文字
背景
行間
校長室から
458 安全に夏を過ごす(24.7.19)
キッチンでメロンの皮を捨てながら、「貧乏クセー」という声が繰り返し聞こえます。「ほら、こんなに厚みが違う」と食べ終わった皮を見せてきます。スイカも同じで、実の色がなくなるまでスプーンでほじくります。赤い部分が残ったもう一方の皿を見て、「まだ食べられるじゃん!」と手を伸ばそうとすると嫌~な顔をされて取り上げられます。
よく野球やアメフトの選手が、目の下を黒く塗ったりテープを貼ったりして、太陽や球場の照明の眩しさを軽減させている場合を見かけます。ヒーローインタビューを受けていたジャイアンツの丸佳浩選手は、シールタイプを愛用しているようです。これはアイブラックと呼ばれるもので、パンダやアライグマの目の周りが黒いのも同じであるとされる説もあります。夏場の日差しが強い日に貼って、子供の前に登場したらどんな反応を示すだろうと興味津々。
呼吸するのも苦しくなるような猛暑日が、これからも予想されます。強烈な日差しから守るために「日傘を差しなさい」と妻に言われるものの、「男子たるものに日傘など…」という抵抗感が根強く残っている私。まさにジェンダーど真ん中を突く問題発言です。でも、世間ではメンズ日傘が市民権を得始めているといいます。日陰がない場所での効果は絶大なようで、体感温度が明らかに違うらしいのです。日傘使用に9割以上が支持していても、実際に使っているのは1割強という少数。でも、周りの目より実用性を優先させるべきなのでしょう。頭を日差しから守るものがない私には、悩みどころです。
そんな中、天気予報で「大雨警戒レベル5」が最近頻繁にあります。山下智久さん主演ドラマ『ブルーモーメント』以降、「命の危険、緊急安全確保」を躊躇うことなく発令しているような気がするのは私だけでしょうか。でも、台風・落雷・大雨・熱中症等、危険を察知して適切な行動で元気に9月を迎えたいと願うのは、決して私だけではないはずです。