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2022年6月の記事一覧
047 トンネルズ(6/29)
あまり人に知られたくない変な食べ方だったり、標準的な食べ方だとずっと信じ込んでいたのに実は違っていたりすることがあるかもしれません。私の場合、アーモンドチョコのコーティング部分だけを口の中で舐めてからアーモンドをカリカリっと食べる癖があります。ある人は、クリームが間に挟まっている食べ物を一度剥がしてクリームだけ食べた後、クッキーを食べるといいます。また、なんにでもマヨネーズをかける人もいると聞きます。
さて、富里に住む知人が突然訪ねてきてお中元をいただきました。スイカです。シーズンの最初は、必ず富里のスイカと決めているので、首を長~くして待っていました。
早速、夕飯の後のデザートとしていただきました。ジューシーで皮に近い部分まで甘いのです。誰も真似しないであろう、私の恥ずかしいスイカの食べ方は専売特許! まず、櫛形あるいはピラミッド型に切られたスイカの皮に近い部分をスプーンで丸くくり抜いて 食べます。そして、側面を2~3方向からくり抜いてトンネルを貫通させます。さらに、スイカの隅に柱が残った状態で、尖がった部分(スイカの中心部)だけを切り取り、皿の脇に寄せます。まだ残っている赤い部分をきれいに食した後、脇に置いておいた甘~い部分を最後に堪能するというもの。
こんな貧乏たらしい食べ方を見て育った子供たち。娘と息子は家でこのトンネル貫通をやっているらしいのです。パートナーはどんな思いでそれを見ているのやら。何年かすれば孫も同じ食べ方をまねして…伝統の食べ方が後世に残っていくのかも?よろしければ(?)お試しあれ!
046 夏のにおい(6/28)
4月に始まったドラマがどれも終わって、録画番組が底をつきました。
この歳になっても恋愛ドラマが好きです!昔好きだったドラマの主題歌が流れると、映像まで思い出されるのも不思議です。多くの人は、『逃げ恥』や『花男』、『のだめ』、古くは『ロンバケ』を挙げるかもしれませんが、残念ながら私はどれも観ていません。
私の場合、『東京ラブストーリー』は「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正)、山下智久さん主演だった『プロポーズ大作戦』は「明日晴れるかな」(桑田佳祐)、『SUMMER NUDE』は山下さん自身が歌い、『ブザー・ビート』は「イチブトゼンブ」(B’z)という具合です。妻夫木聡・柴咲コウの『オレンジデイズ』は「Sign」(ミスチル)、福士蒼汰・本田翼の『恋仲』は「君がくれた夏」(家入レオ)でしたが、「あっ、観た観た!」「懐かしい」と思ってくれる人もいるはず。
ドラマが音楽と一体となって記憶されるように、季節と匂いも深いつながりがあります。最近、早朝に新聞を取りに玄関を出ると、小学生の頃に感じた夏のにおいがすることも…。「どんな?」と問われても説明のしようのない清々しさ漂うといった「感覚」なのです。夕立の後のほこり臭い土のにおいもまた、私にとってはザ・夏といえるのです。
夏を感じるにおい・象徴といえば蚊取り線香、という人は昭和生まれにダントツ多いかもしれません。花火の火薬のにおいもよいものです。今だとプールの塩素のにおいを挙げる子もあるでしょう。でも、アスファルトが焼けるにおいがする猛暑日は、勘弁してもらいたいものです。
梅雨が明けてしまいました。子供たちは夏休みまでのカウントダウンを始めているみたいです。本八幡駅そばで、朝から打ち水をしているお店のご主人がいます。その場所だけ少し体感温度が下がったような気分。皆さんにとって、夏を感じるにおいは何ですか?
045 珍回答・珍解答、大好き!(6/25)
写真家 星野道夫展『Oneness<いのちの循環>』が、市川市生涯学習センター2階で来週7月2日から(~9/4)開催されるそうです。本校の第12期卒業生でもある星野氏、入場無料ですのでぜひ足を運んでみては?
