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校長室から

232 歯の健康(23.6.9)

 火曜日は給食で千葉県の特産品の一つであるビワが提供されました。トレイに乗ったビワが、学校で生っているものより一回り以上大きくて感激。でも、これが今年度最初で最後のビワのような気もします。だって高価なので…。

 さて、1年生が校長室にやってきて嬉しそうに何やら手に持っているということがありました。よく見ると歯です。そういえば前日、下の前歯がグラグラすると言っていました。その歯が抜けたようです。大事に袋に入れて、家に帰って報告したのではないかと思います。同じ日、別の子も歯肉を赤くしながら、舌で揺れる歯をいじって見せてくれました。初めての生え変わりをみんな喜んでいます。

 昔は、下の歯が抜けると屋根へ放り上げて永久歯が上へ伸びていくことを、上の歯だったら縁側から床下へ投げて下に向けてしっかり生えていくことを祈念したものです。ただ今は、放り入れる縁の下がなかったりマンション住まいで屋根がなかったりしますから、そうした風習も廃れています。

 6日発行の保健だよりは、歯に関する特集が組まれていました。子供と一緒に読んで話題にしてほしいと思います。また、健歯児童についても触れられていました。歯科健診の際、「この子の歯や歯肉は極めて健康」という児童を歯科医が6年生全員の中から選びます。キレイな歯は自分の努力や心がけだけ成り立ちません。むしろ親への感謝の気持ちを膨らませてほしいと思うのです。

 ところで、給食で出たビワの種をハンカチにくるんで持ち帰り、植えた経験のある人は決して少なくないと思います。実は、校長室にあった植木鉢に種を2個植えました。水・空気・温度の条件さえそろえば発芽するはず。観察記録に乞うご期待!