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033 仰げば尊し~、和菓子の恩♪(6/8)

 道の駅で、くるみ・胡麻・柚子3種類の「ゆべし」がありましたが手は伸びません。だって、私の好きな和菓子の代表は、羊羹・大福・かき餅・饅頭ですから。浅草へ行けば舟和の芋羊羹や梅園のあんみつがお土産。亡き祖母は雷おこしが好物で仏壇によく供えていました。滅多に行かない麻布十番では豆源の豆菓子やたい焼き。ただ、どちらも墓参りや法事で行く場所であるというところがなんとも…。

 さて、先のゆべしのほか、最中や落雁、ういろう、心太(ところてん)、きんつば、金平糖…と聞いても現物のイメージが湧かない世代は多いはず。やはり洋菓子に押されている感は拭い切れません。洋菓子は卵・バター・牛乳といった動物性の材料が使われます。一方、和菓子の原料は、米・麦・豆類といった植物性のものが中心。日本の四季との結びつきが非常に強く、視覚的な美しさや涼しさなどで人を魅了するといった特徴があります。小豆を使ったあんこだけをみても、「つぶあん」「小倉あん」「こしあん」のように奥が深さがあります。

 5月に入った頃から、あちらこちらの店舗で「塩豆大福」の幟旗がはためいているのが気になりましたが、そろそろ「水羊羹」に切り替わる頃?食べたいものがあると、来客を出汁にして買ってしまう自分が情けない。