さて、今日はオープンスクール。とはいっても時間指定の3グループ制ですから、参観者10名程度の授業参観が3時間繰り返される感じです。でも、運動会では保護者の視線に歓喜の表情で演技・競技に取り組んだ子供たちですから、今年度最初の授業参観もきっとよい表情や頑張る姿を見せてくれるものと思います。緊張ゆえの珍回答もご愛敬。
そういえば、真剣で真面目ゆえに笑えるテスト解答に昔よく出合いました。SNSでも保護者の投稿に腹を抱えそうになることも…。特に、漢字の間違いや国語の例文づくりなどが多いように思います。
例えば、絵を見て「物の名前をマス目の中に書きなさい」という問題。ブロッコリーの絵の下に「ブッコロリー」、シイタケの絵の下には「まつたけ」、パイナップルは「パイナッポー」、ハムスターを「ドブネズミ」、オートバイは「ストーカー」(スクーターと書きたかった?)など、字数はあっています。「秋の 毛はい(気配)を 感じる」なんて解答もあります。また、「あなたが正しいと思うものをカッコの中に○をつけなさい。○はいくつでもかまいません。」という複数回答ありの設問に、ある子はカッコの中いっぱいに小さな○を何十個も書いています。こうした答えに気の利いたコメントがつけられたら最高です。
わからない問題も白紙のまま提出ではなく、何とかしようという執念の記述、あるいは受け狙いの解答には座布団1枚ではなく、花丸をつけてあげられるゆとりある対応をしたいと思うのです。児童の的外れな発言にも「神対応」できたら学級全体が良い雰囲気に…。今日は、子供たちの花丸場面をたくさん発見してください!
044 切り取られた場面(6/24)
どこかでこんな話を読みました。
< 中学生の時のことです。授業中に隣の女の子がおしっこを漏らしていました。女の子は一番後ろの席の端だったので、僕以外は誰も気づいていない様子でした。僕はおもむろに席を立ち、無言で廊下に向かいました。何事かと、先生が後から慌てて追いかけてきました。僕は無視をして手洗い場でバケツに水を汲むと、そのまま教室に戻りました。そして、その女の子にバケツの水をぶっかけました。教室中が大騒ぎになったのは想像に難くないと思います。
その日のうちに、両方の親が学校へ呼ばれました。うちの親は、相手の親に平謝りでした。「なぜそんなことをしたのか」と何度も問い詰められましたが、僕は最後まで理由を言いませんでした。でも、家に帰る途中で女の子は親に事のいきさつを話したようです。その後、お礼を言いに女の子と親が家まで来てくれました。
時は過ぎて今、その女の子は僕の奥さんです。 >
どこの国の話なのかはわかりませんが、なんか素敵です。
ただ、ここでふと考えます。私たちは往々にして男の子が女の子に水をかけた行為・場面だけしか見ずに、物事を判断してしまうことってないでしょうか。私も家で、ある事象だけをとらえて怒ったり小言を口にしたりして嫌な顔をされます。切り取られた場面だけに目をやることなく、その前後の行動や裏に隠された心の動きなども忘れないようでありたいと思います。時に、事実を捉え違えて誤解を生み憶測で判断し、ひいては相手を悲しませることになりかねません。信頼関係が音を立てて崩れていく様子が見えるようです。いろいろと反省することの多い話でもありました。
043 △婚式(6/23)
コロナの影響で、結婚式を予定していたのにできなかったカップルは少なくないはず。息子夫婦も断念グループですから。感染者がある程度まで減少したこれからの数か月はねらい目なのでしょうか。
教員の場合、結婚式を夏休みに挙げる例が多くみられます。我が家も夏休みに入ってすぐに35年目に突入!「珊瑚婚式」というそうです。金婚式や銀婚式はよく知られていますが、そのほかにも呼び名がちゃんとあるようです。
結婚式を1年目とすると、2年目が「藁婚式」、3年目は「革婚式」、4年目が「花婚式」、5年目が「木婚式」と続きます。さらに、「鉄婚式」(6年目)、「銅婚式」(7年目)、「ゴム婚式」(8年目)、「陶器婚式」(9年目)、「錫婚式」(10年目)、「鋼鉄婚式」(11年目)、「絹婚式」(12年目)、「レース婚式」(13年目)、「象牙婚式」(14年目)、「水晶婚式」(15年目)、「磁器婚式」(20年目)、「銀婚式」(25年目)、「真珠婚式」(30年目)、「ルビー婚式」(40年目)、「サファイア婚式」(45年目)、「金婚式」(50年目)、「エメラルド婚式」(55年目)、「ダイヤモンド婚式」(60年目)です。挙式の有無にかかわらず、一番近いのは何婚式でしょう?お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの若い頃の話を子供と是非してほしいと思います。
私の部屋には、結婚式の写真がパネルで立ててあり、家族のアルバムも山のようにあります。35年前の私は若い!髪だってふさふさ。怖いもの知らずだった頃です。今はどう見えているのでしょう。
