ブログ

校長室から

254 野球(23.7.12)

 昔のテレビは録画機能が内蔵されていましたが、今はつかずにスッキリした薄型。見逃してもアプリなどで対応できるので必要がないようです。そんなことに疎い我が家の場合、外付けのハードディスクを取り付けてもらいましたがそれも何年前でしょう?

 番組改編の時期は、いつも撮りためた番組リストから未視聴のものがなくなってしまいます。今回は、ずっと観ないまま残っていた『藤子不二雄劇場』を観ることにしました。一話15分なので、一気に3~4本。そして気づきます。前編はあるのに後編という文字が一覧にない!録画されていない!なぜだぁ?とりあえず前編は見ましたが、ずっと続きが気になります。でもすぐにどんな内容だったかを忘れますから、モヤモヤも自然消滅というわけです。

 さて、先日病院の待合室で見た日本のプロ野球。WBCは観ましたが、巨人戦を目にするのは何年ぶりだろうと思うくらいです。昔は巨人が勝ったかどうか気になって新聞のスポーツ欄を真っ先に開きましたが、今は知らない選手ばかりです。しかも、大リーグの日本人選手の活躍が目覚ましい昨今ですし、甲子園を目指す高校野球県大会も始まりましたので、目はそちらに向きがち。そんな久しぶりの日本野球でしたが、中継のリプレイがまるでゲームの映像のようになっていることにびっくり!審判の目線でとらえた瞬間のように再生されます。その審判を見ると、帽子の脇にカメラのような物体を取り付けていて、胸のほうへコードが下がっているではありませんか。もしかしてこれが…?

 野球一つとっても進歩は目覚ましいばかりですから、変わりゆく世の中に取り残されてしまわないように、時代に溺れてしまわないようにしなければ、と50年前の野球小僧は思いつつ無理はしません。

253 連日の暑さの中で(23.7.11)

 連日の暑さの中、子供たちが楽しみにしている水泳学習は、危険とも隣り合わせです。思わぬところで思わぬ事故が発生しますので、教員は最悪の場合を常に想定しながら子供の様子を視野に入れています。

 水泳事故で亡くなる場合の一つに、「ノーパニック症候群」があるといいます。空気を求めてもがくことなく、周囲に気づかれずに静かに死に至るものといわれます。プールから上がった後を見たら、プールの底に子供が沈んでいたというケースは、その可能性が高いそうです。

 また、プールに入っているときの熱中症発生にも注意が必要です。日本スポーツ振興センターによると、過去のデータで「水泳中」が51%、「プールサイド」が34%だといいます。水泳は消費カロリーが高い運動なので、短時間で脈拍も体温も上昇します。体温を下げるには、プールから出て風通しのよい日陰で休憩したりシャワーを浴びたりすることが有効です。学校のプールサイドで見学している子供もいますし、暑さ指数(WBGT)を頻繁にチェックするように心がけています。昨日は、8時の時点で屋外の暑さ指数が32℃を超えていて、水泳は中止。屋外での活動も禁止しました。

 13日から出かける富士方面の林間学校。湧き水を体験する活動や樹海ハイキングなどが予定されています。天気がよいことに越したことはありませんが、暑すぎませんようにと祈ります。運動会前と同じく天気予報ばかり気になります。

 夏休みに入り、家族などで海や川、プールへ出かける機会があるでしょう。「おばあちゃんの家に泊まりに行く」「北海道に旅行する」など予定を教えてくれる子もいます。ぜひ、水の事故や熱中症に注意を払って楽しんできてほしいと思います。

252 ザ・夏(23.7.10)

 帰宅して玄関を開けると、蚊取り線香の匂いがしてきます。蚊の嫌な羽音がしたので焚いたとのこと。これぞ「ザ・夏」といった匂いで、蚊は嫌でも心は自然と和み、はたまた浮き立つ感じです。以前も似たようなことをどこかで書いた気がしますが、人間の五感の中でも記憶に強く残るのは嗅覚(匂いの記憶)なのではないかと思うのです。見たことや聞いたこと、味、触れた感覚などは薄れたり忘れたりしてしまいますが、匂いに関してはその時の情景やエピソードを映像化してくれるような気がします。

 そういうわけで、改めて「夏の匂い」って何だろうと考えました。昭和色が濃い私にとって、真っ先に思うのは花火の火薬の匂いです。電気花火や線香花火の煙が目に沁みながら嗅いだあの匂い。大人になった今でも心躍ります。次に、夕立の後の埃っぽい土の匂いでしょうか。例えるのが難しい匂いです。このほか、炎天下のプールから漂う塩素の匂いも夏だけの風物詩ですし、ベランダや庭で育てたバジルは、生でもペースト状にしても旬を感じる一つです。子供たちには、鼻をヒクヒクさせながらも四季を感じられるようであってほしいと思います。

