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校長室から

178 おしゃれ(3/8)

 今日3月8日は「ミモザの日」。ミモザの花言葉は、「安全」や「愛」。日本では母の日にカーネーションを贈るように、欧州では母親をはじめとした女性にミモザを贈る習慣があるそうです。また、「優雅さ」や「優しさ」、「友情」を象徴する花としても浸透しています。我が家のアカシア・ミモザも写真に見てとれるようにフワフワの花をたくさんつけています。アカシアが好きで4種類育てていますが、花が開くとその周りが明るい雰囲気に包まれます。

 

 話は変わりますが、温かい真っ白なご飯に添えると、双方が引き立てあうものといえばなんでしょう。納豆を真っ先に思い浮かべる人もいれば、漬物が一番と考える人もいるでしょう。両者は、保存食としての日本の食文化を支えているといえそうです。特に、漬物は種類が豊富。浅漬け、ぬか漬け、酢漬け、味噌漬け、奈良漬け、わさび漬け、梅干しなど数え上げたらきりがありません。簡単に手に入るとともに、自分で作ることだってできます。材料もいろいろで、白菜・大根・きゅうり等々。食べ方だって、ご飯のお供以外にも、酒の肴やお茶漬けの具材にだってなります。昔、お茶うけとして食卓に上り、おやつ感覚でポリポリしていた記憶もよみがえります。そういえば、給食のカレーには真っ赤な福神漬けが欠かせないものでしたが、最近はまったく目にすることがなくなりました。

 さて、“中古の家の魅力”あるいは“賢く素敵な日本の暮らし”を提唱する「リノベる」代表の山下智弘さんは、「スタッフの採用には妥協しない」と言います。愛される・頼られる・おしゃれの3要素を兼ね備えていることが採用条件。この中の「おしゃれ」とは、機転の利く人であり、昨日とは違う今日を工夫できる人。そして自分なりのアイディアを持っている人を指すそうです。ある意味では、ミモザも漬物も愛され、頼られ、おしゃれな存在とは言えないでしょうか? 私たち教員も、山下さんの言うような「おしゃれ」を身につけていたいと思います。同時に、子供たちにも柔軟さと強さを育んでいってほしいと願います。