスティックタイプだったり、シートベルトがなかったり、パワステではないのでステアリングがめっちゃ重かったり…。エアコンもありませんから、夏は窓を全開、冬は温風のみ。当然のことながら、エアバッグや衝突回避センサー、バックモニターなどの安全装備なんてあるはずもなし。

 自宅前のどぶ(側溝)にタイヤを落として、近所の人に手伝ってもらって脱出したこともあります。「土禁(どきん)」といって、車内に土や泥を持ち込まないために、靴を脱いで車に乗り込むのも車好きの間で流行りました。だから時々、脱いだ靴やサンダルが道路に忘れられていることもあったのです。

 時代は変わって、EVやハイブリッド化が進んで純エンジン車が追いやられ、先進技術満載の車が続々と生まれています。便利・安全になる一方で、犠牲にされたものもきっとゼロではないはず。行き着くところまで行ってしまった感じはありますが、子供たちが免許を手にする頃の自動車も、わくわくする大人のおもちゃであってほしいと願うのです。それとも、一層クルマ離れが進んでいる?

552 桃と先生(25.1.22)

 読売巨人軍の丸選手が、新年早々に今年の漢字を問われて「挑」という文字を色紙に書いていました。様々なことに挑んでいく充実した一年にしたいのでしょう。ただ、この文字の「てへん」が「きへん」にも見えてしまって、「桃?」なんてボケてみせます。でも、「桃顔(とうがん)」、「桃源郷」、「桜梅桃李(おうばいとうり)」、など、「桃」を含む熟語にはよい意味が多いので、こっちでもよいかもと思ってしまうのです。一方、『男はつらいよ』シリーズから広まった、「驚き、桃の木、山椒の木」の桃には何の意味もなく、『タイムボカン』シリーズでも頻繁に使われたことまで思い出します。

 話は変わりますが、「先生」の定義とは何でしょう。毎日慌ただしい中にあって、じっくり考えたことなどありません。若い世代は日々の授業で精いっぱいですから尚更のこと。広辞苑には、「①先に生まれた人」「②学徳の優れた人。自分が師事する人」とあります。一方、漫画の登場人物が語るには、「良くも悪くも、人の人生に大きな影響を与える人間だけが先生と呼ばれることを許される」「医者に教師に…政治家はもっぱら悪い影響の方だが…」「先生と呼ばれる身になるなら、よき影響を与えてそう呼ばれろ!」と。

 さぁて、教師になった頃の私は…?20年前は…?事の大小は問わず、子供たちにどんな影響を与えたのでしょうか。怖くなります。今はどうでしょう?子供だけでなく教職員や保護者に、何らかの影響を与えているのでしょうか。それがよい影響でありたいと願いますが、自信はありません。また親として、私は子供たちにどんな影響を与えたのかも疑問です。反面教師でないことだけを祈ります。

 ただ、こうして立ち止まって振り返ることは、決して無駄な時間ではないような気がします。あらぬ方向に向かいがちな自分の軌道修正にもなるので、時々立ち止まって振り返る習慣を大事にしようと思います。個々の行動や状況が、集団全体に影響を及ぼすことを警告する「一桃腐りて百桃損ず」という諺もありますから…。

551 聞きやすい、読みやすい(25.1.21)

 体育館の大時計が止まり、もう修理対応できないと言われて半年経つでしょうか。かねてより、平澤同窓会長と相談をして、これまで積み立てられてきた同窓会費を利用して、新しく付け替える計画を進めています。3月の卒業式には、新しい時計に見送られて6年生が巣立てるように準備中です。

 バラエティー番組などを見ていると、会話がウィットに富み、切り返しが上手な人、頭の回転が速いMCやゲストがいることに気づきます。ある意味、尊敬すべき能力です。話をしていても「あ~」とか「え~」をついつい口にしてしまう、自分の話し方を何とか矯正しようとしますが、難しいものです。だから、聞きやすい話し方をする人もすごく羨ましい限り。上手な話し方だと、引き込まれて内容がすんなり頭に入ってくるから不思議です。職員会議の最後に話をする場面があるので、意識してやってみました。でも、数分話すうちに意識が飛んでいくように忘れ去られ、話し終わって失敗に気づいたのです。それでも繰り返しトレーニングは大事だと自分に言い聞かせていますが、いつ身につくことやら…。

