ブログ

校長室から

337 年賀状(24.1.10)

 昨日久しぶりにホームページを開いてアクセスカウンターを見ると、なんと150万を超えていました。以前100万を超えたと書いたのはいつだったのでしょう。学校のことを知ってもらったり身近に感じてもらったりするために他愛ないことを綴ってきましたが、目にとめてくださることに喜びと感謝です。

 今朝は、歌手の八代亜紀さんが亡くなったことを多く報じていました。スポーツでは、皇帝ベッケンバウワーの死去のニュース。サッカー少年の憧れでした。にもかかわらず、話を振ったら「ドッペルゲンガー?」と声が返ってきます。知らない人には興味ないかぁ。

 さて、年末の賀状作成がない喪中の年末はゆったりでした。そんな折、郵便料金が来秋値上げされるニュースに様々な思いが浮かびます。ハガキは7年ぶりで63円から85円に、定形郵便封書は84円から110円へという、こちらは30年ぶりの大幅な値上げといいます。逆に30年も据え置きだったことにびっくり!57年前(1966年の改定)にはハガキが7円、手紙が15円だったことを知る者としては苦笑するしかありません。ハガキや手紙離れが言われて久しいですが、年賀状など今以上に出さなくなることが目に見えるようです。

 子供のころ、元日の午前中に届く年賀状がとても楽しみでした。フライングしてポストを見に行って、まだ入っていなかったときのがっかり感。そして、輪ゴムで止められたハガキの束を持った時の高揚感。ただ、自分に届く年賀状の枚数は僅かですから、父や母が羨ましかったことも思い出します。

 学校に目を向けると、創立70周年記念関係の諸々がどんどん形になっていくことを感じます。70年前の開校当初と現在の学校や家庭生活を様々な角度から比較して紹介するようなことができたら、子供たちは目がテンになるかも。そうそう、記念の横断幕が出来上がりました。子供たちから募集したイメージデッサンや標語が、素敵な作品となっていますので、2月16日の式典の際には紹介します。この1月から各学年で子供たちのステージ発表(6年生を送る会)に向けて始動します。そのために、職員は今日、文化会館大ホールや経路を夕方下見してきます。

336 「アレ」といえば(24.1.9)

 元日から能登地震・JAL機と海保機の衝突炎上という衝撃的で悲しい始まりとなりました。知り合いに被災された方がいらっしゃるかもしれません。そうであっても新しい1年の始まりには変わりありません。

 さて、新年を迎えて生活用品が新品に入れ替わることもあります。洗面所や浴室で毎日使用する「アレ」もタイミングさえ合えばその一つかも。液体石鹸です。ボトルに入った液体が、フォーム(泡)となって出てくるものと液状のままのものとがありますが、どんな仕組みで一瞬のうちに泡に変わるのか、今さらですが知りたくなります。上部の細かいメッシュを通過することで、空気と合わさって泡になるらしいのですが、ヨシタケシンスケさん風に考えるとボトルの中に小人がたくさんいて、液体石鹸を繊維の上でゴシゴシこすって外へ送り出している絵が描けそうです。

 また、以前、大型トラックのフロントガラス上のルーフにあった「アレ」もふと思い出しました。対向する車などにトラックのスピードを知らせ、注意喚起をしていた緑の3連ランプです。一つ点灯で40キロ未満、三つ点灯すると60キロ以上を意味します。そこでも小人がせっせと操作をしていたはずです。ただ、道路のインフラ整備が進み、2001年以降点灯義務が廃止されていますから、すでに20年以上が経ちます。その小人たちは今…。

 さらに、年末年始恒例といえば、業者の挨拶まわり。来校して持参するのは決まって「アレ」。そう、会社名入りのでっかいカレンダーですが、昨年末にいただいたものを見ると時代の流れを感じます。どこも卓上カレンダーが主流になったようです。あまり邪魔にならず置く場所を選びません。刺繍入りの布製カレンダーもあった数年前までは、カレンダーを筒状にして段ボールに立てた脇に「ほしい方はどうぞ」と書かれている光景を目にしました。あのカレンダーの裏紙は字を書いて掲示したり集会で見せたりするのにちょうどよかったのになぁ。

 それでも、部屋のカレンダーが真新しいと背筋もピンと伸びます。そんな新鮮な気持ちを大事にしながら、今年もよろしくお願いします。

335 今こそ、今から、今しか(23.12.22)

 観光バスに乗っていると視点が高いので、普段見えなかったり気にならなかったりするものまで視野に入ってきます。外環道の三郷JCT近くを通過するとき、路面に白くペイントされた文字と矢印に目が行きました。単に「首都高」と書かれているだけですが、「首都高等学校」と間違うことはないだろうなぁとバカな疑問が頭をよぎります。