 そんな夏の思い出の一つが清里高原への旅行です。30年以上前ですから、90年代に入る前のことです。小さな娘を抱きかかえ行った夏。当時は、「高原の原宿」と呼ばれていたような気がします。清泉寮ではソフトクリームを食べ、ブーム真っ只中の街中は観光客でいっぱいでした。写真を見れば、私も髪がふさふさ。その清里の現在の様子がテレビから流れていました。懐かしさとともに栄枯盛衰を感じると言ったら失礼かもしれませんが、ブーム沈静化の後の観光地は淋しく見えます。でも、本来ある姿に戻ったのかもしれません。

 今日も猛暑日と真夏日の境目?今年の夏も暑そうです。どうやって過ごしましょう。

251 いろいろな仕事(23.7.7)

 電動キックボードが7月1日から自転車並みの扱いになりました。運転免許は不要でヘルメットも努力義務。要件を満たせば例外的に歩道だって通行できます。交通手段としての手軽さから、普及・利用が進むのではないでしょうか。一方事故が心配です。今はいませんが、こんな電動キックボードが通勤手段となるのも時間の問題かもしれません。また、電動ではないキックボードでの通勤は、学校職員にふさわしくない?社会人・学校職員に「ふさわしい」って何?難しい問題です。

 さて、車をコーティングして1年経過したので、メンテナンスをしてもらいました。待つこと2時間。読書にも限界があって眠くなってしまいます。時々他のお客さんの車への作業を眺めていましたが、手際よくかつ丁寧な働きぶりの若者が生き生きと働いています。また、娘が新居に引っ越して新しいテレビを据え付けてもらいました。でも番組の受信ができません。どうも受信環境が整っていないようで、何をどうすればよいのかわかりませんし、どこに連絡をすれば解決するのか見当がつかない様子。テレビを買うときに、販売員が購入者の様々な状況に寄り添い尋ねてくれればこんなことも起きなかったかもしれないと、他人のせいにしたくなります。ただ、そうした心配りが仕事には必要なのだと思います。

 これだけでも、身の回りに様々な仕事があることを今更ながらに感じます。子供たちにも「仕事」「働くということ」「その楽しさ」などを視点に、身の回りを見つめてみてほしいと考えます。新しい発見があるかもしれません。

 今日は七夕。リサイクルステーション前には今年も笹竹が用意され、子供たちの願い事が書かれた短冊が下がっています。将来の夢を書いた短冊が目立ちます。イラストレーター、絵を描く仕事、アイドル、ケーキ屋さん、公文の先生、動物のお医者さん、デザイナー、理科の先生など。叶うといいなぁと願います。

250 ワクワクするイベント(23.7.6)

 寝苦しい夜があります。扇風機は回りっぱなしですが、途中で目が覚めるとなかなか寝つけません。そんな不快な夜はこれから2か月続きます。今日は6年生が国会等の見学に出かけます。

 6月末の振替休業日だった月曜日、16時前に通りかかった中学校から先生が校門に出てきます。生徒を指導しながら見送るようです。「今日は何か行事があったのかなぁ」と口にすると、「何言っているの!」と異議を唱えます。よく考えたら普通に学校のある日だったことを思い出しました。

 自宅から駅までの通勤経路に、盆踊り大会を知らせる看板が立っています。今月末の土日に予定されているようです。昨年以上に賑やかになるのではないでしょうか。平田町会の盆踊りも校庭を使って8月20日(日)に予定されています。地域によってやり方が異なりますし、昨年度は実施されなかったので見てみたいです。さらに、9月下旬には、おやじの会「サファリ」が計画する4年ぶりの学校キャンプがあります。お知らせプリントを配付されます。ワクワクする気持ちを大事にしながら、安全で参加してよかったと思えるイベントになるものと楽しみにしています。

 さて、13日から一泊で5年生が河口湖方面へ林間学校に出かけます。昨年度のホワイトスクール(二泊)に替えての初めての宿泊学習。集団で一つの目標に向かって協力する場面があちらこちらにちりばめられています。キャンプファイヤーもその一つ。きっと着々と準備が整えられているものと思います。ただ体調が悪くなって参加できなくなってしまう子が出ないか心配です。感染症予防も含めて、健康で当日を迎えるために手洗いうがいのほか、マスクは任意ではあっても場面に応じて着用できるように声をかけていきます。