 聞く場面だけでなく、読む際にも文章の読みやすさ、読みにくさがあるようです。情景が目に浮かぶような表現、簡潔でテンポよい表現など、作家それぞれにスタイルがあります。当然、感じ方も読み手によって違うでしょう。私は池井戸潤さんの作品を好きでよく読みますが、速読術を会得したのかと思うほど読むのが早い妻は、「読みにくいし感情移入ができない」と言います。ただ、本の場合は話を聞くのとは違って、嫌なら読まなければよいだけなので選択の余地があります。箱根駅伝の放送前に読み終えるはずだった『俺たちの箱根駅伝(上)』も、30ページも読まないうちに本棚に戻されていました。速攻で選外になってしまったようです。

 聞いてもらえる卒業式の祝辞を、そろそろ考え始めているところです。

550 痛いのは嫌いっ!(25.1.20)

 寒さが緩んだ大寒の今日は、「二十日正月」と呼ばれる正月納めであり、昔の仕事始めとされる日。地域によって、骨正月・頭正月・団子正月などとも言われるようです。

 寒い日が続くと、毛のコートよりダウンジャケットを選ぶ日が多くなります。ただ、モコモコのダウンは着ぶくれします。同じようなダウンを着込んだ2人が並べば、約3人分のスペースを専有するのでシートは窮屈な空間になってしまいますし、混雑した電車も同じ。乗客の間を縫って奥へ進もうとしても、触れ合う面積が大きくてなかなか前へ進めません。

 そんな寒さの中、安全指導をしていると、毎朝自転車で走り過ぎる女性は薄手のセーター1枚。首元にはマフラーを巻くでもなく、颯爽としたいでたちで漕ぎ去っていきます。寒さにめっぽう強いのだろうと思うとともに、こういう人は痛みにも強いのかもと、いらぬ想像をしてしまいます。そんな私は、手足が冷えないように足踏みと揉み手を繰り返して見送るのです。

 さて、「80歳までに3人に1人が発症する」といわれる病気はなぁ~んだ?ある研究データがはじき出した、帯状疱疹の発症率です。こうした背景から、厚労省は来年度から65歳になった高齢者などを対象に、ワクチンの定期接種を始める方針を決めたのが昨年12月のこと。これを聞いて、「あと2年がんばろ!あなたはあと1年だけどね」というつぶやきが聞こえます。

 帯状疱疹は、体内に潜伏している水疱瘡と同じウイルスが、加齢や疲労等によって免疫力が低下した体内で活性化して、痛みを伴う小さな水ぶくれが帯状にあらわれる皮膚の病気。私の場合、しばらく発症していない口唇ヘルペスに時々悩まされますが、これと同じ類だとか。痛みは、「ピリピリ」「ジンジン」「ズキズキ」「焼けつくような感じ」と表現され、個人差はあってもすごく痛いというので、公費補助によるワクチンに期待!そんなことを考えるようになってしまうことに…。

549 五色百人一首(25.1.17)

 一昨日の給食で、キャベツスープが出ました。甘味が溶け込む一品でしたが、高いので気軽に使える食材ではなくなっています。でも今月の献立を見ると、スープやサラダにキャベツが頻繁に使われ、登場回数でいえば4割打者です。先日会った人から、給食の焼きそばに入っていたキャベツの芯に近い白い部分が嫌いだったという話を聞きました。長い時間、キャベツとにらめっこだったとか。今は、そんな部分も食べやすく調理されている気がします。一方、家庭で調理したフライに付け合わせる千切りキャベツは、出来合いの袋入りを買ったほうが安上がりかもしれません。

 さて、昨日は1年生のある学級が校長室にみんなでやってきました。学校にある「大きな数を探そう」という算数の学習の一環。ノートにメモする姿もさまになっていました。そして今、1年生から6年生までの全児童が取り組んでいるのが、「五色百人一首」というもの。競技かるたとは少し違って、初心者でもとっつきやすいといわれます。100枚の札を20枚ずつ、青・ピンク・黄色・緑・オレンジの5色のグループに分けられ、取り札の表に上の句、裏面に下の句が書かれています。

 百人一首は、家庭での正月遊びとして親しまれてきたものですが、30分以上かかったり100枚を覚えるのが大変だったりします。また、得意・苦手の差が出やすいことから、学校で取り組むことが難しかったのです。でも、20枚単位であれば低学年でも数分で終わります。さらに、青と黄色の札には、人気のある歌や覚えやすい歌が多く含まれるように構成が工夫されています。

