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校長室から
463 夏の終わりに(24.8.30)
お盆明けの夜、急に雷鳴がとどろいたかと思うと大粒の雨が降り出しました。雨戸を叩く音でわかります。暗い廊下の窓越しに見える閃光は、まさしくホーンテッドマンションです!半世紀前は、雷が落ちるとよく停電しました。だから長めのロウソクは家庭の必需品でした。今は、お寺ですら電気でチラチラ動く偽ロウソクを使っているほどですから、ロウソクやマッチがない家庭ばかりかも。だから災害に備えて、ドラッグストアのロウソクセットは売り切れでした。
児童文学作家の矢玉四郎さんが80歳で亡くなりました。『はれときどきぶた』など、著書を手に取ったことがあるかもしれません。図書室にあった4冊を拝借して校長室前に展示してみました。懐かしくて、1冊読んでみました。“ぼくは、畠山則安。三年三組。あだ名は、十円やす”というお決まりの文句から始まります。新学期は、何かと配付物が多くあるので、職員室前に取りにくる子がたくさんいます。横目で見るだけでもよいので気づいてくれたらうれしいです。手に取って読んでくれたらもっとうれしい!
もう1冊は、『こころってなんだろう』(細川貂々 著)です。心はいつどうやって生まれるのか、どうして揺れ動くのか、そうした葛藤に対する気づきが大人にも子供にもきっとあるはずです。
来週からの新学期に合わせるかのようにゆっくりと近づく台風。その影響がとても心配です。最新の情報を収集しながら、新たなスタートにも余念なく…。そして、それぞれの心の動きにも敏感でありたいと思います。
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