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2022年7月の記事一覧

056 おいしい給食(7/12)

 市原隼人さんが主演の『おいしい給食』というドラマをご存じでしょうか。人づてに知って、動画配信アプリで観てみました。舞台は私が教職に就いた頃の中学校で、メニューや食器類のほか男子生徒の肩掛けカバンも懐かしい。主人公は給食マニアの教師。「給食のために学校に来ているといっても過言ではない」と豪語しながら、生徒に知られないよう秘かに給食を楽しみます。第1話は鯨の竜田揚げにスポットが当たり、第2話では魔法の粉「ミルメーク」、第3話でソフト麺と続きます。人気があったのか、『おいしい給食2』もあるようです。同年代の方でなくても、ストーリーを楽しめると思います。ぜひご覧あれ!

 さて、俳優さんに目をやると、当たり前のことですが滑舌がよい!なぜこんな話になるかというと、7月の放送集会用の話を録画してYouTubeで流した際、少し恥ずかしい思いをしたからなのです。字幕が入る設定になっていて、滑舌の悪さがそのまま字幕に反映されているではありませんか。多くの人は気づかなかったとは思いますが、「持ち主」が「もち牛」、「みんなの物」が「皆の者」、「クラス」は「暮らし」のように立て続けに現れては消えていきます。こんなはずじゃないと思う反面、滑舌の悪さなのか、あるいは呂律が回っていないのか、不安になってしまいます。機械が不調だっただけだと思いたい私です。

 話は戻りますが、昭和50年前後の給食。牛乳は瓶や三角容器でしたし、よく冷凍ミカンが出ました。コッペパンにはマーガリンでしたし、焼きそばも給食ならではの味。ワンタンスープも好きだったなぁ。今日の給食まで4時間弱。今週末でその給食も終わって9月までお預けです。

055 節電・節水(7/11)

 猛烈な暑さの翌日は、アスファルト上にミミズの大量の死骸を見かけます。夜はエアコンと扇風機なしでは安らかな眠りが難しい毎日です。自宅のエアコンを春に新調しておいてよかったと胸をなでおろしています。

 こうした電力消費の伸びに伴い、政府から節電要請が出されて十日ほどが経ちます。スーパーマーケットの照明も随分落とされていることを感じますが、これまでが明る過ぎたのだと思います。

 学校ではどうでしょう?子供たちがいる教室のエアコンやサーキュレーターは停めることはできません。でも、使っていない部屋の電気が煌々と点いていたり、階段の電灯が差し込む日光に負けそうなのに灯っていたりします。「こまめに消灯」のシールが泣いています。校長室の照明は、校内巡回の際には消すよう努めていますが、時々どなたかの手を煩わせていることもありそうです。約五百人が生活する学校ですから、一人一人の心がけや意識が大事だと思うのです。

 東日本大震災の後の「計画停電」を思い起こす人もいるでしょうが、最終手段として行われる可能性だってあります。そうならないためにも、電力逼迫といった状況を他人事と考えず、できることを確実に行うことが求められているわけです。

 また、これだけ雨が少ないと、水不足による生活への影響も心配されます。蛇口をひねれば飲み水が好きなだけ出てくる日本の水道の有難さを感じて、みんなで節水に努める必要がありそうです。

054 土用の丑(7/8)

 レジ袋が有料化されて2年と1週間が過ぎます。不思議とマイバッグが当たり前の習慣になりました。

 さて、土用は年に4回。夏は7月20日から8月6日まで。そして丑の日が、7月23日と8月4日。「うなぎを食べる日」といった認識が広がって、スーパーにはたくさんのうなぎの蒲焼きが陳列されます。この起源は、江戸時代にうなぎが売れなくて困っていた鰻屋が平賀源内に相談したことにあります。当時「丑の日にちなんで、ウから始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったので、「本日、丑の日という貼り紙をしなさい」と源内がアドバイス。その効果で大繁盛したので我も我もとなったという説が有力とされます。ですから、本来はウナギでなくても、うどんや瓜(胡瓜・西瓜)、梅干し、牛肉など食べる習慣があります。ということは、宇宙食やウィダー、うまい棒、うずら豆、ウインナー、ウニ…(う~ん、思い浮かばない!)でもよいわけです。

 また、土用の期間中に縁起を担いで、禁じていることもあるといいます。その一つが「土を動かすこと」です。具体的には、草刈りや土いじり、造園、穴掘り、建築の基礎工事など。災厄が身に降りかかると考えられた風習です。二つ目は「新しいこと」を避ける風習。結婚や新居購入、転職、就職、開店・開業など。最後は「場所を移動すること」です。土用の期間はどの方角もよくないのだそうで、引越しや旅行は忌避されたようです。ただ、例外日もあるのだとか。

 休日は必ずと言ってよいほど庭いじりをするので、土用期間は気をつけます。と言いながらそのころにはきっと忘れていると思います。土用の丑の日でなくてもいいからウナギが食べたい!