 日本の伝統文化に触れながら、「学級の仲がよくなる」「ルールを守る基礎になる」「負けを認め、受け入れられるようになる」など、学級づくりにも役立つ教材として多くの学校で取り組まれているのです。私も低学年のグループに交じって札を取ろうと目を皿のように文字を追いますが、結局手元には1枚も札がないというのが現実。子供たちのやる気と積み重ねた経験には驚くばかりです。

 明日は平田小学校区の避難所開設訓練です。HPトップに概要を掲載してありますのでぜひ! 

548 車CM(25.1.16)

 孫がトミカタウンのマップシートを部屋に広げて、一緒にミニカーで遊ぼうとせがみます。ランボルギーニもGTRも清掃車も古い車もみんなごっちゃ混ぜ。しかもキープレフトの原則がないまま走るので、あちこちで衝突事故とヒヤリハットの連続です。

 ところで、「旧車」と呼ばれるのはどのくらい古い車を指すのでしょう。いずれにしても、私は大切に乗られている古い車が好きです。頻繁に壊れて修理が必要だそうですので、よほど好きでなければ所有できません。だから眺めるだけで十分。以前、ドラマ『グレースの履歴』(原作 源孝志)で登場した、滝藤賢一さんの乗るホンダS800も魅力的な一台です。

 アメリカでは、保安基準によって右ハンドル車の輸入・販売が認められていません。しかし、登録後25年を経過していればそれが可能となるという「25年ルール」なるものがあります。これにより、日本車の海外での相場が上がり、人気車の価格が高騰しているので、「手放さなければよかった」と悔やんでいる人もいるとか。

 クルマのCMも魅力的でした。“愛のスカイライン”で親しまれた、日産のケンメリCMメロディのサビは今も口ずさめますし、ホンダ「シティ」のCMも印象的でした。それでも、私の推しは、「街の遊撃手」をキャッチコピーにした、いすゞ「ジェミニ」のCM。幾シリーズもあって、ワルツに合わせて踊る運転技術とカラフルなボディーに目を奪われました。CGなんてない時代のインパクトある映像です。今も検索すれば映像が見られますので是非!!

 最近というわけではありませんが、日野トラックの「♪トン・トン・トン・トン・ヒノノニトン」というCMのフレーズも妙に耳に残っています。

547 B級(25.1.15)

 全国高校サッカー大会決勝は、110分戦い終えてPK戦にまでもつれ込みました。両校優勝でもよいのではないかと思うほど白熱した戦い。残念ながら千葉県代表の流通経済大柏は涙を飲みましたが、翌日のニュースで「PK合戦で決着をつけた決勝戦には敗者はいない。いるのは、勝者と勇者だけだ」という素敵な言葉を聞いて、改めてその戦いを振り返ったのです。

 この大会初戦、帝京高校OBの木梨憲武さんと名将・古沼元監督が一緒に観戦・応援したことが報じられました。その時に、木梨さんが「根性とレモンスライスの私たちの時代は終わった!」という言葉とともにエールを送ったといいます。このレモンスライスは、スポーツ選手にとって強い味方でした。少年サッカーの試合では、ハーフタイムにスライスしたレモンのハチミツ漬けを食べることがよくありました。エネルギー源となり、疲労回復の効果が期待できたのです。

 さて、モノが上等でも下等でもなく、中程度のレベルにあることを表す俗語に「B級」というワードがあります。野菜売り場に並ぶキュウリや枝豆、カボチャなどの袋に貼られた「B級品」シールは、そういう扱いでしょうし、「B級映画」なんて言葉もあります。つまり、一級品には及ばないという蔑む意味合いも感じ取れます。一方、高品質で高価なA級品に比べると少しは程度が落ちるものの、個性を感じるモノとして取り上げられる場合も少なくありません。「B級グルメ」がまさにそれ!贅沢ではなく、庶民的で気軽に食べられる料理として、また町おこしの意味も込められてスポットが当たったのは20年近く前からでしょうか。

 そういう意味では、レモンスライスは選手にとってのB級だったのかもしれません。こんなことを書きながら、大会で優勝すると子供たちと食べに行った「優勝ラーメン」の味は、歓喜というスパイスが効いたA級だったことを思い出しました。