042 バナナン バナナン バ~ナ~ナ♪(6/22)
好きな食べ物を問われると、迷わず「トウモロコシ」「バナナ」「スイカ」と答えます。もうしばらくするとトウモロコシとスイカの最盛期の到来です。
さて、一年中安価で売られているのがバナナ。スーパーの入口周辺には、必ずバナナコーナーがあります。私は、百円未満で且つまだ青さが残っているものをセレクト。昔高級だった栄養価の高いバナナは、今は庶民の味方です。そんなバナナも値上げされそうな気配が…。生産や輸送にかかるコストが上昇し、生産者を圧迫しているようで、フィリピン側からバナナ価格引き上げの理解を求める申し入れが日本にあったといいます。店頭価格が20年以上にわたってほとんど変わっていないバナナは、卵と並んで「物価の優等生」と呼ばれるそうですが、厳しい状況に。
小学生のころ、バナナ丸ごと1本が給食で配膳されました。今はせいぜい半分ですから寂しい気がします。丸ごと1本だったときは、1か所だけ皮を剥いて、先割れスプーンですくいバナナボートにして食べました。当時はおしゃれな食べ方に思えたのです。茶色くなり始めたバナナをラップに包んで冷凍して食べるのも楽しみでした。また、ドロドロのバナナジュースも…。
バナナの和名は実芭蕉(ミバショウ)。食用ではなく観賞用だったそうです。松尾芭蕉のペンネームも庭に植えたバナナの木にちなんだものと知りました。10年以上前にバナナダイエットブームもありました。信長にも献上されたとされるバナナを買って帰ろうかなぁ。童謡『とんでったバナナ』(1962)を口ずさみながら、夕食前の空腹を満たすことにします。
041 怒りを笑いに…(6/21)
朝、家で朝日新聞に軽く目を通し、学校では読売新聞を広げます。昨日の朝刊に連載漫画『コボちゃん』がありません。紙面の下の方に、「作者の植田まさしさんが発熱による体調不良のため、しばらく休載します」と書かれています。植田さんは、『フリテン君』や『おとぼけ課長』、『かりあげクン』などの漫画で有名ですが、独特の作風、いたずら好きの登場人物、モノの見方の滑稽さに感心してしまいます。
コボちゃんは小学3年生ですが、私の小学生時代、「泥団子チャンピオン」と呼んでいた遊びがあります。粘土質の土を固めてビー玉大の団子を作ります。砂をかけたり磨き上げたりして何日もかけて黒光りするくらいになれば完成。地面に置いた相手の泥団子めがけて目の高さくらいから落下させ、相手の泥団子を割るのです。自分の玉が地面に落ちた衝撃で割れてしまうこともありますが、決着がつくまで交代して繰り返します。でも、子供ながらにあくどいことを考えます。泥団子の中に石を入れたり泥にセメントを混ぜたり…。
こんな遊びのほかに、公園の砂場ではビー玉のお店屋さん、その脇ではめんこ。取ったり取られたり。公園の前にある酒屋の裏に行っては一升瓶の酒蓋を集めます。栓はコルクなのでこれをきれいに取り払ったものを使って、相手をひっくり返せば自分のものになる遊びをします。珍しい酒蓋の収集も競い合ったものです。
ハイテクのゲーム機なんてありませんが、いろいろな場面・方法で友達と対戦。それも異年齢集団が大勢公園に集いますから、コミュニケーションしながら学んだこともたくさんありました。怒りや悔しさにいかに付き合うか、喜びを相手とどうやって共有するかなど、対人関係は知らず知らずに身につけたのかも入れません。
今子供たちを見ていると、上手に感情コントロールができない場面に出くわします。大人の煽り運転も然り。イライラや怒りの一因に、「○○すべき」という自分の価値観がある、と配付された資料にあります。自分の理想と現実が離れていくときに怒りを感じるという言葉にただただ納得。イライラするのは相手のせいではなく、自分の中にある価値観であると気づくと、自分の怒りと上手に付き合えるそうです。その方法の一つに「怒りを数値化する」とあります。車を運転中のイライラが多い私は、その度合を10段階で声にして自分を落ち着かせてみようかと思います。
今日は夏至ですね。
040 心に残る一冊との出合い(6/20)
ウォーキングを兼ねて近所の図書館へ本を探しに出かけました。しかし、出張所のような感じですから古びた本ばかり。しかも蔵書の入れ替えがほとんどないようで、日焼けした本が書架を占めているのを見てがっかりして帰宅しました。大きな図書館が歩ける範囲にあるならばどんどん利用しますが…。
子供たちはどの程度公共図書館を利用しているでしょう。大人が一緒でなければ足を運ぶこともないのかもしれません。学校の図書室も少ない予算の中で本の充実を図っていますが、好きな作者やシリーズ、分類を見つけるためにも、より多くの本を読み漁ることも大事です。メディアパークも徒歩圏内なのですから利用しない手はないと考えます。昨年度は、子供の読書週間に関する保護者評価があまり高くありませんでした。今年度はぜひ!
