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校長室から

068 カミナリ様(9/9)

 昨日の早朝の嵐は凄かった。稲光で明るいのか防災ニュースがスマホに届いた明るさなのかわかりません。夜中、市川市にも洪水警報が発令されたくらいですから…。

 さて、ピカッと光ったと思うとすぐに大きな音が鳴り響く雷は、年齢を問わず怖いものです。最近頓(とみ)に、大気不安定による雷鳴・落雷が何度もあります。2学期始業式の日も教室に雷鳴が響きました。昔は、金属製のものを身に着けていると雷に打たれるとか、お腹を出して寝るとカミナリ様に臍を取られるとか言われたものです。近年は、雷の怖さや身の守り方を訴え続けたからか、雷に打たれて亡くなったという報道はめったに聞かなくなりました。

 雷といえば停電がつきものだった半世紀前。頻繁に電気が消え、母がブレーカーを上げに席を立ち、祖母がロウソクを取りに行っていたことを思い出します。ロウソクは生活必需品で、どこの家庭にも箱入りで常備されていたはずです。夜、ロウソクの炎の下の食事なんて当たり前でした。大人になって、キャンプ場でひどい雷に遭ったときは、クルマに避難して幼い子を抱いて一晩を過ごしたこともありました。 雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく場合は落雷も迫っていますので、速やかに安全な場所へ避難することが必要です。子供たちが登下校中だったり屋外で遊んでいる最中だったりする場合もあれば、下校時刻前ということもあります。状況に応じては、子供をしばらく学校に留め置きますから、無理なお迎えは控えてください。それ以上に、対処法をしっかり確認して考えて行動できるようにすることが大事。

 こんなことを記しながら思い浮かんだのが、いかりや長介さんと高木ブーさん、仲本工事さんが黒・緑・赤色のカミナリ様に扮して、雲上で愚痴を言い合うドリフのコント。名物だったように思います。なつかし~。

   遠雷や はづしてひかる 耳かざり(木下夕爾)

 まだまだ雷鳴轟く日がありそうな気がします。