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校長室から

067 博士ちゃん(9/8)

 料理関係のバラエティー番組を時々観ます。『相葉マナブ』では、船橋のニンジン、横芝光町のズッキーニ、松戸のジャガイモ、富津のソラマメ、市原のトウモロコシなどが取り上げられ、夏休み前には富里スイカを使ったレシピがありました。また、『満点青空レストラン』では、やはり夏休み直前に江戸崎カボチャが登場しました。美味しそうで茨城まで買いに行こうかと思った矢先、翌日スーパーに陳列されているではありませんか。きっと放送予定を知って仕入れたに違いない、と勝手に決めつけます!お値段は通常の倍。でも、満足感はそれ以上かも。だってカボチャをあまり好んで食べない私が美味しいと思うくらいですから…。

 一方、夏のビールに最高の相棒といえば枝豆!ただ、その品種はたくさん。「だだちゃ豆」「湯上がり娘」「味風香」「夏風香」「神風香」と違いがよくわからないまま、「今日はこれにしようか」と買い物かごに入れた最盛期。今夏、初めて出会ったのが「ゆかた娘」でしたが、枝豆ももう終わりです。

 ところで、枝豆の生産量日本一はどこ?2019年のデータでは、群馬県が第1位(9.4%)、僅差で千葉県が第2位です。畑でよく見かけましたが、納得です。ちなみに、子供たちは畑に植えられた作物を見て種類がわかるでしょうか。枝豆や空豆、人参、大根、落花生などわかるといいなぁ。また、花を咲かせる植物の名前を言える博士ちゃん、いないかなぁ。野菜や植物に限らず、興味あることにとことん詳しい「博士ちゃん」とおしゃべりしてみたい気がします。そんな子がきっといるはず。「へ~」と感心したり相槌を打ったりして聴いているだけしかできないかもしれませんが…。

066 4K(9/7)

 ニュースの冒頭で、「スタジオの照明を暗くしています」とテロップが入ります。スーパーも商品棚周辺の照明を落としています。夏場の電力ひっ迫への対応ですが、電気代やガス代が値上げされる中、元に戻すことはないかもしれません。

 さて、最近の家屋のトイレは、便所・厠・御不浄などと呼ばれていた頃のものと真逆で、おしゃれなレストルームという感じです。また、出先のトイレにも当たり前のように装備されたウォシュレット。「おしりだって洗ってほしい」のCMで一躍、世間に認知されたのが40年前。でも私が使ったのは1~2回。いろいろな機能が、未だよくわかりません。  今日久しぶりに昭和30年代の汲み取り式和式便所を思い出しました。板張りの床に便器(現在残る和式便所の便器とは異なる)がついています。その便器から臭気が上がってくるのを防ぐために、木製の蓋で覆っていました。窓にはねじ式の鍵がついており、床の高さにごみを掃き出すための窓もあります。トイレットペーパーはロール式などあるわけなく、B5~A4大の四角いちり紙が、竹で組んだような箱に入っていました。足を開いてしゃがむのですが、便器の下に落ちたらどうしようと思う幼少期でした。当然ながら、大きい方の用を足せば下に溜まった糞尿液が勢いで跳ね返ってきます。これを「おつり」と呼んでいましたし、このトイレは通称「ぼっとん便所」。

 ところで、1年生の国語科『はたらくじどうしゃ』でポンプ車やダンプカー、ショベルカーなどが紹介されますが、その中に今はほとんど目にすることのない「バキュームカー」があったとしたら、何をする車だと子供たちは考えるでしょう。これが登場する前は、畑の一角にある「肥溜め」に糞尿を桶で汲んで処分していたなんて想像もできないことでしょう。  こんな話になったのは、朝方の夢にぼっとん便所が登場したから。便器ぎりぎりまで汚水で満たされ、排泄を戸惑っている場面でした(朝から汚い話ですいません)。トイレの花子さんに登場するような、暗い・汚い・臭い・怖いの四拍子(4K)揃った昔の便所に戻りたいとは思いませんが、学校のトイレも未だ1~2Kかな。トイレは、安心して入れる衛生的な場所にしないといけないと常々思うのですが…。

 ちなみに、子供達への4K(気づき・関心・声かけ・確認)には積極的でありたいと思います。大人のアンテナは高く、感度よく!

