秋の香りごはん、鯖の利休焼き、だまこ汁、磯和え、牛乳

秋の香りごはんはキノコやサツマイモが入り、枝豆で彩りを添え、食欲の秋にぴったりのごはんでした。鯖の利休焼きは味も焼き加減もよく、ゴマの香ばしさに箸も進みました。だまこ汁は、秋田の郷土料理「だまこもち」（きりたんぽと同じ材料ですが、丸めて団子にします）が入っています。「だまこ」の名前の由来は諸説ありますが、「お手玉」からきているという説も。ごろっとした「だまこ」入りでボリューム満点の汁物でした。磯和えは香りがとてもよく、野菜をたくさん食べることができました。

ごはん、エコふりかけ、おからハンバーグ、さつま汁、オレンジ、牛乳

　ふりかけのどこが「エコ」かというと、さつま汁の出汁に使った鰹節と昆布にちりめんじゃこと胡麻を合わせています。普段なら捨ててしまうところを、ひと手間加えておいしく食べられるようにしてあります。そしてよい出汁の出たさつま汁は、サツマイモの甘さや木綿豆腐の口当たりのよさを感じます。

　ハンバーグは、表面に塗られたタレが、おからの味を引き立てています。

ビビンバ、五目春巻き、トックスープ、ぶどうゼリー、牛乳

　ぜんまいやホウレン草、もやしが、下味のついた豚肉とからまってとてもおいしいビビンバ。そして、筍、椎茸、人参、豚肉、春雨の五目春巻きは、パリッパリの皮とほんのりと甘さを感じる具とが絶妙の関係です。手作りならではのおいしさと言えます。スープも、韓国餅のもっちりした食感と小松菜の歯ごたえの対比がなかなかいいのです。

麦ごはん、スタミナ丼の具、わかめスープ、麩のラスク、牛乳

　強い味で味覚が鈍くなる前に、スープを一口すすります。わかめの味というか香りが口に広がります。鶏のひき肉も入っておいしい。スタミナ丼は、にらの味が味噌と一緒になって鼻を刺激します。ニンニクやショウガ、ピリ辛の味付けが食欲を刺激します。これを食べると、午後に向けた持久力が保たれそうです。

　そして、恐怖のラスク（今日、麩のラスク）は最後のお楽しみ～。

鮭わかめごはん、さつまいもコロッケ、吉野汁、牛乳

　コロッケにはおからや豚肉が入って、ジャガイモとは一味違った甘みを感じます。周りの衣の部分はカリカリサクサクで、中はしっとり、よい味です。

　吉野汁は、葛を溶いてとろみをつけた奈良県吉野地方の郷土料理だそうです。今回は、根菜を使ったとろみのないすまし汁ですが、いつもながらよい出汁の味です。