3年生

修学旅行(京都・奈良)

千年の都・千の学びと出会い 

     

 6月23日から25日まで、京都・奈良へ二泊三日の修学旅行に行ってきました。
 初日は朝早く市川駅に集合し、わくわくした表情で出発。しかし東京駅までの満員電車で一転、苦しい表情に。それでも新幹線に乗ると、新横浜からの自由時間を心待ちにうずうずする姿が印象的でした。京都駅から近鉄電車に乗り継ぎ、40分かけてようやく奈良に到着。強い雨が窓に打ちつけ、「集合写真が撮れないかも…」と不安もありましたが、奇跡的に撮影時には雨がやみ、無事に写真に収めることができました。昼食のカレーの後は奈良公園を班で散策。鹿にせんべいをあげてお辞儀をすると、お辞儀を返してくれる様子に驚きと笑顔が広がりました。子鹿の姿にも癒されながら、寺社仏閣を巡りました。京都の旅館に着くと夕食は大広間での楽しい京都料理。入浴後の学年レクでは、実行委員の工夫あふれる進行で大盛り上がり。

 2日目の朝は、どこかで聞き覚えのある登校時間の音楽が館内放送で流れ、生徒たちは少し照れ笑いを浮かべながら起床。朝食後は京都の班別行動に向けて準備を整え、いよいよ出発です。強い雨の予報が出ていましたが、予報ははずれて曇りの時間が多く、傘いらずで動けました。ただ、京都の盆地特有の湿度の高さに体力を奪われ、昼食会場にたどり着いたときの「やっと着いた…」という表情が印象的でした。交通状況によるバスの遅れで、コース変更を余儀なくされた班も多くありましたが、班長を中心に別のルートを考え、本部と連絡を取りながら動く姿は本当に立派でした。
 帰り道、ゲリラ豪雨に見舞われる中でも無事に旅館へ戻ることができ、班長たちの責任感が光っていました。夜は自由時間。それぞれの部屋で、思い思いの楽しい時間を過ごしていました。

 3日目はクラスごとにバスに乗車し、八ツ橋作りや抹茶の体験を通して、京都の伝統文化にふれました。その後は伏見稲荷大社、三十三間堂、金閣寺など、
京都の名所でゆったりとした時間を過ごしました。
 午前の行程が終わると旅館に戻り、最後の昼食。実行委員長の立派な挨拶があり、旅館の方や添乗員さんに感謝の気持ちを伝えました。
 そして、いよいよ帰路へ。新幹線の乗車隊形に落ち着いて並び、行きと同様にスムーズに乗車。車内では疲れて眠る人もいれば、最後の時間を惜しむようにトランプを楽しむ姿も見られました。品川駅での乗り換えを経て市川駅に到着。ふと空を見上げると、大きな虹が。まるでこれからの皆さんを応援してくれているかのような、希望あふれる景色が旅の最後を彩ってくれました。