546 いいニュースを作ろう(25.1.14)

 フランス人と日本人が、第三国で裁判にかけられ、ともに終身刑を言い渡されます。ある日、看守が「10年ごとに望みを一つ叶えてやる」と言いました。日本人は「10年読めるだけの本を差し入れてほしい」と言い、フランス人は「10年分のワイン」を希望しました。その10年後、再び看守が二人の望みを尋ねると、日本人は「10年前と同じでよい」と答え、フランス人は「ワインオープナー」と言ったという悲しくなるようなジョークがあります。

 新学期が始まってあっという間の1週間。時の流れの速さを思いながら、ふと今日から修了式までの残りを数えてみると、10週間です。もっと言うと71日。でも登校するのは、そのうちの48日だけ。時間に直すと1152時間=69120分=4147200秒となります。○週間とか○日と考えると、まだまだ十分な時間が残されているように思えますが、秒単位で表すと今この一瞬の大切さを感じずにはいられません。6年生が教室に掲げる卒業までのカウントダウンカレンダーも、「あと○日」に添えて、「あと○分」とか「あと○秒」と書いてみたらどうでしょう。何もしなくても1秒ずつ削られていくわけですから勿体ない時間を過ごすわけにはいきません。そう考えると、開栓できないまま過ごした10年という収監期間は、まさに時間の垂れ流しでしかありません。

 ドラマ大好きの私は、元日恒例の『相棒スペシャル』を観ました。高嶋政伸さん扮する人気ニュースキャスターが、「いいニュースを作ろう。誰もがそういう気持ちで過ごしていれば、毎日はきっと明るい出来事であふれるようになる」と語ります。これは、様々な場面で通じることだと思ってメモをしました。学校や教室のいいニュース、家族のいいニュース、これらを作ろうと一瞬一瞬を大事にすれば、今年度の残りの日々が笑顔いっぱいになりそうです。だから、正門脇の掲示板に私の書き初め作品を貼ってみました。新しい1週間の始まりです。

545 難解な日本語(25.1.10)

 正月を迎える前に、実家では仏壇や神棚の金属仏具をピカピカに磨くのが慣例で、いつの頃からか私の仕事だったことは随分前に触れた気がします。神棚のしめ縄も新しいものに交換します。このしめ縄には、いくつかの表記があります。知った時に驚いたのが「七五三縄」。「七五三」を「しめ」と読むなんて日本語が難解な所以ですが、これを苗字にする人、例えば「七五三掛」さんは実在します。しめ縄は、「注連縄」「標縄」と書くこともあります。領有の場所、あるいは出入り禁止を示す標を意味するのが「注連」であり、神聖な区域とその外とを区分する意味があるようです。神社や御神木でも見ることがあります。昔から商いをしている家は別にして、最近では神棚のある家はほとんどないのではないでしょうか。

 また、日本語の助数詞も外国語に比べたらとても複雑だと思います。人は「1人」、本は「1冊」、ペンは「1本」、車は「1台」と数えます。箸も片方だけなら「1本」で済んでも、2本になればたちまち「1膳」と呼ばれます。紙も単数は「1枚」なのに、複数枚をホチキスなどで束ねれば「1部」に大変身。かけそばなら「1杯」だけど、ざるそばなら「1枚」というのは、器で数え方が変わるということ?逆に、文字は同じなのに難しいのが、生き物の数え方。「1頭」と数える動物には、牛や馬のほかに蝶が入るのはなぜでしょう?鳥は「1羽」、ウサギも「1羽」。でも、ほかの動物同様、「1匹」だって間違えではありません。このほか、キャベツもメロンも、生麺も同じ「1玉」。拳銃やナイフのほか、豆腐も「1丁」。「パンツ1丁」もあれば、注文して出来上がったラーメンも「はい、ラーメン1丁!お待ちど~」となるわけです。外国人ならずとも私たち日本人も、よくよく考えると混乱しそうです。だから、サッと流すことにします!