さて、「言葉を知る」という観点からも読書は有効です。私も読書を通じて普段使わない漢字の読みや新しく知る熟語などに出合うことが度々あります。例えば、「『きな臭い』というより『胡散臭い』の間違いじゃないの」という会話があったとします。すると、違いを説明できない自分に気づきます。『きな臭い』という言葉には、「紙や布などが焦げる匂いがする」「戦争などが起こりそうな気配がする」「なんとなく怪しい」といったかなり危ない意味で使うようです。一方『胡散臭い』は、「どことなく怪しい」「疑わしい」「油断ができない」といようにインチキ臭いといったイメージで使います。このように、知っているようで実は知らない言葉ってたくさんあるのです。
今日から7月1日までは「初夏の読書週間」です。通常2冊の貸し出しを4冊に増やしています(1年生は2冊)。おすすめの本の紹介・掲示や図書委員による紙芝居の映像読み聞かせを行います。図書室前廊下の掲示も一新して図書委員おすすめの本が紹介されています。この機会に校長室の本も3冊新しくしました。
039 水の事故ゼロを願う(6/17)
田んぼや用水路でザリガニ捕りをよくしたことを今になって不思議と思い出します。バケツにいっぱいのザリガニを入れて持ち帰ると、翌日には共喰いで腹を見せている奴が何匹もいました。宙に掲げて友達と大きさを競い合いもしました。平田小近辺では、ザリガニが棲む場所があるのでしょうか?実物を見たことのない子、触れない子、いろいろかもしれません。
14日のプール掃除のときに、やごを救出しました。網を入れるとウヨウヨと。昨年度はほとんどいなかったようですが、今年は大漁です。水槽に入れて飼って飛び立つ日を楽しみにする子供たちを見られることと思います。プールのヤゴは、そのままにしておけば排水口から流れて行ってしまいます。この排水口に吸い込まれて「溺水」する痛ましい事故もあります。プール掃除が終わった後は、水がない状態で排水口を点検し、記録を残すなど安全点検を確実に行って水泳指導に臨むのです。
ところで、毎年のように水の事故が発生しています。一昨年年の溺水による死亡は、0歳(6人)、1~4歳(8人)、5~9歳(11人)、10~14歳(24人)、15~19歳(44人)の計93人で、事故死447人の21%を占めました。0歳と1歳の7割近くは浴槽で溺れており、年齢が上がると川や海、湖での溺死が多くなる傾向です。幼児や小中学生のみならず、私たち大人も気を引き締めて自分と子供の命を守れるようでありたいと考えます。
そして今日はプール開き。校長先生の話・お清めの儀式・代表者による泳ぎ初といったことが定番でした。事故なく安全に活動できるようにという願いを込めて、儀式としてプールの四隅にお神酒(みき)をまいたり、塩をまいたりするのです。 本来、プール近くの氏神様の神社の神主さんが水神様に対して行うことなので軽々しくできることではないのでしょうが…。さて3年ぶりの今日は?
038 ブーム(6/16)
食べ物、特にスイーツ系のブームに若い人たちは敏感です。時にはSNSを介して一気に広がります。そして、あちらこちらでみられると思ったら一気に衰退なんてことも日常茶飯事。例えば、つい最近まで街中至る所で見かけた「タピオカ」が、すっかり姿を消したように思えます。タピオカを飲むために長蛇の列に並び、映える写真を撮る姿もありました。でもこのタピオカは十年周期でブームが巡ってくる感じです。おそらく第四次タピオカブームは2028年頃と「予言」します!
平成を振り返ると、1990(H2)年ティラミス、1993(H5)ナタデココ、1997(H9)ベルギーワッフル、1999(H11)生チョコ、2005(H17)マカロン、2008(H20)パンケーキ、2018(H30)高級パンと並びます。人気が維持されるもの、再燃するもの、翳りをみせるものなど様々。少し前から唐揚が幅をきかせているようで、キッチンカーもよく見かけます。また、ナッツの女王と呼ばれるピスタチオも人気とのこと。チョコやキャラメル、菓子、ドリンク、パンに至るまで新商品が続々と登場しているといいます。でも輸入に頼るピスタチオですから、ナタデココのときのように現地に失業者が溢れるような悲劇を生み出しかねない、なんていらぬ心配?