065 セミとカメムシ(9/6)

 夏休みの自由研究で、カブトムシや蝉、蝶の標本を作ってきた子がいます。親子で一緒に楽しむ機会になったのだろううれしく思います。 

 さて、カブトムシや蝉に負けず劣らず、私の体も硬い!これは年齢によるものではなく、小学生の頃からすでにコチコチ。スポーツテストで柔軟度を測る「立位体前屈」が嫌いでした。だって「マイナス10数cm」という記録なのですから。整形外科の理学療法士にも「かなり硬いですね」と言われます。そんな私はこの夏、汗を拭くボディシートのお世話になることも度々。でも背中に手が届きません。そこで登場するのが孫の手。シートを孫の手で押さえながら背中を拭いている姿は人には見せられない滑稽なものだと思います。

 この夏、子供たちが聞いたセミの声は何種類だったのでしょう。早朝や猛暑が少し収まった時間帯に鳴いていたようです。他人事のような書き方ですが、セミの声が聞こえないので必然的にそうなってしまいます。セミの声がうるさく聞こえていたのは20代までだったか、遥か彼方の記憶です。そんな私のために、ミーンミーン、カナカナカナ、ジージー、ツクツクボーシとワンセットで鳴きまねをしてくれる人がいます。クマゼミはシャーシャーと鳴くというのも少し前に知りました。涼しくなってきて、セミの鳴き声に哀愁が漂っているようです。

 話は変わって、同じ昆虫でもカメムシのお話。8月初旬のニュースにあったのが「カメムシ注意報発令」の記事。カメムシは隔年で発生数が増減するといいます。今年は、梅雨前から気温が高く、しかも記録的な早さの梅雨明けが影響して、過去10年で最も多かったらしいのです。我が家の庭も例外でなく、茶色の果樹カメムシが退治しても退治してもライラックやレモンの木に現れます。カメムシは白色を好む傾向があるので、シャツやシーツなどの洗濯物についていないか確認していました。そういえば、食べ物についていた緑色のカメムシを噛んでしまった忌々しい思い出が蘇ってきました!

064 自由研究(9/5)

 夏休みが終わりに近づいたころ、ネット上で小学6年生で4姉弟の長女の自由研究が話題になりました。テーマは「なぜ、きょうだい喧嘩が起きるのか」で、テーマもさることながらデータをまとめる視点がなかなかです。「誰vs誰が多いか」「男vs男、女vs女ではどのくらいか」「年齢差でみるとどうか」「原因は何か」「ちょっかいか、自己主張か」「喧嘩が起こりやすい時間はいつか」など、100バトルをしっかり記録しながらまとめています。着眼点に面白さに驚きます。

 さて、スーパーなどの棚に並ぶランチパック。いつでもどこでも食べられる手軽さを売りに、1984年に発売された商品。当初は「ピーナツ」「ヨーグルト」「小倉」「青りんご」の4種類だったとか。味の開発はとても大変そうです。月に40~50種類くらいの提案がされるも採用はめったにないといいますし、開発チームでは毎日16種類以上の試作品を食べているようです。絶望的な味だったのが「エナジードリンク」と「もやしのナムル」といい、パンとの相性がダメだったようです。関東と関西とでは人気に違いがあるそうです。これらも研究!でも、10月からはこれも値上げでしょうか。

 パンで思い出しましたが、夏休み中に外環側道にある「ミートショップ・ミヤワキ」へ行きました。前任校から異動するときに保護者の方からお手紙をいただきましたが、その中におすすめの店として紹介されていたのです。1学期は、店内へ足を踏み入れることができずにいました。8月に入って、念願のカツサンドを食しました。ボリュームたっぷりでやわらかい。ポークもよいけどチキンはそれ以上というのが感想です。次回がいつになるかはわかりませんが、パンをテーマにすると、来夏の研究テーマが思い浮かぶかも? 

063 目覚まし?それとも警告?(9/2)

 うちの奥さんは、スマホの目覚まし機能に名前を付ける変な人です。セットした時刻によって「アラームさん」「アラーム様」「アラームちゃん」などなど。どれが何を知らせるものかわかるのか怪しい?

 さて、夏休み後半に千葉県知事から「子供の車内放置撲滅」について緊急メッセージがあったので本校HPにアップ&メール配信しました。どれだけ報道されても、車内で熱中症により亡くなる子供の事故が後を絶たないのはなぜでしょうか。ある自動車部品専門商社の調査では、子供だけを残して車を離れた経験のあるドライバーが3割もいるようです。普段と違う行動パターンがあったりストレスを感じていたりすることで、考えられないようなミスをするというのです。自分は大丈夫という過信は禁物のようです。

 とにかく猛暑と呼ばれる日に炎天下の駐車は躊躇われます。フロントガラスにサンシェードは必須です。これまで使っていたものは7~8年経過していて小さな穴が目立つようになったので買い換えました。4層構造で効果は絶大!サンシェードなしと新旧とで車内温度を比較してみたくなります。

 給食室で働く調理員さんは、給食室という熱のこもる空間で火を扱います。夏場はサウナ状態でしょうか。体験したことはないですが、とにかく暑いそうです。また冬場だって、冷たい水での作業が求められる場面があります。ただどんな状況下でも、判断・行動が鈍って考えられないようなミスをしたなんてことが起きないように頑張ってくれています。今日から給食が始まります。感謝しながらいただきます。

 有事にアラームが危険を知らせるということもありますが、学校では、ミスをゼロに近づける人為的な努力をしながら、失敗をカバーしあえる組織・体制を大事にしたいと考えます。

 2112年の明日9月3日は、ドラえもんの誕生日!