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校長室から

258 Have a nice summer vacation!(23.7.20)

 高校野球千葉県大会も大詰めを迎えます。そんな中、こんなことがありました。2回戦で娘と息子の母校対決です!結果、娘が卒業した高校が僅差で勝利をおさめました。それにとどまらず、3回戦は勝ち進んだ娘の学校と私の出身校が対戦。滅多にあることではありません。残念ながら、妻の学校は統廃合でなくなってしまいましたから、これ以上の奇跡は起こりませんでしたが…。グランドで頑張る選手とスタンドで応援する生徒にエールを送ります。一方、プロ野球に目をやると、昨日今日とオールスターゲームですが、大リーグに比べて盛り上がりに欠けます。企画の問題なのか国民性なのか。

 さて、18日(火)に5年生と6年生が着衣泳を実施しました。衣服や靴などを身に着けたまま入水します。水を吸った衣服の重さ、思うように動いたり泳いだりできない不自由さを体感することが目的の第一です。そのうえで、①「岸にたどり着くため焦ってジタバタせず、浮いて助けを待つ」ためにどうしたらよいかを学びます。衣服のお腹の部分に空気を取り入れたり、ペットボトルをラッコのように抱いて浮かんだりする方法です。一方、発見者になった場合についても触れることがあります。子供が流されたのを助けに行った大人や友人が溺死してしまったと報じられることは決して珍しいことではありません。ですから、②「泳いで助けに行くことをせず、すぐに119番通報をする」ことが大事です。ロープや長い竿などがある場合は、それを使うことも考えられますが、その時も立ったまま引っ張ることはせず身を低くした体勢で対応しないと、必死にもがく相手に水の中に引きずり込まれてしまいます。1~4年生にも上の①②を知っていてほしいと思います。

 それでは、子供の事故を防ぐための保護者の注意点は何でしょうか。身近あるいは慣れ親しんだ川や海であっても危険は潜んでいます。だから、「目を離さない」ことが重要!そのために、「子供と一緒に遊ぶこと」、そして「親が、川や海の側に立つこと」がポイントです。

 また、自転車事故も防ぎたい一つ。市川市では、ヘルメット購入補助を実施しています。年度末までの期間ですのでこの機会にどうでしょう。また、『ぶたはしゃべる』という日常点検の合言葉をご存じでしょうか。「ブレーキ」「タイヤ」「反射器材」「車体」「ベル」のチェックですが、備えあればなんとやら…。自分の命を守るため、家族の命を守るため、最悪を想定した予防行動を大人子供関係なくとれるようでありたいものです。

 Have a nice summer vacation!