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400 ひらめきを大事に(24.4.24)
指に巻きやすい絆創膏という商品があります。ガーゼ部分を端によせることで、通常の絆創膏より簡単かつ一人で指に巻きやすいというアイディアの絆創膏です。考案したのは、当時小学校4年生の児童で、親に助けてもらわなくても貼れるようにという閃きから生まれたのです。大人・子供関係なく、「あったらいいのに」は普段の生活にたくさん見つけられるはずです。そこを追究するかスルーするかが分かれ道と言えそうです。
先日、校長室で平田FCが勝ち取ったトロフィーの授与を、6年生4人に行いました。随分前の招待試合で優勝したものだそうです。監督が試合中に指示などを行ってはいけないというルールがあり、メンバーやポジションも自分たちで相談して決めるなど、選手の主体性や積極性、創造性を育てることを目的にしているようです。
元バレーボール日本代表の益子直美さんが、10年近く前から「監督が怒ってはいけない大会」を開催しています。元トップアスリートによる真摯な取り組みは、ほかのスポーツにも広がっているようです。選手が笑顔でプレーできて、勝利を一番の目的としないことに多くの賛同が得られていることも確かです。地域のスポーツクラブはサッカーだったりミニバスだったり様々ですが、選手自らが考えてプレーできる場面を保障してあげることは大切だと考えます。
ひらめきや発想を形にすること、行動に移すことはなかなかできるものではありません。でも、やる前から諦めるのではなく、まず挑戦してみることを子供も大人も大事にしていきたいと思うのです。
そういえば、サッカーU23日本代表のオリンピック予選が行われていますが、ディフェンスの木村誠二選手(サガン鳥栖所属)は平田小出身だと最近知りました。UAE戦では先取点を奪う活躍をしていましたが、これからも熱く応援します!でも、韓国戦を観た昨日は瞼が…。