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校長室から

315 今からでも遅くない!(23.11.24)

 ある対談番組で、アーティストのGACKTさんが語った言葉に「なるほどそうだよなぁ」と納得する私。GACKTさん自身、50歳になりましたが、「20~40代の若い人が、歳をとるのは嫌だなあと思うのは、イケてる年配者がいないからですよね」と言うのです。お腹が出っ張ったり姿勢が悪かったりして、運動や服装などにも無頓着な姿を目にする機会が多ければ、目標やモデルの対象ではなくなってしまいます。さすがにGACKTさんのような容姿にはどう足掻いたってなれませんが、こうだといいなぁ、あんなふうでありたいと思えるはつらつとした年配者は目指せます。そのために何から手をつけましょうか。

 加齢による筋肉量の減り具合は、女性より男性のほうが大きいといいます。また、骨密度に関しては、女性の場合、成長期の運動と相関関係があるようですが、男性の場合は現在の運動が影響するとされます。逆に考えると、現在の運動習慣によっては骨密度や筋量などを維持できる可能性が高いといえるわけです。

 さて、先日19日は『国際男性デー』でしたが、恥ずかしながら初めて聞きました。肌も男女で違うようです。男性は、女性に比べて老化が早いといいます。肌の老化は40代から目立ち始めますので、その対策は必須です。一般的な健康対策に似ていますが、バランスのとれた食事、十分な睡眠、喫煙・飲酒を控えること。ほかに、紫外線対策と保湿は重要なようで、屋外スポーツなどではスキンケアが欠かせません。帽子やサングラス、日焼け止め、こまめな水分補給など、私が縁遠かったものばかり!そのツケが今回ってきています。

 いやっ、今からでも遅くない。鏡を見ながら風呂上がりと朝の洗顔後の保湿…。体だけでなく、ほかの誰でもない自分に心躍らせ、自分を楽しむことができれば、イケてる60代になれるかもしれないと思うのです。

  《参考:朝日新聞2023.11.19》

314 ゴボウ(23.11.22)

 豚汁、もつ煮、きんぴら、煮物、けんちん汁などに使われる食材といったら「ゴボウ」。八百屋やスーパーで目にするゴボウは根菜です。大根や蕪も根菜ですが、これらのように葉が付いているのを見たことがありません。先日新聞を読んでいると、“ゴボウという植物はアザミに似ていて、とげとげした見た目の花を咲かせる”とあります。早速検索してみると、写真とともに「高さ3mにもなる二年草。キク科ゴボウ属で、根を食用にするほか果実を薬用とする」と説明があります。ついでに生産量を調べてみると、青森県が国内の3分の1以上であることがわかります。

 このゴボウは中国から薬草として渡来し、平安時代には宮廷料理の食材として利用されていたようです。ゴボウを日常的に食すのは日本だけらしく、第二次世界大戦中にはアメリカ人捕虜に食事として出したといわれます。でも「木の根を食べさせた」として、戦後の裁判で死刑になったという悲しい話もあるくらいです。

 また、ゴボウは夏にアザミに似た紫色の花を咲かせるといい、ヨーロッパでは根よりも花のほうが有名です。その花言葉は、「私に触らないで」「しつこくせがむ」だといいますから、ゴボウの花は見なくてもよさそうです。ちなみに、アザミの花言葉にも「触れないで」がありますが、ほかに「厳格」「気品」「権威」「復讐」「報復」と怖い言葉も並びます。やっぱりあの鋭いトゲに由来するのかもしれません。

 一般的にゴボウの旬は11月から2月頃の寒い時期です。気温が下がってきて汁物や煮物、鍋物がおいしく感じられます。様々な料理においてゴボウはバイプレイヤーではありますが、これからも存在感ある味を楽しませてくれるはず。さて今晩の食卓に、ゴボウは登場するでしょうか?

313 あなたは今幸せですか?(23.11.21)

 ドラマ『フィクサー』を観ていたら、なるほどとうなずける主人公のセリフがありました。「自分で決められることを幸せと呼ぶんだ!」と言います。どんなにお金持ちでも地位が高い者でも、自分の意志の外に決定権があったり従わざるを得ない状況にあったりすれば本意ではないはずです。たとえうまくいかなかったとしても、束縛されることなく自分の意志で選択できることはとても大きな幸せと考えてよさそうです。子供だって親の管理下にはありますが、自己決定の場面が多数あります。欲しいものが手に入らないことを、不幸せだと嘆くことではないと思ったのでした。

 こんなことを考えながら、戦闘が絶えず犠牲が拡大している世界の状況を目にすると、いたたまれない気持ちになります。自分で決めて一歩踏み出すことができる私たちにできること、まずは他人事として自分から切り離してしまわないことかな。