 明日は、お供えしていた鏡餅を下ろし、無病息災を願って食べる「鏡開き」。そこで、給食では1日早いですが、白玉小豆が出されます。

544 語るのは…(25.1.9)

 日本三大名城といったら名古屋城・姫路城・熊本城。現存する最古の天守をもつ城は、愛知県の犬山城といいますが、残念ながらその美しさを感じる視点を持ち合わせていません。だから、正月番組に「日本最強の城SP」の文字を見つけて、意気揚々と録画しようとすると、「リアルタイムで見るならいいけど、録画してまで見ることはあなたに限って絶対ない」と言われて素直に断念。私のことを私以上に知る人の言葉は、時に真であることが多いのです。

 城好き芸能人は多いようで、「笑点」大喜利の司会を務める春風亭昇太さんは誰もが認める城マニアです。安住紳一郎アナウンサーもその一人といいます。雲海に浮かぶ幻想的な「天空の城」竹田城(兵庫県)などを目にしたら、もしかすると城好き仲間になれるかも?でも、亥鼻城や大多喜城のほかシンデレラ城くらいしか行ったことがない者が城を語るのはおこがましい気がします。

 さて、昨日から待望の給食が始まりました。初日はカレー、今日は鶏の唐揚げと豚汁といったメニュー。ただニュースを見ると、取材先の八百屋でキャベツ1玉が千円で売られていてビックリです。今年の前半は、食品分野の値上げラッシュがある見通しで、物価高は止まりそうもありません。当然、給食も直撃です。以前も触れましたが、1食当たりの基準単価と必要栄養価が決まっている中で美味しいものを提供しなければなりません。学校栄養職員の腕の見せ所という見方もあるでしょうが、現実はそんな生易しいものではなく、献立作成と食材のやりくりに頭を悩ませる姿を見ます。飲食店も家庭も悲鳴を上げる現状ですから…。

 そうした中、12月の学校評価に「給食が以前に比べて質素」「無償化の弊害」「揚げパンは体に悪い」「デザートは不要。糖尿病になる」という指摘がありましたが…。

543 ゆく年くる年(25.1.8)

 例年より紅白歌合戦をしっかり見ていた気がする大晦日でした。西田敏行さんに捧げる『もしもピアノが弾けたなら』を、武田鉄矢さんほか親交があった4人が歌いました。1981年の紅白で歌われた曲といいますから43年も前。なんと大学入学の年ですが、いまだに歌詞を覚えています。逆に、ミセスの『ライラック』を聴きながら「こんな歌詞だったのね」と一人合点する私でした。

 年末・年始と天気のよい日が続きました。傘の出番がないので、玄関外に置いてある素焼きの傘立てが、この時期は泥ネギや大根、ゴボウの保管庫に様変わりします。そんな寒さの中、肩をすくめて俯きがちになりますが、目線を上げれば空気が澄んできれいな空が見えるのもこの時期の特徴かもしれません。真っ先に見つけたオリオン座からたどる冬の大三角形がきれいです。一方、部屋のカレンダーは「お月くん」にかわり、月齢を確かめることができます。今晩は月齢8.2。来る14日の満月(ウルフムーン)に向けてふくよかになっていきます。

 さて、ある日の我が家の夕飯のおかずは唐揚げ。レモン汁を切らしていたのか、「ちょっと外へ行って、レモンを1個採ってきて」というお言葉。「さみぃ~」と言いながら渋々収穫しましたが、もしかしたらこれって幸せな瞬間なのかもって気づいたのです。ある校長先生は、完全リタイヤしたら田舎にログハウスを建てて、畑をやって暮らしたいと熱く語ります。一部自給自足の生活も好きな人には最高なのでしょう。でも私は、プランター菜園程度で十分。自宅から歩いて行ける範囲で必要なものが揃う今の生活を手放す勇気はありません。

542 ねっこ(25.1.7)

 12月下旬、北九州のファストフード店で中学生殺傷事件があり、その数日後には我が家に近いところで高齢夫婦刺殺と8棟の火事が起こりました。犯人は近くに住む人間だったり知人だったりと、他人事とは思えなくなります。

 さて、年末まで放映されていたドラマ『海に眠るダイヤモンド』は興味深く、King Gnuの主題歌に涙誘われる最終話でした。1916年に日本初の鉄筋コンクリート造りの高層集合住宅が建設されたのが端島(軍艦島)でした。回を重ねると、およその入坑の仕方を知ることができますが、驚き以外の何物でもありません。まず、準備を終えた鉱員は、持ち物チェックを受けた後、ケージと呼ばれる壁もドアもないトロッコに乗ります。それは秒速8mというスピードで、スカイツリー1本分の高さを急降下して地下600mに到着します。そこからトロッコ列車(人車)のある場所まで4~500m移動して、斜度20度もある人車に後ろ向きで乗るのです。採炭現場の入口に着くと、8人くらいのグループでさらに移動したといわれます。海底1000mを超えた場所ですから、いかに過酷であったか想像はすれども理解など到底できるものではありません。

