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校長室から
117 笑顔(11/28)
小池都知事が「ウォームビズ」を採用しました。電力需給ひっ迫への対策です。暖かいと表情筋が緩みますが、懐まで温かいとよいのですが…。一方、昨晩のコスタリカ戦の結果には表情がこわばります。
6年生の進学先は様々です。受験等によって公印を必要とする書類がある場合には、個別に面談をしています。堅苦しいものではなく、人柄を知りたいと思うからです。話をしていると意外な発見というか気づきがあります。中学校でやりたいことや興味のあることなど、「そうなんだぁ」と思わせてくれるとともに、応援してあげたいという気持ちになります。
コロナ以前は、12月頃から3月初旬にかけて6年生と校長室で給食の会食をしていました。4~6人くらいでやってきてもらいます。私の都合が学校の行事もあって飛び石となることもしばしばですが、話をすることで個々に素とともに意外性にも出会えるのです。こういうことをすることで、卒業証書の手渡しが感慨深いものになります。子供たちと話して笑い合ったり、一緒に給食を食べたりすることができるときが早く戻ることを待ち望みます。
先日、卒業アルバム用の職員集合写真と6年生の授業風景の撮影がありました。私自身、カメラを向けられて笑えるようになったのはいつ頃からでしょうか。口角をあげて穏やかな表情になります。昔あるドラマで、埠頭を俳優の松田優作さんが何も語らず恋人の前を歩くシーンがありました。その姿に憧れ、学生の頃はなるべく寡黙を貫きましたし、滅多なことで笑わないように努めました。でも、「笑った写真のほうがいいよ」「幸せが逃げちゃうよ」と言われて笑ってみると、温かみのある写真に変わるから不思議です。今は自然と笑顔になります。周囲を幸せな気持ちにさせる笑顔でいられる爺さんになれるようにします。
学校では、受験を控える子もそうでない子も笑顔いっぱいの残り4カ月になるように、私たちができることを精一杯やっていきたいと思います。