 さて、ある期間、寝起きで腰が痛くて堪らない日が続きました。辛いときはベッドから起き上がるまでに時間がかかります。肩も痛くて、快眠とはほど遠い。十数年使っているマットレスのへたりが原因かもしれないと思い、購入を検討しました。○○ウィーヴとかトゥルー○○など見聞きしますが、高価です。そこで「お、ねだん以上」の店に行って寝比べすること3~40分。あれこれ悩んで決めました!後日納品された以降、腰痛に悩むことがなくなりました。

 自分で決めたマットレスでぐっすり眠れて、幸せ~。

312 知らないだろうなぁ~(23.11.20)

 子供心に「これさえあればどこにでも行ける」と思わせてくれた道具(乗り物)が自転車。小学校高学年の時、幼馴染と二人で印旛沼や成田まで冒険の旅に出かけたことは以前書いたとおり。自転車を中心にした漫画といえば、最近では『弱虫ペダル』が有名ですが、半世紀前大好きだったのが『サイクル野郎』(荘司としお 作)です。主人公の輪太郎は中学3年生で、日本一周の自転車旅行を決意するというもの。荷台やその両脇に荷物を積んで走る自転車がとても魅力的だったことを覚えています。

 自転車に後方確認用のミラーを付けていたのも当時の主流。そのミラーの位置をどこにすれば格好よく見えるか工夫もしました。だから自転車の改造もしました。難しいことや違法なことをするわけではなく、他人と違った自分だけの自転車に仕上げたかったのです。今でも年配の男性の乗る自転車にバックミラーが付いているのを見かけますし、その位置が前輪の脇のフレームだったりすると、「おぬしも好きよの~」と思ってしまいます。

 また、鉛筆や木を削るのに便利で学校にも携行していたのが「ボンナイフ」。カッターナイフが普及するまでは、昭和の小学生の筆箱に必ず入っていたともいえる文具の一つ。両刃カミソリに似てよく切れてコンパクト。しかも30円くらい。鉛筆の削り方も先生がみんなに教えていた時代です。これを携えて笹やぶに分け入って、奥まったところの笹を根元から切り、自分だけの空間を作って遊んだものです。

 ボンナイフがわかれば、アメリカンクラッカーと聞いてきっと現物が目に浮かぶ人も多いはず。マブチモーターが販売していた水中モーターを模型などに取り付けて、風呂で遊んだ経験もあるかもしれません。舵とスクリューが一体となった赤白のデザインで、当時絶大な人気を誇りました。こんな昭和を代表するような懐かしい品が集まる博物館へ行きたい!

 週替わりで学級閉鎖が続いています。今一度健康管理と手洗い・うがいの励行を!!

311 非日常を楽しもう!(23.11.17)

 今日もキャンプ・ネタにお付き合いください。

 20数年前まで好んで出かけたファミリーキャンプ。ずっと以前のアウトドアブームの頃だったかもしれません。専らオートキャンプ場を利用しましたが、様々な経験をしました。例えば、真夏の勝浦。アリが大量にテントに侵入してきたことと、とにかく暑くて一睡もできないまま朝を迎えたこと。只々子供たちにうちわで風を送り続けていた夜でした。翌日の海の水がなんと気持ちよかったことか。別のキャンプ場では雷雨の洗礼を受けました。雨だけのうちはよかったのですが、稲光がひどくなって近づいてくるのです。テント内は危険だと判断して、車に避難して一晩を過ごしました。あるときは、暴走族の集会のようなものが始まりました。あれはどこだったでしょうか。もしかすると道の駅で車中泊をしたときかも…。

 家族は虫が苦手です。ですから、当時のキャンプ場のトイレはいけません。今ほどきれいではないうえに、そこかしこに蛾が張りついています。安心して用を足せないと言いますし、夜中のトイレは必ずと言ってよいほど同行のために起こされます。懐中電灯を片手に真っ暗な道を、トイレの灯りを目指して歩くわけです。

 キャンプに行ったらBBQといった固定観念もありました。「こうあるべき」という思いから脱しきれずに、料理も一から始めます。今のように家で仕込んでいくとか、簡単に済ませられるメニューにするとかいう発想がないわけですから、妻が大変です。キャンプ場でも調理に精を出し、家に帰れば使った食器類を洗い、シュラフを天日干しするなど、疲れて帰ったのにさらに仕事が待っているという始末。そんなこんなで縁遠くなった気がします。だから、「整えなければいけない」といった考えを捨て去って、ゆったりした時間を楽しんでいる今のキャンパーはさすがです。

 家とは違った環境で生活したり役割を与えられたりする経験・体験は、必ずしもキャンプだけではありません。非日常で思わぬ一面に出会えることも期待できそうです。今日は冷たい雨が降っていますが、週末は青空が広がりそう!それだけでワクワクしませんか?