ちなみに、調べていると2005年のブームに「TKG」という文字。「卵かけご飯」だそうです。専用の醤油もあるくらいですが、我が家も少し前からちょっとだけ高価な卵を買ってきてTKG。まず、卵白だけをご飯にかけてかき混ぜます。そのあと卵黄をのせて醤油麹を添えて軽く混ぜれば、あとは掻き込むだけ!よい卵であることもさることながら、卵白と卵黄を一緒にかき混ぜていた時より美味しく感じます。平日の朝は慌ただしくて食せませんが…。
037 今日の天気は?(6/14)
最近、サッカー日本代表の試合が多いので楽しみです。中継を見ていると、後半途中で交代して出場した前田大然選手を見て、「誰?左卜全(ひだりぼくぜん)?」と懐かしい名前を唱える妻でした。わかる人は少ないだろうなぁ。今日はチュニジアとの試合ですが、また雨でしょうか。
さて、梅雨の季節に限らず、傘の携行に悩む日が度々あります。今日も折り畳み傘を忍ばせています。現在私たちが使用している傘は「洋傘」で、一般的に6~8本程度の骨があります。耐久性を高めた12本以上のデザイン傘もありますが、古代から暑さを凌ぐ日傘として使用されてきたのが傘です。イギリスで現在の開閉式の構造の傘が開発されたのは18世紀頃。その半ば頃まではあくまでも日除けの道具だったので、雨が降っても傘をささずに濡れていたといいます。そんな時代にジョナスという男性が嘲笑われながら30年間も雨具として使用して習慣を広げようとしたと、先日の天声人語にありました。ただ、今でも驚くほど傘をさす人は少なく、レインコート派が多数を占めるようです。
一方、「和傘」と呼ばれるものもあります。時代劇に出てくる番傘がお馴染みですが、ほかにも種類があるといいます。この特徴は、傘布の部分に和紙が使われ、油や柿渋を塗って防水加工が施されること。傘を支える骨は竹や木が使用され、その数が数十本もあることなど。
6月11日は「傘の日」でした。この日が入梅にあたることからのようですが、日本の傘消費量は年間1.2億本以上で世界一だそうです。また、一人当たりの傘保有本数でみても、日本は3.3本で世界第一位だとか。
その多数を占めると思われるビニール傘は、昭和20年代後半に日本で生まれたもの。その後、昭和39年の東京オリンピックで来日したアメリカ人のバイヤーが目をつけ、ニューヨークで販売したら飛ぶように売れたという歴史もあるようです。私は専ら普通のワンタッチ傘派ですが、激しい風雨の後は壊れたビニール傘があちこちに捨てられている光景が…。市川市では何ゴミ?どのように処分すればよい?少なくとも家まで持ち帰ってほしいものです。
036 様々な事情があって…(6/13)
今日から2週間、代表委員による朝の挨拶運動が始まります。「笑顔で明るく、相手の目を見て挨拶を届けよう」をスローガンに7:55~8:05の10分間、門や昇降口で取り組みます。
5月の終わりころに、ニューヨークの公衆電話最後のブースが撤去されたというニュースを見ました。そういえば、スーパーマンが変身するときに使ったのが公衆電話ボックスでした。
携帯電話やフリーWiFiなどが整った現在、日本でも公衆電話機を見る機会が少なくなりました。この4月に設置基準が変わり、利用減少も伴って一般の公衆電話の撤去が進んでいます。必要台数を約3分の1に減らして、その分の費用を災害時用公衆電話の維持に使っていくといいます。ちなみに事務室前の公衆電話の毎月の収益は0~10円。テレフォンカードを持ち歩く子も、今は見かけなくなりましたが、残されているのには意味があるのです。
災害時にトイレが使えなくなることも困ります。いざという時のために、固めて捨てられるトイレセットを購入しました。そうそう、トイレといえば平田小職員用男子トイレの個室が超狭い!電話ボックスに入ったような感じ?前も左右も全く余裕がないのです。ズボンの上げ下ろしすら難儀を感じ、腕や頭が壁にぶつかります。これは、限られたスペースの中で和式を洋式に替えたことに起因するのでしかたないとしましょう。さらに不思議なのは、トイレ内に設置されているスピーカー。用を足しているときに呼び出されてもどうしようもありませんし、廊下の放送で十分聞こえます。女性用トイレにもあるのか尋ねましたが、どうでもよいことを気にしているような人はいないみたいですし、実際に確認するわけにもいかず…???
