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校長室から
487 オーエス(24.10.7)
朝の天気予報で雨雲の動きをチェックして、「今日は雨が降る心配がないな」とか「折りたたみ傘を忍ばせておく必要があるな」とか、日本地図の中の千葉県を中心に見ながら確認する毎日。すると、千葉県がいつの間にか正統なチーバくんの姿にしか見えなくなってくるから不思議です。それほど浸透している証拠ともいえそうです。
さて、秋は幼稚園や保育園の運動会シーズンです。というわけで、今年も孫の運動会を見に行ってきました。年中の綱引きで、「オーエス、オーエス」のかけ声を久しぶりに聞きました。ところで、この「オーエス」って何?という疑問。昔、西船橋に劇場があったなぁなんて話をすると、お叱りを受けそうなので真面目に調べました!
綱引き自体は、平安時代からあって、神事として開催されていたといいます。これが明治時代になって他国との交流が盛んになり、海外のチームとも交流戦が行われました。その頃には、神事というよりスポーツとして楽しんでいたようです。イギリス人の指導の下で発せられたかけ声は「oh hisse(オーイス)」。でも、日本人の耳には「オーエス」と聞こえたというのが始まりなのです。「せーの」でも「よいしょ」でもよいわけで、要は力を込めて引くタイミングを揃えるためのかけ声ですから、独自のものを作り出してもよいわけです。実際、力自慢集まる綱引き競技では、「オーエス」なんて悠長なリズムでは勝てそうもありません。
5月の運動会でも、5・6年生が「お助け綱引き」をしました。ある学校では、綱を2本使用して十字に組んで、その中心の位置によって勝敗を決する競技方法をとっていました。いろいろなやり方がありますので、高学年ならある程度アイディアを子供たちに委ねてみるのもよいかもしれません。
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