学校の様子

校長室だより73(公開授業研究会 令和5年9月12日(火))

 本日は、葛南教育事務所から2名の指導主事の先生、学校現場から6名の先生に来校していただき、指導助言を受ける機会を得ることができました。ご多忙中にもかかわらず、講師を引き受けていただき、ありがとうございました。また、近隣の妙典小学校の校長先生と幸小学校の校長先生も来校していただきました。この場をおかりしてお礼申し上げます。

 公開授業研究会は、先生方が他の教育関係者(指導主事や校長先生や優れた教育実践を行った先生方)に向けて授業の指導案や技術を発表し、検討論議する研究会です。公開授業研究会は、学校教育において授業の質の向上を目的に行われます。また、教師が授業改善のために相互研鑽することを目的としています。工夫に富んだ授業に接し、その体験によるさまざまな発見を通して、今後の授業改善のためのヒントを得ることができます。

 理科、国語、技術、音楽の授業を参観しました。理科の授業は顕微鏡を使って「生物のからだのつくり」を学習していました。「ナス」「タマネギ」「パプリカ」「びあぱーく妙典の池から採ってきた水」などを観察していました。「びあぱーく妙典の池から採ってきた水」の中に、「ミカヅキモ」がいたので見せてもらいました。見ている像が小さかったので「倍率を大きくしたら?」と言ったら、焦点がすでに合っているのに、鏡筒をいきなり上げてしまいました。生徒がよくやる誤操作です。高倍率でのピント合わせは、見える部分が狭いので、鏡筒を上げ下げして観察したいものを探すのが難しいので、高倍率でいきなりピントを合わせることはしません。高倍率で見たいときは、まずは低倍率でピントを合わせ、(鏡筒は下げません)対物レンズがついているレボルバーを回すことで低倍率から高倍率に、簡単にピントを合わせることができます。あとは微調整のみ。このことを知った生徒は「ほんとだ!」と驚いていました。

    ↓ ミカヅキモ

 

    ↑ あの池の中にこんなのがいるんだと驚いている生徒もいました。

 この授業では「細胞」の話題を取り上げたので、「髪の毛には細胞あるの?」「骨には細胞あるの?」「爪には細胞あるの?」「心臓には細胞あるの?」と、生徒に細胞についての疑問を抱かせるために発問しました。生徒はだまって考えていました。

 

 「タブレットを使って自分の考えを発表する生徒」や「ペアーワークでお互いの考えを共有し、自分の考えを明確にする生徒」など、先生方は「生徒が主体的に活動するための工夫」をしていました。