035 無題(6/10)
♪と~べ~と~べ~ トンビ~(略)ピンヨロ~♪は、童謡『とんび』。青空にゆったりと舞う姿が想像できますが、タカ科の猛禽類です。以前県東部へドライブしたときに、ベンチでお弁当を広げる女性のおかずを後方から狙う場面がありました。女性はそそくさとその場を立ち去りましたが、恐怖だったと思います。壁を背にしたり、帽子や日傘で頭部を守ったりすることで、屋外の食事の際に標的にならない対処法といいます。巣作りをしているこの時期は、カラスにも要注意です。
さて、数年前までは「HUAWEI」って何て読むのかわかりませんでした。ファーウェイは、中国を代表するハイテク企業。スマホやパソコンなど結構なシェアを誇るようです。私の腕にもファーウェイのスマートウォッチが…。GPS機能があるため、ランニングする際にスマホを持ち歩かなくても距離やコース等が記録されるので重宝します。それ以上に、着信やアラームを振動で伝えてくれるので、耳が悪くても、また歩いている最中でも着信に気づけるため手放せません。その代わり、高価な腕時計数個が棚の展示物に成り下がってしまいました。あ~もったいない。
最近は涼しいのですが、夜、布団に入って暑く感じる日が少し前にありました。扇風機を夜通しつけっ放しにしないと安眠できなくなる日ももうすぐです。当然、寝汗をかきます。私の場合は、頭か額か首かの判別が難しい頭部はダイレクトに枕に触れるため、気をつけないとカビの原因になりかねません。そこで、先日は枕カバーがバスタオルに切り替わりました。新品のタオルは気持ちよいのですが、朝起きた時に頭一面にタオルの毛が付着しています。じゃりじゃりの頭が寝返りを打つたびにタオルの繊維を巻き込んでいるようです。
ただこんな頭だと、調理実習や給食の配膳時に三角巾を被っていなくても頭髪が落ちる心配なし!むしろ、眉毛やまつ毛の方が心配?一方、トンビやカラスに襲われたら間違いなく…。
034 遠足のおやつの定番(6/9)
昨日6月8日、大阪の池田小事件から21年、秋葉原通り魔事件から14年になりました。不審者侵入を含め、改めて児童の安全確保のために何が今足らないかを考える機会にしたいと思いました。
我が家では1週間ほど前に、鉢植えの山椒から青い実を収穫しました。摘んだ時の特有の清々しい匂いがたまりません。昨年のものは醤油漬けにされた瓶の中で出番を待っているようです。
さて、遠足のおやつ選びは、校外学習の第二の愉しみであったことを今更のように思い出します。金額に上限が設けられていましたが、「ジューC」や「ボンタンアメ」、「マーブルチョコ」、「チョコベビー」、「チェルシー」、ミルクキャラメルの「ハイソフト」、「チョコボール」、「都こんぶ」、「ミルキー」etcから悩みに悩んで厳選しました。ちなみに明治「マーブルチョコレート」や森永「エンゼルパイ」は、私と同い年。「森永ミルクキャラメル」に至っては明治32年、「サクマ式ドロップ」は明治42年がスタートというロングセラー。サクマ式ドロップの缶を見ると、『火垂るの墓』の兄妹を思い出してしまい切なくなります。
昨年度は校外学習に行っても、バスの中でのおやつタイムなどはなく、行きの車内からDVDのアニメ視聴でした。今年度はバス会社も車内飲食を可としているようですが、まだ車内おやつタイムは避けたいと思います。今後、6年生の国会等の見学(7月)を皮切りに校外学習が予定されます。ただし、県内・県外の校外学習・宿泊学習に関して、まん延防止重点措置あるいは緊急事態宣言時の対応を市内統一して判断基準にします。キャンセルせざるを得なかった場合に、企画料だけは支払わなければならない場合がありますのでご理解ください。
033 仰げば尊し~、和菓子の恩♪(6/8)
道の駅で、くるみ・胡麻・柚子3種類の「ゆべし」がありましたが手は伸びません。だって、私の好きな和菓子の代表は、羊羹・大福・かき餅・饅頭ですから。浅草へ行けば舟和の芋羊羹や梅園のあんみつがお土産。亡き祖母は雷おこしが好物で仏壇によく供えていました。滅多に行かない麻布十番では豆源の豆菓子やたい焼き。ただ、どちらも墓参りや法事で行く場所であるというところがなんとも…。
さて、先のゆべしのほか、最中や落雁、ういろう、心太(ところてん)、きんつば、金平糖…と聞いても現物のイメージが湧かない世代は多いはず。やはり洋菓子に押されている感は拭い切れません。洋菓子は卵・バター・牛乳といった動物性の材料が使われます。一方、和菓子の原料は、米・麦・豆類といった植物性のものが中心。日本の四季との結びつきが非常に強く、視覚的な美しさや涼しさなどで人を魅了するといった特徴があります。小豆を使ったあんこだけをみても、「つぶあん」「小倉あん」「こしあん」のように奥が深さがあります。
5月に入った頃から、あちらこちらの店舗で「塩豆大福」の幟旗がはためいているのが気になりましたが、そろそろ「水羊羹」に切り替わる頃?食べたいものがあると、来客を出汁にして買ってしまう自分が情けない。
032 私たちは児童の命を守ります!(6/7)
先週の委員会活動の時間にキバナコスモス他の苗をプランターに植えていました。地域学校協働本部の統括コーディネーターの角谷さんも一緒に活動してくださいました。咲き誇る日を楽しみにしていたのですが…。雹の爪痕が残る中、関東は梅雨入りです!