 長崎市の端島は、10年前に世界文化遺産に登録された明治時代の遺産ともいえる構造物です。岩礁の周りを埋め立てて造られた人工島で、今年で閉山から半世紀が経ちました。遮るものなく風雨にさらされ、建物は倒壊の恐れに瀕しています。土台となる護岸にも穴が開いて浸食が進んでいるようで、現在、海面下では保全工事が進んでいるといいますが、こちらの作業も機械化が進んだとはいえ、気の遠くなる作業なのではないでしょうか。でも、一度は足を運んでみたい場所の一つです。

 「♪誰も気づかない ありふれた一輪でいい … ただ黙々とねっこ伸ばして あなたに見つかるのを待つの」切なくなるメロディが耳に残ります。子供たちも私たち大人も、誰に見えなくても強く根を張って生きていきたいものです。

541 へび(25.1.6)

 あけましておめでとうございます。今朝のニュースで、川に転落して亡くなった小1女児の悲報を聞きました。ほかにも事故や事件が多く報道された中、無事始業式を迎えられることは、文字どおり「有難い」ことなのだと感じ、うれしく思います。今年は巳年、干支は「乙巳(きのと・み)」です。

 干支とは、甲乙丙…で始まる十干と十二支の組み合わせで60通りあり、その42番目が乙巳なのです。「ヘビ」というと、気持ち悪い、怖いなどの理由で嫌われ者ですが、脱皮を繰り返して成長する姿や生命力の強さから、「長寿」「復活」などを象徴する縁起のよい生き物とされることもあります。

 さて、過去の巳年を遡ってみると、36年前(1989)は昭和64年であり平成スタートの年でもありました。学校職員が疎い、バブル経済の絶頂期ということもできます。24年前(2001)には、USJやTDSが開園しました。12年前(2013)は、「倍返し」や林修さんの「今でしょ!」が流行った年であり、東京オリンピックの開催が決定したことで沸き立ちました。

 今回の巳年は、どんな嬉しいことや試練が待ち受けているのでしょう。「鬼が出るか蛇が出るか」はわかりませんが、「ヘビに睨まれたカエル」の如く委縮して何もできなかったり、「竜頭蛇尾」に終わってしまったりすることのないよう気を引き締めたいものです。「蛇足」「藪蛇」と言われようとも、「長蛇を逸す」と言われても、様々なアプローチやアクションはきっと無駄にはならないはず。「灰吹きから蛇が出る」のたとえの如く、ちょっとしたことを大事にしていけば「瓢箪から駒が出る」ことだってあるかもしれません。

 今年度はあと3か月ですが、まずはそこまで、ご協力を引き続きお願いします。

540 転機(24.12.23)

 カッコよくて素敵な大人になりたいとずっと思ってきました。寡黙で簡単に笑わないことがカッコイイと思っていた高校・大学時代。群れない一匹狼にあこがれました。そのモデルが、俳優の故 松田優作さん。埠頭を彼女と歩く場面、タバコをふかして、ただ前を歩くだけなのにカッコよさが背中からにじみ出るように感じられたのです。だから、写真を撮られても笑わない!を決めていました。

 でもある時、「笑っていないと幸せが逃げちゃうよ」と言われて、努めて笑顔を作るようになると、自然と笑えるようになりました。笑顔でいることは、自分だけではなく目の前の相手のことも幸せにできるのではないかと思うまでなったのです。

 また、私はどちらかというと真面目だけど融通の利かないタイプでした。子供の前でも大人の前でも、面白おかしく演じたり羽目を外したりすることが大の苦手。そんなある年の忘年会、幹事グループの一員になりました。場を盛り上げようと皆が考えた計画で、バニーガール姿をする羽目になったのです。女性用の衣装と網タイツ、口紅までつけました。「どうにでもなれ」といったやけくそ。でも、不思議とみんなが大喜びしているのです。何かをするなら、文句を言いながらやるより楽しく活動した方が気分はよいし、人は笑顔になることを学びました。人生の転機は三度と言われますが、こんな小さな経験でも人は変わっていけるような気がします

 新年を迎えるこの時期も転機(チャンス)と言えそうです。「今年こそ」「今年なら」「今年も」など、新たな気持ち・目標をもって一歩踏み出すことが大事。そのために、教頭先生が教職員に不祥事ゼロを改めて訴えました。冬休み間近の放課後、悩んだ結果の作品です。

 「ひ」 必死に働いた9か月

 「ら」 楽になれる日がやってきます

 「た」 たらふくお酒を飲むかもしれませんが

 「しょ」しょうがないで済む不祥事はありません

 「う」 ウキウキしても、子供の顔は忘れずに!

