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校長室から
490 よくわからない(24.10.10)
テレビ放送された『踊る大捜査線 ザ・ムービー』を録画して観ました。1998年上映ですから、製作は四半世紀以上前となります。当然、様々なことが今と大違い。車は古いし、パソコンが分厚い。職場でタバコをぷかぷか吸っています。シートベルトを閉めずに車を運転していたり、腹部を刺された青島刑事を室井さんが支えながら外に連れ出したり。大怪我しているのに歩かせちゃダメでしょ。あらっ、重傷者を警察車両に乗せちゃったよ、とツッコミどころ満載でした。でも、みんな若くて懐かしい。
さて、最近よくわからなくなっていくものがあります。例えば、「今年はなに年だっけ?」と干支を問われて、返答に困ることはないでしょうか。これは年老いたせい?いやいや記憶力の問題ではないはず。年男・年女でもない限り、干支を気にすることがなくなったからかもしれません。自分の干支から数え直して、「どうも辰年のようだ」という結論に落ち着くといった感じです。
ほかには、俳優の岡田准一さんが、V6だったことは覚えていても、他のメンバーをそらんじることができないなんてことも…。TOKIO、嵐、NEWSもごちゃごちゃで、誰がどこに属していたかわからなくなります。新しめのSnow Manだって8人なのか9人組なのか?辛うじてSMAPだけはわかると思っていたら、結成当時は「スケートボーイズ」というグループ名で12人もいたとか!途中脱退した森且行さんを含めた6人だったことすら知らない世代が多くなりましたが、「へー」といった感じ。妻にでも話そうものなら「だから何?」と素っ気ない返事間違いなし!
さらに、人顔認知機能!これはシチュエーションと深く結びついています。学校外で私と会った子供の多くが「えっ、何でここに?」という表情をします。時には、校長であることを認識せず(気づかないフリ?)に素通りという場面もあります。大人も同様。自転車に乗って出かける女性を、学校近くで毎朝見かけますが、異なる時間あるいは違う場所ですれ違うと、見たことがあるけれど誰だっけ?顔見知りなのか保護者なのか、自分なりの答えを見つけるまでかなりの時間を要します。
きっと誰もが同じだと思いたくなる今日は、1999年まで33年間「体育の日」だった日です。