今週末は「八中ブロック合同引き渡し訓練」です。いつ非常変災が発生するかわかりませんし、事件・事故による引き渡しの可能性だってあります。いずれの場合も、学校は安全・確実に保護者に引き渡せるまで子供たちの命を守り、不安や恐怖に寄り添って対応していきます。
そんな気持ちで引き渡しカードを見ると、ふと疑問が沸き起こります。引取人欄に家族以外の名前が並んでいるケースです。訓練ならば仕方ないと思ってしまう気持ちもあるでしょうが、本当に災害が起こった際に、大事な子供の命をたとえ親しくても近所の知人に託せるでしょうか?ここに記載されていれば、担任は知人に引き渡しをします。でも万一のことがあったときに、託した側は一生悔やみます。託された側は、ずっと自責の念に苛まれ続けるのではないでしょうか。そして双方が不幸になるのが見えるような気がします。安易な依頼・受諾はそうしたリスクを孕んでいるといえます。
「仕事があってすぐに迎えに行けない」「近くに頼める親族が住んでいない」という家庭は少なくないはずです。だからこそ、学校職員は責任をもって在校児童を守ります。職員だって自分の子供を迎えに行きたいけど行けない場合があります。その時は、子供の通う学校の職員が同じように守ってくれていると信じるからこそ目の前にある命に向き合い、不安に寄り添うことができるのだと思うのです。
訓練のための訓練、練習のための練習にせず、有事や本番を想定して取り組むことを常に大事にしたいと考えています。
031 かぞえうた(6/6)
チュッパチャプスの玉より大きな雹を実際に目にしたのは初めてです。窓ガラスを2枚割り、防犯灯を壊し、アジサイは悲惨な状態に…。でも、子供たちに危険が及ぶことなく胸をなでおろしました。
♪ 一つ 他人(ひと)より力もち 二つ ふるさと後にして 花の東京で腕試し 三つ 未来の大物だぁ(略) 四つ 弱気は見せないで 五つ いつでも猛稽古 鍛えぬけぬけ得意技 六つ むしゃくしゃするときは(略) 七つ 七癖悪い癖 八つ やっぱり治らない 九つ 困ったすびばせん(すいません) 十(とお) でとうとうズッコケた(略) ♪
これは、天童(吉田)よしみさんが歌う「大ちゃん数え唄」。ニャンコ先生と修行に励む、風 大左衛門(かぜ だいざえもん)が主人公のアニメ『いなかっぺ大将』の主題歌です。小学生の時に好きだったテレビ番組の一つですから、今でも歌えます。
なぜこの歌を思い出したか?それは、2年生の教室廊下に掲示された作品「かぞえ歌」に刺激されたからです。「ひぃふぅみぃよぅ…」で一生懸命考えたことが窺われます。そこで、これらの作品群から個人的に気に入った部分を寄せ集めて詠んでみました。若干ストーリー性も持たせましたが…。
「人魂一つ 蓋して二つ 見つめて三つ 妖怪四つ 意見は五つ 無言が六つ 無くなった梨七つ やさしさ八つ ここには九つ 遠くに十」
25日にはオープンスクールを予定していますが、子供たちの作品がさらに充実していくはず。校内を巡回する楽しみが増えます。
030 日本人は意地悪?(6/3)
我が家のアホな会話。その1。朝食中に、「半か丁か」という声。正しくは「半か長か」。博打ではなく、「今日は半袖か長袖、どちらのワイシャツを着るか」を尋ねているのです。天候が定まらず、暑かったり涼しく感じたりする時季はよくこんな会話が頻繁に…。その2。ニュースでトドが50の言葉を聞き分けてパフォーマンスする映像が流れました。「賢い!あなたより聞き分けられている」と。どうせ同じことを5回も言わないと通じませんよ~。
マスク着用の緩和が報じられ、ホッとする反面、心配・不安が入り混じる複雑な心境です。先日の運動会では、マスクをしていない素顔(?)の子供たちを初めて見たような気がします。目元だけではない溢れんばかりの笑顔は見ている者も嬉しくさせます。また、マスク焼けの跡がなぜか初々しく感じられたのです。
さて、すれ違う車を見ると、他に同乗者がいないのにマスクをしている人は少なくありません。コロナ禍において、法律上マスク着用の義務がない日本ではありますが、その着用率が諸外国より高いと言われます。ただこれは、「スパイト行動」の一つだと言います。「自分が損しているのだから、お前も損をすべきである」「自分が損をしてでも、相手より優位でありたい」という心理から引き起こされる行動を「スパイト(意地悪)行動」と呼ぶのだそうです。つまり、「私がマスクをして苦しい思いをしているのに、なんであなたはマスクをしないのか」という批判を恐れて、全体的にマスクの着用率が高いという、平等を求める社会心理なのだといいます。さもありなんと、簡単に納得してしまう素直な私ですが、スパイト行動をしていないか自省が必要かもしれません。