053 笹の葉~サ~ラサラ~(7/7)

 スーパーコンピューター「富岳」を使った「線状降水帯予報」が6月1日から始まっています。「ゲリラ豪雨」と呼んでいたものがいつの間にか…。朝の天気予報で、「今日も猛暑に…」とか「今日は大気が不安定で、雷やところによって雹が降るかも」なんて声を聞くと、堪らない暑さ(熱さ?)を想像して憂鬱になります。

 さて、今日は七夕。近年はいつも天気が悪かったように思いますが、夕方は晴れそうな気配が?昨日も教室から七夕の歌が聞こえていましたが、歌詞にある「のきば」とは?「すなご」って何?前者では「軒端」と書き、家の外に飾った笹の葉が、屋根の端っこで揺れる様子を歌っています。「砂子」は、金箔や銀箔を細かく粉にしたものを指し、天の川をイメージしているそうです。知っていると歌い方も変わるかもしれません。

 ただ、この七夕の行事食はあまり馴染みがありません。正月のおせち、夏至には冬瓜やタコ、冬至にカボチャ、クリスマスのチキンなど伝統的ですが…。実は「そうめん」なのだそうです。中国が起源だと言われ、無病息災の食べ物とされています。天の川や織姫の織り糸に見立てているという説もあります。そうしたこともあって、今日は「そうめんの日」。

 子供のころ、そうめんの白い渦の中にピンクやうす緑の麺を箸にとると縁起がよさそうで、弟と取り合いになったことを思い出します。今後、「暑くてちょっと食欲が…」なんていうときに、蕎麦・うどん・そうめん・冷麦のどれにする?なんて状況が度々あるかもしれません。少なくとも我が家では…。今日の給食にそうめんは出ませんが、ゼリーに星が2つ浮いているかも。ワクワク!

052 床屋の思い出(7/6)

 今日7月6日は、俵万智さんの短歌にある「サラダ記念日」であることを新聞を見て思い出しました。

 職員室の机に時々お供え物のように置かれたお菓子。その中にあった『ハッピーターン』。不景気の真っ只中にあった46年前に「幸せ(ハッピー)がお客に戻ってくる(ターン)」という願いで亀田製菓が発売した、今も人気の菓子です。5月下旬には、ローソンとコラボして「からあげクン ハッピーターン味」「Lチキ ハッピーターン味」「マルちゃん ハッピーターン味焼きそば」「飲むハッピーターンオ・レ」など6品を発売しています。特に「飲む…」は、病みつきになるハッピーターンをミルクに溶かしたら病みつき商品になるのではないかという発想から生まれたというから驚きです。

 売れ行きは思った以上に好評とのことなので、試してみたい気はあるのですが…。それに先立ち、平田会館のそばに新規開店したという店のバナナジュースを飲みました。家で作るのとは違った味わいもまたよいものです!

 さて、小学生時代や大人になって転居する度、それぞれ場所に行きつけの床屋さんがありました。何も言わなくてもいつもどおりのカットをしてくれますし、顔剃りも床屋ならでは。独特の泡立て容器に茶せんのような物を入れて、たっぷり泡を顔中に塗って…。剃刀の刃を研ぐような革ベルト状のものも床屋だからこその品。さらに子供なのに終わると肩などをマッサージしてくれます。初めてパーマをかけたのも20年近く通った床屋でした。歯医者もそうですが床屋もあちこち行ってみるのは勇気がいるものです。

 

 先日、パーマ屋の脇を通り過ぎたとき、窓越しにUFOみたいなヘルメット様の機械が見えました。ヘアスチーマーとか呼ばれるらしいですが、こんな古い物が残っているなんて昔ながらの店であることがわかります。でも、今どきのお洒落なヘアサロンに対抗できるのか心配になってしまいました。いらぬお世話です。男児は今も変わらず床屋さん?それともセルフカッター?今どきの女児は…???