学校の様子

2023年9月の記事一覧

校長室だより79(キャリア教育セミナー 令和5年9月29日(金))

 午後の時間を使って、「キャリア教育セミナー」を実施しました。教員だけでは人手が足りなかったため、PTAの協力を得て、学校行事を行いました。看護師、薬剤師、税理士、保育士、介護士など、さまざまな職業の方に来校していただき、35講座のセミナーを開催できました。

 この講演会は、妙典中学校の目玉行事であり、社会人から勤労観や人生観、働くことの意味ややりがいについて学び、中学生としてふさわしい勤労観・職業観を身につけることを目的としています。

 講師の皆様、PTAの皆様、 本当にありがとうございました。

 

 

校長室だより78(校長面接 令和5年9月26日(火))

 

 高校入試で面接が実施される学校があるため、3年生全員に対して、校長面接をしています。

校長面接では、以下の内容を指導しています。

 1.志望動機の内容についての指導

 2.面接の受け方や言葉遣いの指導

 3.本番の面接試験を想定した質問とその答え方についての指導 

などです。

 面接がない学校の生徒に対しては、「期待する生徒像」、「学校設定検査」および「教育目標」などの確認をしています。

 今日は6人の生徒に面接を行いました。一人あたり面接時間は10分程度ですが、最初の生徒に対して20分ぐらいかかってしまい、担当の先生から「短くしてください」と指摘されました。生徒と話していると時間を忘れてしまいますが、6番目の生徒には、かなりの待ち時間をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。

校長室だより77(中間試験 令和5年9月25日(月))

 今日の朝は、東京都心では最低気温18.5℃を観測し、この秋一番の涼しさになったそうです。生徒のみなさん、寒暖差が大きくなる時期ですので体調管理にお気をつけください。

 

 今日、明日と中間試験が実施されます。生徒のみなさん、頑張ってください。

 定期テストは、学習した内容の復習や理解度を確認するためのものです。ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスの研究によれば、人間の長期記憶に関して、「20分後には42%を忘れてしまう(58%を記憶している)」という結果が示されています。つまり、学んだことを思い出すためには、定期的な復習や振り返りが非常に重要であることわかりました。人間は定期的に復習をしないと、情報を次第に忘れてしまいます。

 一夜漬けで覚えようとしても記憶が定着しないのは、覚えた瞬間から忘れていくのが理由です。だからこそ覚えるためには、繰り返し学習することが重要です。

  

校長室だより76(1学年閉鎖を解除 令和5年9月21日(木))

 1学年の多くの生徒が、インフルエンザに感染していることを確認して以降、保護者の皆様にはご心配をおかけしておりますが、本日のインフルエンザの感染状況を確認したところ、感染が拡大していないことがわかりました。学校医に相談したところ、1学年を再開してもよいとの見解が示されましたので、明日(9/22)から1学年全クラスの教育活動を再開いたします。これまでのご理解ご協力いただき誠にありがとうございました。

 また、保護者の皆様にお願いがあります。登校前に体調の確認をお願いいたします。 学校で感染拡大を防ぐためには、学校内へのウイルス持ち込みを防ぐことが非常に重要です。発熱、倦怠感、咳、のどの痛み、味覚や嗅覚の異常等が認められたら、登校を控えていただきますよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

校長室だより75(1学年閉鎖 令和5年9月19日(火))

 厚生労働省の9月15日の発表によれば、新型コロナウイルス感染症の患者報告数は、都道府県別で「千葉県」が全国で3番目に多いことが報告されており、同様にインフルエンザの患者報告数も都道府県別で「千葉県」が全国で3番目に多い状況です。

 この影響は本校にも及んでおり、1学年の複数の学級において、インフルエンザや体調不良による欠席がかなり増加しています。そのため、学校医との協議の結果、学年閉鎖を実施することに決定しました。 急な措置となり、保護者の皆さまには御迷惑をおかけすることをお詫び申し上げますが、ご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。また、学校内で感染症対策として手洗いやうがいなどを徹底する指導を行いますが、ご家庭でも同様にご注意いただくようお願い申し上げます。

校長室だより74(生徒会役員選挙 令和5年9月15日(金))

  今日の午後、生徒会役員選挙が行われました。

 通常なら立会演説を体育館で行いますが、暑さと感染症対策の観点から、リモートで候補者の演説が行われ、生徒たちは教室で演説を聞きました。

 生徒会活動は、生徒が自主的に行い、学校生活を改善・向上させることを目指しています。当選した生徒のみなさんは、学校と生徒のために力を尽くしてください。

 

  

校長室だより73(公開授業研究会 令和5年9月12日(火))

 本日は、葛南教育事務所から2名の指導主事の先生、学校現場から6名の先生に来校していただき、指導助言を受ける機会を得ることができました。ご多忙中にもかかわらず、講師を引き受けていただき、ありがとうございました。また、近隣の妙典小学校の校長先生と幸小学校の校長先生も来校していただきました。この場をおかりしてお礼申し上げます。

