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校長室から

394 6万円のご縁(24.4.16)

 童謡など、小さい頃に耳から入って覚えた歌詞が、文字にすると実は違う意味であることに随分経ってから気づくということがあります。例えば『ふるさと』の「うさぎ~追いし~」は「美味し~」だとずっと思っていましたし、『夕焼け小焼け』の「負われてみたのは」を「追われてみた」と勘違いしていました。『君が代』だって、「巌となりて~」が指導があるまで「岩音」でした。小学校母校の校歌に「松の若芽の~」と歌う箇所がありました。「松のワカメ」って何だろうと疑問に思いながら歌っていたものです。歌ではありませんが、ずっと「ふくろはぎ」だと思っていたことが、作文の添削で「ふくらはぎ」だと知って恥ずかしかったことまで思い出されます。

 中学3年の道徳に『6万円のご縁』という教材が掲載されているようです。当時、沖縄県の高校生だったAさんが島へ渡るために空港に向かっていたといいます。でもどこかで航空券代を入れた財布をなくしてしまいました。途方に暮れていると、事情を知った男性が6万円を貸してくれたのです。慌てていたAさんは連絡先を聞くのを忘れてしまいました。その後、借りたお金を返したいと新聞を通して呼びかけ、数か月後に再会を果たしたといいます。教科書では、この出来事をもとに二人の思いを考えることを促しています。自分がこの男性だったら、相手を信じてお金を貸せるでしょうか。考える以前の問題かも。だって、そんな持ち合わせがあるわけないので。いやいやそういう問題ではなくて、と自分を諫めます。

 ちなみに、お賽銭を放るときに5円や45円という金額が頭に浮かびます。「ご縁」「始終ご縁」にかけて縁起を担ぐわけです。逆に賽銭の金額に向かないものもあります。33円(散々な目に合う)、65円(碌なご縁がない)、75円(難のご縁もない)、85円(やっぱりご縁がない)、95円(苦しいご縁に合う)、105円(当分ご縁がない)などだそうです。やっぱり気前よく6万円かな?

393 クイズde脳トレ(24.4.15)

 朝、洗濯物を風呂場でハンガーにかけながら鼻唄を歌っている声が聞こえます。歯磨きのために洗面所まで行くと、童謡『夕焼け小焼け』であることがわかります。なぜこの時間帯にこの歌なのでしょう?しかも、これって季節が真逆では?とは思うも、着替えながら口ずさんでいる自分に気づきます。どうも欠伸同様、鼻唄も人に伝染るようです。

 物忘れが結構あって自分でも心配になります。息子に話したら、「頭の体操になるからゲーム機あげようか?」と言われました。性に合わないので断り、クロスワードなどで脳をほぐしています。ある時、こんな問題がありました。「高身長で高血圧な動物」「一等星プロキオンがある」に対して、多分これかな?と思いつつも自信がありません。マス目が埋まっていく中で「やっぱりね」となるわけです。それでもキリンやこぐま座に関する知識を更新できるわけですから、十分頭の体操にはなっているわけです。

 そんな中に登場しそうなもの。広辞苑によれば「大根のように太くて不恰好な女の足」と記されています。答えはそのまんまです。そう「大根足」のこと。今の時代、“女の足”という箇所に引っ掛かりを覚える人は少なくないはずです。逆に、スラっとして細くキレイな足を「カモシカのような足」と形容しますが、どうもカモシカではないようです。

 クロスワードパズル以外にも「漢字抜け熟語」が、新聞や雑誌に登場することがあります。先日も解いて、とりあえず完成した四字熟語にハテナマーク。「山原水鶏」となるのです。なんだこれ?と思って検索すると、「ヤンバルクイナ」と読むそうです。わからなかったことが明らかになると嬉しいものです。すぐに忘れちゃうけど…。子供たちの知る喜びだって広げていきたいと思います。

392 諦めたらそこで試合終了!(24.4.12)

 新装版『スラムダンク』全巻が、古本屋でセット売りされていました。バイブルのように大事にする人もいますし、海外でも人気の漫画ですが、一度も読んだことがなかった私。にもかかわらず、20%オフの表示がまるで悪魔のささやきに聞こえるのです。漫画コーナーに佇んでしばらく考え、その日は一旦帰宅。翌々日もう一度足を運びました。売れていたら縁がなかったということで諦めるつもりで…。書架の前に立って真剣に眺め回すけれど見つかりません。「一昨日はここにあったよなぁ」と思う場所を集中的に探すのですがない!諦めずに、漫画のタイトルを目で追うこと3~4周目くらいに発見!!違う場所に移されていました。縁を感じて大人買いとなったのは言うまでもありません。でも、読む時間がない!さすがに電車読書はしたくありませんから、じっくりと時間をかけて楽しみます。

