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校長室から
255 昆虫(23.7.13)
「暑い!」一日に何度この言葉を発しているのでしょう。朝からエアコンをつけることをしないので、出勤のために着替えているだけでペタペタします。家から駅までは、歩道と反対側の日陰を歩きます。電車に乗ってやっと汗が引く感じなのに、学校に着いたときはインナーがしっとりと濡れています。ずっと昔、職員室の机が近い先生と罰金箱を設置して、「暑い」と口にしないようにしました。それでも貯まる!貯まる!口癖というか顔を合わせた時の挨拶になっていたのです。それは今も変わらず?
さて、そんな暑い日にオリーブの木に何やら黒い物体が止まっています。近づくとアゲハチョウです。でも種類がわかりません。そこで登場するのがグーグルカメラ。被写体を撮ると、しばらく考えた後に「クロアゲハ」と教えてくれます。翌日には、オリーブの下にあるアジサイの葉に止まって物思いに耽っている様子。いや、暑いからただ休憩しているだけ?アゲハチョウは漢字で「揚羽蝶」あるいは「鳳蝶」と書きます。なんだか神聖な感じです。
このほか庭で見かけるのが、緑色の体をしたコガネムシやゴマダラカミキリムシ、カメムシです。子供のときには可愛く感じた昆虫も、今は即退治の対象でしかありません。さらに、樹木の根元におがくずがないか確認を怠ることはできません。放っておくと樹々を枯らしてしまいますから。
近所を散歩していると、「カブトムシ販売」と書いた段ボールが玄関先に置いてあります。その脇には虫かご。開いた玄関の奥にも入れ物があるところを見ると、育てているようです。夏休みに早起きして林に出かけて虫捕りしたころを懐かしみます。私にとってカブトムシやクワガタムシのイメージって、落ちた梨の実やメロンの熟しきった芳香なにおいなのです。林に仕掛けたトラップのにおいと共通するからかも。
さて、今日から一泊で林間学校に出かけます。普段見ることのできない自然に触れることができるはず。よって、明日のこのページはお休みします。その分、写真でお伝えできるようにがんばります。行ってきま~す。