 公開授業研究会は、先生方が他の教育関係者(指導主事や校長先生や優れた教育実践を行った先生方)に向けて授業の指導案や技術を発表し、検討論議する研究会です。公開授業研究会は、学校教育において授業の質の向上を目的に行われます。また、教師が授業改善のために相互研鑽することを目的としています。工夫に富んだ授業に接し、その体験によるさまざまな発見を通して、今後の授業改善のためのヒントを得ることができます。

 理科、国語、技術、音楽の授業を参観しました。理科の授業は顕微鏡を使って「生物のからだのつくり」を学習していました。「ナス」「タマネギ」「パプリカ」「びあぱーく妙典の池から採ってきた水」などを観察していました。「びあぱーく妙典の池から採ってきた水」の中に、「ミカヅキモ」がいたので見せてもらいました。見ている像が小さかったので「倍率を大きくしたら?」と言ったら、焦点がすでに合っているのに、鏡筒をいきなり上げてしまいました。生徒がよくやる誤操作です。高倍率でのピント合わせは、見える部分が狭いので、鏡筒を上げ下げして観察したいものを探すのが難しいので、高倍率でいきなりピントを合わせることはしません。高倍率で見たいときは、まずは低倍率でピントを合わせ、(鏡筒は下げません)対物レンズがついているレボルバーを回すことで低倍率から高倍率に、簡単にピントを合わせることができます。あとは微調整のみ。このことを知った生徒は「ほんとだ!」と驚いていました。

    ↓ ミカヅキモ

 

    ↑ あの池の中にこんなのがいるんだと驚いている生徒もいました。

 この授業では「細胞」の話題を取り上げたので、「髪の毛には細胞あるの?」「骨には細胞あるの?」「爪には細胞あるの?」「心臓には細胞あるの?」と、生徒に細胞についての疑問を抱かせるために発問しました。生徒はだまって考えていました。

 

 「タブレットを使って自分の考えを発表する生徒」や「ペアーワークでお互いの考えを共有し、自分の考えを明確にする生徒」など、先生方は「生徒が主体的に活動するための工夫」をしていました。

 

 

校長室だより72(休校 令和5年9月8日(金))

 台風13号は8日午後には東日本にかなり接近し、上陸する見込みです。なお、8日午前中にかけて、関東甲信では、8日日中から夜にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとの予報が出されました。

 以上のことから、今後ますます天候が悪化する見込みですので、臨時休業と判断をさせていただきました。

 生徒の皆さんは自宅で安全に過ごしてください。

校長室だより71(2学期始業式 令和5年9月1日(金))

 いよいよ今日から2学期がスタートします。1学期できなかったことを、新学期が始まるにあたり、自己成長の素晴らしいチャンスととらえ、2学期も充実した学校生活を送ってほしいと思います。

始業式の中で、2点お話をしました。

 まず、9月1日は「防災の日」であること。この日は関東大震災が発生した日であり、台風シーズンを迎える時期で  もあるため、「防災の日」が創設されました。今年は、関東大震災から100年の節目を迎えます。災害は突然訪れるものです。いつ、どのような状況で遭遇するか分かりません。しかし、知識と準備が私たちを守る力となります。地震や台風などの自然災害に対する基本的な知識を持ち、適切な対応ができるようにしましょう。

 2点目は、初代校長である石原校長先生とお会いしたことから、校歌についてお話ししました。本校は昭和61年4月に開校し、今年で創立38年目を迎えました。初代校長は石原孝一校長先生で、校歌の作詞に携わりました。校歌の制作にあたって、石原校長先生は、江戸川の岸辺を歩きながら感じたことを、俳句のように5文字、7文字の言葉にまとめ、1番は春、2番は夏、3番は冬の季節をイメージして作詞されました。校歌の2番には、「生きる力」という言葉があります。2020年3月に新学習指導要領が文部科学省より公示され、「生きる力」という言葉が使われるようになりました。これからの社会が、どんなに変化して予測困難になっても自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動するといった、主体的に考え出すことができる力が「生きる力」です。38年前に未来を予測するかのように、2番の歌詞のなかに「生きる力」という言葉を盛り込んだこと。石原校長先生曰く「戦前、戦後を経験した者にとって、学ぶということは「生きる力」をつけること。別に新しい言葉ではないとおしゃっていましたが、私は、とてもすごいことだと考えます。

 妙典中の校歌は、みなさん一人ひとりが光り輝いてほしいとの願いが込められたすばらしい校歌です。校歌を歌うときは、校歌の美しさや歌詞の意味を感じながら、誇りをもって歌ってほしいと思います。

 妙典中学校校歌  作詞:石原 孝一   作曲:中川 俊郎

1.       さ緑匂う 江戸川の

   豊かな流れ たゆみなく

   満ち満ちゆけば

   大洋に 広がる夢は

   果てしなく

   きらめきやまぬ陽の光

   あゝ 理想求めて 我が母校

2.       夏草光る 妙典に

   激しく渡る 風の道

   世界の息吹に

   うけとめて 生きる力

   身につけん

   よき師よき友ともどもに

   あゝ 理想にもゆる 我が母校

3.       遙か見あぐる 富士が嶺の

   輝く雪の 白さもて

   白鷺舞えば

   学び舎に 静かに学ぶ

   瞳あり

   まことの道を究めんと

   あゝ 理想は高し 我が母校