 さて、久しぶりに『プロジェクトX』を観ました。実に18年ぶり!「新」の文字が付いてスタートしましたが、主題歌は中島みゆきさんの『地上の星』、エンディングは『ヘッドライトテールライト』と変わることなく嬉しくなります。初回は「東京スカイツリー」の建設現場でした。高さ634mという未知の世界に挑んだ技術者と職人たちのドラマ。学校からも江戸川べりからもよく見えるスカイツリーですが、番組を見た後では見え方が違います。明日の放送は、カメラ付携帯電話の開発の裏側が見られるようです。困難であればあるほど、成し遂げた感が大きいのはどんな仕事でも同じ。これは子供たちの活動だって通じるものがあります。

 今年度初めに立てた、ちょっと難しめの目標に諦めず挑戦することで、違う世界が見えてくるのかも…。

391 ボウリング(24.4.11)

 大リーグでは、日本人選手が活躍をしています。ドジャースには大谷選手に加えてピッチャーの山本選手が加わり、先日のカブス戦では、相手チームに今永投手や鈴木選手もいましたから、朝から大リーグ中継を観てしまいました。

 大谷選手の結婚も話題になりましたが、お相手は180cmもある元バスケ選手。互いに長身なのでお似合いです。155cmの妻は、「私との身長差は35cmかぁ」と呟きます。30cm定規以上の開きがあるわけですが、みつはしちかこさんの4コマ漫画『小さな恋のものがたり』も、背が低いことを気にしている女の子チッチと、背が高くてハンサムなサリーの恋愛模様を描いた作品です。どうも、自分と大谷選手をチッチとサリーに置き換える勘違いをしている様子。

 さて、ある時代に大流行したボウリング。それにあやかってボウリングゲームも売れました。当然、我が家にもありました。ピンをセットしたり自動でボールが戻ってきたりして、スコアをつけて一人ボウリング大会をしたものです。

 初めて本物のボウリングをしたのはいつだったでしょう。比較的軽めのボールを使いたいけれど、指が入らず、なかなか自分に合ったボールを見つけられないものです。ゲームになると投げ方に性格が表れる気がします。ピンを吹き飛ばすことを好むパワーボウラー。ボールに回転をかける人。私の場合はストレートボールなので、レーンの数メートル先にある印のどこを通過させたら、ヘッドピンと2番ピンの間に当たるかを考え狙いました。3ゲームもやると、翌日の腕は悲鳴を上げていました。ただ、ボウリングゲームで遊んだおかげで、機械に頼ることなくスコアを完ぺきに記録できたのです。

 中学校ブロック内の小中学校で、親睦を兼ねたボウリング大会を開催して、居酒屋で二次会なんていうこともあった時代が懐かしい。いや、今だって職員のモラールアップのためにやるのもよいかも。

390 交通死亡事故ゼロの日(24.4.10)

 

 昨日春の嵐で、近所の公園の桜は、いくつもの蕾がついた根元から飛ばされて地面にたくさん落ちていました。今日は中学校の入学式です。近隣の中学校へお祝いのメッセージを贈ることを失念していました。ごめんなさい。今からでは相手に迷惑なので、皆が見るわけではありませんが、ここに記させてもらいます。入学おめでとう!自分で決めたことに向き合って、まずは全力で挑戦してくださいね。

 先日、運転免許証の更新に免許センターへ行きました。コロナ禍以来、予約制であったりオンラインで30分の講習を受講できたりと便利になりました。日曜日でしたが、長蛇の列に並ぶこともなくすんなり終了です。写真撮影は最後でしたが、部屋の手前の廊下沿いに鏡がいくつも取り付けられていました。髪や服を整えるためにどの人も一度は鏡の中の自分を見ていましたが、私はその前を素通り。というわけで、めでたくゴールド免許を手にしたのでした。お~、久しぶりに会えました!

 さて、車などを 運転していると、自然と道路標識が目に飛び込んできます。以前、滑りやすいことに注意を促す看板に描かれたスリップ痕が変ではないかと書きましたが、今回は「学童注意」の看板の図柄です。男の子と女の子が歩いているのですが、男の子の頭には昔ながらの「学生帽」と思われるシルエット。サザエさんのカツオ君も遊びに行くときもしっかり被っていた時代があります。私が中学生の頃も学生帽を被りましたが、それが当たり前だった時代のデザインが今も残っているということです。ちなみに妻には、男の子が女の子をふざけて押している場面に見えるそうです。そういう目で見ると確かに…。

 春の全国交通安全運動週間が、6日から15日まで行われています。今日10日は「交通死亡事故ゼロを目指す日」だそうです。また、今日からしばらくの間、平田町会や新田2・3丁目自治会の方が、1年生と一緒に下校をしてくださいます。多くの人に支えられていることを感じ、挨拶や会話を交わしてつながりを深めてほしいと思います。中学生になっても、自他の命を大切にできる人であってください。