 そんな修学旅行2日目のブログに見守りボランティアの田中さんについて触れました。翌朝、学校の前で保護者の方から情報をいただきました。さらにその2時間後に田中さんが校長室に足を運んでくだり、20年続けられたボランティア引退の話をいただきました。20年といえばお世話になった人がたくさんいるはず。今日の終業式でお礼について投げかけ、メッセージ用紙を校長室前に置きます。子供、保護者、知り合いを問いませんので、必要な方はお持ち帰りください。年明け16日(火)までお待ちしています。

 話題は変わりますが、必ず死ぬと書いて「必死」と読みます。この言葉を私たちは気軽に使っていますが、意味を知るとすごいことだとわかります。つまり、必死というのは「今しかない」ということだからです。人は必ず死にますし、死はある日突然やってきます。未来はこうだったらいいなぁと考えている私たちを急にさらっていくこともあります。だからこそ、「今しかない」と感じることはとても大事なのかもしれません。決して切羽詰まったイメージではなく、何か新しいことを始めたり何かを変えたりするとき、「いつか」ではなく、思い立った時がベストタイミングだと思うのです。新しい年を迎える今しかないことはないでしょうか。そんな話も終業式で全校にする予定です。

 来年も(は)よい年になりますように!よい年をお迎えください。

334 紅白歌合戦(23.12.21)

 夜、布団に入って足元が冷たいとなかなか寝つけません。湯たんぽや電気あんかが重宝される理由です。こうしたもののほか、使い捨てカイロや電気毛布といった製品使用時の低温やけどが毎年話題に上ります。温水洗浄便座に長時間座っていたことが原因で、太ももの裏などに低温やけどを負ったという事故も発生しているというからびっくり。

 寒い朝は、通勤電車のシートヒーターがうれしくなりますが、たまに座面の熱や座席下から吹き出す温風で腿の裏やふくらはぎが熱くてたまらなくなることがあります。乗り継ぎ駅到着まで20分。これがもう少し長かったら、間違いなくやけどしていそう。足を浮かしたり投げ出したりしていれば耐えられるかもしれませんが、混雑する車内でそんなわけにはいきません。隣に座る人は無表情ですが、やっぱり熱いのではないかなぁ?

 人気歌手のAdoさんが、年末の紅白歌合戦に出場することが確実視されています。その裏で、顔出しするのか、場所や演出はどうなるのか盛り上がっています。昨年の紅白では、映画『ワンピース』のウタというキャラクターの歌唱パートを務めたといいますが、単独ライブでも顔出ししない徹底ぶりとか。ほかにも、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに、GReeeeN…など顔出ししない歌手は結構いるようです。誹謗中傷のターゲットに被害側がされ、自宅や顔がSNS上に晒される事例もたくさんあがる中、顔出ししない(されない)ことで神聖化されていることはないでしょうか。

 半世紀以上前の紅白歌合戦の平均視聴率は80%前後という国民的番組。でも最近では40%を下回りますから試行錯誤の真っ只中なのかも?さぁて、今年は見ようかどうしようか。それ以上に、何を飲みながら食べながら夜を過ごそうか思案中。

333 様変わりする(23.12.20)

 ホームセンターで電源延長用のコードリールを購入しました。支払いを済ませてテープを貼ってもらい、店舗を出ると後ろから呼び止められていたようです。気づかないでいると店員さんが走ってきました。防犯タグが付いたままゲートを通過したのでアラームが鳴ったようです。でも、それも聞こえなかった私は、傍から見ると制止を振り切る万引き犯?補聴器を着けたからといって、完全に聴こえるようになるものではないのです。

 嫌~な気分のまま車のラジオから流れる声に耳を傾けます。60年前と現在を比べると、コメの消費量が半分になっているとか…。食生活の変化を如実に物語っていますが、コメ農家にとっては打撃以外の何物でもないはずです。

 食生活の変化だけではなく、気候変動によってとれる地域や量が大きく変わってきているものもあります。気温上昇がもたらす現象は恩恵がある一方、農業では深刻な問題にもなります。例えば果物!リンゴやミカン、桃、アボカドなど栽培適地が北上しているといわれます。

 また、魚に関しても同様です。日本では、正月のサケやブリといった魚が縁起物として親しまれてきました。いわゆる「年取り魚」です。このブリ、2年前の漁獲量ランキングを見ると、北海道が第1位。次いで千葉県、長崎県となっています。でも、10年前は島根県・鳥取県・長崎県の順でした。専門家は「海洋熱波」の影響を指摘しています。サンマの不漁・高騰なども同様であるとされます。もしかすると、10年後には食卓に上る魚の種類だけでなく、社会科副読本「わたしたちの市川」で取り上げる「漁業の盛んな銚子市」や5年生の教科書に載る「水産業の盛んな地域」が大きく様変わりしていることだって考えられそうです。