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041 怒りを笑いに…(6/21)
朝、家で朝日新聞に軽く目を通し、学校では読売新聞を広げます。昨日の朝刊に連載漫画『コボちゃん』がありません。紙面の下の方に、「作者の植田まさしさんが発熱による体調不良のため、しばらく休載します」と書かれています。植田さんは、『フリテン君』や『おとぼけ課長』、『かりあげクン』などの漫画で有名ですが、独特の作風、いたずら好きの登場人物、モノの見方の滑稽さに感心してしまいます。
コボちゃんは小学3年生ですが、私の小学生時代、「泥団子チャンピオン」と呼んでいた遊びがあります。粘土質の土を固めてビー玉大の団子を作ります。砂をかけたり磨き上げたりして何日もかけて黒光りするくらいになれば完成。地面に置いた相手の泥団子めがけて目の高さくらいから落下させ、相手の泥団子を割るのです。自分の玉が地面に落ちた衝撃で割れてしまうこともありますが、決着がつくまで交代して繰り返します。でも、子供ながらにあくどいことを考えます。泥団子の中に石を入れたり泥にセメントを混ぜたり…。
こんな遊びのほかに、公園の砂場ではビー玉のお店屋さん、その脇ではめんこ。取ったり取られたり。公園の前にある酒屋の裏に行っては一升瓶の酒蓋を集めます。栓はコルクなのでこれをきれいに取り払ったものを使って、相手をひっくり返せば自分のものになる遊びをします。珍しい酒蓋の収集も競い合ったものです。
ハイテクのゲーム機なんてありませんが、いろいろな場面・方法で友達と対戦。それも異年齢集団が大勢公園に集いますから、コミュニケーションしながら学んだこともたくさんありました。怒りや悔しさにいかに付き合うか、喜びを相手とどうやって共有するかなど、対人関係は知らず知らずに身につけたのかも入れません。
今子供たちを見ていると、上手に感情コントロールができない場面に出くわします。大人の煽り運転も然り。イライラや怒りの一因に、「○○すべき」という自分の価値観がある、と配付された資料にあります。自分の理想と現実が離れていくときに怒りを感じるという言葉にただただ納得。イライラするのは相手のせいではなく、自分の中にある価値観であると気づくと、自分の怒りと上手に付き合えるそうです。その方法の一つに「怒りを数値化する」とあります。車を運転中のイライラが多い私は、その度合を10段階で声にして自分を落ち着かせてみようかと思います。
今日は夏至ですね。