 まさか、「私の転機は不祥事でした」なんて笑いの種にもなりません。というわけで、よい年をお迎えください。

539 餃子(24.12.20)

 母が元気で台所に立って家事をしていたころ、実家に帰るとき、「食べたいものはある?」とよく聞かれたもの。息子は、必ずと言ってよいほど揚げ餃子をリクエストしたのです。我が家では作らないメニューだったからかもしれません。父が好まなかったから、実家の餃子にニラはなし。でも、ニラの有無にかかわらず、上から添える手作りトマトピューレとマッチしていたのです。

 子供たちが家にいた頃に皿にのる餃子は7~80個ありました。息子とは大人げない競争です。最後の1個をとった者が勝ち名乗りを上げるような戦い!残り少なくなった頃合いをみて、茶碗や別の器の陰に餃子を1個隠します。そして、素知らぬ顔で大皿の上の餃子に箸をのばします。互いに最後の1個を食したと思わせておいて、茶碗から隠してあった最後の1個を出して口に放り込んで高笑いするわけです。やっぱり大人げない!

 2人になった今では、慌てることなくゆっくり食べられます。少し前から、時々餃子を包む作業を手伝うようになりました。すると、妻の手際の良さに舌を巻きます。なかなかきれいにヒダが作れません。揃っていないと焼くときに大変だそうです。ゆっくり確実に…、次第に慣れてきた頃には、肉の餡もなくなっているのです。餃子のヒダは、皮が熱で膨らんだ際に破れないようにするためらしいのですが、ある番組で検証したら、ヒダがなくても剥がれなかったといいます。

 さて、いざ食べる段階、酢は多め。テーブルにはラー油は2種類。一つはS&Bの一般的なもので、もう一つは山椒独特の味のもの。私は専ら後者ですが、醤油・酢・ラー油の配合も人それぞれで面白いものです。

 餃子にも焼き餃子・揚げ餃子・水餃子とありますが、いま無性にひさご亭の餃子を食べたい!

538 シルバニアファミリー(24.12.19)

 寒い一日となりそうですが、あと2週間もしないうちに、「辰」から「巳」へバトンタッチ。それにしても、「巳」「已」「己」の見分けがつきにくいですし、3画目の縦棒をどこから始めるかで、音も意味も変わってしまうのですからたちが悪い!ついついどの字を使うか迷ってしまいます。ちなみに、「已(すでに・のみ)」を読める人ってどれだけいるのでしょう。

 竜や蛇といった生き物ではなく、こちらはウサギやリスなどの可愛らしい動物たち。そして、その人形などが生活するドールハウスといえば「シルバニアファミリー」。子供向けの人形遊びのシリーズで、発売からかれこれ40年。今ではその人形は、累計110種類以上というから驚きです。主要ターゲットは10歳以下の子供ですが、大人が魅了され、嵌って趣味になる場合も多いと聞きます。

 かく言う我が家も10年前までは、「赤い屋根の家」などが2~3個あって、人形や調度品もたくさんでした。子供たちのためというより、自分たちが楽しむために集めていたのです。だから、埃が被らないようにまめに掃除もしていたように思います。ただ、手放す時期を考えていたら、以前勤務していた学校の先生が、自分の子供のために欲しいと立候補。めでたく全員おうちとともに里親のもとへ引き取られていったのです。

 夏に放映されたドラマ『西園寺さんは家事をしない』でも、主人公のキャリアウーマンが秘密の部屋にシルバニアのコレクションを飾っていました。自分だけの自由な時間を満喫する空間であり、癒される瞬間を目にして、たくさんの共感が集まったのではないかと勝手に想像するのです。人それぞれにきっと癒しの空間があるのかもしれません。小学生の頃の私は、机の下の狭い空間が大好きでした。