学校では、児童の積極的な活動をサポートするためにマスクを含め、最適と考える対応を随時推し進めていきます。今年度は水泳指導もありますし…。
029 アスパラガス(6/2)
早速、運動会川柳を届けていただきました。うれしいものです。運動会の感動などが薄れないうちにもう数句をお待ちしています。
少し前に新聞委員会の児童の取材がありました。記事を充実させるために新たな質問を携えてきた子供から「平田小でやりたいことは何ですか」という鋭い攻撃!突然の質問にうまく説明できませんでした。きっとそのまま記事になるのでしょうが、今ならこんなふうに答えます。“多くの人が、多くの学校が、「やりたい」「必要だ」と考えているけど実現できないままでいることに挑戦して形にしたい”と。明日は全校集会を給食中に行いますが、チャレンジする強い気持ちについて放送・映像で伝える予定です。
さて、とても懐かしいビスケット菓子といったら、ギンビスのアスパラガス。今もスーパーのお菓子コーナーで見かけます。甘じょっぱい味が好きで、子供のころによく食べました。今になって、「なんでアスパラなんだろう?」と思い、放っておけず早速検索!すると、長くて節があるところが、野菜のアスパラガスに形が似ていることから名付けられたとか。54年前の販売時は、高級食材としてグリーンアスパラが市場に出回り始めた頃だったので、このネーミングで高級感を付与させるねらいがあったとか…。
当時の私にとってアスパラガスといったら「グリーンアスパラ」ではなく、缶入りの「ホワイトアスパラ」でした。決して好きな食べ物ではありませんでしたが、サラダの上に2~3本添えられると高級に見えました。このホワイトアスパラ缶を開けるのは缶切りでしたが、底側から開けるものだったと妻から聞いて初めて知りました。穂先の方から取り出すと崩れてしまいそうなのでわかる気がします。今もそこそこ値段がしますので、簡単には手が出せませんし、食べても1年に一度あるかないか。
大人も子供も、懐かしく感じる食べ物がきっとあるはず。そんな食べ物や物品を皆で紹介しあえば、話が弾みそうです。
028 見逃さない!(6/1)
2週間ほど前のネットニュースの見出しに、“理解されないパニック障害の男性が発作 偶然いた高校生ら助ける 男性が感謝”とありました。
パニック障害とは、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」を三大症状とする病気で、およそ100人に1人が発症するといわれるものです。突然襲いかかる恐怖や強い不安によって、動機や眩暈、呼吸困難などに陥ってしまうのが「パニック発作」。自分は死んでしまうかもしれないと思うほどの恐怖を感じることがあるそうです。にもかかわらず、症状がしばらくすると消失し、検査では異常が認められないとか。でも、また発作を起こすのではないかと心配(予期不安)が募り、通常の生活を送ることがままならなくなる場合があります。いつ生じるかわからない発作に備えて、助けを得られない状況を回避しようとすることを「広場恐怖」といい、パニック発作が起こると、自分一人の力ではどうしようもできなくなって、誰かに助けてほしいと思うのだそうです。身近にいたとしても、その辛さを理解するのは容易ではなさそうです。
上の記事の男性がなかなか収まらない発作に苦しんで道端に座り込んでいたところを、通りかかった高校生が「大丈夫ですか」「水を持ってきましょうか」と口々に声をかけ、寄り添ってくれたそうです。同じような場面に出くわしたとき、大丈夫かなと思いつつもなかなか行動に移せないものです。「本当に大変な状況なら、きっと他の人が駆け寄って対応しているはず」「そうではなく皆が通り過ぎていくなのだから、なんでもないはずだ」と自分を納得させてしまうような気がするのです。もしかすると「ヘルプマーク」を下げている人かもとか、傍目には分かりづらい苦しさに耐えているのかもしれないと考えて、行動に移せる人でありたいと思った次第です。
学校の中でも何らかのサインを送っている子がいると思って、アンテナを高く感度を磨いて6月も頑張ります。